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第1章
私の豪運は危機を届ける。
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黒砕船ー戦略会議室
その部屋に足を踏み入れた獣人の少女は驚いた。
そこには会議用の机や椅子が整列されて並べられており、照明や床を含めて元の世界に舞い戻った様な感覚を味わった。
彼女がその光景に唖然として立ち止まって居ると後ろから小さな少女とぶつかった。
「いっ・・・ちょっと!止まるんじゃないわよ!」
「ごめんにゃ・・・。」
その様子を見ていた白い帽子をかぶった少年は笑顔でこちらの正体を見破る。
「転生者あるあるだね。」
「そうにゃね。」
席が埋まるのを確認した少年は部屋の正面に置かれた机に座り、腕を組みながら話し始めた。
「はじめましてだね、改めてようこそ。僕は最強の魔法使い当主、アル・ウィッチザ・イル。」
彼こそがあの大男が言っていた私達を救った巨大な水晶を作り出した張本人だった。
見ればわかる、そのセリフの意味がようやく分かった気がした。
「そうだったのかにゃ!?」
「貴方があの魔法を!?」
「そうだけど、ギリギリになってすまない。」
「いや、助かったにゃよ。」
「はい・・・。というか完璧でしたよ。」
「そう言ってもらえて嬉しいよ。」
「私の兄は凄いのよ!」
「確かに、下の姉妹どもと違ってよく出来た兄じゃのう。」
「なんですって!?」
「流石に、私も怒る・・・。」
「落ち着いて二人共。で?君はリヴァイアサンで、リロやそこの子猫さんの仇って事?」
「うむ。というか先程も話したじゃろうが!」
「弱い者の事はあんまり覚えて無いからね」
青髪の少女は不機嫌そうに床を尻尾で叩き始めていた。
「貴様・・・」
「で、リロはそれを取ろうとしたって事?」
「うん。」
「残念じゃったのう。既に仇はそこの子猫娘によって取られておる」
「ロモ本当なの?」
「にゃ!ボコボコにしてやったにゃ!」
「貴様・・・」
「死んでいないけど・・・・まあいいわ!」
「で、君の目的は何なんだい?」
「目的か・・・しばらくは子猫娘に恩を返しながら、亡き友を殺す様に命令した四天王ムウに会いボコしてやる事じゃのう。」
平然としながらリロは壁際を指差した。
「ムウならそこに居るわよ?」
「なぬ!?」
「にゃに!?」
そこには2年前と変わらず幸の薄そうなドワーフの少年がいた。
手を組んで鳴らしながら青髪の少女は企むような表情でドワーフに近づく。
「やはりワシは運はいいのかのう・・・」
「君の水流と鱗は僕には通じない・・・龍の素材になるだけ」
「貴様ァ!」
「そもそもあの日領域侵犯して来たのはあっち。魔王様が許さない。」
「うむ・・・じゃが龍姫様から向かう様に指示されておった。」
「何のために?集団戦を得意とする君たちが単騎で・・・」
「それは・・・確かにおかしいのじゃ・・・」
「それに龍姫は2年前以前から見ていない。」
「何じゃと!?じゃが我らが城には確かに・・・」
「そう・・・。じゃぁ、ミナヅキという名前に心当たりは?」
「心当たりも何もそいつは龍族のナンバー2じゃぞ・・・」
しばらく考え込んだリィアは結論に達したのか表情をさらに暗くした
「そういう事か、どうもきな臭いと思ったら・・・」
「どういう事にゃ」
「龍族はミナヅキという奴に乗っ取られておる!」
「やっぱりそうだったんだね。」
言葉とは裏腹に少女は涙を浮かべる。
「ははっワシがまんまと出し抜かれおったわ。」
「リィアちゃん泣かないで・・・」
「ありがとうのう。テアよ。じゃがどうする子猫娘、お主の仲間は・・・」
「レアとレノにゃね。」
「ロモ、どういう事・・・」
その問い掛けに対してアイネが一歩前に出る。
「二人とも龍族に居るんです」
「アンタ、確か2年前の・・・」
「貨物船でお会いした冒険者のアイネです!」
「こいつに助けられたんだにゃ」
「そうだったんだ。感謝するわ!ならこの青髪チビに助けてもらえばいいじゃない!」
「チビにチビと言われとうないわっ!!」
「既にコイツは龍族から用済み扱いされてるにゃ。」
その言葉を聞いたリロはニヤける。
「まぁ、お似合いの末路ね!」
「このチビどもっ!!」
「となると・・・このまま大戦が長引くと二人の救出は難しそうですね。」
「うむ・・・待てよ?そうじゃ子猫娘いい考えがあるのじゃ」
「何にゃ?」
「水の聖地は知っておろうな」
その言葉をリィアが発した途端、場の雰囲気が変わる
「当然にゃ!」
その言葉を聞いたアルがそれを知っていたかのように口を挟んだ。
「ウォータークライシスを止めるのに乗じて救出するって事かな?」
「龍族でも一部の者だけしか知らぬ情報をなぜ貴様が知っておる!」
「これでも最強の魔法使いの現当主だからね」
「うぉーた?何にゃ?」
「世界の街が沈む計画・・・だよね。」
アルは衝撃の事実を口にした。
私は勿論だが周りも知らなかったのか騒然とし始めた。
特にリロやアイネは血相を変えてリィアの方を見つめ始めた。
「そこまで知っておるのかのう。」
その計画を聞いた途端周りの雰囲気が変わった。
「それはどう言う事ですか!!」
「私も初めて聞いたわ!」
「四天王だけど知らなかった・・・」
それは四天王の彼ですら知りえていない情報だった。
「簡潔に言うと2年間、水の聖地で溜め続けた水を一斉に放流するのじゃ・・・」
「にゃに!」
「はぁ!?じゃぁそれが水が不足していた原因だとでも言うの!?」
「だから私の街を沈めるほどの丘が周囲に建設されていたんですね・・・」
どうやら水の聖地出身のレノ=アルバートでさえその事を知らず、リィアの情報によって腑に落ちた様だった。
「マルクルが沈んだのかにゃ!?」
「はい・・・当然私の工房も・・・」
そこは彼女の両親の形見であり、1日ではあったが親友との最後の思い出の場所でもあった
「そうにゃか・・・」
水の聖地であるマルクルはかなり山の上に佇む街のはずであった。
それが沈む程の丘が周囲に建設されているのだかなりの被害規模となるのは明白であった。
再びリロが杖を構える。
「やはりあんたをここで!!」
それを見たテアも短剣を構える。
「リィアちゃんは殺させない」
「リロ、殺しても止まらないんだよ。止めるためにその子が必要なんだ。」
2年と言う歳月とあの惨劇が穏やかであった少女の性格を変えてしまったのだろう。
「リロ変わったにゃね・・・」
「ふん!」
最長の魔法使いである少女は不思議そうな顔をした。
「でも、ママが発動してた魔法陣は全て消滅したはずだから水なんて無いはずだよ。」
「お前の母親があの魔法陣を発動してたにゃか!?」
「うん!」
「だとすると一体誰が・・・・。」
「レノお姉ちゃん・・・・。」
別のレノとアイネは同時に驚いた。
「まさか!?」
「おそらく、アイツにゃね。」
「面白いね。妹が溺愛するその人、僕も気になってきたよ。」
リロは顔を真っ赤にしてそれを否定する。
「はぁ!?私は別にお姉ちゃんのことなんて好きじゃないから!」
レノは少女を優しく撫でた。
「まぁまぁ・・。」
「そういえばリロ、あいつと一緒に逃げたはずにゃよね?」
「お姉ちゃんは龍族に見つかって私を逃す為に・・・」
「そうか・・・途中で見つかってしまったのかにゃ・・・」
「まぁ生きておるがのう!」
「うるさいわね!このロリ!空気を読みなさいよ!」
したり顔で少女は罵倒する。
「なんじゃと!?貴様こそロリではないか!ロリ・ウィッチザ・イルではないか!」
「あんた・・・今、特大地雷を踏み抜いたわね!もう許さないから!」
「ワシの方こそ、許さんのじゃが!?」
「はー、二人共ガキにゃね」
「何ですって!?」
「何じゃと!?」
レノ、アイネ達は小さな3人のやり取りを微笑みながら見ていた。
「うぅ・・・ロモさんたち可愛いです」
「癒やしですね♪」
「おねーちゃん、可愛い」
「んでどうやって止めるにゃ?」
「簡単じゃ丘で作られた湖の何箇所かある水門を制圧すれば良いだけ・・・と言いたい所じゃが何せあの規模じゃ。水門の間は歩いて半日掛かるじゃろうのう」
「は、半日!?」
「まぁ船で1時間程だと思うけど」
「それでも1時間ですか・・・」
「それとドラゴンロアをどうするのかが課題じゃな。」
「それならこの船は大丈夫かな。」
「何!?」
「この船の装甲は僕が作った」
「お前まさか。その素材は・・・」
「そう、金喰鉱(ゴールドイーター)」
リロは踏ん反り返りながら威張る様にしていった。
「あれから取っちめてやったわよ!」
「それに世界大戦用に必要だったからね。」
「そうにゃ、大戦は大丈夫にゃ!?」
「トカゲどもの相手をしてる場合じゃ無いんだけどね」
「何じゃと!!」
「ぷぷっ、尻尾を踏まれた様な表情ね!」
あの痛みを想像した二人は尻尾を押さえた
「むぅ・・・」
「にゃ・・・」
「まさかとは思うがワシが破壊できなかった、あの奇怪な杖の素材も・・・」
「ゴールドイーターにゃよ?」
「どうりでワシの攻撃を・・・あの小娘め!」
「取り敢えず島民を乗船後、出発しようか。」
「そんなに乗船出来るのかにゃ?」
「もちろん」
嬉しそうに、リロは獣人の手を取る。
「そうだ!ロモ、案内したいところがあるの!」
「案内したい場所にゃ?」
「きっと、貴女が気にいる場所よ!」
その部屋に足を踏み入れた獣人の少女は驚いた。
そこには会議用の机や椅子が整列されて並べられており、照明や床を含めて元の世界に舞い戻った様な感覚を味わった。
彼女がその光景に唖然として立ち止まって居ると後ろから小さな少女とぶつかった。
「いっ・・・ちょっと!止まるんじゃないわよ!」
「ごめんにゃ・・・。」
その様子を見ていた白い帽子をかぶった少年は笑顔でこちらの正体を見破る。
「転生者あるあるだね。」
「そうにゃね。」
席が埋まるのを確認した少年は部屋の正面に置かれた机に座り、腕を組みながら話し始めた。
「はじめましてだね、改めてようこそ。僕は最強の魔法使い当主、アル・ウィッチザ・イル。」
彼こそがあの大男が言っていた私達を救った巨大な水晶を作り出した張本人だった。
見ればわかる、そのセリフの意味がようやく分かった気がした。
「そうだったのかにゃ!?」
「貴方があの魔法を!?」
「そうだけど、ギリギリになってすまない。」
「いや、助かったにゃよ。」
「はい・・・。というか完璧でしたよ。」
「そう言ってもらえて嬉しいよ。」
「私の兄は凄いのよ!」
「確かに、下の姉妹どもと違ってよく出来た兄じゃのう。」
「なんですって!?」
「流石に、私も怒る・・・。」
「落ち着いて二人共。で?君はリヴァイアサンで、リロやそこの子猫さんの仇って事?」
「うむ。というか先程も話したじゃろうが!」
「弱い者の事はあんまり覚えて無いからね」
青髪の少女は不機嫌そうに床を尻尾で叩き始めていた。
「貴様・・・」
「で、リロはそれを取ろうとしたって事?」
「うん。」
「残念じゃったのう。既に仇はそこの子猫娘によって取られておる」
「ロモ本当なの?」
「にゃ!ボコボコにしてやったにゃ!」
「貴様・・・」
「死んでいないけど・・・・まあいいわ!」
「で、君の目的は何なんだい?」
「目的か・・・しばらくは子猫娘に恩を返しながら、亡き友を殺す様に命令した四天王ムウに会いボコしてやる事じゃのう。」
平然としながらリロは壁際を指差した。
「ムウならそこに居るわよ?」
「なぬ!?」
「にゃに!?」
そこには2年前と変わらず幸の薄そうなドワーフの少年がいた。
手を組んで鳴らしながら青髪の少女は企むような表情でドワーフに近づく。
「やはりワシは運はいいのかのう・・・」
「君の水流と鱗は僕には通じない・・・龍の素材になるだけ」
「貴様ァ!」
「そもそもあの日領域侵犯して来たのはあっち。魔王様が許さない。」
「うむ・・・じゃが龍姫様から向かう様に指示されておった。」
「何のために?集団戦を得意とする君たちが単騎で・・・」
「それは・・・確かにおかしいのじゃ・・・」
「それに龍姫は2年前以前から見ていない。」
「何じゃと!?じゃが我らが城には確かに・・・」
「そう・・・。じゃぁ、ミナヅキという名前に心当たりは?」
「心当たりも何もそいつは龍族のナンバー2じゃぞ・・・」
しばらく考え込んだリィアは結論に達したのか表情をさらに暗くした
「そういう事か、どうもきな臭いと思ったら・・・」
「どういう事にゃ」
「龍族はミナヅキという奴に乗っ取られておる!」
「やっぱりそうだったんだね。」
言葉とは裏腹に少女は涙を浮かべる。
「ははっワシがまんまと出し抜かれおったわ。」
「リィアちゃん泣かないで・・・」
「ありがとうのう。テアよ。じゃがどうする子猫娘、お主の仲間は・・・」
「レアとレノにゃね。」
「ロモ、どういう事・・・」
その問い掛けに対してアイネが一歩前に出る。
「二人とも龍族に居るんです」
「アンタ、確か2年前の・・・」
「貨物船でお会いした冒険者のアイネです!」
「こいつに助けられたんだにゃ」
「そうだったんだ。感謝するわ!ならこの青髪チビに助けてもらえばいいじゃない!」
「チビにチビと言われとうないわっ!!」
「既にコイツは龍族から用済み扱いされてるにゃ。」
その言葉を聞いたリロはニヤける。
「まぁ、お似合いの末路ね!」
「このチビどもっ!!」
「となると・・・このまま大戦が長引くと二人の救出は難しそうですね。」
「うむ・・・待てよ?そうじゃ子猫娘いい考えがあるのじゃ」
「何にゃ?」
「水の聖地は知っておろうな」
その言葉をリィアが発した途端、場の雰囲気が変わる
「当然にゃ!」
その言葉を聞いたアルがそれを知っていたかのように口を挟んだ。
「ウォータークライシスを止めるのに乗じて救出するって事かな?」
「龍族でも一部の者だけしか知らぬ情報をなぜ貴様が知っておる!」
「これでも最強の魔法使いの現当主だからね」
「うぉーた?何にゃ?」
「世界の街が沈む計画・・・だよね。」
アルは衝撃の事実を口にした。
私は勿論だが周りも知らなかったのか騒然とし始めた。
特にリロやアイネは血相を変えてリィアの方を見つめ始めた。
「そこまで知っておるのかのう。」
その計画を聞いた途端周りの雰囲気が変わった。
「それはどう言う事ですか!!」
「私も初めて聞いたわ!」
「四天王だけど知らなかった・・・」
それは四天王の彼ですら知りえていない情報だった。
「簡潔に言うと2年間、水の聖地で溜め続けた水を一斉に放流するのじゃ・・・」
「にゃに!」
「はぁ!?じゃぁそれが水が不足していた原因だとでも言うの!?」
「だから私の街を沈めるほどの丘が周囲に建設されていたんですね・・・」
どうやら水の聖地出身のレノ=アルバートでさえその事を知らず、リィアの情報によって腑に落ちた様だった。
「マルクルが沈んだのかにゃ!?」
「はい・・・当然私の工房も・・・」
そこは彼女の両親の形見であり、1日ではあったが親友との最後の思い出の場所でもあった
「そうにゃか・・・」
水の聖地であるマルクルはかなり山の上に佇む街のはずであった。
それが沈む程の丘が周囲に建設されているのだかなりの被害規模となるのは明白であった。
再びリロが杖を構える。
「やはりあんたをここで!!」
それを見たテアも短剣を構える。
「リィアちゃんは殺させない」
「リロ、殺しても止まらないんだよ。止めるためにその子が必要なんだ。」
2年と言う歳月とあの惨劇が穏やかであった少女の性格を変えてしまったのだろう。
「リロ変わったにゃね・・・」
「ふん!」
最長の魔法使いである少女は不思議そうな顔をした。
「でも、ママが発動してた魔法陣は全て消滅したはずだから水なんて無いはずだよ。」
「お前の母親があの魔法陣を発動してたにゃか!?」
「うん!」
「だとすると一体誰が・・・・。」
「レノお姉ちゃん・・・・。」
別のレノとアイネは同時に驚いた。
「まさか!?」
「おそらく、アイツにゃね。」
「面白いね。妹が溺愛するその人、僕も気になってきたよ。」
リロは顔を真っ赤にしてそれを否定する。
「はぁ!?私は別にお姉ちゃんのことなんて好きじゃないから!」
レノは少女を優しく撫でた。
「まぁまぁ・・。」
「そういえばリロ、あいつと一緒に逃げたはずにゃよね?」
「お姉ちゃんは龍族に見つかって私を逃す為に・・・」
「そうか・・・途中で見つかってしまったのかにゃ・・・」
「まぁ生きておるがのう!」
「うるさいわね!このロリ!空気を読みなさいよ!」
したり顔で少女は罵倒する。
「なんじゃと!?貴様こそロリではないか!ロリ・ウィッチザ・イルではないか!」
「あんた・・・今、特大地雷を踏み抜いたわね!もう許さないから!」
「ワシの方こそ、許さんのじゃが!?」
「はー、二人共ガキにゃね」
「何ですって!?」
「何じゃと!?」
レノ、アイネ達は小さな3人のやり取りを微笑みながら見ていた。
「うぅ・・・ロモさんたち可愛いです」
「癒やしですね♪」
「おねーちゃん、可愛い」
「んでどうやって止めるにゃ?」
「簡単じゃ丘で作られた湖の何箇所かある水門を制圧すれば良いだけ・・・と言いたい所じゃが何せあの規模じゃ。水門の間は歩いて半日掛かるじゃろうのう」
「は、半日!?」
「まぁ船で1時間程だと思うけど」
「それでも1時間ですか・・・」
「それとドラゴンロアをどうするのかが課題じゃな。」
「それならこの船は大丈夫かな。」
「何!?」
「この船の装甲は僕が作った」
「お前まさか。その素材は・・・」
「そう、金喰鉱(ゴールドイーター)」
リロは踏ん反り返りながら威張る様にしていった。
「あれから取っちめてやったわよ!」
「それに世界大戦用に必要だったからね。」
「そうにゃ、大戦は大丈夫にゃ!?」
「トカゲどもの相手をしてる場合じゃ無いんだけどね」
「何じゃと!!」
「ぷぷっ、尻尾を踏まれた様な表情ね!」
あの痛みを想像した二人は尻尾を押さえた
「むぅ・・・」
「にゃ・・・」
「まさかとは思うがワシが破壊できなかった、あの奇怪な杖の素材も・・・」
「ゴールドイーターにゃよ?」
「どうりでワシの攻撃を・・・あの小娘め!」
「取り敢えず島民を乗船後、出発しようか。」
「そんなに乗船出来るのかにゃ?」
「もちろん」
嬉しそうに、リロは獣人の手を取る。
「そうだ!ロモ、案内したいところがあるの!」
「案内したい場所にゃ?」
「きっと、貴女が気にいる場所よ!」
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