44 / 67
中等部編
第43話 離陸準備
しおりを挟む
1時間後コーディング作業が終わり検証作業に入る。
プログラマーの仕事は仕様書通りにプログラミングを行う(コーディング)だけではなくその後うまく動作するかの検証も行う。
この検証作業がプログラミング作業よりも余計に時間がかかる
「知己」
「はい検証作業を開始します。」
5分後、知己が行ったシュミレーション結果が表示される。
問題ある部分が分かり修正を行う。そこは離陸後の機体の制御を行う部分だった。
この部分がうまく動作しないと行き先が魔王城から異世界宇宙旅行へと変更される。
「やはり、ここがネックか・・・」
「はい、実行予定時間を1秒ほどオーバーしており、このままでは第一宇宙速度を突破します。」
それを側から見ていたチエミがタブレット端末を見せてくる。
「ここの部分に割り込み処理を入れてはどうでしょうか?」
その声の主はチエミではなくタブレット端末から発生していた。
「こいつは・・・」
「ふふっ、モニカですよ。人工知能の」
「もう作り終えたのか・・・」
「はい、1週間ほどでしたよ。」
「そんだけ溜まってたんだな。」
「えぇ、色々と。」
俺には色々の意味がわからなかった。
「ちゃんと性格をこっちのモニカにも近づけてあるんですよ。」
「待て待て、こっちのモニカに近づけるのはまずいだろ・・・」
「大丈夫ですって・・・試しに質問して見て下さい。」
「そうなのか?なら・・・」
モニカが反応しそうな質問をぶつける。
それは一つしかない。
「俺の枕があったらどうしたい?」
その瞬間チエミがその言葉に反応する。
「えっ」
タブレット端末から声がする。
リアルのモニカの様に恍惚とした様子で呟いた。
「それはもう嗅ぎまくって、色んな所に擦り付けちゃいます。」
「そうか・・・」
この一族はダメなやつだ・・・
その言葉を聞いた俺はタブレット端末を破壊するため投げようとする。
「ま、待ってくださーい!」
チエミが投げようとした俺の腕を抑える。
「ん?弁解する余地があるのか?」
涙目のチエミがこちらを見てくる。
側から見ると乱暴な孫に優しいおばあちゃんが止めに入るような、絵図に見えるだろうが真実は違う。
「モニカを・・・お、お願いしましたよね・・・」
「あぁ確かにな・・」
「な、なら!」
「はぁ・・・」
俺はプログラムを再度修正し検証を行う。
「知己。」
「はい、私もモニカ様の気持ちに応えたほうがいいかと思います。」
「そうじゃない、検証だ。」
「検証いたします。」
どうやら影響されたのか俺が作った人工知能もおかしくなって来た。
「検証終了問題ありません。」
「よし。」
俺が安堵していると寝室にアカネが入ってくる。
「どうやら終わったみたいね。」
「あぁ・・・どっと疲れた。」
「こちらも終わったから外へ来てくれるかしら?」
俺とアカネ、チエミは外へと赴く。
そこには立派なロケットが横たわっていた。
近くには疲れ果てた、リンとモニカが座り込んでいた。
「あ、コウさん」
「すごいな」
近づいて来てリンが上目遣いでこちらを見つめる。
「もっと褒めてもいいですよ?」
少し可愛いかったので頭を撫でる。
「ふふっ。ありがとうございます。」
「わ、私も・・・」
疲れて興奮する気力が無いのか大人しい。
そのままでいてくれれば此方としても有難いのだが・・・
その大人しさが若干怖いがこちらも撫でる。
「あぁ、ありがとうモニカ・・・」
撫でると少し息遣いが荒くなっていくのがわかる。
しまった・・・
次の瞬間モニカが俺に抱きつく。
「こ、コウさん・・・はぁ・・はぁ・・・」
すぐに引き離したかったが頑張っていたのでしばらく我慢する。
「普通にしてろ・・・」
「は、はい・・・はぁ・・・んー」
ちょっと待てこいつよく見ると匂いを嗅ぐような仕草をしている。
嗅がれた個所は他から空気が入りひんやり冷たい。
「キモいから、おわりな。」
モニカを引き離す。
「えぇー」
「そういえばロモはどうした?」
アカネが俺の後ろを指差す。
俺が振り返るとロモが背中で匂いを嗅いでいた。
「んーなんか甘い匂いがするにゃ・・・」
良く見るとロモの尻尾がほぼ垂直になっている。
猫って機嫌がいいと尻尾に出るんだっけ・・・・。
「はぁ・・・お前は真似しなくていい。」
チエミが何か欲しそうに此方を見ているがスルーしておこう。
「んじゃぁ今から行くか・・・」
「えぇ。プログラムも問題なしね。」
よく見るといつの間にか、屋敷の庭に広い滑走路が設けられていた。
「いつの間にこんな広い滑走路を・・・・」
「これ込みで時間がかかるって言ったのよ。」
「なるほど。であれはなんだ?」
俺は滑走路の先に光る物体を見つけ指差す。
「あんなもの作った覚えないわ。」
タブレット端末から声がする。
「敵ですね。」
「は?」
「我が名は・・・アルフレッド。魔王軍の参謀です。」
その人物は自己紹介しながらこちらへと向かってくる。
黒い鎧を身に纏い不気味さを感じさせる足音に周りの空気がざわつく。
そして奴の動きに一切のブレがない、見るからに強敵だ。
毛を逆撫でながらロモが呟く。
「あ、あいつは・・・・」
「知ってるのかロモ!」
「旧・・・魔王にゃ・・」
アルフレッドが背中の大剣を構える。
「させると思いますか?」
次の瞬間アルフレッドの頭部が強く爆発する。
手をかざしていたアカネが呟く。
「させるとおもう?」
アルフレッドは大きく吹き飛び滑走路よりも外にある森林へと飛んでいく。
ロモが両手で手裏剣を取り出し呟く。
「ここはいいから早く出発するにゃ!」
「でもお前・・・旧魔王だろ?」
「心配してくれるかにゃ。でも昔戦ったことあるから大丈夫にゃ。」
「これを。」
俺はロモに不老不死のスキルを返す。
「ありがとうにゃ。」
モニカも同じく呟く。
「私も手伝います!」
その後ろからチエミが現れる。
「ふふっ、私も忘れないでくださいね。」
「わかった。任せたぞ!」
「にゃ!そっちこそナシェちゃんをさっさと連れ帰ってくるにゃ!」
「コウさん!頑張ってください。」
「あぁ、当然だ!」
アルフレッドを追ってロモとモニカたちは森林へと向かっていった。
アカネが呟く。
「さぁ行きましょう。」
「あぁ。」
俺とアカネ、リンはRLVに乗り込む。
「知己、発進してちょうだい。」
「了解しました。タスクシーケンスを実行します。」
次の瞬間メインエンジンが点火し凄まじいGを掛けてくる。
「!?」
「きゃー!」
辛うじて窓から見えた森林の方では戦闘による光と、木々がなぎ倒されている様子がわかった。
5分もしない内にRLVは宇宙に到達していた。
「十分加速したからシートベルト外していいわよ。」
俺がシートベルトを外した瞬間、体が無重力によって浮かびだす。
「これか無重力か・・・」
「不思議な感覚ですね・・・」
窓から異世界の星の全体像が見え、俺は驚く。
「紫色をしているのか・・・禍々しいな。」
まるでプラズマボールのようにぼんやりと光りつつもオーロラのような動きをするそれに神秘性も感じていた。
「私も見せて下さーい。」
リンがゆっくりと近づいてくるが止まり方を知らないのかぶつかりそうになる。
「リンちょっと待て・・・」
「わ・・・わわ!」
俺もリンを止めようとするも慣性で同じ様にリンと流され壁とリンに挟まれるようにぶつかる。
「いてっ!」
「きゃっ!」
「コウさん、すいません。」
「あぁ大丈夫だ。リンは大丈夫?」
「はい・・・」
リンの顔が近くにあり、お互い見つめ合う・・・。
俺が顔を近づけようとすると察したのか、リンも目をつぶり顔を近づけて来た。
棒読みでつぶやきながら、間を目掛けてアカネがぶつかってくる。
「きゃー。」
「わっ・・・」
「会長!?」
「いい度胸じゃない。」
「事故ということで・・・」
「すいません・・・」
その頃森林では激しい戦闘が続いていた。
ロモを見ながらアルフレッドが呟く。
「その身のこなし・・・その名は衰えてないようですね・・・・テウリアの化け猫」
「お前こそしぶとい奴だにゃ・・・あの時、あいつの拳をまともに受けて生きていたとはにゃ。」
その言葉を聞きアルフレッドの態度は一変した。右手を握りしめ呟く。
「あの忌々しい小娘さえいなければ、私は魔王を降ろされずに済んだのだ!!」
ロモは思い出したかのように切ない顔をする
「あいつはもういないにゃ・・・・」
その言葉を聞くやいなやアルフレッドは笑い出す。
「そうですかあの小娘はいないのですね・・・ハッハッハ!!では存分に楽しみましょう!!」
アルフレッドは鎧を外す。
それを見たロモは呆れた様子で呟く。
「その傷でよくここまでやれたものにゃ・・・」
プログラマーの仕事は仕様書通りにプログラミングを行う(コーディング)だけではなくその後うまく動作するかの検証も行う。
この検証作業がプログラミング作業よりも余計に時間がかかる
「知己」
「はい検証作業を開始します。」
5分後、知己が行ったシュミレーション結果が表示される。
問題ある部分が分かり修正を行う。そこは離陸後の機体の制御を行う部分だった。
この部分がうまく動作しないと行き先が魔王城から異世界宇宙旅行へと変更される。
「やはり、ここがネックか・・・」
「はい、実行予定時間を1秒ほどオーバーしており、このままでは第一宇宙速度を突破します。」
それを側から見ていたチエミがタブレット端末を見せてくる。
「ここの部分に割り込み処理を入れてはどうでしょうか?」
その声の主はチエミではなくタブレット端末から発生していた。
「こいつは・・・」
「ふふっ、モニカですよ。人工知能の」
「もう作り終えたのか・・・」
「はい、1週間ほどでしたよ。」
「そんだけ溜まってたんだな。」
「えぇ、色々と。」
俺には色々の意味がわからなかった。
「ちゃんと性格をこっちのモニカにも近づけてあるんですよ。」
「待て待て、こっちのモニカに近づけるのはまずいだろ・・・」
「大丈夫ですって・・・試しに質問して見て下さい。」
「そうなのか?なら・・・」
モニカが反応しそうな質問をぶつける。
それは一つしかない。
「俺の枕があったらどうしたい?」
その瞬間チエミがその言葉に反応する。
「えっ」
タブレット端末から声がする。
リアルのモニカの様に恍惚とした様子で呟いた。
「それはもう嗅ぎまくって、色んな所に擦り付けちゃいます。」
「そうか・・・」
この一族はダメなやつだ・・・
その言葉を聞いた俺はタブレット端末を破壊するため投げようとする。
「ま、待ってくださーい!」
チエミが投げようとした俺の腕を抑える。
「ん?弁解する余地があるのか?」
涙目のチエミがこちらを見てくる。
側から見ると乱暴な孫に優しいおばあちゃんが止めに入るような、絵図に見えるだろうが真実は違う。
「モニカを・・・お、お願いしましたよね・・・」
「あぁ確かにな・・」
「な、なら!」
「はぁ・・・」
俺はプログラムを再度修正し検証を行う。
「知己。」
「はい、私もモニカ様の気持ちに応えたほうがいいかと思います。」
「そうじゃない、検証だ。」
「検証いたします。」
どうやら影響されたのか俺が作った人工知能もおかしくなって来た。
「検証終了問題ありません。」
「よし。」
俺が安堵していると寝室にアカネが入ってくる。
「どうやら終わったみたいね。」
「あぁ・・・どっと疲れた。」
「こちらも終わったから外へ来てくれるかしら?」
俺とアカネ、チエミは外へと赴く。
そこには立派なロケットが横たわっていた。
近くには疲れ果てた、リンとモニカが座り込んでいた。
「あ、コウさん」
「すごいな」
近づいて来てリンが上目遣いでこちらを見つめる。
「もっと褒めてもいいですよ?」
少し可愛いかったので頭を撫でる。
「ふふっ。ありがとうございます。」
「わ、私も・・・」
疲れて興奮する気力が無いのか大人しい。
そのままでいてくれれば此方としても有難いのだが・・・
その大人しさが若干怖いがこちらも撫でる。
「あぁ、ありがとうモニカ・・・」
撫でると少し息遣いが荒くなっていくのがわかる。
しまった・・・
次の瞬間モニカが俺に抱きつく。
「こ、コウさん・・・はぁ・・はぁ・・・」
すぐに引き離したかったが頑張っていたのでしばらく我慢する。
「普通にしてろ・・・」
「は、はい・・・はぁ・・・んー」
ちょっと待てこいつよく見ると匂いを嗅ぐような仕草をしている。
嗅がれた個所は他から空気が入りひんやり冷たい。
「キモいから、おわりな。」
モニカを引き離す。
「えぇー」
「そういえばロモはどうした?」
アカネが俺の後ろを指差す。
俺が振り返るとロモが背中で匂いを嗅いでいた。
「んーなんか甘い匂いがするにゃ・・・」
良く見るとロモの尻尾がほぼ垂直になっている。
猫って機嫌がいいと尻尾に出るんだっけ・・・・。
「はぁ・・・お前は真似しなくていい。」
チエミが何か欲しそうに此方を見ているがスルーしておこう。
「んじゃぁ今から行くか・・・」
「えぇ。プログラムも問題なしね。」
よく見るといつの間にか、屋敷の庭に広い滑走路が設けられていた。
「いつの間にこんな広い滑走路を・・・・」
「これ込みで時間がかかるって言ったのよ。」
「なるほど。であれはなんだ?」
俺は滑走路の先に光る物体を見つけ指差す。
「あんなもの作った覚えないわ。」
タブレット端末から声がする。
「敵ですね。」
「は?」
「我が名は・・・アルフレッド。魔王軍の参謀です。」
その人物は自己紹介しながらこちらへと向かってくる。
黒い鎧を身に纏い不気味さを感じさせる足音に周りの空気がざわつく。
そして奴の動きに一切のブレがない、見るからに強敵だ。
毛を逆撫でながらロモが呟く。
「あ、あいつは・・・・」
「知ってるのかロモ!」
「旧・・・魔王にゃ・・」
アルフレッドが背中の大剣を構える。
「させると思いますか?」
次の瞬間アルフレッドの頭部が強く爆発する。
手をかざしていたアカネが呟く。
「させるとおもう?」
アルフレッドは大きく吹き飛び滑走路よりも外にある森林へと飛んでいく。
ロモが両手で手裏剣を取り出し呟く。
「ここはいいから早く出発するにゃ!」
「でもお前・・・旧魔王だろ?」
「心配してくれるかにゃ。でも昔戦ったことあるから大丈夫にゃ。」
「これを。」
俺はロモに不老不死のスキルを返す。
「ありがとうにゃ。」
モニカも同じく呟く。
「私も手伝います!」
その後ろからチエミが現れる。
「ふふっ、私も忘れないでくださいね。」
「わかった。任せたぞ!」
「にゃ!そっちこそナシェちゃんをさっさと連れ帰ってくるにゃ!」
「コウさん!頑張ってください。」
「あぁ、当然だ!」
アルフレッドを追ってロモとモニカたちは森林へと向かっていった。
アカネが呟く。
「さぁ行きましょう。」
「あぁ。」
俺とアカネ、リンはRLVに乗り込む。
「知己、発進してちょうだい。」
「了解しました。タスクシーケンスを実行します。」
次の瞬間メインエンジンが点火し凄まじいGを掛けてくる。
「!?」
「きゃー!」
辛うじて窓から見えた森林の方では戦闘による光と、木々がなぎ倒されている様子がわかった。
5分もしない内にRLVは宇宙に到達していた。
「十分加速したからシートベルト外していいわよ。」
俺がシートベルトを外した瞬間、体が無重力によって浮かびだす。
「これか無重力か・・・」
「不思議な感覚ですね・・・」
窓から異世界の星の全体像が見え、俺は驚く。
「紫色をしているのか・・・禍々しいな。」
まるでプラズマボールのようにぼんやりと光りつつもオーロラのような動きをするそれに神秘性も感じていた。
「私も見せて下さーい。」
リンがゆっくりと近づいてくるが止まり方を知らないのかぶつかりそうになる。
「リンちょっと待て・・・」
「わ・・・わわ!」
俺もリンを止めようとするも慣性で同じ様にリンと流され壁とリンに挟まれるようにぶつかる。
「いてっ!」
「きゃっ!」
「コウさん、すいません。」
「あぁ大丈夫だ。リンは大丈夫?」
「はい・・・」
リンの顔が近くにあり、お互い見つめ合う・・・。
俺が顔を近づけようとすると察したのか、リンも目をつぶり顔を近づけて来た。
棒読みでつぶやきながら、間を目掛けてアカネがぶつかってくる。
「きゃー。」
「わっ・・・」
「会長!?」
「いい度胸じゃない。」
「事故ということで・・・」
「すいません・・・」
その頃森林では激しい戦闘が続いていた。
ロモを見ながらアルフレッドが呟く。
「その身のこなし・・・その名は衰えてないようですね・・・・テウリアの化け猫」
「お前こそしぶとい奴だにゃ・・・あの時、あいつの拳をまともに受けて生きていたとはにゃ。」
その言葉を聞きアルフレッドの態度は一変した。右手を握りしめ呟く。
「あの忌々しい小娘さえいなければ、私は魔王を降ろされずに済んだのだ!!」
ロモは思い出したかのように切ない顔をする
「あいつはもういないにゃ・・・・」
その言葉を聞くやいなやアルフレッドは笑い出す。
「そうですかあの小娘はいないのですね・・・ハッハッハ!!では存分に楽しみましょう!!」
アルフレッドは鎧を外す。
それを見たロモは呆れた様子で呟く。
「その傷でよくここまでやれたものにゃ・・・」
0
お気に入りに追加
85
あなたにおすすめの小説
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
お前じゃないと、追い出されたが最強に成りました。ざまぁ~見ろ(笑)
いくみ
ファンタジー
お前じゃないと、追い出されたので楽しく復讐させて貰いますね。実は転生者で今世紀では貴族出身、前世の記憶が在る、今まで能力を隠して居たがもう我慢しなくて良いな、開き直った男が楽しくパーティーメンバーに復讐していく物語。
---------
掲載は不定期になります。
追記
「ざまぁ」までがかなり時間が掛かります。
お知らせ
カクヨム様でも掲載中です。
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
魔境に捨てられたけどめげずに生きていきます
ツバキ
ファンタジー
貴族の子供として産まれた主人公、五歳の時の魔力属性検査で魔力属性が無属性だと判明したそれを知った父親は主人公を魔境へ捨ててしまう
どんどん更新していきます。
ちょっと、恨み描写などがあるので、R15にしました。
あの、神様、普通の家庭に転生させてって言いましたよね?なんか、森にいるんですけど.......。
▽空
ファンタジー
テンプレのトラックバーンで転生したよ......
どうしようΣ( ̄□ ̄;)
とりあえず、今世を楽しんでやる~!!!!!!!!!
R指定は念のためです。
マイペースに更新していきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる