43 / 67
中等部編
第42話 デスマーチを開始します
しおりを挟む
アカネはタブレット端末に表示された場所を指差す。
「4箇所からよく絞ったにゃね。」
「分身体で調査済みよ。」
「手が早いにゃ」
「どこだここ?アルドリアからかなり遠いな。」
「地球の裏側に行くよりも遠いわ。」
それを見ていたロモが呟く。
「魔王城にゃ・・・」
「は、魔王城?黒龍の正体は・・・」
「魔王の手下って事ですね。」
表示されている地図上では5つ程の王国を過ぎた場所にも関わらず、
そのあまりの距離にこの世界の広さが伺える。
「だとしてもドラゴンで行ってもかなりかかりそうだな。」
「えぇ20日ほどじゃないかしら?それにその間にある王国がね・・・」
「王国がどうかしたのか?」
ロモは歯を食いしばった後に呟く。
「ロミウル王国の破壊と想像にゃ・・・・」
「聞いた事ないな・・・」
「ロミウル王国は前世と同等の技術力を持っていて、そこにいる転生者、破壊と創造は強敵よ。」
「強敵ってことは対立してるのか」
「えぇ、破壊は転生特典を含むあらゆる物質を破壊できる能力、
創造は見たことがある物質を生成する事ができるわ。」
「ガチのチートじゃねえか、破壊されたんじゃ打つ手が無いだろ。」
「やっぱり、破壊が一番厄介だと思うわよね・・・。」
「創造はアカネに近い能力だろ?」
「全くの別物ね・・・生成といってもコピーみたいな物だから、人も生成できるのよ。」
「コピー&ペーストで人も物も無限に・・・って無茶苦茶じゃねえか。」
「聞いた噂だと、周辺国で”奪取者を狩る奪取者”と呼ばれているみたいにゃ・・・」
「それ大丈夫なのか?そんな実力なら今頃そいつらに世界征服されててもおかしくないだろ。」
「前世の核兵器みたいに世界中の王国ごとにS級転生者保有数が制限されているから、今のところは大丈夫みたいね。」
「今更だが、転生者にランクがあるんだな。」
「もちろんよ。基本は功績に対して評価されるわね。」
俺は初めて奪取者が現れた時に使用した2本の槍を、アカネが衛星まで転送していた事を思い出す。
「で、肝心の移動手段だが衛星の転送機能を使えないのか?」
「あれは物に対してのみ使えるわ」
「ダメか・・・」
リンが悲しそうな顔をする。
「ドラゴンもダメとなるとナシェちゃんは・・・」
「まぁその手段は考えてあるわ。安全かつ迅速に魔王城に向かう方法がね。」
「どうするにゃ?」
「宇宙に行くのよ。」
「は?」
その意外な言葉を聞き俺は疑問を持った。
「転送機能は使えないから衛星には行けないだろ?」
「少し勉強不足ね。前世で情報収集プログラムを作っていたんじゃないのかしら?」
「あぁ作って収集していたが・・・・」
「ならRLV 再使用型宇宙往還機ぐらい知ってるでしょ?」
俺は聞き覚えのある単語とその移動手段に驚く。
「は?お前まさか・・・」
「えぇ宇宙を経由して魔王城に乗り込むのよ」
3人が驚く
「にゃ!?」
「えーっ!って宇宙ってなんですか!?」
「宇宙って何ですか・・・」
転生者のロモはともかく残りの二人は宇宙すら知らなかった。
「宇宙というのは空よりも高いところな。」
「だ、大丈夫なんですか!?」
「えぇ、それに空を飛ぶよりも安全で速いわ。」
「はぁ、そうなんですね・・・」
「物はあるのか?」
「無いわ、だから今から作るのよ。」
「これですぐにナシェ救出ができるな。」
「すぐには無理よ。あれだけの規模の物になると、半日ほど時間が掛かるから手伝ってもらえるかしら。」
「あぁ、徹夜確定だな・・・今夜限りのデスマーチか。」
「えぇ。私がいる限りデスマーチにはならないと思うけど。」
そこから約6時間に渡る宇宙を目指すための準備が始まった。
そしてアカネは必要なものを配布する。
3人にはこれね。
「タブレット端末にゃ!?」
「えぇ。コウの持ち物にアクセスできるからそれを使って必要な素材を取り出して頂戴。」
「はい!」
「俺の持ち物から作るのか?」
「えぇ、私の能力でもかなり時間が掛かるから厳しいわね。」
「なるほどな。」
「貴方にも協力して貰うわね。」
見慣れたノートパソコンが渡される。
「見たところ、俺のパソコンだな・・・」
「えぇ、中身もごっそり同じよ。それを使って機体制御のプログラムを組んでちょうだい。」
「中身もごっそりって・・・・」
パソコンの中身を見られるのは全ての人にとって恐怖で禁忌だ。
「あんな貧弱なセキュリティーでオンラインにしてる方が悪いのよ。」
「こっちは急死したんだぞ・・・それにお前の前ではオフラインでも防ぎようがないだろ。」
アカネは少し笑いながら呟く。
「ふふっ、でもリンちゃんみたいな子が好きだったなんてね・・・シスコン?」
「おい・・・」
「え?私がどうかしたんですか?」
「コウの好みがリンちゃんそっくりなのよ。」
「えぇ、そうなんですか!コウさんいつでも甘えて来てくださいね。」
「あ、あぁ・・・」
その優しさが痛かった。
「今度から自動削除プログラムを組んでおくことね。」
「そうするよ。」
どうやらソフトに関しても人手不足らしい。
アカネから仕様書が渡される。
「デスマーチを思い出すな・・・ってことは」
「えぇ。入って頂戴。」
アカネがその言葉を呟くとある人物が入ってきた。
その人物を見てモニカが驚く。
「お、おばあちゃん!?」
「チエミか!?」
「ふふっ、久しぶりですね。デスマーチがあると聞いてきました。」
アカネがチエミにノートパソコンを支給する。
「コウの好みはそこの赤髪の子よ。」
「そ、そうなんですか?モニカ、そうみたいですよ。」
「私、髪の毛を赤く染めます!」
「いらん事言わんでいい。」
「ふふっ」
その後屋敷の寝室では、パソコンのキーボードを打つ音だけが部屋の静寂さをかき消していた。
外では炎耐性やら氷結耐性を持つ素材をモニカの水魔法で洗浄後、リンのレーザーで
ロケット用に切り出しているらしく窓の外では賑やかな声と閃光が繰り返されていた。
「チエミ、進捗はどうだ?」
「20%と言ったところですね。」
「速いな。」
「まぁ簡単なモジュールを作るだけですから。コウさんはどうでしょうか?」
「10%ぐらいかな。でも異世界に長い間居たのによく作業できるな。」
「前世では一生分働いたような気がするので体に染み付いてるんでしょうね。」
「なるほど、俺もその感覚わかるな。」
「ふふっ。私たちお似合いかもしれませんね・・・」
「あぁ・・・」
「その・・・モニカをよろしくお願いします。」
「わかってる。それと聞きたいんだが・・・」
「はい?」
まさかとは思うが聞いておいた方がいいだろう。
「前世で、俺のデスクに座って匂いとか嗅いでないよな?」
「えっ、ま、まさか・・・ふふっ」
「だよな」
「どうしたんですか急に・・・」
「いやモニカが俺のベッドで匂いを嗅いでてな。」
「そうなんですか!?羨ましい・・・」
「え、最後何か言ったか?」
「いえいえ。孫には言っておきますよ。」
「あぁ、頼む。」
「4箇所からよく絞ったにゃね。」
「分身体で調査済みよ。」
「手が早いにゃ」
「どこだここ?アルドリアからかなり遠いな。」
「地球の裏側に行くよりも遠いわ。」
それを見ていたロモが呟く。
「魔王城にゃ・・・」
「は、魔王城?黒龍の正体は・・・」
「魔王の手下って事ですね。」
表示されている地図上では5つ程の王国を過ぎた場所にも関わらず、
そのあまりの距離にこの世界の広さが伺える。
「だとしてもドラゴンで行ってもかなりかかりそうだな。」
「えぇ20日ほどじゃないかしら?それにその間にある王国がね・・・」
「王国がどうかしたのか?」
ロモは歯を食いしばった後に呟く。
「ロミウル王国の破壊と想像にゃ・・・・」
「聞いた事ないな・・・」
「ロミウル王国は前世と同等の技術力を持っていて、そこにいる転生者、破壊と創造は強敵よ。」
「強敵ってことは対立してるのか」
「えぇ、破壊は転生特典を含むあらゆる物質を破壊できる能力、
創造は見たことがある物質を生成する事ができるわ。」
「ガチのチートじゃねえか、破壊されたんじゃ打つ手が無いだろ。」
「やっぱり、破壊が一番厄介だと思うわよね・・・。」
「創造はアカネに近い能力だろ?」
「全くの別物ね・・・生成といってもコピーみたいな物だから、人も生成できるのよ。」
「コピー&ペーストで人も物も無限に・・・って無茶苦茶じゃねえか。」
「聞いた噂だと、周辺国で”奪取者を狩る奪取者”と呼ばれているみたいにゃ・・・」
「それ大丈夫なのか?そんな実力なら今頃そいつらに世界征服されててもおかしくないだろ。」
「前世の核兵器みたいに世界中の王国ごとにS級転生者保有数が制限されているから、今のところは大丈夫みたいね。」
「今更だが、転生者にランクがあるんだな。」
「もちろんよ。基本は功績に対して評価されるわね。」
俺は初めて奪取者が現れた時に使用した2本の槍を、アカネが衛星まで転送していた事を思い出す。
「で、肝心の移動手段だが衛星の転送機能を使えないのか?」
「あれは物に対してのみ使えるわ」
「ダメか・・・」
リンが悲しそうな顔をする。
「ドラゴンもダメとなるとナシェちゃんは・・・」
「まぁその手段は考えてあるわ。安全かつ迅速に魔王城に向かう方法がね。」
「どうするにゃ?」
「宇宙に行くのよ。」
「は?」
その意外な言葉を聞き俺は疑問を持った。
「転送機能は使えないから衛星には行けないだろ?」
「少し勉強不足ね。前世で情報収集プログラムを作っていたんじゃないのかしら?」
「あぁ作って収集していたが・・・・」
「ならRLV 再使用型宇宙往還機ぐらい知ってるでしょ?」
俺は聞き覚えのある単語とその移動手段に驚く。
「は?お前まさか・・・」
「えぇ宇宙を経由して魔王城に乗り込むのよ」
3人が驚く
「にゃ!?」
「えーっ!って宇宙ってなんですか!?」
「宇宙って何ですか・・・」
転生者のロモはともかく残りの二人は宇宙すら知らなかった。
「宇宙というのは空よりも高いところな。」
「だ、大丈夫なんですか!?」
「えぇ、それに空を飛ぶよりも安全で速いわ。」
「はぁ、そうなんですね・・・」
「物はあるのか?」
「無いわ、だから今から作るのよ。」
「これですぐにナシェ救出ができるな。」
「すぐには無理よ。あれだけの規模の物になると、半日ほど時間が掛かるから手伝ってもらえるかしら。」
「あぁ、徹夜確定だな・・・今夜限りのデスマーチか。」
「えぇ。私がいる限りデスマーチにはならないと思うけど。」
そこから約6時間に渡る宇宙を目指すための準備が始まった。
そしてアカネは必要なものを配布する。
3人にはこれね。
「タブレット端末にゃ!?」
「えぇ。コウの持ち物にアクセスできるからそれを使って必要な素材を取り出して頂戴。」
「はい!」
「俺の持ち物から作るのか?」
「えぇ、私の能力でもかなり時間が掛かるから厳しいわね。」
「なるほどな。」
「貴方にも協力して貰うわね。」
見慣れたノートパソコンが渡される。
「見たところ、俺のパソコンだな・・・」
「えぇ、中身もごっそり同じよ。それを使って機体制御のプログラムを組んでちょうだい。」
「中身もごっそりって・・・・」
パソコンの中身を見られるのは全ての人にとって恐怖で禁忌だ。
「あんな貧弱なセキュリティーでオンラインにしてる方が悪いのよ。」
「こっちは急死したんだぞ・・・それにお前の前ではオフラインでも防ぎようがないだろ。」
アカネは少し笑いながら呟く。
「ふふっ、でもリンちゃんみたいな子が好きだったなんてね・・・シスコン?」
「おい・・・」
「え?私がどうかしたんですか?」
「コウの好みがリンちゃんそっくりなのよ。」
「えぇ、そうなんですか!コウさんいつでも甘えて来てくださいね。」
「あ、あぁ・・・」
その優しさが痛かった。
「今度から自動削除プログラムを組んでおくことね。」
「そうするよ。」
どうやらソフトに関しても人手不足らしい。
アカネから仕様書が渡される。
「デスマーチを思い出すな・・・ってことは」
「えぇ。入って頂戴。」
アカネがその言葉を呟くとある人物が入ってきた。
その人物を見てモニカが驚く。
「お、おばあちゃん!?」
「チエミか!?」
「ふふっ、久しぶりですね。デスマーチがあると聞いてきました。」
アカネがチエミにノートパソコンを支給する。
「コウの好みはそこの赤髪の子よ。」
「そ、そうなんですか?モニカ、そうみたいですよ。」
「私、髪の毛を赤く染めます!」
「いらん事言わんでいい。」
「ふふっ」
その後屋敷の寝室では、パソコンのキーボードを打つ音だけが部屋の静寂さをかき消していた。
外では炎耐性やら氷結耐性を持つ素材をモニカの水魔法で洗浄後、リンのレーザーで
ロケット用に切り出しているらしく窓の外では賑やかな声と閃光が繰り返されていた。
「チエミ、進捗はどうだ?」
「20%と言ったところですね。」
「速いな。」
「まぁ簡単なモジュールを作るだけですから。コウさんはどうでしょうか?」
「10%ぐらいかな。でも異世界に長い間居たのによく作業できるな。」
「前世では一生分働いたような気がするので体に染み付いてるんでしょうね。」
「なるほど、俺もその感覚わかるな。」
「ふふっ。私たちお似合いかもしれませんね・・・」
「あぁ・・・」
「その・・・モニカをよろしくお願いします。」
「わかってる。それと聞きたいんだが・・・」
「はい?」
まさかとは思うが聞いておいた方がいいだろう。
「前世で、俺のデスクに座って匂いとか嗅いでないよな?」
「えっ、ま、まさか・・・ふふっ」
「だよな」
「どうしたんですか急に・・・」
「いやモニカが俺のベッドで匂いを嗅いでてな。」
「そうなんですか!?羨ましい・・・」
「え、最後何か言ったか?」
「いえいえ。孫には言っておきますよ。」
「あぁ、頼む。」
0
お気に入りに追加
85
あなたにおすすめの小説
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
ざまあ~が終ったその後で BY王子 (俺たちの戦いはこれからだ)
mizumori
ファンタジー
転移したのはざまあ~された後にあぽ~んした王子のなか、神様ひどくない「君が気の毒だから」って転移させてくれたんだよね、今の俺も気の毒だと思う。どうせなら村人Aがよかったよ。
王子はこの世界でどのようにして幸せを掴むのか?
元28歳、財閥の御曹司の古代と中世の入り混じった異世界での物語り。
これはピカレスク小説、主人公が悪漢です。苦手な方はご注意ください。
お前じゃないと、追い出されたが最強に成りました。ざまぁ~見ろ(笑)
いくみ
ファンタジー
お前じゃないと、追い出されたので楽しく復讐させて貰いますね。実は転生者で今世紀では貴族出身、前世の記憶が在る、今まで能力を隠して居たがもう我慢しなくて良いな、開き直った男が楽しくパーティーメンバーに復讐していく物語。
---------
掲載は不定期になります。
追記
「ざまぁ」までがかなり時間が掛かります。
お知らせ
カクヨム様でも掲載中です。
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
真実の愛に婚約破棄を叫ぶ王太子より更に凄い事を言い出した真実の愛の相手
ラララキヲ
ファンタジー
卒業式が終わると突然王太子が婚約破棄を叫んだ。
反論する婚約者の侯爵令嬢。
そんな侯爵令嬢から王太子を守ろうと、自分が悪いと言い出す王太子の真実の愛のお相手の男爵令嬢は、さらにとんでもない事を口にする。
そこへ………
◇テンプレ婚約破棄モノ。
◇ふんわり世界観。
◇なろうにも上げてます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる