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序章
第11話 ラブコメ!?いいえ修羅場です。
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次の日アルドリア学園で俺とナシェの関係が噂になっていた。
犯人は大体想像できる。
「コウ君とナシェちゃんって結婚してるんだって!?」
「コウ!やるな!」
「もしかしてお腹には・・・・きゃー!」
噂というものは大体内容が飛躍する。
だが1週間もすれば消えるだろう。
ナシェが真っ赤になりながらそれを否定する。
「き、キスだけだよっ!!」
「お、おい!」
「あ!!」
(幼馴染はもうだめかもしれない・・・・)
それを聞いて周りの女子がざわめく。
「きゃー!」
遠くから担任の教師が近づいてくる。
もちろんこの噂のことだろう。
「あなたたちどういうことか説明してくれますか?」
「は、はい」
その後、説教と事情説明に2時間ほどかかった。
だが学園はその内容でもちきりであり、通りかかった生徒会長は笑っていた。
「フフ・・・」
「あ、会長!?」
「おい、お前のせいだろ・・・・てか見てたな?」
「何のことか分からないのだけれど・・私は学園生活を楽しみたいだけよ。」
(この元嫁、ノリノリである。俺が面倒ごと嫌いなこと知っててやったな・・・)
本来の目的である蔵書探しをしたのは一週間後であった。
「やっと噂が収まったな」
「う、うん・・・」
「さぁ蔵書を調べるぞ。」
俺はナシェの手を引いて秘蔵の書庫室に入ろうとするがナシェは固まり一歩も動かなかった。
「大丈夫か?」
俺は心配してナシェの顔をまじまじと見る。
俺と目が合うと顔が赤くなりだす。
「ふええ!」
「大丈夫じゃ無いな。ここで待っててくれ。」
「うん・・・」
アカネが居た本棚の前に来る。
「ここに元嫁がいたってことは、すべての書物をデータ化してるな・・・」
そこで俺は調べる必要がない事に気がつく。
放課後、行きたくなかったが仕方なく元嫁を訪ねた。
「いらっしゃい。」
「あぁ。」
「楽しいわね学園生活は。」
「俺は面倒ごとがたくさんで散々だぞ。」
「フフ・・・。で浮気のいいわけでもしに来たのかしら?」
「先に仕掛けたのはお前だろ・・・。それにこの世界では結婚してないんだぞ」
「この世界、重婚が許されているらしいからそのつもりでね・・・」
「お前・・・・。ご都合主義すぎるだろ・・」
「目的のものはそっちに置いてあるわ」
机にはタブレット端末がおいてあった。
「それと交換でお願いがあるのだけれど。」
「なんだ?」
「使わない特典武器を一部渡して貰えないかしら?」
「どういうことだ?」
「私神様なのよ・・・」
「!?」
話を聞くと元嫁は前世でリアルチートで神様に匹敵する力を手に入れていたらしく神様からスカウトを受けたらしい。
俺にもう一度会いたいという理由から条件付きでこっちに神の力の一部をもって転生したようだ。
「その条件というのが神の仕事の一部、それで特典回収か・・・」
「えぇ。大半は監視用の人工衛星で回収済みよ。神の力は要らなかったわ。」
俺はアカネの言動に驚かなくなっていた。
「ちょうど俺も特典の処理について困ってたところだ。能力があれなだけに売るに売れないし。奪われても困るからな。」
そして不要な特典武器をアカネに渡した。
「ありがとう。その能力も便利そうだけど不便ね。」
「まぁな」
するとタブレットから知己の声が聞こえた。
「これであなたをサポートできます。」
「ありがとうなアカネ。」
「えぇ。また学園で会いましょ。」
別れ際にアカネはどこか笑っていた。
犯人は大体想像できる。
「コウ君とナシェちゃんって結婚してるんだって!?」
「コウ!やるな!」
「もしかしてお腹には・・・・きゃー!」
噂というものは大体内容が飛躍する。
だが1週間もすれば消えるだろう。
ナシェが真っ赤になりながらそれを否定する。
「き、キスだけだよっ!!」
「お、おい!」
「あ!!」
(幼馴染はもうだめかもしれない・・・・)
それを聞いて周りの女子がざわめく。
「きゃー!」
遠くから担任の教師が近づいてくる。
もちろんこの噂のことだろう。
「あなたたちどういうことか説明してくれますか?」
「は、はい」
その後、説教と事情説明に2時間ほどかかった。
だが学園はその内容でもちきりであり、通りかかった生徒会長は笑っていた。
「フフ・・・」
「あ、会長!?」
「おい、お前のせいだろ・・・・てか見てたな?」
「何のことか分からないのだけれど・・私は学園生活を楽しみたいだけよ。」
(この元嫁、ノリノリである。俺が面倒ごと嫌いなこと知っててやったな・・・)
本来の目的である蔵書探しをしたのは一週間後であった。
「やっと噂が収まったな」
「う、うん・・・」
「さぁ蔵書を調べるぞ。」
俺はナシェの手を引いて秘蔵の書庫室に入ろうとするがナシェは固まり一歩も動かなかった。
「大丈夫か?」
俺は心配してナシェの顔をまじまじと見る。
俺と目が合うと顔が赤くなりだす。
「ふええ!」
「大丈夫じゃ無いな。ここで待っててくれ。」
「うん・・・」
アカネが居た本棚の前に来る。
「ここに元嫁がいたってことは、すべての書物をデータ化してるな・・・」
そこで俺は調べる必要がない事に気がつく。
放課後、行きたくなかったが仕方なく元嫁を訪ねた。
「いらっしゃい。」
「あぁ。」
「楽しいわね学園生活は。」
「俺は面倒ごとがたくさんで散々だぞ。」
「フフ・・・。で浮気のいいわけでもしに来たのかしら?」
「先に仕掛けたのはお前だろ・・・。それにこの世界では結婚してないんだぞ」
「この世界、重婚が許されているらしいからそのつもりでね・・・」
「お前・・・・。ご都合主義すぎるだろ・・」
「目的のものはそっちに置いてあるわ」
机にはタブレット端末がおいてあった。
「それと交換でお願いがあるのだけれど。」
「なんだ?」
「使わない特典武器を一部渡して貰えないかしら?」
「どういうことだ?」
「私神様なのよ・・・」
「!?」
話を聞くと元嫁は前世でリアルチートで神様に匹敵する力を手に入れていたらしく神様からスカウトを受けたらしい。
俺にもう一度会いたいという理由から条件付きでこっちに神の力の一部をもって転生したようだ。
「その条件というのが神の仕事の一部、それで特典回収か・・・」
「えぇ。大半は監視用の人工衛星で回収済みよ。神の力は要らなかったわ。」
俺はアカネの言動に驚かなくなっていた。
「ちょうど俺も特典の処理について困ってたところだ。能力があれなだけに売るに売れないし。奪われても困るからな。」
そして不要な特典武器をアカネに渡した。
「ありがとう。その能力も便利そうだけど不便ね。」
「まぁな」
するとタブレットから知己の声が聞こえた。
「これであなたをサポートできます。」
「ありがとうなアカネ。」
「えぇ。また学園で会いましょ。」
別れ際にアカネはどこか笑っていた。
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