17 / 33
少女蒼天…天使降臨
しおりを挟む
後ろ髪を引かれながらカゴシマシティを立ち、三日が経つ。帝国軍の追撃も聖道教会の攻撃もなかった。
それでも俺達の間の空気は重かった。
ヒオキシティは星獣の影響で滅び去ったが、カゴシマシティは明らかに俺達の責任だ。
死んだ人を生き返らせ、崩れた町を元に戻したものの…俺達がこなければこんなことにはそもそもなら無かったのではないか?
俺達は死神か…行く先々で闘いを引き起こしている。色々な人を傷つけてしまった。帝国軍も沢山殺した。
彼らにも家族があっただろう。友が居ただろう。恋人が…大切な人が居ただろう。
俺に彼らを裁く権利は無い。殺して良いわけ無いんだ。
嫌な汗が出てきた。思考盗撮…?
「シオン。帝国軍を殺したり、様々な町を巻き込んだ事を後悔しているのね。」
「うわあああ!?人の思考を読むな!この駄聖剣!変な事ばっかりにエネルギー使っていると霊脈遮断するぞ。分かったな。」
「フフフ…悪かったわよ。ごめんなさいね。何だか貴方元気が無いみたいだったから、心配になったのよ。いつもシニカルだけど元気いっぱいだからね。」
「俺があんたを拾ったせいで皆の人生が狂ったんだと思ってな。リィナも町の人達も俺がこなければこんな目には合わなかったんだ。帝国軍もいっぱい殺した。誰一人顔も覚えちゃいない。そんな奴らでも家族や大事な人がいたはずなんだ。俺は本当に旅を続けて良いのか?」
エクスは凛とした様子で話す。
「死んでいったもの、犠牲になったものの為にもここで降りることは許されないわ。ウラグスク連邦共和国に行くんでしょう?そこでなんて事無い日常を取り戻しなさい。それが貴方に出来る事よ。」
俺は俯きながら答える。
「そっか…確かにここで投げ出せば全て無駄だった事になる。帝国軍との闘いも町の人達と飲んで騒いだ楽しい記憶も…恐ろしい教会の執行者も…そしてリィナとの出会いも…。そうだな俺は止まっちゃいられない。前に進もう。ありがとうエクス。お前も落ち着ける環境で闘いを忘れてのんびり暮らしたいよな。」
「シオン…前を向いて闘い続けなさい。それが彼らへの鎮魂歌よ。」
「ああ…。シオンさんに任せなさい。パーフェクトに敵を倒して見せる…どんなに困難で苦痛に満ちていても俺は折れない。やるぞ!克つ!打ち克つ!己の弱さに…自分という敵に!」
と…先行していたリィナが戻ってきた。
「あれ…シオン…何か辛いことでもあったんですか?泣いています?」
「大丈夫だ。何でもないよ。どうした何かあったか?」
「大きな穴とその中心に人が埋まっているんです。変でしょう?取り急ぎ伝えに来ました。」
エクスが口を開く。
「高レベルな霊圧を観測。天使クラス…神には及ばないけど強力ね。闘いの準備を…」
「待て待て…どうして天使が敵なんだ。俺達は神様に対してなにもやっていないぞ。」
エクスが呟く。
「聖道教会。」
「それです!聖道教会の人も近くにいました。エェイメェンって女の子が叫びながら巡回していましたね。」
「最悪だ。フレデリカも一緒にいるのか。最近大人しいと思っていたけど先回りして仕掛けてくるとはな。」
「覚悟を決めなさい。さっき口走っていたセリフが本当かどうか確かめさせてもらうわ。」
「了解!エクスカリバーを装備。エクスいつでも行けるぞ!」
「地面を蹴りなさい。縮地で飛び込むわよ。」
俺とリィナは地面を蹴った。一瞬で風景が切り替わる。高速の歩法…縮地の効果だ。
そこにはフレデリカの姿と地面に埋まってうずくまっている裸の少女の姿があった。銀髪で脆そうな雰囲気の少女だ。
フレデリカがこちらに気づく。
「ようやくやってきたか少年。今日は私が相手ではない。
天に召します我等が神…×✕✕の奇跡により地上に使わされた異端撲滅の権化…天使ダミンフェル様が貴様らの相手だ。愛おしき天使よ!目覚めたまえ!エェイメェン!」
そう言うとフレデリカはその場から飛び去った。
ダミンフェルと呼ばれた少女がゆっくりと立ち上がる。指をこちらに向けクンと中指を上に突き立てた。
エクスが叫ぶ。
「限定結界…アヴァロン!」
目に見えない連続の斬撃が叩き込まれる。これくらいならアヴァロンの守りは抜けな…えっ!
ダミンフェルが目の前まで一瞬で距離を詰めると右腕で薙いできた。
エクスカリバーが自動で動き弾き返す。ダミンフェルは俺の後ろに隠れていたリィナに狙いを着けると魔法を放った。
「ホーミングレイ…ヘルレイズスパーク。」
幾条もの光の束がリィナに襲いかかる。リィナは神話の楯を呼び身を守る。
「幻想顕現!アイギスの楯!」
英雄の楯が全ての光を防ぎきる。
しかしそこに更なる追撃が…ヘルレイズスパーク。乱れ落ちる雷の雨が俺とリィナに降り注いだ。
アヴァロンの守りは抜けないが…激しい攻撃に反撃の余裕が無い。
リィナは楯で防ぎきれない手足を雷で焼かれその場にたおれこんだ。
「…がはっガハッ幻想顕現…ロンギヌス…うわあああああ!リミットブレイク!グハァハァ召喚!」
フレデリカの持つ神殺しの聖槍を霊脈の限界を超えてリィナは召喚した。耐えられない激痛に襲われているはずだ。無茶だ!リィナ!
あたしはロンギヌスの槍を握る。赤い聖槍。原初の神を滅ぼした物。それを振るう。槍を構えて縮地する。ダミンフェルの前に躍り出る。連続の魔法の詠唱で一呼吸ついた瞬間…槍が闘い方を覚えている。思い切り全身を振り絞ってダミンフェルの顔面を穿った。何か硬いものを潰す感触…そしてダミンフェルは立ったまま光の泡に還っていった。
その場に崩れ落ちるリィナに駆け寄る。
「リィナ!無茶するな!死んじまったら何にもならないんだぞ。お前に死なれたら俺は俺は…どうしたら良いんだ。畜生…」
「泣かないでください。あたしはシオンに生かされて生きているんです。シオンを守って死ねるならそれで良いと思いますが…そんな寂しそうな笑顔をしないでください。大丈夫…あたしは死にません。少し横にならせて下さい。」
エクスが溜め息をつく。
「まさかフレデリカの現物を見たわけでもないのにロンギヌスを呼ぶとはね。無茶をするものだわ。でもその誰かを守りたいと言う想いは本物ね。強くなりなさい。リィナ。」
フレデリカは遠くの岩山から様子を見ていたが決着が着いたようなので、現地に戻ってきた。
シオン達はぎょっとして武器を構える。
「やる気か?少年。ハハハハ…弱ったお前らを討っても何にも愉しくはない。今日は見逃してやろう。エェイメェン。それにしても仮にも神の使徒たる天使を倒してしまうとはなぁ。つくづく恐れ知らずだ。異端者よ。常々行動は見張っているぞ。恐れおののき眠れる夜を過ごすが良い。お前達に安寧を与えるのは死という神の祝福だけだ。さらば!フハハハハ!」
フレデリカは去っていった。
「何だったんだ。あいつは弱っている俺達になら勝機もゼロじゃないだろうに。」
「結構礼儀正しいんじゃないかしら、天使も殺られたし上司への報告が大変なのかもしれないわね。」
リィナはエクスカリバーの効能で身体の傷と霊脈が癒えたらしく立ち上がった。
「フレデリカさんとは闘った事が無いんですけど相当強いんでしょうね。戦闘にならなくて良かったです。」
俺達はその後も喋りながら道を進む。そして無事サツマタウンに辿り着いたのだった。
リィナ…こっちにこい!起きろ!タイトルコール!
ふぁああ!おはようございます!次の冒険に注目です!じゃあね♪
それでも俺達の間の空気は重かった。
ヒオキシティは星獣の影響で滅び去ったが、カゴシマシティは明らかに俺達の責任だ。
死んだ人を生き返らせ、崩れた町を元に戻したものの…俺達がこなければこんなことにはそもそもなら無かったのではないか?
俺達は死神か…行く先々で闘いを引き起こしている。色々な人を傷つけてしまった。帝国軍も沢山殺した。
彼らにも家族があっただろう。友が居ただろう。恋人が…大切な人が居ただろう。
俺に彼らを裁く権利は無い。殺して良いわけ無いんだ。
嫌な汗が出てきた。思考盗撮…?
「シオン。帝国軍を殺したり、様々な町を巻き込んだ事を後悔しているのね。」
「うわあああ!?人の思考を読むな!この駄聖剣!変な事ばっかりにエネルギー使っていると霊脈遮断するぞ。分かったな。」
「フフフ…悪かったわよ。ごめんなさいね。何だか貴方元気が無いみたいだったから、心配になったのよ。いつもシニカルだけど元気いっぱいだからね。」
「俺があんたを拾ったせいで皆の人生が狂ったんだと思ってな。リィナも町の人達も俺がこなければこんな目には合わなかったんだ。帝国軍もいっぱい殺した。誰一人顔も覚えちゃいない。そんな奴らでも家族や大事な人がいたはずなんだ。俺は本当に旅を続けて良いのか?」
エクスは凛とした様子で話す。
「死んでいったもの、犠牲になったものの為にもここで降りることは許されないわ。ウラグスク連邦共和国に行くんでしょう?そこでなんて事無い日常を取り戻しなさい。それが貴方に出来る事よ。」
俺は俯きながら答える。
「そっか…確かにここで投げ出せば全て無駄だった事になる。帝国軍との闘いも町の人達と飲んで騒いだ楽しい記憶も…恐ろしい教会の執行者も…そしてリィナとの出会いも…。そうだな俺は止まっちゃいられない。前に進もう。ありがとうエクス。お前も落ち着ける環境で闘いを忘れてのんびり暮らしたいよな。」
「シオン…前を向いて闘い続けなさい。それが彼らへの鎮魂歌よ。」
「ああ…。シオンさんに任せなさい。パーフェクトに敵を倒して見せる…どんなに困難で苦痛に満ちていても俺は折れない。やるぞ!克つ!打ち克つ!己の弱さに…自分という敵に!」
と…先行していたリィナが戻ってきた。
「あれ…シオン…何か辛いことでもあったんですか?泣いています?」
「大丈夫だ。何でもないよ。どうした何かあったか?」
「大きな穴とその中心に人が埋まっているんです。変でしょう?取り急ぎ伝えに来ました。」
エクスが口を開く。
「高レベルな霊圧を観測。天使クラス…神には及ばないけど強力ね。闘いの準備を…」
「待て待て…どうして天使が敵なんだ。俺達は神様に対してなにもやっていないぞ。」
エクスが呟く。
「聖道教会。」
「それです!聖道教会の人も近くにいました。エェイメェンって女の子が叫びながら巡回していましたね。」
「最悪だ。フレデリカも一緒にいるのか。最近大人しいと思っていたけど先回りして仕掛けてくるとはな。」
「覚悟を決めなさい。さっき口走っていたセリフが本当かどうか確かめさせてもらうわ。」
「了解!エクスカリバーを装備。エクスいつでも行けるぞ!」
「地面を蹴りなさい。縮地で飛び込むわよ。」
俺とリィナは地面を蹴った。一瞬で風景が切り替わる。高速の歩法…縮地の効果だ。
そこにはフレデリカの姿と地面に埋まってうずくまっている裸の少女の姿があった。銀髪で脆そうな雰囲気の少女だ。
フレデリカがこちらに気づく。
「ようやくやってきたか少年。今日は私が相手ではない。
天に召します我等が神…×✕✕の奇跡により地上に使わされた異端撲滅の権化…天使ダミンフェル様が貴様らの相手だ。愛おしき天使よ!目覚めたまえ!エェイメェン!」
そう言うとフレデリカはその場から飛び去った。
ダミンフェルと呼ばれた少女がゆっくりと立ち上がる。指をこちらに向けクンと中指を上に突き立てた。
エクスが叫ぶ。
「限定結界…アヴァロン!」
目に見えない連続の斬撃が叩き込まれる。これくらいならアヴァロンの守りは抜けな…えっ!
ダミンフェルが目の前まで一瞬で距離を詰めると右腕で薙いできた。
エクスカリバーが自動で動き弾き返す。ダミンフェルは俺の後ろに隠れていたリィナに狙いを着けると魔法を放った。
「ホーミングレイ…ヘルレイズスパーク。」
幾条もの光の束がリィナに襲いかかる。リィナは神話の楯を呼び身を守る。
「幻想顕現!アイギスの楯!」
英雄の楯が全ての光を防ぎきる。
しかしそこに更なる追撃が…ヘルレイズスパーク。乱れ落ちる雷の雨が俺とリィナに降り注いだ。
アヴァロンの守りは抜けないが…激しい攻撃に反撃の余裕が無い。
リィナは楯で防ぎきれない手足を雷で焼かれその場にたおれこんだ。
「…がはっガハッ幻想顕現…ロンギヌス…うわあああああ!リミットブレイク!グハァハァ召喚!」
フレデリカの持つ神殺しの聖槍を霊脈の限界を超えてリィナは召喚した。耐えられない激痛に襲われているはずだ。無茶だ!リィナ!
あたしはロンギヌスの槍を握る。赤い聖槍。原初の神を滅ぼした物。それを振るう。槍を構えて縮地する。ダミンフェルの前に躍り出る。連続の魔法の詠唱で一呼吸ついた瞬間…槍が闘い方を覚えている。思い切り全身を振り絞ってダミンフェルの顔面を穿った。何か硬いものを潰す感触…そしてダミンフェルは立ったまま光の泡に還っていった。
その場に崩れ落ちるリィナに駆け寄る。
「リィナ!無茶するな!死んじまったら何にもならないんだぞ。お前に死なれたら俺は俺は…どうしたら良いんだ。畜生…」
「泣かないでください。あたしはシオンに生かされて生きているんです。シオンを守って死ねるならそれで良いと思いますが…そんな寂しそうな笑顔をしないでください。大丈夫…あたしは死にません。少し横にならせて下さい。」
エクスが溜め息をつく。
「まさかフレデリカの現物を見たわけでもないのにロンギヌスを呼ぶとはね。無茶をするものだわ。でもその誰かを守りたいと言う想いは本物ね。強くなりなさい。リィナ。」
フレデリカは遠くの岩山から様子を見ていたが決着が着いたようなので、現地に戻ってきた。
シオン達はぎょっとして武器を構える。
「やる気か?少年。ハハハハ…弱ったお前らを討っても何にも愉しくはない。今日は見逃してやろう。エェイメェン。それにしても仮にも神の使徒たる天使を倒してしまうとはなぁ。つくづく恐れ知らずだ。異端者よ。常々行動は見張っているぞ。恐れおののき眠れる夜を過ごすが良い。お前達に安寧を与えるのは死という神の祝福だけだ。さらば!フハハハハ!」
フレデリカは去っていった。
「何だったんだ。あいつは弱っている俺達になら勝機もゼロじゃないだろうに。」
「結構礼儀正しいんじゃないかしら、天使も殺られたし上司への報告が大変なのかもしれないわね。」
リィナはエクスカリバーの効能で身体の傷と霊脈が癒えたらしく立ち上がった。
「フレデリカさんとは闘った事が無いんですけど相当強いんでしょうね。戦闘にならなくて良かったです。」
俺達はその後も喋りながら道を進む。そして無事サツマタウンに辿り着いたのだった。
リィナ…こっちにこい!起きろ!タイトルコール!
ふぁああ!おはようございます!次の冒険に注目です!じゃあね♪
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

拝啓、お父様お母様 勇者パーティをクビになりました。
ちくわ feat. 亜鳳
ファンタジー
弱い、使えないと勇者パーティをクビになった
16歳の少年【カン】
しかし彼は転生者であり、勇者パーティに配属される前は【無冠の帝王】とまで謳われた最強の武・剣道者だ
これで魔導まで極めているのだが
王国より勇者の尊厳とレベルが上がるまではその実力を隠せと言われ
渋々それに付き合っていた…
だが、勘違いした勇者にパーティを追い出されてしまう
この物語はそんな最強の少年【カン】が「もう知るか!王命何かくそ食らえ!!」と実力解放して好き勝手に過ごすだけのストーリーである
※タイトルは思い付かなかったので適当です
※5話【ギルド長との対談】を持って前書きを廃止致しました
以降はあとがきに変更になります
※現在執筆に集中させて頂くべく
必要最低限の感想しか返信できません、ご理解のほどよろしくお願いいたします
※現在書き溜め中、もうしばらくお待ちください
No One's Glory -もうひとりの物語-
はっくまん2XL
SF
異世界転生も転移もしない異世界物語……(. . `)
よろしくお願い申し上げます
男は過眠症で日々の生活に空白を持っていた。
医師の診断では、睡眠無呼吸から来る睡眠障害とのことであったが、男には疑いがあった。
男は常に、同じ世界、同じ人物の夢を見ていたのだ。それも、非常に生々しく……
手触り感すらあるその世界で、男は別人格として、「採掘師」という仕事を生業としていた。
採掘師とは、遺跡に眠るストレージから、マップや暗号鍵、設計図などの有用な情報を発掘し、マーケットに流す仕事である。
各地に点在する遺跡を巡り、時折マーケットのある都市、集落に訪れる生活の中で、時折感じる自身の中の他者の魂が幻でないと気づいた時、彼らの旅は混迷を増した……
申し訳ございませんm(_ _)m
不定期投稿になります。
本業多忙のため、しばらく連載休止します。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ちっちゃくなった俺の異世界攻略
鮨海
ファンタジー
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた!
精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる