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少女対空…天の光、地の星
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ギフテッドとの闘いから二日。俺達はゆっくり身体を休めた事だし、新しい町にそろそろ移動しようかという事になった。宿屋で周辺の地図を見て決めることに…
西にはサツマタウン、北にはキリシマシティがある。
「俺はどちらでも良いんだが、お前達に希望はあるか?」
「サツマタウンに行くと確かに北だけど、西に逆行するわね。私は東よりのキリシマシティを希望するわ。帝国軍が張っているかもだから正直どっちもどっちね。」
とエクス
「はいはーい!あたしは断然サツマタウンです!地元の黒豚を使った珍味があると聞きます。このパーティーの炊事係としては見逃せません。是非よってご賞味あれ!ねー行きましょうよーサツマタウン!」
とリィナ
リィナの圧が強い。まあ帝国軍が何処でも襲ってくるのは変わらないし、聖道教会もどっこいだしな。
本当はあまり寄り道したくないんだが、ただ敵と闘い町を北上していくだけじゃ色気が無い…この場合食い気か?シオンさんも鬼じゃありませんよ。秘蔵っ子のリィナの頼みだ。男を見せようじゃないの。
「分かった。サツマタウンに向かおう。俺も黒豚の珍味が気になるし、少しは旅を楽しまないとな。エクスも良いか?」
「私は食事の事は興味がないんだけど、リィナが楽しそうだからよしとしましょう。旅に寄り道はつきものだしね。帝国軍でも聖道教会でも私達を妨害する者はぶっ飛ばすわ。」
「そうこなくっちゃ…です!エクスカリバーさんありがとう!それじゃあ早速旅立つ準備をしましょう。」
「ああ…荷物をまとめるか。ってあれどういうことォォォォ!町が燃え盛ってるんですけどォォォォ!どこの馬鹿が着火したんだよ!ナインステイツ一の町が灰に!」
空から拡声された声が聞こえてくる。
「ウワハハハ!どうだ驚いたか!漆黒の騎士よ!これがこのF99インフィニットの戦闘能力だ!対地…対空…対艦全てパーフェクト!あたしの進撃は止められないわ。あんたを灰にして二階級特進してやる!高倍率スコープ!ニャハハ!漆黒の騎士とお仲間見っけ!オーラバルカン速射!」
何だあれは?空飛ぶ鉄の鳥?黒い鳥のようなカラクリが空を飛んでいる。あいつがカゴシマシティを燃やしたのか?俺達を炙り出す為だけに?
「シオン…対神戦闘機よ。神を殺すために神を超えた兵器。二千年前に散佚したと天界の記録には残っていたけど…相手が悪いわ。このままだと私達は殺される。蘇生も出来ないほど粉々にね。筋力の拡張に回してる霊力を速力に全ツッパするわ。走って!早く!」
俺は訳も分からず走り出した。宿屋を急いで出る。瓦礫と化したカゴシマシティを走り回る。霊気の銃弾や、実体霊気混合のみそいる?、そして対神誅滅砲オーラマグナムが叩き込まれる。全力で人間を超えた速度で走るが、何度も巻き込まれ即死を繰り返す。リィナも何度も死んでる。この感じ…エクスの内臓霊脈が持たない。補助霊脈…格納聖杯に切り替わるか…
そこを超えたら本当の終わりだ。完全に死ぬ。
「リィナ!あいつの動きを止める武器を産み出すんだ。空想の産物でも良い。妄想に強度を持たせろ。イメージするのは常に最強の特効兵器…お前になら出来る筈だ。」
「ハァハァ…ガバッガバッ分かりました。一度きりで良い。あの鉄の魔神を止める一矢を授けてください。あたしの神様…」
対空特効兵器…500ミリ対空機関砲…霊装送信…闘え今は若き乙女よ!歩みを止めるな!
「ありがとう…ごふっハァ…幻想顕現!500ミリ対空機関砲!顕現リミットブレイク!」
それは禁断の呪詛…自分の霊脈を蹂躙する呪い…リミットブレイク。
リィナは脂汗をかいて苦しみだした。俺は無力だ。敵を屠る以外何も出来ない。それも人任せ数えるくらいしか自分で闘った事なんか無いんだ。
巨大で武骨な大砲がオーバーロードした。自動で敵を追尾して大口径砲を速射し始める。
F99に弾が命中するが…バリアの様な物で無力化される。そんな…ここまでしてもだめなのか?あんなにリィナが苦しんだのに…ここで終わりなのか…認められない。絶対に。
「エクス敵の動きは止まった。俺達に撃てる最大出力を奴に叩き込む。頼んだぞ!」
「貴方の魂を前借りするとしましょう。良い怒りの闘気だわ。これなら撃てる。私の最強クラスの一撃。格納聖杯臨界!霊脈暴走!原初の神の怒りを見るが良い。ゴットレイジカリバーン!」
金色の閃光がF99を包み込む!
「くぅおおお!損傷度大!このままじゃあたし死ぬわ!負けてられっかよおお!こっちは皇帝の寵愛受けた紅薔薇の騎士スール様だってのオーラマグナムフルチャージ連射!砲門が焼き付けるまで撃ち尽くせ!」
敵は対神誅滅砲を連射してきた。着弾するまで10、9、8、7、6、5…エクスカリバーアルテマストライクブラッドヒート!
自身の血潮すら魔力砲として使役する捨身の一撃を放つ。赤い閃光が空を染め抜いた。
F99は飛行形態を維持できなくなり墜落する。…が敵は健在の様だ。
ワッハハッハ!耳に障る声が聞こえてくる。
紅薔薇の騎士スールだ。
「この程度であたしが死ぬかよう!あたしのアーティファクト…エリンカリバーを受けろ!フゥーハッハッハ!フゥーハッハッハァ!」
スールは黒い細身の剣を取り出し天にかざした。そこから黒い波動が発射される。最早霊脈も血潮も尽きたが…
「だから魂の…命の奔流の力を使うのよ。エクスカリバーソウルエッジ!敵を穿て!吠えろ!」
青い霊気の塊がエクスカリバーから放たれ、エリンカリバーの黒い波動にぶつかる。拮抗していたが次第に青い霊気が黒い波動を押していく。そして完全に塗りつぶす瞬間…
「くぅおお!こんなところで死ねるか!テレポート!」
黒い渦が広がりスールが吸い込まれていく。その後、エクスカリバーの光が埋め尽くす。
闘いは終わった。カゴシマシティの壊滅という戦果を残して…
人々は死傷者も出ている上に住んでいた町を破壊されて途方にくれている。
エクスが神声を拡張して流した。
「我が名はエクスカリバー。帝国軍と戦う聖剣である。今一度の奇跡を望むものは私に信仰を捧げよ。さすればこのカゴシマシティの大地に祝福をもたらさん。」
人々は立ち上がり、信仰を始めた。
「あの鉄の鳥を倒してくれたんだ。俺はみたぞ。エクスカリバーを信じる信仰する!」
「家の五歳の息子が帰ってくるなら信仰でも何でもする。神様、息子を救ってください。まだ小さい子供なんです。」
「俺の商店が灰になっちまった。エクスカリバー様、どうかご慈悲を信仰を捧げます。」
淡い光の弾がエクスに集まっていく。
「皆の思いがこの身体に集まってくる。今一度の奇跡を起こしましょう。次元回帰…楽園の扉…アヴァロンを解放。傷ついた者達よ。今こそ癒しを与えましょう。」
そうエクスが宣言するとカゴシマシティの残骸は常春の楽園アヴァロンの景色に変わっていった。そして死した者達の傷が癒え、甦って行く。倒壊した建物も元の姿に戻っていった。
カゴシマシティは完全に元の状態に戻ったのだった。
エクスカリバーを称える声があちこちから聞こえる。カゴシマシティはエクスカリバー一色だった。
リィナも立ち上がる。
「エクスカリバーさんまた皆を救ったんですね。やっぱり最後はエクスカリバーさん頼りです。あたしはまだまだだなぁ…もっと強くならないと皆を帝国軍から守れない。」
エクスが口を開く。
「貴女もこれからどんどん強くなるわ。今は焦らずに地盤を固める事を意識しなさい。対空機関砲は悪くなかったわ。それしても力強い信仰を感じるわね。私自体の神霊としてのランクが少し神代に近づいたわ。」
「エクス、リィナ…長居は無用だ。次の帝国軍の追っ手が来るかもしれない。サツマタウンを目指して出発しよう。」
エクス…
帝国軍の進撃は目を見張る物があるわね。単なる雑兵じゃなくてロストウエポンまで戦線に投入してくるなんて本気で「漆黒の騎士」を狩りに来ているみたい。それでも私は負けられない。なんせ伝説の聖剣ですもの。悪魔がこようが、神がこようが切って捨てるのみ、私達の旅はまだまだ続くわ。
次の冒険で会いましょう!
西にはサツマタウン、北にはキリシマシティがある。
「俺はどちらでも良いんだが、お前達に希望はあるか?」
「サツマタウンに行くと確かに北だけど、西に逆行するわね。私は東よりのキリシマシティを希望するわ。帝国軍が張っているかもだから正直どっちもどっちね。」
とエクス
「はいはーい!あたしは断然サツマタウンです!地元の黒豚を使った珍味があると聞きます。このパーティーの炊事係としては見逃せません。是非よってご賞味あれ!ねー行きましょうよーサツマタウン!」
とリィナ
リィナの圧が強い。まあ帝国軍が何処でも襲ってくるのは変わらないし、聖道教会もどっこいだしな。
本当はあまり寄り道したくないんだが、ただ敵と闘い町を北上していくだけじゃ色気が無い…この場合食い気か?シオンさんも鬼じゃありませんよ。秘蔵っ子のリィナの頼みだ。男を見せようじゃないの。
「分かった。サツマタウンに向かおう。俺も黒豚の珍味が気になるし、少しは旅を楽しまないとな。エクスも良いか?」
「私は食事の事は興味がないんだけど、リィナが楽しそうだからよしとしましょう。旅に寄り道はつきものだしね。帝国軍でも聖道教会でも私達を妨害する者はぶっ飛ばすわ。」
「そうこなくっちゃ…です!エクスカリバーさんありがとう!それじゃあ早速旅立つ準備をしましょう。」
「ああ…荷物をまとめるか。ってあれどういうことォォォォ!町が燃え盛ってるんですけどォォォォ!どこの馬鹿が着火したんだよ!ナインステイツ一の町が灰に!」
空から拡声された声が聞こえてくる。
「ウワハハハ!どうだ驚いたか!漆黒の騎士よ!これがこのF99インフィニットの戦闘能力だ!対地…対空…対艦全てパーフェクト!あたしの進撃は止められないわ。あんたを灰にして二階級特進してやる!高倍率スコープ!ニャハハ!漆黒の騎士とお仲間見っけ!オーラバルカン速射!」
何だあれは?空飛ぶ鉄の鳥?黒い鳥のようなカラクリが空を飛んでいる。あいつがカゴシマシティを燃やしたのか?俺達を炙り出す為だけに?
「シオン…対神戦闘機よ。神を殺すために神を超えた兵器。二千年前に散佚したと天界の記録には残っていたけど…相手が悪いわ。このままだと私達は殺される。蘇生も出来ないほど粉々にね。筋力の拡張に回してる霊力を速力に全ツッパするわ。走って!早く!」
俺は訳も分からず走り出した。宿屋を急いで出る。瓦礫と化したカゴシマシティを走り回る。霊気の銃弾や、実体霊気混合のみそいる?、そして対神誅滅砲オーラマグナムが叩き込まれる。全力で人間を超えた速度で走るが、何度も巻き込まれ即死を繰り返す。リィナも何度も死んでる。この感じ…エクスの内臓霊脈が持たない。補助霊脈…格納聖杯に切り替わるか…
そこを超えたら本当の終わりだ。完全に死ぬ。
「リィナ!あいつの動きを止める武器を産み出すんだ。空想の産物でも良い。妄想に強度を持たせろ。イメージするのは常に最強の特効兵器…お前になら出来る筈だ。」
「ハァハァ…ガバッガバッ分かりました。一度きりで良い。あの鉄の魔神を止める一矢を授けてください。あたしの神様…」
対空特効兵器…500ミリ対空機関砲…霊装送信…闘え今は若き乙女よ!歩みを止めるな!
「ありがとう…ごふっハァ…幻想顕現!500ミリ対空機関砲!顕現リミットブレイク!」
それは禁断の呪詛…自分の霊脈を蹂躙する呪い…リミットブレイク。
リィナは脂汗をかいて苦しみだした。俺は無力だ。敵を屠る以外何も出来ない。それも人任せ数えるくらいしか自分で闘った事なんか無いんだ。
巨大で武骨な大砲がオーバーロードした。自動で敵を追尾して大口径砲を速射し始める。
F99に弾が命中するが…バリアの様な物で無力化される。そんな…ここまでしてもだめなのか?あんなにリィナが苦しんだのに…ここで終わりなのか…認められない。絶対に。
「エクス敵の動きは止まった。俺達に撃てる最大出力を奴に叩き込む。頼んだぞ!」
「貴方の魂を前借りするとしましょう。良い怒りの闘気だわ。これなら撃てる。私の最強クラスの一撃。格納聖杯臨界!霊脈暴走!原初の神の怒りを見るが良い。ゴットレイジカリバーン!」
金色の閃光がF99を包み込む!
「くぅおおお!損傷度大!このままじゃあたし死ぬわ!負けてられっかよおお!こっちは皇帝の寵愛受けた紅薔薇の騎士スール様だってのオーラマグナムフルチャージ連射!砲門が焼き付けるまで撃ち尽くせ!」
敵は対神誅滅砲を連射してきた。着弾するまで10、9、8、7、6、5…エクスカリバーアルテマストライクブラッドヒート!
自身の血潮すら魔力砲として使役する捨身の一撃を放つ。赤い閃光が空を染め抜いた。
F99は飛行形態を維持できなくなり墜落する。…が敵は健在の様だ。
ワッハハッハ!耳に障る声が聞こえてくる。
紅薔薇の騎士スールだ。
「この程度であたしが死ぬかよう!あたしのアーティファクト…エリンカリバーを受けろ!フゥーハッハッハ!フゥーハッハッハァ!」
スールは黒い細身の剣を取り出し天にかざした。そこから黒い波動が発射される。最早霊脈も血潮も尽きたが…
「だから魂の…命の奔流の力を使うのよ。エクスカリバーソウルエッジ!敵を穿て!吠えろ!」
青い霊気の塊がエクスカリバーから放たれ、エリンカリバーの黒い波動にぶつかる。拮抗していたが次第に青い霊気が黒い波動を押していく。そして完全に塗りつぶす瞬間…
「くぅおお!こんなところで死ねるか!テレポート!」
黒い渦が広がりスールが吸い込まれていく。その後、エクスカリバーの光が埋め尽くす。
闘いは終わった。カゴシマシティの壊滅という戦果を残して…
人々は死傷者も出ている上に住んでいた町を破壊されて途方にくれている。
エクスが神声を拡張して流した。
「我が名はエクスカリバー。帝国軍と戦う聖剣である。今一度の奇跡を望むものは私に信仰を捧げよ。さすればこのカゴシマシティの大地に祝福をもたらさん。」
人々は立ち上がり、信仰を始めた。
「あの鉄の鳥を倒してくれたんだ。俺はみたぞ。エクスカリバーを信じる信仰する!」
「家の五歳の息子が帰ってくるなら信仰でも何でもする。神様、息子を救ってください。まだ小さい子供なんです。」
「俺の商店が灰になっちまった。エクスカリバー様、どうかご慈悲を信仰を捧げます。」
淡い光の弾がエクスに集まっていく。
「皆の思いがこの身体に集まってくる。今一度の奇跡を起こしましょう。次元回帰…楽園の扉…アヴァロンを解放。傷ついた者達よ。今こそ癒しを与えましょう。」
そうエクスが宣言するとカゴシマシティの残骸は常春の楽園アヴァロンの景色に変わっていった。そして死した者達の傷が癒え、甦って行く。倒壊した建物も元の姿に戻っていった。
カゴシマシティは完全に元の状態に戻ったのだった。
エクスカリバーを称える声があちこちから聞こえる。カゴシマシティはエクスカリバー一色だった。
リィナも立ち上がる。
「エクスカリバーさんまた皆を救ったんですね。やっぱり最後はエクスカリバーさん頼りです。あたしはまだまだだなぁ…もっと強くならないと皆を帝国軍から守れない。」
エクスが口を開く。
「貴女もこれからどんどん強くなるわ。今は焦らずに地盤を固める事を意識しなさい。対空機関砲は悪くなかったわ。それしても力強い信仰を感じるわね。私自体の神霊としてのランクが少し神代に近づいたわ。」
「エクス、リィナ…長居は無用だ。次の帝国軍の追っ手が来るかもしれない。サツマタウンを目指して出発しよう。」
エクス…
帝国軍の進撃は目を見張る物があるわね。単なる雑兵じゃなくてロストウエポンまで戦線に投入してくるなんて本気で「漆黒の騎士」を狩りに来ているみたい。それでも私は負けられない。なんせ伝説の聖剣ですもの。悪魔がこようが、神がこようが切って捨てるのみ、私達の旅はまだまだ続くわ。
次の冒険で会いましょう!
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