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断章…少女の覚悟…エクスカリバーという業物
しおりを挟む うちの小学校は、今年度から隔週で土曜日も通学することになった。
土曜日まで学校に行くなんて、信じられない!
そう、みんなは言っていたけど、午前中で授業が終わる土曜日が、おれは大好きだ。
どうせ土曜日が休みだったとしても、朝から晩まで塾に通わせられていただろうし、掃除さえすませば、まだ太陽がきらきらと輝いているうちに、このうす暗い教室から解放される。
そして午後はまるまる、大好きなサッカー部の時間。
梅雨もあけて、きょうはひさしぶりにすっきりと晴れている。
おれは教室の窓から上半身を投げ出して、黒板消しをはたきながら、抜けるような青空を見上げていた。
「ユキリンのやつ、きょう、ずる休みしたんだぜ!」
いつのまにかとなりにいたタカシが、雑巾をぶんぶんとふりまわしながら、吐き捨てるように言った。
ユキリン?
一瞬、誰のことかと思ったけど、すぐに思い出した。
同じクラスの大友ユウキだ。
タカシは、ユキリンというニックネームを、クラスじゅうに広めようとしているのだが、いまのところ使っているのはタカシだけだ。
ちなみに大友ユウキ本人も、そのニックネームは認めていない。
「なんでそんなこと、わかるんだよ」
「なんでって……。おまえ、きょうファイナルクエスト7の発売日だぞ。あいつ、いっつもすばやく手に入れて、一番早くクリアしたって自慢するじゃないか」
「そうだっけか」
だれが一番早くゲームをクリアするかなんて、おれにはどうでもいいことだ。
しかし、ふだん自慢話ばかりしているタカシにとって、他人の自慢話を聞かされることは、たまらなく苦痛なのだろう。
「ならおまえも、学校を休んで買いに行けばよかったじゃないか」
とたんにタカシが、しゅんとして肩を落とした。
「おれ、いま金欠なんだ。月末のこづかい日まで、とても買えやしないよ……」
それはおれも同じさ。
そうこたえようとしたとき、背中ごしに、かん高い怒鳴り声が聞こえてきた。
「ちょっと竹内さん! ぼさっとしてないで、さっさと埃まとめてよね!」
この声は、女子たちのリーダー、佐々木ヒロミだ。
「いつまでたったって、掃除が終わらないじゃない!」
ふり返れば、教室のうしろに、ほうきを手にした女子たちが集まっていた。そのなかで竹内サトミは、ひとりしゃがみこんで、ちりとりに埃をまとめている。
「言われるまえにやってよ。気がきかないんだから……」
集まっていたほかの女子たちも、ヒロミに倣《なら》うようにサトミにきびしい目をむけていた。
「机を下げて、イスも降ろしといてね」
「それがすんだら、ゴミ捨ててきて」
次々と女子たちに仕事を押しつけられても、竹内サトミは文句ひとつ言わず、にこにこと微笑みながら、うなずいている。
「なあケンヂ、おまえも買うんだろ、ファイクエ7。なあ……」
背中に話しかけるタカシの声を、おれはうわの空で聞いていた。
竹内サトミを、ずっと見ていたんだ。
楽しげにおしゃべりをする女子たちとは、まったく別の次元にでもいるかのように、サトミはたんたんと頼まれた作業をこなしていた。
教室のまえにまとめられた机を、がたがたと引きずりながら、もとの位置へもどし、汗ばんだ額をハンカチでふきながら、次々とイスを降ろしていく。
不満そうな表情ひとつ、浮かべることもない。
ただ、別の次元で楽しそうに笑っている女子たちを見たときだけ、とても寂しげな目をしたのを、おれは見逃さなかった。
ゴミ箱をかかえて、サトミがひとり教室を出ていく。
おれは急いであとを追うと、サトミの手からゴミ箱を取り上げた。
「えっ、なあに……」
おどろいたサトミが、目を丸くしておれを見た。
「おれだって一応、掃除当番だからさ」
目も合さずにそれだけ言うと、おれはゴミ置き場へ走った。
✳︎
最近、学校という空間にいることが、とてもたいくつに感じていた。
勉強が大きらいというわけではないし、サッカー部での活動はとても楽しい。
だけど、学年が上がるにつれて、平々凡々と時間がすぎていく変わりばえのしない学校生活に、なんとなくあきていた。
ドキドキするような日々なんて、所詮、漫画やアニメのなかだけ。
そう思っていた。
「石神くん。石神ケンヂくん」
放課後、鳥かごから解放された鳥のように昇降口からとび出した、おれの背中に声をかけてきたのは、竹内サトミだった。
まっすぐで長い髪のサトミは、白いブラウスに、水色のチェックのスカート。白いハイソックスに、黒い革靴といった、いつもの格好で昇降口に立っていた。
ほかの女子たちが、競うように中学生向けファッション雑誌のキラキラした服装をまねるなか、サトミの服装は、どこかみんなとは違う、品の良いお嬢さまのような落ちついた雰囲気を漂わせている。
実際、大きなお屋敷に住んでいるという、うわさもある。
「ああ、竹内さん」
正直、竹内サトミに話しかけられるなんて思ってもいなかったので、おれはちょっとびっくりしていた。
だけどそこは、いたって冷静に、なんでもないように――。
「何かよう?」
「うん。ちょっとお話、いいかな?」
「いいけど……」
通りすぎるクラスメイトたちが、ニヤニヤしながらおれたちを見つめている。
いつもひとりでおとなしく、女子どころか、男子となんて口もきかないと思われていたお嬢さまのサトミが、おれなんかに話かけているのだから無理もない。
「えっとね……、竹内さん。その話、長いの?」
「うん。ちょっと頼みたいことがあるの。サトミでいいよ」
「あ、そう……。サトミ……さん、ひょうたん池公園で話さない? ここ、目立つから」
「ひょうたん池? ああ、親水公園のことね。それじゃあ二時に。絶対きてね」
クラスメイトたちの視線など、まったくおかまいなく、サトミはにっこりと微笑んで、しずしずと昇降口をあとにした。
その姿が校門の外に消えたとたん、いっせいに女子たちが騒ぎだす。
「なによケンヂ! ひょうたん池でデート?」
ヒロミの矢のようにするどい質問が、おれの背中につき刺さる。
「竹内さんもおとなしそうにみえて大胆よね。みんなのまえでデートに誘うなんてさ!」
ヒロミのとりまきの一人、エリカが冷やかしの言葉をなげかける。
「でもさ、ひょうたん池に誘ったのはケンヂじゃん。ねえケンヂ、みんなでのぞきに行ってもいい?」
もう一人のとりまきユキナが、追い込みをかけてきた。
おれは恥ずかしさにたえきれず、校門にむかって走りだした。
クラスで一番、うわさ話と、だれかの悪口が大好きな、ヒロミ軍団に見られてしまうなんて……。
そのとき、バタバタと騒がしい音をたてて、昇降口にタカシがやってきた。
「あっ、ケンヂ、まってまって。一緒に帰ろうぜ!」
放りだした靴に足をつっこみながら、大声で叫んでいる。
「ごめんタカシ、きょうはさきに帰るから! それから午後の部活も休むから、ゴリセンに伝えといて!」
「ずるいぞケンヂ、ファイクエ7買いに行くんだろ! あとでおれにもやらせろよな!」
タカシの怒鳴り声を背中で聞きながら、おれは校門からとび出した。
「まったくお嬢さまってのはさ、どうして空気が読めないんだろうな。そんなんだから、みんなから浮いた存在になっているっていうのに……」
いつもはのんびりと歩く通学路を、全力で走る。
そのせいだとは思うのだけど、おれの胸はどきどきと高鳴っていた。
土曜日まで学校に行くなんて、信じられない!
そう、みんなは言っていたけど、午前中で授業が終わる土曜日が、おれは大好きだ。
どうせ土曜日が休みだったとしても、朝から晩まで塾に通わせられていただろうし、掃除さえすませば、まだ太陽がきらきらと輝いているうちに、このうす暗い教室から解放される。
そして午後はまるまる、大好きなサッカー部の時間。
梅雨もあけて、きょうはひさしぶりにすっきりと晴れている。
おれは教室の窓から上半身を投げ出して、黒板消しをはたきながら、抜けるような青空を見上げていた。
「ユキリンのやつ、きょう、ずる休みしたんだぜ!」
いつのまにかとなりにいたタカシが、雑巾をぶんぶんとふりまわしながら、吐き捨てるように言った。
ユキリン?
一瞬、誰のことかと思ったけど、すぐに思い出した。
同じクラスの大友ユウキだ。
タカシは、ユキリンというニックネームを、クラスじゅうに広めようとしているのだが、いまのところ使っているのはタカシだけだ。
ちなみに大友ユウキ本人も、そのニックネームは認めていない。
「なんでそんなこと、わかるんだよ」
「なんでって……。おまえ、きょうファイナルクエスト7の発売日だぞ。あいつ、いっつもすばやく手に入れて、一番早くクリアしたって自慢するじゃないか」
「そうだっけか」
だれが一番早くゲームをクリアするかなんて、おれにはどうでもいいことだ。
しかし、ふだん自慢話ばかりしているタカシにとって、他人の自慢話を聞かされることは、たまらなく苦痛なのだろう。
「ならおまえも、学校を休んで買いに行けばよかったじゃないか」
とたんにタカシが、しゅんとして肩を落とした。
「おれ、いま金欠なんだ。月末のこづかい日まで、とても買えやしないよ……」
それはおれも同じさ。
そうこたえようとしたとき、背中ごしに、かん高い怒鳴り声が聞こえてきた。
「ちょっと竹内さん! ぼさっとしてないで、さっさと埃まとめてよね!」
この声は、女子たちのリーダー、佐々木ヒロミだ。
「いつまでたったって、掃除が終わらないじゃない!」
ふり返れば、教室のうしろに、ほうきを手にした女子たちが集まっていた。そのなかで竹内サトミは、ひとりしゃがみこんで、ちりとりに埃をまとめている。
「言われるまえにやってよ。気がきかないんだから……」
集まっていたほかの女子たちも、ヒロミに倣《なら》うようにサトミにきびしい目をむけていた。
「机を下げて、イスも降ろしといてね」
「それがすんだら、ゴミ捨ててきて」
次々と女子たちに仕事を押しつけられても、竹内サトミは文句ひとつ言わず、にこにこと微笑みながら、うなずいている。
「なあケンヂ、おまえも買うんだろ、ファイクエ7。なあ……」
背中に話しかけるタカシの声を、おれはうわの空で聞いていた。
竹内サトミを、ずっと見ていたんだ。
楽しげにおしゃべりをする女子たちとは、まったく別の次元にでもいるかのように、サトミはたんたんと頼まれた作業をこなしていた。
教室のまえにまとめられた机を、がたがたと引きずりながら、もとの位置へもどし、汗ばんだ額をハンカチでふきながら、次々とイスを降ろしていく。
不満そうな表情ひとつ、浮かべることもない。
ただ、別の次元で楽しそうに笑っている女子たちを見たときだけ、とても寂しげな目をしたのを、おれは見逃さなかった。
ゴミ箱をかかえて、サトミがひとり教室を出ていく。
おれは急いであとを追うと、サトミの手からゴミ箱を取り上げた。
「えっ、なあに……」
おどろいたサトミが、目を丸くしておれを見た。
「おれだって一応、掃除当番だからさ」
目も合さずにそれだけ言うと、おれはゴミ置き場へ走った。
✳︎
最近、学校という空間にいることが、とてもたいくつに感じていた。
勉強が大きらいというわけではないし、サッカー部での活動はとても楽しい。
だけど、学年が上がるにつれて、平々凡々と時間がすぎていく変わりばえのしない学校生活に、なんとなくあきていた。
ドキドキするような日々なんて、所詮、漫画やアニメのなかだけ。
そう思っていた。
「石神くん。石神ケンヂくん」
放課後、鳥かごから解放された鳥のように昇降口からとび出した、おれの背中に声をかけてきたのは、竹内サトミだった。
まっすぐで長い髪のサトミは、白いブラウスに、水色のチェックのスカート。白いハイソックスに、黒い革靴といった、いつもの格好で昇降口に立っていた。
ほかの女子たちが、競うように中学生向けファッション雑誌のキラキラした服装をまねるなか、サトミの服装は、どこかみんなとは違う、品の良いお嬢さまのような落ちついた雰囲気を漂わせている。
実際、大きなお屋敷に住んでいるという、うわさもある。
「ああ、竹内さん」
正直、竹内サトミに話しかけられるなんて思ってもいなかったので、おれはちょっとびっくりしていた。
だけどそこは、いたって冷静に、なんでもないように――。
「何かよう?」
「うん。ちょっとお話、いいかな?」
「いいけど……」
通りすぎるクラスメイトたちが、ニヤニヤしながらおれたちを見つめている。
いつもひとりでおとなしく、女子どころか、男子となんて口もきかないと思われていたお嬢さまのサトミが、おれなんかに話かけているのだから無理もない。
「えっとね……、竹内さん。その話、長いの?」
「うん。ちょっと頼みたいことがあるの。サトミでいいよ」
「あ、そう……。サトミ……さん、ひょうたん池公園で話さない? ここ、目立つから」
「ひょうたん池? ああ、親水公園のことね。それじゃあ二時に。絶対きてね」
クラスメイトたちの視線など、まったくおかまいなく、サトミはにっこりと微笑んで、しずしずと昇降口をあとにした。
その姿が校門の外に消えたとたん、いっせいに女子たちが騒ぎだす。
「なによケンヂ! ひょうたん池でデート?」
ヒロミの矢のようにするどい質問が、おれの背中につき刺さる。
「竹内さんもおとなしそうにみえて大胆よね。みんなのまえでデートに誘うなんてさ!」
ヒロミのとりまきの一人、エリカが冷やかしの言葉をなげかける。
「でもさ、ひょうたん池に誘ったのはケンヂじゃん。ねえケンヂ、みんなでのぞきに行ってもいい?」
もう一人のとりまきユキナが、追い込みをかけてきた。
おれは恥ずかしさにたえきれず、校門にむかって走りだした。
クラスで一番、うわさ話と、だれかの悪口が大好きな、ヒロミ軍団に見られてしまうなんて……。
そのとき、バタバタと騒がしい音をたてて、昇降口にタカシがやってきた。
「あっ、ケンヂ、まってまって。一緒に帰ろうぜ!」
放りだした靴に足をつっこみながら、大声で叫んでいる。
「ごめんタカシ、きょうはさきに帰るから! それから午後の部活も休むから、ゴリセンに伝えといて!」
「ずるいぞケンヂ、ファイクエ7買いに行くんだろ! あとでおれにもやらせろよな!」
タカシの怒鳴り声を背中で聞きながら、おれは校門からとび出した。
「まったくお嬢さまってのはさ、どうして空気が読めないんだろうな。そんなんだから、みんなから浮いた存在になっているっていうのに……」
いつもはのんびりと歩く通学路を、全力で走る。
そのせいだとは思うのだけど、おれの胸はどきどきと高鳴っていた。
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