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5.黒兎の雑貨屋
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あの日からヴェリとの生活は楽しくやっている。エロく可愛いヴェリと過ごす日々は幸せだ。
ただギルドでの冒険者としての仕事はもう少し稼ぎが欲しい。これはランク上げが必要だろう。外での魔物狩りはヴェリにやめて欲しいと言われているし。
そんなことを考えながらギルドに向かうと、
「指名依頼ですか?」
「ああ、黒兎の雑貨屋からの依頼だ。いい依頼内容だから受けるといい」
「はい」
黒兎の雑貨屋ねえ。
地図を頼りに向かうと結構いい立地にある立派そうな大きい店だった。ドアを開けて中に入ると、
「いらっしゃい、、ああ!待ってたよ。君がカイリだね」
「はい。カイリといいます。依頼受けに来ました。よろしくお願いします」
そこにいたのはピンと立っているうさぎ耳を持つ黒髪で薄ピンク色の瞳をした青年だった。白兎のヴェリとはまた違う可愛さというか、かわ格好いいかんじの美青年だな。
「ラウさん、今回は指名ありがとうございます」
「いえいえ。今君ヴェリと暮らしてるんでしょ。ヴェリの友人として、君に挨拶しておきたかったんだ」
そういいながら店をいったん閉じて、店の奥の方に案内される。
「えっと、まずは仕事の話からしよう。今回頼む仕事は、魔石の荒削りを頼みたいんだ。魔石は高く売れるから前に頼んだ冒険者に盗まれてね。それからは自分でしてたんだけど、今回からカイリに頼みたいんだ」
「ん?今回から?」
「ああ、できれば定期的に頼みたい。今回やってみてうまく出来そうならだけど」
「そうか。わかったよ」
この異世界では魔石という物を日常生活で使うことがある。
ラウは丁寧に荒削りの方法を教えてくれて、箱に入った魔石を一つ一つ整えていく。
「うんうん。上手だね。これから次回もお願いしたいな」
ラウはそんなことをいいつつ俺の顔をじっと見ながら、
「……ヴェリが誰かと暮らし始めるとは思わなかったよ。ヴェリって一人でいることが好きなのかと思ってたから」
「でも、最近明らかに幸せそうでさあ。なんでかなと思ってたらカイリって猿族と暮らしてるって話でびっくりしたよ。でも、安心した」
そういうとラウは微笑みながら俺に感謝をのべてくる。ヴェリとどういう関係なのかは知らないがヴェリの幸せを考えてくれる友人がいて良かったと思う。
ただ、俺の悪い性癖が出てきそうで困る。友人想いのラウが可愛くて触れてみたくなるし、それ以上のこともしたくなってしまった。
「ラウはそういう仲の亜人はいないの?」
「今はいないね~。やっぱり同じ亜人だと、なんか違うって心がおもっちゃうんだよ。寂しいからたまには相手作るけどやっぱりだめなんだよな~」
「だから幸せそうなヴェリが羨ましいかな」
切なそうな表情をするラウ。
この黒兎可愛いな。
どうにも欲しくなりやばい。でも欲望をなんとか押さえて手を動かす。
それからも雑談をしながら魔石の荒削りを終わらした。
「ありがとう!じゃあ、これからも頼むからよろしく」
「こちらこそ、よろしく」
報酬を受け取って黒兎の雑貨屋をあとにした。結構お金貰ってから何か良いものでも買って帰ろうかな。
今夜の料理に使う具材を買って家に帰ってきた。
ただギルドでの冒険者としての仕事はもう少し稼ぎが欲しい。これはランク上げが必要だろう。外での魔物狩りはヴェリにやめて欲しいと言われているし。
そんなことを考えながらギルドに向かうと、
「指名依頼ですか?」
「ああ、黒兎の雑貨屋からの依頼だ。いい依頼内容だから受けるといい」
「はい」
黒兎の雑貨屋ねえ。
地図を頼りに向かうと結構いい立地にある立派そうな大きい店だった。ドアを開けて中に入ると、
「いらっしゃい、、ああ!待ってたよ。君がカイリだね」
「はい。カイリといいます。依頼受けに来ました。よろしくお願いします」
そこにいたのはピンと立っているうさぎ耳を持つ黒髪で薄ピンク色の瞳をした青年だった。白兎のヴェリとはまた違う可愛さというか、かわ格好いいかんじの美青年だな。
「ラウさん、今回は指名ありがとうございます」
「いえいえ。今君ヴェリと暮らしてるんでしょ。ヴェリの友人として、君に挨拶しておきたかったんだ」
そういいながら店をいったん閉じて、店の奥の方に案内される。
「えっと、まずは仕事の話からしよう。今回頼む仕事は、魔石の荒削りを頼みたいんだ。魔石は高く売れるから前に頼んだ冒険者に盗まれてね。それからは自分でしてたんだけど、今回からカイリに頼みたいんだ」
「ん?今回から?」
「ああ、できれば定期的に頼みたい。今回やってみてうまく出来そうならだけど」
「そうか。わかったよ」
この異世界では魔石という物を日常生活で使うことがある。
ラウは丁寧に荒削りの方法を教えてくれて、箱に入った魔石を一つ一つ整えていく。
「うんうん。上手だね。これから次回もお願いしたいな」
ラウはそんなことをいいつつ俺の顔をじっと見ながら、
「……ヴェリが誰かと暮らし始めるとは思わなかったよ。ヴェリって一人でいることが好きなのかと思ってたから」
「でも、最近明らかに幸せそうでさあ。なんでかなと思ってたらカイリって猿族と暮らしてるって話でびっくりしたよ。でも、安心した」
そういうとラウは微笑みながら俺に感謝をのべてくる。ヴェリとどういう関係なのかは知らないがヴェリの幸せを考えてくれる友人がいて良かったと思う。
ただ、俺の悪い性癖が出てきそうで困る。友人想いのラウが可愛くて触れてみたくなるし、それ以上のこともしたくなってしまった。
「ラウはそういう仲の亜人はいないの?」
「今はいないね~。やっぱり同じ亜人だと、なんか違うって心がおもっちゃうんだよ。寂しいからたまには相手作るけどやっぱりだめなんだよな~」
「だから幸せそうなヴェリが羨ましいかな」
切なそうな表情をするラウ。
この黒兎可愛いな。
どうにも欲しくなりやばい。でも欲望をなんとか押さえて手を動かす。
それからも雑談をしながら魔石の荒削りを終わらした。
「ありがとう!じゃあ、これからも頼むからよろしく」
「こちらこそ、よろしく」
報酬を受け取って黒兎の雑貨屋をあとにした。結構お金貰ってから何か良いものでも買って帰ろうかな。
今夜の料理に使う具材を買って家に帰ってきた。
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