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霧乃ふー 

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甘い激しいキス*

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 それからかけるとは毎日一緒にお風呂に入るようになった。

 最初は「体、洗ってあげるね」と言われて体を泡の付いた手でいやらしい手つきで洗われた。
 僕はその刺激にピクピクと体を震わせて耐えていた。
 数日は体を洗われるだけだった。

 かけるにとって、僕の体を洗うのは兄弟でのふれあいの一部なのかな?
 そんなことを考えていた。

 その日の夜は、いつものように、僕は体を洗われていた。最近、駿としてない僕は、両手で体をくまなく触られて性器が勃起してしまっていた。

 両方の乳首をくりくりっと摘ままれて僕は喘ぎ声をあげながらぼたぼたと射精した。僕はぐったりと後ろにいるかけるにもたれ掛かると、

「……さとる?イったの?」

「ご、ごめんなさい」

「最近、出してなかったのかな。体洗われて気持ちよくなっちゃったの?」

「……うん、……きもちよくてイっちゃった」

「じゃあ、これからは俺が抜いてあげるね」

「あと、……ここも洗って、全部綺麗にしなくちゃだめだよね」

 かけるはそういい僕のアナルにくちゅりとあわあわの指を入れてきた。
 
「ひゃあっ♡」

「かけるっ、はずかしいよっ♡」

「大丈夫。……洗うだけだから」

 ぐぷくぷと指が飲みこまれていく。指が入ってきた圧迫感が気持ちいい。
 ぐにぐにと指を中で動かしていく。 

「かけるぅ♡ゆびっ、うごかしちゃだめぇっ♡あぅっ♡」

「指動かないと綺麗に洗えないでしょ?」

 もうこんなのただの愛撫でしたない。僕もかけるもそんなことはわかっていた。

 かけるも興奮しているのか、呼吸が荒くなっている。振り替えって、かけるを見つめると興奮したオスの顔で色気駄々漏れな、いやらしい顔をしている。僕で興奮しているかけるが愛おしくてたまらなくなる。

 荒い呼吸をしているかけるの唇をじっとみて、キスが欲しくなる。

 「……かける……」

 僕が吸い寄せられるようにかけるの唇にキスしようとした時に、

 ガチャリ

 と脱衣場の扉が開けられた。

「ーーあれ?先客?」

 駿が入ってきたのだ。僕が答えられないでいると、

「……駿。今入ってる所だよ。ちょっと、待っててくれる?」

「ああ。わかったよ。……あれ?服さとるのもあるじゃん」

「うん。今さとると入ってるから」

 僕と入ってることを言うと、かけるはアナルに入ってる指をぐちゅぐちゅと動かし始めた。

 かけるのイタズラに驚いたが、僕は喘ぎ声を出さないように口に手をやった。

「そっか。やっぱり、かけるとさとるは仲いいんだな」

「まあね。でも最近は、駿も仲良さそうじゃないか?」

「まあね~。あーあ、俺もさとるとお風呂入りたいな」

 そういい、駿は脱衣場から出ていった。かけるはぐちゅぐちゅと動かしていた指を抜き、
 
「さっきの続き、したい?」

「えっ?」

「さっき、キスしようとしてたじゃん。されたい?俺に。駿じゃなくて」

「……かけるにされたい。かけるが欲しいよっ」

 かけるは噛みつくように僕の唇を奪った。かけるの激しいキスに求められている感覚が凄くて胸がいっぱいになる。 感じる所をなめ尽くされて、とても気持ちいい。

「さとるっ。俺も、さとるが欲しい」

「……好き、好きだ」 

「好きだ」

 キスをしながら好きと何度も何度も言われた。僕は幸せで頭がふわふわとしてきた。好きな人に好きだと言われるのってこんなにふわふわして幸せなことなんだ。
 
「僕も……すき」 

 くちゅくちゅと舌を絡ませあう音がする。
 
「さとる。ーー抱きたい、いい?」

「ここじゃなくてベッドで」

「うん」

 僕とかけるは収まらない興奮を抱えながら、お風呂場をあとにしてかけるの部屋へと向かった。

 

 


 



 

 


 

 

 

 

 

 
 
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