たとえ空がくずれおちても
社会人の遥花(はるか)は、ある日、高校2年生の頃に戻ってしまった。
現在の同僚であり、かつては同級生だった梨菜に降りかかるいじめと向き合いながら、遥花は自分自身の姿も見詰め直していく。
名作映画と祖母の面影を背景に、仕事も恋も人間関係もうまくいかない遥花が、高校時代をやり直しながら再び成長していくお話。
※表紙絵はSNC*さん(@MamakiraSnc)にお願いして描いていただきました。
※作中で名作映画のあらすじなどを簡単に説明しますので、未視聴の方にはネタバレになる箇所もあります。
現在の同僚であり、かつては同級生だった梨菜に降りかかるいじめと向き合いながら、遥花は自分自身の姿も見詰め直していく。
名作映画と祖母の面影を背景に、仕事も恋も人間関係もうまくいかない遥花が、高校時代をやり直しながら再び成長していくお話。
※表紙絵はSNC*さん(@MamakiraSnc)にお願いして描いていただきました。
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無断転載はご遠慮下さい。
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最終話まで読みました。
勇気を出すことや、固定概念から脱却すること、それらの大切さが描かれていたように思えます。変わろうと踏み出した彼女たちの未来が明るいことを願っています。
最後までありがとうございました。
楽しんでいただけたなら嬉しいです。
第五章読み終わりました。
三人が仲良くなっていく物語、面白いですね。
ただ、お父さんのことが気になりますね。
ありがとうございます。
うまく片付くといいですねえ。
図書室で出会った楠原くん。
彼と関わることで、自分の他人への関心の薄さを知る。打開策ができた訳じゃない。でも、一歩前進しましたね。
ありがとうございます。
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第二章読みました。
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ありがとうございます。
あらすじ通りに、過去に戻るお話です。
お楽しみ頂ければ幸いです。
めっちゃ良かった〜!!
一気読みしました。
大人として、かつて高校生だった身として、心情が分かることもそうでないことも。
梨奈がイケててかっこいい。
遥花も真面目で一生懸命で、好き!
坂詰さんが仲良しにならないとこも良かった(笑)
そして……楠原くん!! 美味しい!!
おばあちゃんも!!
映画が次々に出てきて、観たくなりました(笑)
みにらさん、ありがとうございました。
へへへ、お気に召していただけて良かった。
みんなそれぞれに頑張って生きてます。
映画、色々素敵な作品ありますので、ご興味あればぜひ!
真正面から他者と向き合うことは、勉強するより何倍も気力が要る。それを逃げることなく立ち向かった遥花だから、二度目の青春はこんなにも中身の詰まったものになったんですね。
表面上だけじゃない、中身のある友情。こんな学生生活送ってみたかったなと羨ましく眩しく感じました。
けっこうぐさぐさくるものか多かったのですが、個人的にぐさっときたのは、遥花が彼女へのいじめに気付いてなかったという序盤の描写です。
気付いてないのは一種の免罪符だって心のどこかで感じてる、その感覚に覚えがありすぎてめちゃくちゃ刺さりました。いや、免罪符だなんてどこにも書いてないのですか、そんな風に感じ取りました。
自分の心持ち次第では視野をいくらも広げられますから…そしてそれを実際に実行し、○の中だけど二度目の青春をしっかりやり直せた遥花はかっこよかったです。
終盤の怒涛の種明かしも迫力あって引き込まれました。そしてラスト、ああ今までのやり直しにはちゃんと意味があったんだな…と感じられてぐっときました。楠原くんの存在も切ない余韻で素晴らしかったです。
長くなりましたがが、素敵な物語をありがとうございました。
おさかなさん、ありがとうございます!
なんだかんだで一度滞りなく過ごしたはずのことも、思い返せば後悔が残っていたりするもので、わざとやったことに対して後悔することもあるし、逆に「知らなかった」こと自体が自分でもあまりにもひどいなと思ったりするものなので、そういうのをお話の中だけでも取り返せたらまた違うのかな、とかそういうことを考えながら書きました。
楽しんでいただけたなら、ほんとにうれしいです。
ありがとうございました。
最後まで読了しました。
梨菜をいじめから守るだけでなく、家族や他の友人との関係を見直すまでに至る心情の変化、『優等生さま』からの脱却が繊細かつ丁寧に描かれており、お話にどんどん引き込まれてしまいました。
また、主人公側だけでなくいじめグループの子達についても、(いじめ自体は許されざることだし身勝手であるのは前提で)「気持ちは分からなくもない」と思わせられました。
随所に挟まれる名作映画の台詞や音楽が場面に彩りを添え、物語をより面白く引き立てているのもにくいところです。
素敵なお話をありがとうございました。
ご感想ありがとうございます。
お楽しみいただけたなら何よりです。
してはいけないことだけどこの世に存在することなので、やっぱりそこには「なぜそんなことをするのか」っていうリアリティを求めていて、なので「分からなくもない」と思っていただけたならうれしいです。
お読みいただきありがとうございました。
退会済ユーザのコメントです
ご感想ありがとうございます。
客観的な視点からのご感想、非常にありがたいです。
特に序盤の刺々しさは、正直(読み手にどう当たるか)自分でもあまりきちんと認識していなかったところなので、率直なご感想が糧となります。
また、ラストの性急さについても、やはり加筆するならそこだなと(後半からラストにかけての部分)改めて感じました。
そこからでも、ラストのまとまりが良いと言っていただけて何よりです。
勉強になります。まことにありがとうございました。
完結おめでとうございます。また、執筆お疲れさまでした。
優等生なだけだった主人公、序盤では悪意を向けてくるばかりだった梨奈、嫌うしかなかった父親、完璧な人と思えた祖母。
「もう一度」を経ることにより、皆のそれまで見えなかった一面が浮かび上がってきて、ひとりの人間がいい面も悪い面も備え合わせているという事実を痛感させられる物語でした。
家族睦まじい最終話の写真は、決めつけや思い込みの生んだ齟齬が晴れ、未来が幸いに彩られることの象徴めいて感じます。
梨奈とのつながりや新たな観点が不可思議にも今へ続いたように。
たとえ空がくずれおちてきても、誰も気に留めないような歴史の1ページであったとしても、必ずそこに残るものがある。
彼女に残留した図書室のイメージはこのひとつの証左でありましょう。
夢の中で傍らに立つ彼が、それを賛辞として受け取ってくれることを願うばかりです。
ご感想ありがとうございます。
色んな面が見えてくるってことが、大人になるってことなのかなと思っています。
これまで見えなかった一面を知った遥花は、きっと今までよりもずっと大人になっているはず。
彼とは、きっとまたどこかの夢で会うのかもしれません。
みんなの未来を綺麗な姿で思い描いてくださいって、ありがとうございました。
最後まで拝読しました。
冒頭のチクチクした梨菜ちゃんのトゲトゲを日下さんが優しく抜いていくお話なのかなと思っていましたが、結構踏み込んでグイッと抜いていくのでそうそう、確執ってそれくらいやんないとな!って爽快&説得力がありました。
やろうって決めた人って強いなぁと勇気を貰える物語の引力と優しさが好きです。
テンポも悩みと決断の間が良くてストーリーに没頭できました。
おばあちゃんにはビックリしました。おばあちゃんってそういうところありますよね。
ラストに関して、記憶がない状況から梨菜との関係へ飛び込んでいくところ、じゃああの夢の意味は?と思わせず、言葉の投げ方や受け取り方の中で、あの夢の意味は確かにあったとキラキラ光る欠片たちが読者にだけ見えるのが素敵でした。
ありがとうございます。
普段どうしても私は、ほわっとしてなんとなく許すみたいな感じにしちゃうので、意識的に距離を詰めました。
説得力があった&強い子だと感じてもらえたならとても嬉しいです。
最後にちゃんと意味があったと感じて貰えたなら、付き合っていただいた時間にもきちんと価値を差し出すことができたと思うので、すごく安心しました。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
完結おめでとうございます&お疲れさまでした。
やり直すのは、あくまでも「自分」なんですね。いろんな時間を積み重ねてきた、現在の、自分。この展開がとても気持ちいい!
お手伝いに徹したおばあちゃん達の心意気も、それに応えた、そしてこれから応えようとする遥花さんも素敵です。
この二人ならきっと良い未来を築くことができる、と確信しています。素敵な物語をありがとうございました!
わーい!最後までお付き合いいただきありがとうございました。
はい、せっかく時間をたくさん使ったのだから、今度こそ良い関係の道もあるはず!
完結お疲れ様でした。
きっと莉菜の方でも同じ夢を見て、忘れて、それでも心の底に残っているのかと……。なぜか残ってる着信履歴は、おばあちゃんと彼の計らいなのでしょうね。
ふたりが新しい道を歩み始めることを願っております。
ご感想ありがとうございます。
はい、きっとプレゼントのようなものなのでしょう。
前とは違う何かが生まれていることと思います!
完結お疲れ様でした!
また1からだけど、きっと上手くいくはず。
一歩踏み出せたら、あとは駆け抜けるだけですね。
遙香ちゃんにもリナちゃんにも幸あれ!!
わーい!ありがとうございます!
はい、きっと何かまた違うはず!
!?!!!(第九章3読了しました)
どうなるんだろう、と冒頭から引き込まれ、友情をはぐくむ彼女達の様子にほのぼのほっこりしたあとで、第六章第七章とハラハラしながら読んで、ホッとしたまもなく、この展開! 本当に目が離せません。
続きも楽しみにしておりますー!
わー!ありがとうございます!
へへへ、間もなく完結です。
最後までお楽しみ頂けますよう祈りつつ。
生まれたての小鹿、な莉菜も可愛いですね(ノ´∀`*)
数で勝てるあたり、いじめって本当に卑劣で陰湿な構図なのだな、と……。
良い子であることをやめた遥花の成長が目覚ましく、人との関係で踏み込むためには悪いことをする覚悟・嫌われる覚悟も必要なのだとしみじみ感じます。夜の学校で何を企んでいるのか、引き続き楽しみにしております。
前半部分、>私の友人の美玖と鞠絵 のところ、ルビの設定にミスがあるようです。ご確認くださいませ。
わーい!ありがとございます!
やっぱり遠慮しいしいの関係って、難しいと思うのですよ。相手も自分も……。
誤字もご指摘ありがとございます!さっそく修正させていただきました!
冒頭の日下さんからみるみるパワフルになっていくところが好きです。一つ一つ丁寧に目の前の問題に取り組んでいくところ、本人はこう言われるのを嫌がっているけど「いい子」の部分が問題を見つけて、それから内に秘めた「いい奴」(「いい奴」も日下さん的には駄目な言い方なんだろうか「ナイスガイ」とかは?)が解決しているように見えます。殻を破ってどんどん軽やかになっている様子が見ていて気持ちいいです。
名前を忘れちゃっていた二人の友達が凄い素敵で、日下さんが如何に学生生活を無難に生きていたのかが分かります。でもそれは二人も同じだと思う。
陰湿な執着に、日下さんがどうやり返すのか、そうなったらどうなるのか、続きを待ってます。
ご感想ありがとうございます。
へへへ、気に入っていただけたなら嬉しいです。
踏み込まないと、表側だけで終わっちゃうのはお互いさまですね、きっと。きちんと関わり直せているなら嬉しいです。
最後までお楽しみいただけるよう祈ってます。
「しあわせな休日」まで拝読しました。
コンクリートのように息苦しい人間模様からスタートし、思いがけない事柄を経て、過去とは大きく全てが変化していく。明るく開けていくさまを、とても微笑ましく思います。
当初はタイトルコールが梨奈の口から為されるのに意外を覚えましたが、現状を眺めればさもありなんの心地です。
それだけに、今回垣間見えたふたりのすれ違いにはハラハラ気味。
彼女たちが、後悔のない選択と未来を歩めますように!
鵜狩さん、わーい!
ありがとうございます!
青春をやり直すなら、こんな風に……という遙花の夢が叶うと良いのですが。
おっしゃる通り、危うげなすれ違いを経て、ここから不穏パートへ入ります……!
最後までお楽しみいただける作品になっていますようにと祈りつつ。
前話の引きで、これで拒絶されたら遥花の心が折れてしまう……! と心配だったのですが、ツンツンながら梨菜も手を伸ばしてくれてほっとしました。そうそう、ちゃんと本当の姿が見えていないのは梨菜の方も、な訳で……ぎこちないならも、確実に前とは違うルートを歩み始めている遥花を応援しております。
ありがとうございます!
折れるのはね、もうちょっと後です……!(こら)
しばし、女の子たちの仲良しをお楽しみください!
高校時代にクラスの中でのいじめに気付かなかったことが遠因で、今の生活をじわじわと侵害されるという心の痛む出だし。ループものというと未来を先に知ってることで少しだけうまく立ち回ったり、自分のうまくいかなかったことへの思いを叶えるような展開がアリがちなのですが、この物語は無自覚の罪を償う旅、ということになるのでしょうか。
どうしてそんなことを、なぜ自分が、と、ともすれば考えてしまいがちだけど、ここで祖母との再会の嬉しさが心の殻を融かしてくれるきっかけになっているのですね。
さて遥花は梨奈の辛さに"STAND BY"していけるのでしょうか。紆余曲折ありそうですが、この先が楽しみです。
とても生真面目にまっすぐ、逃げない姿勢で志された物語で背筋が伸びます。応援してます。
お読みいただきありがとうございます。
ほんに今回はひねりのない直球ですが、過去をもしやり直せるなら、きっと良い方に向かってほしいと思うのです。
お楽しみいただける作品になることを祈ってます。
ご声援ありがとうございます。
映画を原題で呼ぶところに、おばあちゃんの人柄が現れている気がします。
弱さと優しさ、強さと酷さは表裏一体なのでしょうが、遥花が今度こそ後悔のないように結論を出せるように願います。
ありがとうございます!
強い子……になれるように、今度こそ頑張って貰いたいと思います!
いやいや、業務上ミスが起こりかねない状況は是正して欲しいもの……!
本人視点で何もないけれど……というところ、大いに心当たりがあって胸が痛いです。でも、中々気づけないものなんですよねえ。
気が強そうな莉菜がいじめの標的になってしまった経緯も気になりつつ、続きを楽しみにしております。
お読みいただきありがとうございます。
その辺りで手を引いちゃうのが、遙花の弱点で、それでは梨菜は……という辺りをじわじわやっていきます!
引き続きお楽しみいただけることを祈ってます。
ありがとうございました。
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