吉祥寺行

八尾倖生

文字の大きさ
上 下
20 / 33
第三章

赤常 金曜日

しおりを挟む
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

繰り返されるさよならの先に ――三十分間の追走曲(カノン)――

香澄 翔
青春
隆史は幼い頃に助けた妖精から、三十分だけ時間を巻き戻す事が出来るという不思議な力をもらっていた。 だけどせいぜい唐揚げとフランクフルトのどちらを食べれば当たりかだったり、ちょっと忘れ物を取りに帰ったり、そのくらいに使うくらいで、隆史は有効に力を使っているとは言い切れない状況が続いていた。 だけどそんなある日、幼なじみで片思いの相手でもある穂花を見送った後に、突然猛スピードで突っ込んできた車によって事故に遭うところを目撃してしまう。 隆史は時間を戻して穂花を救おうとする。 だけど何回繰り返しても、穂花は同じ車にひかれてしまう。何回繰り返しても。何度時間を戻しても。 三十分間の中を繰り返しても、どうしても救えない。隆史はついにその事を悟る。 そんな中、妖精から三十分以上時間を戻す方法がある事を教えられる。 そしてそれには代償を伴う事も……。 隆史は穂花を救う事が出来るのか。そのために何を失ってしまうのか。 そして迎える結末は―― ちょっと不思議な青春ストーリーです。

秋空雨恋

粟生深泥
青春
憧れの陸上部の先輩は、よく雨に降られる少し変わった人だった。

傷つけて、傷つけられて……そうして僕らは、大人になっていく。 ――「本命彼女はモテすぎ注意!」サイドストーリー 佐々木史帆――

玉水ひひな
青春
「本命彼女はモテすぎ注意! ~高嶺に咲いてる僕のキミ~」のサイドストーリー短編です!  ヒロインは同作登場の佐々木史帆(ささきしほ)です。  本編試し読みで彼女の登場シーンは全部出ているので、よろしければ同作試し読みを読んでからお読みください。 《あらすじ》  憧れの「高校生」になった【佐々木史帆】は、彼氏が欲しくて堪まらない。  同じクラスで一番好みのタイプだった【桐生翔真(きりゅうしょうま)】という男子にほのかな憧れを抱き、何とかアプローチを頑張るのだが、彼にはいつしか、「高嶺の花」な本命の彼女ができてしまったようで――!   ---  二万字弱の短編です。お時間のある時に読んでもらえたら嬉しいです!

「繊細さんの日々のこと」

黒子猫
エッセイ・ノンフィクション
「繊細さん」の私が、日常で感じたことなどを綴ります。 ちなみに私は内向型HSPです✨

旅は道連れ 世はお金

みかん
青春
主人公は、旅が大好き。 毎週休みになると、どこかへ出かける。 しかし、どこへ行っても、お金、お金、お金。 この世の非情さを痛感しながらも、人の温かさに気づいていくストーリー。

DiaryRZV500

深町珠
青春
俺:23歳。CBX750F改で峠を飛ばす人。 Y:27歳。MV750ss、Motoguzzi850,RZ350などを持っていた熱血正義漢。熱血過ぎて社会に馴染めず、浪人中。代々続く水戸藩御見医の家のドラ息子(^^:。 Nし山:当時17歳。RZ250。峠仲間。 などなど。オートバイをめぐる人々のお話。

曙光ーキミとまた会えたからー

桜花音
青春
高校生活はきっとキラキラ輝いていると思っていた。 夢に向かって突き進む未来しかみていなかった。 でも夢から覚める瞬間が訪れる。 子供の頃の夢が砕け散った時、私にはその先の光が何もなかった。 見かねたおじいちゃんに誘われて始めた喫茶店のバイト。 穏やかな空間で過ごす、静かな時間。 私はきっとこのままなにもなく、高校生活を終えるんだ。 そう思っていたところに、小学生時代のミニバス仲間である直哉と再会した。 会いたくなかった。今の私を知られたくなかった。 逃げたかったのに直哉はそれを許してくれない。 そうして少しずつ現実を直視する日々により、閉じた世界に光がさしこむ。 弱い自分は大嫌い。だけど、弱い自分だからこそ、気づくこともあるんだ。

朱に交われば紅くなる

蒼風
青春
□あらすじのようななにか□  学生相談室。それは悩み多き学生が、親には言えないような相談をするための、いわば心のケアを行うための場所である。 「さあ、西園寺!今日はどれにする?」 「そうですね……それじゃあ俺はこの超激辛ってやつにしてみます」 「お!それいくのか。チャレンジャーだねぇ~」 「いやチャレンジャーもなにも、やばそうなやつしかないじゃないですか、今日のカップ麺」  そう、ケアを行うための、 「んじゃ、私はこれかな。極激辛」 「は?マジすか?これ散々兵器だ兵器だって言われてるやつじゃないですか。あの、自殺なら他所でやってもらってもいいですか?」 「失礼な!こう見えても私は辛いものは得意なんだ。バカにするな」 「いや、どうも見えないですし、馬鹿にもしてませんけど……どうなっても知りませんよ?」  ケアを行うための…… 「ダイジョブダイジョブ!ああいう評価は大体誇張だって少年も言ってただろ」 「いや、言いましたけど……まあ、紫乃ちゃんがそれでいいならいいですけど」  前言撤回。  学生相談室。それは悩み多き学生が親には言えないような相談をするための、いわば心のケアを行うための場所。  ……というのは世を忍ぶ仮の姿。真の姿は子供のような無邪気さを持った大人と、大人のようなドライさを持ち合わせた少年が一緒に激辛カップラーメンに挑戦するための、 「ちょっと~?あんまりうるさくしないでね~?」  場所…………  なんの場所なんだろここ。分かったら是非教えてほしい。  ちなみに、無謀にも極激辛を選んだ彼女がどうなったのかは、CMの後。  この番組はまる○食品株式会社の提供でお送りしております(大嘘)  え、結局どんな話かって?それは本編を読んでからのお楽しみってことで、ここは一つ。 「ア゛ッ゛ー゛ー゛ー゛ー゛ー゛ー゛ー゛!゛!゛!゛!゛!゛!゛!゛(絶命)」 「ほら言わんこっちゃない」  お後がよろしいようで。 □更新について□ ・原則、一月中は毎日更新する予定です。 ・その後は未定ですが、週一更新にしようかと考えております。 ・その他のことは近況ノートかTwitterの告知アカウント(@soufu_info)をご覧ください。 (最終更新日:2021/01/13)

処理中です...