鶴と修羅〜助けられた鶴ですが、恩人の少年がトラックに轢かれて異世界へ!?え?私も行くの?〜

二階堂吉乃

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30 楽園

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 “神速の双剣”は同僚の婚約を知って愕然とした。なんと鳥人族の女性を口説き落としたらしい。

「約束したよね? 紹介してくれるって。忘れちゃったの? かーっ!やっぱ遠征隊に入れば良かった。王都の守護なんか、何のメリットも無いじゃん。ボーナスも出なかったし。ブルータスはケンと人狼狩りも行けて、嫁まで貰えて!不公平だよ!ねぇ!」

 双剣は久しぶりに登城した黒狼卿夫妻に突撃した。今日のチヅルちゃんは人間形の美女だ。まつ毛バサバサの大きな目で見上げている。白くてすべすべのお肌も、可愛らしい唇も尊い。だが人妻だ。クソ。

「そうだった。合コンしようか。いつが良い?」

「ゴウコン?」

 聞き慣れない言葉だ。チヅルちゃん曰く、集団見合いの事らしい。いつでも良いよ。何なら今からでも。だが参加条件を出された。

「魔力量が50以上であることが必須です」

「えー。魔力なんて無いよ。魔法使いじゃないんだから」

「ブルータス氏にもあったよ。多分ノッポさんにもあるよ」

 チヅルちゃんに勝手にあだ名をつけられた。じゃあ隻眼は眼帯さんで剛腕卿はマッチョさんかな。測ってあげる、と小さくて華奢な手が差し出された。思わず握ろうとしたら、

「俺が測ってやる」

 とケンが思いっきり力を込めて握りやがった。

「痛てぇっ!骨が折れる!嫉妬かよ!」

「75。合格だ」

 ツラも良くて剣術も神レベル、嫁は絶世の美女のくせに、器が小さい。痺れる手を摩りながら睨んだら、逆に凄まれた。

「何故、お前の剣からチヅルの血の匂いがする?」

 冗談だろ。あれから色々斬ったし、研ぎにも出したんだぞ。チヅルちゃんは牢での一件を伝え忘れていた。慌てて取りなしてくれたが、奴の殺気で周囲から人がいなくなった。

「ごめんねー。じゃあ日取りが決まったら連絡するから」

 彼女は夫の腕を引いて去ってしまった。羨ましい。
 

            ▪️


 ケンとチヅルが王妃殿下を王都まで送ってきた。シエルも一緒だった。ほんの数週間ぶりなのに、妻はアウグストの胸に飛び込んできた。

「お帰り。王妃殿下に令嬢教育を受けていると聞いたけど?」

 照れ隠しに揶揄うとシエルはぱっと離れ、

「ただいま帰りました。殿下」

 と、優雅に淑女の礼をした。珍しくチヅルもドレスだ。女王はざっくばらんに言った。

「王様が話があるっていうから。正装で来たよ。何の事か聞いてる?」

「いや。兄上達は島に行ったし、賠償金も雉の長老が大使に同行している。人狼の生産拠点は大鷲の長老が破壊してくれた。魔法専門学校の件かもな」

 長老達のおかげで戦の後処理は格段に早く終わった。彼らのハイテールへの移住も願ったりだ。

 そこへ陛下と王妃殿下が来た。

「待たせたな。チヅル、ケン。アウグストとシエルもこれへ」

 侍女達は茶を出して下がった。完全に人払いをしている。嫌な予感がした。

「神殿からアウグストに抗議が来ている。魔王を隠匿しているとな」

 陛下は文書を見せた。王子は一読して鼻で笑った。

「ネロとかいう詐欺師にまんまと騙されたくせに。雛の監禁と隷属印の件、人狼の被害。抗議したいのはこちらです」

「その通りだ。しかし神殿の影響力も無視できない。どうしたものか」

 チラリとケンを見て陛下は問うた。アウグストは大胆な策で応えた。

「では私自ら大神殿に行き、ケンが魔王だと公表します」

「良いの? 世界中から勇者が討伐に来ない?」

 チヅルが妙な心配をした。

「来るなら来い。ついでに観光して金を落とせ」

 力自慢どもが集う闘技場も儲かるな。頭の中で算盤を弾いているとシエルが提案した。

「鳥人族もお供します。お父さんが悪い魔王じゃないって説明します」

「いいね!じゃあみんなで行こうか。飛んでいけば早いし。雛は狐人族に面倒見てもらおう」

 女王は楽しそうに計画を立てた。100名の有翼の乙女と、空飛ぶ馬に乗った魔王。神官どもが肝を潰すこと間違いなしだ。それを聞いた陛下は笑い出した。

「…よく言った。アウグスト、お前こそ王太子に相応しい」

 嫌な予感が当たった。兄全員が流刑中だ。当然この話になる。王妃殿下はチヅルに礼を言った。

「アントニウスを救ってくれて、ありがとう。あなたの娘のお陰で、我々も救われました。シエルは立派な王妃になれるわ」

「ええっ? 困ります。シエルは次期女王なのに。うーん。兼業できるかなぁ」

 またズレた心配を。だがチヅルは重大な事を言った。

「前に人間と鳥人の間の子は、ほぼ人間になるって言いましたけど、修正します。魔力の高い人間との間には鳥人が生まれるそうです」

 アウグストに有利な展開になった。改心した兄上のどれかを王に立て、のんびりと研究生活がしたい。

「一応、梟の爺に確認しますね。おーい。爺」

 チヅルは水鏡を出して呼びかけた。長老は事情聞くと即答した。

「それは鳥人の方が魔力が多い場合だ。シエルより王子の方が多い。恐らく、魔力が豊富な人間の子が生まれるだろう」

 王子の期待は一瞬で潰えた。結局、陛下達に押し切られ、アウグストは王太子に内定した。妻であるシエルは明日から王太子妃教育を始める。結婚式は成人してから…と、王妃殿下が着々とスケジュールを決めていく。

「お父さんとお母さんの結婚式は? まだだって言ってたよね?」

 シエルが思い出したように訊いた。アウグストは驚いた。

「いやー。ウチ、貧農だったから」

 あっけらかんと言うが、王太子妃の両親が内縁関係なのはどうか。そこで大神殿の件が片付き次第、ケンとチヅルの結婚式を行うことになった。


            ♡


 やはり鳥人族は全員出席してほしい。千鶴はハイテールで式を挙げることにした。ブルータス氏は身内だから当然呼ぶが、同胞を紹介するためにノッポも招待した。すると、他の騎士たちも出席したがった。なので、

「子持ち歓迎で、魔力量50以上の方。ハイテール勤務できる方優遇」

 と、求人広告みたいな条件を出した。今、ケンが審査中だ。

 式を間近に控えた満月の晩、千鶴はボロ小屋に行った。返事は来ていなかった。井戸を覗いていると、ケンの声が聞こえた。

「帰りたいのか?」

 こっそり来たのに、後をつけられた。最近のケンは妖術を使いこなしている。うかうかしてると追い抜かされそうだ。

「違うよ」

 千鶴はケンを庭の丸太に導いた。2人は並んで腰を下ろし、月を見上げた。

「お母さん達をこっちに誘ったの」

 妖は滅びゆく種族だ。ひっそりと人間のフリをして生きるしかない。でもこちらは違う。大空を思いっきり飛ぶことができる。人間と共存しながら暮らせる。

「自分が幸せになったら、急に向こうの家族が心配になっちゃって。爺達が来たせいかもね」

「チヅルは優しいな。俺はもう親を思い出すこともない」

 でも忘れ難い家族の記憶があるはず。彼女はそっとケンの手に自分の手を重ねて、夢の記憶を伝えた。

「…見たのか」

「お骨が見せてくれた」

 ローマの将軍は、吊るされた妻と息子を泣きながら下ろしていた。東欧の王は、必死に妻の欠片を集めていた。草原の少年は、息たえた白馬を幾日も抱きしめていた。

「本当は覚えていたんだ。ギンもハクも…チヅルも。情が移るのが怖かった。すまない…」

 ケンは告白した。千鶴は首を振った。

「良いよ。あたしは絶対死なないから。安心して」

「必ずだ。誓ってくれ」

 抱き寄せられ、大きな手のひらが頬を包んだ。先日の耳の穴のはノーカンだ。今度こそ。彼女は目を瞑った。しかし、

『チヅル!お客さんが来てるぞ!』

 2人の頭の中にギンの念話が響いた。帰ったら殺す。千鶴は怒りを込めて返事をした。

『誰が来たって?』

『チヅルの母ちゃんと婆ちゃん。それと変なおばさん達』


            ♡


 千鶴とケンが急いで帰ると、領主館の前では焚き火を囲んで飲み会が始まっていた。その中には母と祖母、白鷺と鸛の婆たちの姿があった。

「お母さん!お婆ちゃん!来てくれたの?!」

 赤い顔の母と祖母が振り向いた。

「あら。千鶴。それが旦那さん? カッコいいじゃなーい!やったわね!」

 やはり若返っている。祖母も中年ぐらいだ。横にいる知らないおばさんはもしかして。

「お亀さんも連れてきた。妖連中にも案内したから。そのうち来るよ」

 祖母は幼鳥を膝に乗せて酒を飲んでいた。

「いつ来たの?」

 聞けば、前回の満月の時に来て、この世界の様子を探っていたらしい。脅威になるものが無いと判断して移住を決めたそうだ。

「婿殿が一番の脅威だわ!さ、飲もう」

 母はケンにカップを渡した。日本酒だ。持ち込みはできないはずじゃ。千鶴が訊くと、亀の婆さんは否定した。

「甘ったれは、あれこれ持って行きたがるだろう。それでは試練にならん」

「…」

 調味料や調理器具があれば、メシマズの烙印は押されなかった…多分。千鶴が釈然としない思いで酒をあおっていると、白鷺と鸛の婆が大きな箱を持ってきた。中には白無垢と色打掛が入っていた。

「ウェディングドレスは自分で縫ってると思って。カラードレスもあるよ。お色直し、いっぱいしよ」

「化粧は私がしたげる。あんた下手やし」

 胸がいっぱいになって、千鶴は婆達に抱きついた。

「これから沢山、結婚式があるよ。頼むね、婆」

 任しとき!と言って婆達は幼鳥と遊びに行った。向こうには千鶴より若い鳥人はいない。これで良かったんだ。爺達もギンやハクと飲みながら妖術談義をしている。背の羽は出しっぱなしだ。海亀の婆さんの下には人魚族が集まっている。淡水の彼らに海の素晴らしさを語っているようだ。

「良い光景だな。これからハイテールは色々な種族が集う楽園になる」

 ケンが炎に照らされた仲間を見ながら言った。元傷痍軍人達も開拓団に入った。魔法専門学校ができれば人間も沢山来る。でも良いことばかりは続かない。きっと苦難もある。

「一緒に守っていこうね。魔王さま」

 ふざけて言ったら、頬にキスされた。

「ああ。鳥人の女王さま」

 身体が熱くなったのは、お酒のせいかケンのせいか。夜遅くまで妖の宴会は続いた。


          ♡


 翌日は王子と大神殿に行く約束だった。千鶴と女性鳥人族は王都に飛んだ。ケンはハクに乗っている。

 待ち合わせ場所は闘技場だ。鳥人族はアリーナの真ん中で待つ王子とシエルの下へ下りた。

「お待たせ~」

「…後ろの鳥人は、お前の身内か?」

 さすが王子。千鶴は母と祖母、婆達を紹介した。シエルは優雅に礼をした。

「初めまして。シエルです。お婆様方」

「可愛い~!」

 母達は大興奮で孫娘を取り合った。昨日から幼鳥が嬉しくてたまらないようだ。

「では行こう」

 王子は羽を出して飛び立ち、鳥人達も後に続いた。ついでに王城の上を一周する。王様と王妃様がベランダに出て手を振ってくれた。大神殿には数時間で着いた。予め知らせておいたのに、神官達はパニックに陥っていた。

「お望み通り、魔王を連れてきてやったぞ!」
 
 王子の方が魔王っぽい。大神殿前の広場に下りた有翼の美女達を、人々は呆然と見ている。そのうち立派な帽子を被った神官達が出てきた。王子は灰色頭によって受けた被害への謝罪と賠償を求めた。

「そしてこの男が魔王だが、見ての通り温厚篤実だ。そうでなければ聖国は今頃灰になっている。文句があるなら正々堂々と言え。いつでも受けて立つ」

「は…それは…その…」

 話し合いにならないので帰ることにする。その前に、子供達や留守番組にお土産を買おう。千鶴は同胞にお金を配った。この国でも使えるのは確認済みだ。鳥人は門前に並ぶ店で思い思いに買い物をした。

「チヅル」

 ケンが広場の隅っこを指差す。そこには物乞いみたいに貧しい格好の一群がいた。近づいて事情を訊いたら、病気の治療を待つ人々だった。

「1日3人まで無料で治癒魔法が受けられるんです」

 と言う。栄養失調から来る病のようだ。千鶴とシエルは治してやった。母と祖母も手伝ってくれた。

「ありがとうございます!このご恩は一生忘れません!」

「故郷に帰るのだろう。持って行け」

 礼を言う巡礼者達に、ケンは路銀を渡した。優しいところは変わっていない。お土産をいっぱい買って鳥人達は大神殿を後にした。


            ♡


 千鶴とケンの結婚式の日が来た。朝は雨が振っていたが、爺達が雨雲を吹き飛ばして無理矢理晴れにした。力が有り余って、台風だって消せるらしい。恐ろしや。

 進行は鸛の婆に任せている。料理も引き出物も、何もかも母や祖母、婆達が手配してくれた。千鶴は自分で縫ったドレスを着て領主館の一室で式の開始を待っていた。

「準備はできたか?」

 支度を終えたケンが来た。今日は貴公子みたいな白い衣装で、もう感動するほどカッコいい。前髪なんか上げてるし。彼は花嫁衣装を褒めてくれた。

「化粧も綺麗じゃないか。どうして普段はしないんだ?」

 今日は白鷺の婆がしてくれたが、どうしても左側が描けない。右利きだから。説明したら笑われた。

「俺がしてやる。今度長老に習っておくよ」

 家事も何もかもケンにやってもらっている。これ以上は妻として立つ背がない。王子がケンをハイテールの代官に任命したから、そっちの仕事もあるのに。

「副官が優秀だから大丈夫だよ」

 ハクのことでしょ。中華白髪美女が副官なんて。別に良いんだけど。ぶつくさ言っていたら、ドアがノックされた。許可するとスラリとした若い男が入ってきた。

「お時間です。ケン、チヅル」

 白髪の男は淡々と2人を促した。千鶴は椅子を倒して立ち上がった。

「ちょっと待ったーっ!ハク?!なんで男になってんの?」

 霊力が白馬のものだ。しかし中華白髪美男になっている。

「副官になるなら、同性の方が良いでしょう」

 簡単に言うが、本性を変えるのは難しい。実はハクって凄い妖なのでは? そう言えば、どうやってこちらに来たのか聞いてなかった。

「何です、今更。私は天馬です。天帝陛下にお願いして来たんです」

「天馬…天帝が乗る馬じゃない。ていうか、本当にいるんだ。天帝…」

 千鶴が呟くと、奴は呆れたように言った。

「当たり前じゃないですか。本当は私がケンの番になろうと考えていたんです。能天気な鶴に先を越されましたがね。まあ、ケンが幸せならそれで良いです。さあ、あと5分ですよ。先に行ってますから」

 衝撃の告白を放って、奴は出て行った。残されたケンは苦笑した。

「でも俺はお前を選ぶよ。100万回訊かれてもな」

「それ、ダチョウの」

 自分で言っておいて恥ずかしい。千鶴は頬を抑えた。するとケンは、

「そう言えば、プロポーズをしていなかった」

 と彼女の手を取って言った。

「お前の夫にしてくれ」

 初めて会った時、千鶴は初対面で求婚する変な女だった。それでもケンは側に置いてくれた。彼女は優しい夫を見上げて応えた。

「喜んで!」


 こうして鶴は、異世界でずっと幸せに暮らしましたとさ。 


(終)
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