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24 鳥籠
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千鶴は気色悪いダチョウの手が触れる前に鶴に変化した。その場で鉄の足枷を嵌められた。シエル達を飛ばすので霊力を使い切ってしまい、抵抗できなかった。そして牢獄に繋がれた。
ダチョウは灰色の髪の側近に怒鳴った。
「ネロ!話が違うぞ!人間に戻せ!」
「魔力切れで姿が維持できないのでしょう。大丈夫。休ませれば元に戻ります」
灰色の髪の男はもっともらしい事を言った。ダチョウは渋々牢を出て行った。1人残った男は、ニヤニヤと笑いながら足枷の鎖を引いた。
「魔力を封じればただの鳥だな。…おっと危ない」
鋭い嘴でその手を突こうとして、失敗した。
「無駄無駄。おいハルピュイア。俺様に服従しろ。そしたらお前だけは助けてやる」
(お断りだ!)
千鶴は自由な方の脚で男を蹴ろうと飛び上がった。灰色の男は距離を取った。こいつがゴッズリバーの魔法使いだ。雛を奪い、同胞に隷属印を押したのはこの男だ。許すものか。男は暴れる鶴を嘲笑った。
「馬鹿だな。この国はもうお終いなんだよ。王子はみんな俺様の支配下だ。第八王子と王を逃したのはちとまずかったがな。まあすぐ始末するさ」
灰色の男は床に散った羽を拾って出て行った。呪いに使うつもりかもしれない。早くケンの下に行かなくては。だが足枷はどんなに突いても叩いても、傷一つつけられなかった。
▪️
アウグストはハイテールの開拓村に陛下と王妃殿下をお連れした。幸い、領主館が完成していたので、そこを臨時の王宮とする。鳥人族からレゼル他数名が侍女として来た。短い間だったが、アウグストに仕えていたので貴人の扱いを心得ている。狐人達も護衛や召使いとして働いてくれた。
「美しいわね。こんな侍女、見た事ないわ」
レゼルを見た王妃殿下は大層ご機嫌になった。狐人の子供が小姓の真似事みたいに茶を運ぶと、陛下も笑顔で頭を撫でた。
「耳が可愛いな!おお。尻尾も!」
湯浴みをし、食事と茶が済むとアウグストも人心地が付いた。陛下方も落ち着かれたようなので、早速今後の事を相談した。
「王城は敵の手に落ちたと考えられます。急ぎ諸侯に檄を飛ばしましょう」
もう夜が明けた。今頃は奴らも王の名代を名乗って使者を遣わしている筈だ。
「どうやって?」
陛下が厳しい声で問う。ご心配はもっともだ。王命には御璽が要る。送る早馬も無い。
「本物の詔だと証明できれば良いのです。使者は、誰よりも早く駆ける者がおります」
アウグストは陛下方を庭に案内した。シエルが念話で仲間を呼んだ。たちどころに鳥人族が山の上から飛んで来る。朝の光の中に輝く美貌の女達が数十人。背には大きな羽を生やして、陛下の前に跪いた。
「…夢を見ているのか?」
陛下は呆然と戦乙女らを眺めた。
「いいえ。これが鳥人族です。どうかお言葉を。彼女達が風のように映像を届けます」
▪️
王妃は父親であるスッラ公爵宛ての伝言を鳥人族の女に託した。アウグストが地図を見せながら説明すると、すぐに女は飛び立った。どっと疲れが襲ってくる。
アントニウスが謀反を起こした。あのまま捕まっていても、軟禁程度で済んだかもしれない。さすがに実母は殺さないだろう。
(でもアウグストと陛下は殺されていた。逃げたのは間違っていない)
ぐったりと椅子に座っていると、レゼルが休むよう勧めてきた。
「一睡もされていません。お身体に障ります。どうぞこちらへ」
案内された寝室には大きな寝台が一つあるだけだ。素朴だが清潔でたっぷりと羽毛の詰まった布団が用意されている。王妃はドレスを脱ぐと下着のまま横になった。
「明日には寝衣なども揃えます」
布団を掛けながらレゼルが言った。
「ありがとう。急だったのに、よく準備をしてくれましたね」
領主館は出来たばかりだと聞く。なのに到着すると、最低限の家具や侍女が揃っていた。
「シエル様が念話で指示を出されました」
「なんですって?」
あの娘は、自分より大きな大人を抱えて何時間も飛びながら、館の準備を命じていたのか。驚いて侍女に訊いた。
「シエルはどうしているの? もう休んだ?」
「…はい」
一瞬の間。侍女は優しい嘘をついて出て行った。王妃は目を閉じて思った。これは神意だ。アウグストに相応しいのは名家の娘ではなく、異形の姫だったのだ。
目が覚めると、部屋には夕陽が差し込んでいた。隣に陛下が眠っている。この寝台は領主夫妻のためのものだった。夫の寝顔など何年も見ていない。妻は赤い髪をそっと撫でた。平穏な人生などは望むべくもないが、ここまで落ちぶれてしまうなんて。それもこれも王妃腹の息子のせいだ。
「…違う。私達の息子だ」
夫は彼女の手を取った。なぜ考えていることが分かったのだろう。
「驚いたか? 念話という魔法だ。触れている相手の言葉が伝わる」
「まあ。アウグストに習いましたの?」
「あいつ程になると、遠くにいる者に言葉を飛ばせるらしい。…アントニウスだが」
握る手に力が増した。
「生かしたい。だが状況次第では無理かもしれん」
「はい…」
妻は婚姻の宣誓を思い出した。喜びの時も、悲しみの時も、私たちは助け合う。息子を殺す時もだ。
◇
出陣して3日が経った。ケンと3騎士隊はウエスト領南部の山中にいた。散発的に襲ってくる人狼を追って国境沿いを移動している。
「まるで俺たちを釘付けにしておきたいような…」
剛腕卿が血まみれの武具を拭きながら言った。勝つには勝てる。だが昼夜問わずに襲撃され、皆神経が安まらない。スッラ領兵が到着すれば交代できるのだが、それも遅れていた。
「催促に行くか。もしかして第一王子、怖気付いたんじゃないか?」
隻眼の餓狼も毒づいた。総司令官が到着しないと撤退すらできない。
ハクとギンが斥候から帰ってきた。
「周囲10キロに敵影無し。少し休んでください」
「ホントかよ。ありがたい!」
不死のブルータスは早速木陰で寝始めた。もう白馬が喋っても、誰も何も言わない。ギンも狐の姿だが狐人族だと認識されている。
「おかしいんだよ。ケン。チヅルと念話が通じないんだ」
ギンが不安そうに見上げた。
「いつから?」
「昨日の夜? ハイテールとも通じないから、そういう日かもしれないけど」
「…」
その時、上空から何かが降りてきた。大きな羽音とケンを呼ぶ声が聞こえた。
「ケン様!」
「敵襲か?!」
ブルータスが飛び起きて剣を取る。鎧をつけた鳥人だった。彼女はケンの前に跪いた。
「どうした? 何があった?」
ケンが訊くと鳥人は顔を上げて告げた。
「アントニウス王子が謀反!チヅル様が囚われました!」
「!」
「王と王妃、アウグスト様とシエル様はハイテールに避難しております。急ぎ…」
使者はばたりと倒れた。この暑い中、最大速度で飛んできたのだろう。木陰に運んで休ませてやった。
「ブルータス。すまんが水を飲ませてくれ」
「え? 俺が?」
傷だらけの顔を赤く染めて、若い騎士は鳥人の口に水筒を当てた。ハクは魔法で体を冷やした。少しして回復した鳥人は、昨夜王城で起こった騒動を詳しく話した。
▪️
諸侯への通達合戦はアウグストの勝ちだった。鳥人族の方が偽の王命を持った使者より早く着いたのだ。更に陛下の映像を届けられたのが大きい。大貴族達はハイテールへの恭順を示し、アントニウス王子こそが謀反人であると断じた。
「これで内戦は避けられました。まず、ウエスト領からケン達を引き揚げます」
アウグストは大机に広げた地図に戦力を示す駒を置いた。
「王城に向かわせるか?」
陛下が黒い騎士を東に動かした。
「いえ。私がゴッズリバーの軍師ならハイテールを攻めます」
陛下を逃したのは失策だ。それを取り戻そうともっと多くの人狼が送り込まれる。
「人狼族とはどれほどいるのだ? 女子供も合わせたら数万匹以上か?」
「…あれは魔法で生み出された生き物です。1匹か、多くて数匹を元に作られたものでした」
どれも似ているというチヅルの指摘で気づいた。双子がそっくりなのと同じだ。タウンフィールドで戦ったのは試作品だろう。数も少なく、月齢に左右されるという欠陥があった。恐らく敵はそれを克服し、人狼の大量生産に成功した。
「そんなことが…」
陛下は呆然と呟いた。アウグストはケンの駒を西に動かした。
「戦場はハイテールに限定したいのです。ここはまだ開拓中ですから」
「そこまで考えて私をここへ?」
「偶然です。…お待ちください。ハクから念話が入りました」
空飛ぶ白馬に乗った黒狼卿と、宙を駆ける狐が庭に降り立った。伝令で送った鳥人も遅れて着く。陛下は目を見開いてそれを見た。アウグストも始めはそうだった。すぐに慣れる。
援軍もハイテールに集結しつつある。アウグストは彼らを迎え入れる準備に奔走した。
千鶴は気色悪いダチョウの手が触れる前に鶴に変化した。その場で鉄の足枷を嵌められた。シエル達を飛ばすので霊力を使い切ってしまい、抵抗できなかった。そして牢獄に繋がれた。
ダチョウは灰色の髪の側近に怒鳴った。
「ネロ!話が違うぞ!人間に戻せ!」
「魔力切れで姿が維持できないのでしょう。大丈夫。休ませれば元に戻ります」
灰色の髪の男はもっともらしい事を言った。ダチョウは渋々牢を出て行った。1人残った男は、ニヤニヤと笑いながら足枷の鎖を引いた。
「魔力を封じればただの鳥だな。…おっと危ない」
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(お断りだ!)
千鶴は自由な方の脚で男を蹴ろうと飛び上がった。灰色の男は距離を取った。こいつがゴッズリバーの魔法使いだ。雛を奪い、同胞に隷属印を押したのはこの男だ。許すものか。男は暴れる鶴を嘲笑った。
「馬鹿だな。この国はもうお終いなんだよ。王子はみんな俺様の支配下だ。第八王子と王を逃したのはちとまずかったがな。まあすぐ始末するさ」
灰色の男は床に散った羽を拾って出て行った。呪いに使うつもりかもしれない。早くケンの下に行かなくては。だが足枷はどんなに突いても叩いても、傷一つつけられなかった。
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「美しいわね。こんな侍女、見た事ないわ」
レゼルを見た王妃殿下は大層ご機嫌になった。狐人の子供が小姓の真似事みたいに茶を運ぶと、陛下も笑顔で頭を撫でた。
「耳が可愛いな!おお。尻尾も!」
湯浴みをし、食事と茶が済むとアウグストも人心地が付いた。陛下方も落ち着かれたようなので、早速今後の事を相談した。
「王城は敵の手に落ちたと考えられます。急ぎ諸侯に檄を飛ばしましょう」
もう夜が明けた。今頃は奴らも王の名代を名乗って使者を遣わしている筈だ。
「どうやって?」
陛下が厳しい声で問う。ご心配はもっともだ。王命には御璽が要る。送る早馬も無い。
「本物の詔だと証明できれば良いのです。使者は、誰よりも早く駆ける者がおります」
アウグストは陛下方を庭に案内した。シエルが念話で仲間を呼んだ。たちどころに鳥人族が山の上から飛んで来る。朝の光の中に輝く美貌の女達が数十人。背には大きな羽を生やして、陛下の前に跪いた。
「…夢を見ているのか?」
陛下は呆然と戦乙女らを眺めた。
「いいえ。これが鳥人族です。どうかお言葉を。彼女達が風のように映像を届けます」
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王妃は父親であるスッラ公爵宛ての伝言を鳥人族の女に託した。アウグストが地図を見せながら説明すると、すぐに女は飛び立った。どっと疲れが襲ってくる。
アントニウスが謀反を起こした。あのまま捕まっていても、軟禁程度で済んだかもしれない。さすがに実母は殺さないだろう。
(でもアウグストと陛下は殺されていた。逃げたのは間違っていない)
ぐったりと椅子に座っていると、レゼルが休むよう勧めてきた。
「一睡もされていません。お身体に障ります。どうぞこちらへ」
案内された寝室には大きな寝台が一つあるだけだ。素朴だが清潔でたっぷりと羽毛の詰まった布団が用意されている。王妃はドレスを脱ぐと下着のまま横になった。
「明日には寝衣なども揃えます」
布団を掛けながらレゼルが言った。
「ありがとう。急だったのに、よく準備をしてくれましたね」
領主館は出来たばかりだと聞く。なのに到着すると、最低限の家具や侍女が揃っていた。
「シエル様が念話で指示を出されました」
「なんですって?」
あの娘は、自分より大きな大人を抱えて何時間も飛びながら、館の準備を命じていたのか。驚いて侍女に訊いた。
「シエルはどうしているの? もう休んだ?」
「…はい」
一瞬の間。侍女は優しい嘘をついて出て行った。王妃は目を閉じて思った。これは神意だ。アウグストに相応しいのは名家の娘ではなく、異形の姫だったのだ。
目が覚めると、部屋には夕陽が差し込んでいた。隣に陛下が眠っている。この寝台は領主夫妻のためのものだった。夫の寝顔など何年も見ていない。妻は赤い髪をそっと撫でた。平穏な人生などは望むべくもないが、ここまで落ちぶれてしまうなんて。それもこれも王妃腹の息子のせいだ。
「…違う。私達の息子だ」
夫は彼女の手を取った。なぜ考えていることが分かったのだろう。
「驚いたか? 念話という魔法だ。触れている相手の言葉が伝わる」
「まあ。アウグストに習いましたの?」
「あいつ程になると、遠くにいる者に言葉を飛ばせるらしい。…アントニウスだが」
握る手に力が増した。
「生かしたい。だが状況次第では無理かもしれん」
「はい…」
妻は婚姻の宣誓を思い出した。喜びの時も、悲しみの時も、私たちは助け合う。息子を殺す時もだ。
◇
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「まるで俺たちを釘付けにしておきたいような…」
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「催促に行くか。もしかして第一王子、怖気付いたんじゃないか?」
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ハクとギンが斥候から帰ってきた。
「周囲10キロに敵影無し。少し休んでください」
「ホントかよ。ありがたい!」
不死のブルータスは早速木陰で寝始めた。もう白馬が喋っても、誰も何も言わない。ギンも狐の姿だが狐人族だと認識されている。
「おかしいんだよ。ケン。チヅルと念話が通じないんだ」
ギンが不安そうに見上げた。
「いつから?」
「昨日の夜? ハイテールとも通じないから、そういう日かもしれないけど」
「…」
その時、上空から何かが降りてきた。大きな羽音とケンを呼ぶ声が聞こえた。
「ケン様!」
「敵襲か?!」
ブルータスが飛び起きて剣を取る。鎧をつけた鳥人だった。彼女はケンの前に跪いた。
「どうした? 何があった?」
ケンが訊くと鳥人は顔を上げて告げた。
「アントニウス王子が謀反!チヅル様が囚われました!」
「!」
「王と王妃、アウグスト様とシエル様はハイテールに避難しております。急ぎ…」
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「え? 俺が?」
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諸侯への通達合戦はアウグストの勝ちだった。鳥人族の方が偽の王命を持った使者より早く着いたのだ。更に陛下の映像を届けられたのが大きい。大貴族達はハイテールへの恭順を示し、アントニウス王子こそが謀反人であると断じた。
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「王城に向かわせるか?」
陛下が黒い騎士を東に動かした。
「いえ。私がゴッズリバーの軍師ならハイテールを攻めます」
陛下を逃したのは失策だ。それを取り戻そうともっと多くの人狼が送り込まれる。
「人狼族とはどれほどいるのだ? 女子供も合わせたら数万匹以上か?」
「…あれは魔法で生み出された生き物です。1匹か、多くて数匹を元に作られたものでした」
どれも似ているというチヅルの指摘で気づいた。双子がそっくりなのと同じだ。タウンフィールドで戦ったのは試作品だろう。数も少なく、月齢に左右されるという欠陥があった。恐らく敵はそれを克服し、人狼の大量生産に成功した。
「そんなことが…」
陛下は呆然と呟いた。アウグストはケンの駒を西に動かした。
「戦場はハイテールに限定したいのです。ここはまだ開拓中ですから」
「そこまで考えて私をここへ?」
「偶然です。…お待ちください。ハクから念話が入りました」
空飛ぶ白馬に乗った黒狼卿と、宙を駆ける狐が庭に降り立った。伝令で送った鳥人も遅れて着く。陛下は目を見開いてそれを見た。アウグストも始めはそうだった。すぐに慣れる。
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