11 / 30
11 月夜の戦い
しおりを挟む
▪️
「人狼出ました。数、およそ50。後続は無し。城門閉まります」
報告を聞き、第八王子アウグストは確信した。予想通りだ。人狼と騎士は共闘できない。人狼を足止めできれば、主力が街に近づける。
「ウエスト隊はどうだ?」
王子の問いに観測員の魔法士が答えた。
「たった今、白い馬に乗った騎士が3匹を斬りました…歩兵が…何かを敵にぶつけています」
「何?」
「分かりません。人狼たちが鼻を押さえています」
鉄鎖以外にも武器を用意していたのか。観測員が声を弾ませた。
「30匹以上を引き倒しました!鍬で殴っています!」
「参りましたな。農民が人狼を倒すとは」
参謀が苦笑して言った。
「ケンという男のお陰だ。兵の育成に長けている」
当初の計画では、歩兵は人狼隊を引きつける囮だった。アウグストは反対した。だが国軍の歩兵が壊滅状態の中、傭兵を雇う以外の策が無かった。そこへウエスト伯の事務官から報告が来た。ある農夫が面白い訓練を提案した、人狼に対抗できるかもしれないと。
「10匹以上に突破されましたが、傭兵隊が押さえています」
吉報が続く。王子は立ち上がった。
「よし!出るぞ。農夫に負けてなるものか!」
「おおっ!!」
騎士たちが拳を突き上げた。今宵こそ、借りを返してもらう。王子と主力の騎士団は城門へ向かった。
◇
城門が開き、人狼が飛び出してきた。狼の皮を被った人間のような異様な姿に、歩兵たちは怖気付いた。
「殺さなくていい!訓練通りにやれ!」
ケンは大声で呼びかけながら先陣を切った。ハクが全力で人狼に向かう。飛びかかってきた数匹を斬り捨てたが、思ったよりも速い。すぐに前線を抜けてしまった。手綱を引いて向きを変えながら、指示を出した。
「匂い玉だ!鼻を狙え!」
教官に頼んでおいたものだ。歩兵らが酢と香辛料が詰まった皮袋を投げた。
「グッ!」
当たらずとも、一帯に強烈な匂いが立ち込める。人狼たちは鼻を押さえて立ち止まった。
「今だ!行け!」
月明かりの中、訓練通り歩兵の鉄鎖が人狼を捕らえた。必ず3名で1匹と戦うようにしている。倒れた人狼は鍬で叩かれ続け、立ち上がれない。しかし数匹が鎖から逃れた。
「わああああっ!」
尻餅をついたオルに狼の爪が迫った。するとチヅルが降下して人狼の頭を蹴った。間一髪、オルは助かった。
「チヅルさん!あ、ありがとう!」
「ケェーッ!(早く立て!アホ!)」
拝むオルを叱っている。蹴られた人狼はギンが始末した。
『お父さん!傭兵さんが苦戦してる!』
シエルの念話が来た。歩兵達の方はチヅルとギンに任せる。ケンは傭兵部隊を助けに行った。
流石に戦のプロだ。数名で人狼を囲み、槍で接近戦を避けている。だが怪力で槍を折られていた。ケンは騎馬のまま弓を取り、矢をつがえた。そのまま狙いを定めて打った。
「ギャッ!」
鼻先に矢が当たる。その隙に傭兵の槍が人狼に刺さった。ケンは次々と矢を放った。10匹ほどの人狼が倒せた。
「何でこの暗さで当たるんだよ?!」
傭兵隊長が人狼の首を刎ねて叫んだ。心臓を貫いただけでは死なないようだ。
「すまんが、こっちの始末もしてもらえるか?」
ケンは頼んだ。
「…おう。行くぞ!」
駆けつけた傭兵たちが、歩兵の捕らえた獣人を確実に屠った。見上げるとチヅルとシエルが旋回している。
「もう終わりかよ?」
ギンが不満そうに言った。ケンはハクの首を撫でた。
「ああ。皆、よく頑張った。ありがとう」
歩兵と傭兵部隊は大勝利だった。そこへチヅルの声が聞こえた。
『王子様の方、見てきて良い? 何か面白そうな事してるよ』
大魔法のことか。
「一緒に行こう」
ダンに怪我人の手当てや搬送をするよう指示し、ケン達はそこを離れた。
♡
千鶴が暴れるまでもなかった。つまらん。ケンのところに戻ろうとしたら、街の方で霊力が集まるのが感じられた。あの赤毛の王子が何かするらしい。
「あの子はどうして大人に混ざって戦っているの?」
遠見で見ていたシエルに訊かれた。
「王子様だからね。魔法使いだって言ってたし」
ノブレス何とかって奴だ。シエルがしきりと気にするので、見に行くことにした。ケンに訊いたら、一緒に行こうと言われた。
城門が見える場所で夫の肩に降りた。娘は腕に停まる。ケンが軍議で聞いたことを教えてくれた。
「大魔法で門を破壊すると言っていたな」
「へえ。あんな大きな物を。凄いね」
そういえば、本格的な魔法を見るのは初めてだ。ギンとハクも興味津津で見守っている。
幾何学模様の中心に立った王子が、杖を門に向かって振った。大量の霊力が赤い光となって門にぶつかり、爆音と共に門が半壊した。
「あんなに霊力使ったら、もう動けないぜ。アイツ」
ギンは呆れたように言った。確かに王子は苦しそうに喘いでいる。
「かわいそう。どうして他の人は見てるだけなの?」
シエルが気を揉んでいる。ケンはその背を撫でて言った。
「あれほどの魔法使いは数が少ない。子供でも貴重な戦力なんだ」
壊れた門の中へ騎士が突入していった。敵兵と戦うのが見える。優勢のようだ。大魔法とやらも見たし、加勢は要らなさそうだし、そろそろ陣に戻ろうかと皆で相談していた時だった。何かが城門の上から飛び出してきた。
「!?」
翼がある。人間には暗くて見えないだろうが、千鶴たちにはその姿がハッキリと見えた。成鳥のハルピュイアだ。それは真っ直ぐに王子に向かっていった。周りの護衛を飛び越え、鉤爪で王子を掴んだ。
「殿下!?」
「待て!」
護衛が騒ぐが、魔鳥はあっという間に飛び去った。
「ちょっと行ってくる!」
千鶴は跡を追った。娘もついてきた。
「チヅル!シエル!」
下でケンが叫んだ。ハルピュイアは街と反対方向へ飛んでいく。考えている場合じゃない。
『ダメ!見失っちゃう!追っかけてきて、ケン!』
念話を送って、千鶴は速度を上げた。鳥人の目の前でナメた真似をしてくれる。
▪️
身体がふわりと浮いた。アウグストは一瞬、疲労で倒れたのかと思った。何かに後ろから肩をガッチリと掴まれ、そのまま空に昇って行く。護衛が騒ぐ声、風を切る音、バサバサという羽ばたき。みるみる地上が遠のく。
(まずいな。今落とされたら死ぬ)
大魔法を放った直後だ。魔力が底をついて、防御魔法は使えない。王子は暗い森の上を連れ去られていった。
数分経った頃、どこからか女性の声が聞こえた。
「待ちやがれーっ!!」
ドカッという音と衝撃が伝わった。アウグストの体が宙に投げ出される。思わず目を瞑ると、誰かが受け止めてくれた。彼は目を開けた。白と赤の衣服を着けた、黒髪黒目の女性だった。
「…」
女性の背には大きな白い羽が生えている。彼女は王子をそっと地面に下ろした。
「ケェーッ!」
上から何かが落ちてきた。女の顔を持つ魔物・ハルピュイアだ。胴に鉄の鎧のような物をつけている。
「お母さーん!」
少女が女性の胸に飛び込んできた。水色のワンピースに裸足。茶色の長い巻き毛が美しい。
「よしよし。怖かったね。よく倒したね」
お母さんと呼ばれた女性は少女の頭を撫でた。そして伸びているハルピュイアを踏みつけた。
「半鳥人の分際で。あたしに歯向かうとは良い度胸だ!」
「よせ。もう気絶している」
王子は止めた。
「あなたは誰だ? 女性がいる部隊はなかったはずだが」
「えーっと。その…」
しどろもどろで誤魔化そうとする。すると少女が王子に訊いた。
「秘密を守ってくれる? お母さんと私が人じゃないって、黙っててくれる?」
金色の大きな瞳がアウグストを射た。王子は即答した。
「約束する。誰にも言わない」
人ならぬものとの契約は絶対だ。女性が小指を差し出した。王子の小指と絡める。
「じゃあ。ゆーびきーりげーんまーん、嘘つーいたら針せーんぼーんのーます、ゆーびきった!」
呪いか。同じことを少女ともさせられた。
「私はチヅル。この子はシエル」
チヅルと名乗る女性は笑った。そして溶けるように姿を消したと思ったら、大鷲がいた。
「ケンの妻です。よろしくね!さて、このハルピュイアをどうしようか?」
王子は遮った。
「待て待て。ケンとは歩兵隊のか?」
人間の妻で、大鷲で、鳥人。王子は額を押さえた。何が何だかわからない。
「人狼出ました。数、およそ50。後続は無し。城門閉まります」
報告を聞き、第八王子アウグストは確信した。予想通りだ。人狼と騎士は共闘できない。人狼を足止めできれば、主力が街に近づける。
「ウエスト隊はどうだ?」
王子の問いに観測員の魔法士が答えた。
「たった今、白い馬に乗った騎士が3匹を斬りました…歩兵が…何かを敵にぶつけています」
「何?」
「分かりません。人狼たちが鼻を押さえています」
鉄鎖以外にも武器を用意していたのか。観測員が声を弾ませた。
「30匹以上を引き倒しました!鍬で殴っています!」
「参りましたな。農民が人狼を倒すとは」
参謀が苦笑して言った。
「ケンという男のお陰だ。兵の育成に長けている」
当初の計画では、歩兵は人狼隊を引きつける囮だった。アウグストは反対した。だが国軍の歩兵が壊滅状態の中、傭兵を雇う以外の策が無かった。そこへウエスト伯の事務官から報告が来た。ある農夫が面白い訓練を提案した、人狼に対抗できるかもしれないと。
「10匹以上に突破されましたが、傭兵隊が押さえています」
吉報が続く。王子は立ち上がった。
「よし!出るぞ。農夫に負けてなるものか!」
「おおっ!!」
騎士たちが拳を突き上げた。今宵こそ、借りを返してもらう。王子と主力の騎士団は城門へ向かった。
◇
城門が開き、人狼が飛び出してきた。狼の皮を被った人間のような異様な姿に、歩兵たちは怖気付いた。
「殺さなくていい!訓練通りにやれ!」
ケンは大声で呼びかけながら先陣を切った。ハクが全力で人狼に向かう。飛びかかってきた数匹を斬り捨てたが、思ったよりも速い。すぐに前線を抜けてしまった。手綱を引いて向きを変えながら、指示を出した。
「匂い玉だ!鼻を狙え!」
教官に頼んでおいたものだ。歩兵らが酢と香辛料が詰まった皮袋を投げた。
「グッ!」
当たらずとも、一帯に強烈な匂いが立ち込める。人狼たちは鼻を押さえて立ち止まった。
「今だ!行け!」
月明かりの中、訓練通り歩兵の鉄鎖が人狼を捕らえた。必ず3名で1匹と戦うようにしている。倒れた人狼は鍬で叩かれ続け、立ち上がれない。しかし数匹が鎖から逃れた。
「わああああっ!」
尻餅をついたオルに狼の爪が迫った。するとチヅルが降下して人狼の頭を蹴った。間一髪、オルは助かった。
「チヅルさん!あ、ありがとう!」
「ケェーッ!(早く立て!アホ!)」
拝むオルを叱っている。蹴られた人狼はギンが始末した。
『お父さん!傭兵さんが苦戦してる!』
シエルの念話が来た。歩兵達の方はチヅルとギンに任せる。ケンは傭兵部隊を助けに行った。
流石に戦のプロだ。数名で人狼を囲み、槍で接近戦を避けている。だが怪力で槍を折られていた。ケンは騎馬のまま弓を取り、矢をつがえた。そのまま狙いを定めて打った。
「ギャッ!」
鼻先に矢が当たる。その隙に傭兵の槍が人狼に刺さった。ケンは次々と矢を放った。10匹ほどの人狼が倒せた。
「何でこの暗さで当たるんだよ?!」
傭兵隊長が人狼の首を刎ねて叫んだ。心臓を貫いただけでは死なないようだ。
「すまんが、こっちの始末もしてもらえるか?」
ケンは頼んだ。
「…おう。行くぞ!」
駆けつけた傭兵たちが、歩兵の捕らえた獣人を確実に屠った。見上げるとチヅルとシエルが旋回している。
「もう終わりかよ?」
ギンが不満そうに言った。ケンはハクの首を撫でた。
「ああ。皆、よく頑張った。ありがとう」
歩兵と傭兵部隊は大勝利だった。そこへチヅルの声が聞こえた。
『王子様の方、見てきて良い? 何か面白そうな事してるよ』
大魔法のことか。
「一緒に行こう」
ダンに怪我人の手当てや搬送をするよう指示し、ケン達はそこを離れた。
♡
千鶴が暴れるまでもなかった。つまらん。ケンのところに戻ろうとしたら、街の方で霊力が集まるのが感じられた。あの赤毛の王子が何かするらしい。
「あの子はどうして大人に混ざって戦っているの?」
遠見で見ていたシエルに訊かれた。
「王子様だからね。魔法使いだって言ってたし」
ノブレス何とかって奴だ。シエルがしきりと気にするので、見に行くことにした。ケンに訊いたら、一緒に行こうと言われた。
城門が見える場所で夫の肩に降りた。娘は腕に停まる。ケンが軍議で聞いたことを教えてくれた。
「大魔法で門を破壊すると言っていたな」
「へえ。あんな大きな物を。凄いね」
そういえば、本格的な魔法を見るのは初めてだ。ギンとハクも興味津津で見守っている。
幾何学模様の中心に立った王子が、杖を門に向かって振った。大量の霊力が赤い光となって門にぶつかり、爆音と共に門が半壊した。
「あんなに霊力使ったら、もう動けないぜ。アイツ」
ギンは呆れたように言った。確かに王子は苦しそうに喘いでいる。
「かわいそう。どうして他の人は見てるだけなの?」
シエルが気を揉んでいる。ケンはその背を撫でて言った。
「あれほどの魔法使いは数が少ない。子供でも貴重な戦力なんだ」
壊れた門の中へ騎士が突入していった。敵兵と戦うのが見える。優勢のようだ。大魔法とやらも見たし、加勢は要らなさそうだし、そろそろ陣に戻ろうかと皆で相談していた時だった。何かが城門の上から飛び出してきた。
「!?」
翼がある。人間には暗くて見えないだろうが、千鶴たちにはその姿がハッキリと見えた。成鳥のハルピュイアだ。それは真っ直ぐに王子に向かっていった。周りの護衛を飛び越え、鉤爪で王子を掴んだ。
「殿下!?」
「待て!」
護衛が騒ぐが、魔鳥はあっという間に飛び去った。
「ちょっと行ってくる!」
千鶴は跡を追った。娘もついてきた。
「チヅル!シエル!」
下でケンが叫んだ。ハルピュイアは街と反対方向へ飛んでいく。考えている場合じゃない。
『ダメ!見失っちゃう!追っかけてきて、ケン!』
念話を送って、千鶴は速度を上げた。鳥人の目の前でナメた真似をしてくれる。
▪️
身体がふわりと浮いた。アウグストは一瞬、疲労で倒れたのかと思った。何かに後ろから肩をガッチリと掴まれ、そのまま空に昇って行く。護衛が騒ぐ声、風を切る音、バサバサという羽ばたき。みるみる地上が遠のく。
(まずいな。今落とされたら死ぬ)
大魔法を放った直後だ。魔力が底をついて、防御魔法は使えない。王子は暗い森の上を連れ去られていった。
数分経った頃、どこからか女性の声が聞こえた。
「待ちやがれーっ!!」
ドカッという音と衝撃が伝わった。アウグストの体が宙に投げ出される。思わず目を瞑ると、誰かが受け止めてくれた。彼は目を開けた。白と赤の衣服を着けた、黒髪黒目の女性だった。
「…」
女性の背には大きな白い羽が生えている。彼女は王子をそっと地面に下ろした。
「ケェーッ!」
上から何かが落ちてきた。女の顔を持つ魔物・ハルピュイアだ。胴に鉄の鎧のような物をつけている。
「お母さーん!」
少女が女性の胸に飛び込んできた。水色のワンピースに裸足。茶色の長い巻き毛が美しい。
「よしよし。怖かったね。よく倒したね」
お母さんと呼ばれた女性は少女の頭を撫でた。そして伸びているハルピュイアを踏みつけた。
「半鳥人の分際で。あたしに歯向かうとは良い度胸だ!」
「よせ。もう気絶している」
王子は止めた。
「あなたは誰だ? 女性がいる部隊はなかったはずだが」
「えーっと。その…」
しどろもどろで誤魔化そうとする。すると少女が王子に訊いた。
「秘密を守ってくれる? お母さんと私が人じゃないって、黙っててくれる?」
金色の大きな瞳がアウグストを射た。王子は即答した。
「約束する。誰にも言わない」
人ならぬものとの契約は絶対だ。女性が小指を差し出した。王子の小指と絡める。
「じゃあ。ゆーびきーりげーんまーん、嘘つーいたら針せーんぼーんのーます、ゆーびきった!」
呪いか。同じことを少女ともさせられた。
「私はチヅル。この子はシエル」
チヅルと名乗る女性は笑った。そして溶けるように姿を消したと思ったら、大鷲がいた。
「ケンの妻です。よろしくね!さて、このハルピュイアをどうしようか?」
王子は遮った。
「待て待て。ケンとは歩兵隊のか?」
人間の妻で、大鷲で、鳥人。王子は額を押さえた。何が何だかわからない。
0
お気に入りに追加
28
あなたにおすすめの小説

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
神による異世界転生〜転生した私の異世界ライフ〜
シュガーコクーン
ファンタジー
女神のうっかりで死んでしまったOLが一人。そのOLは、女神によって幼女に戻って異世界転生させてもらうことに。
その幼女の新たな名前はリティア。リティアの繰り広げる異世界ファンタジーが今始まる!
「こんな話をいれて欲しい!」そんな要望も是非下さい!出来る限り書きたいと思います。
素人のつたない作品ですが、よければリティアの異世界ライフをお楽しみ下さい╰(*´︶`*)╯
旧題「神による異世界転生〜転生幼女の異世界ライフ〜」
現在、小説家になろうでこの作品のリメイクを連載しています!そちらも是非覗いてみてください。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?

オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。

RD令嬢のまかないごはん
雨愁軒経
ファンタジー
辺境都市ケレスの片隅で食堂を営む少女・エリカ――またの名を、小日向絵梨花。
都市を治める伯爵家の令嬢として転生していた彼女だったが、性に合わないという理由で家を飛び出し、野望のために突き進んでいた。
そんなある日、家が勝手に決めた婚約の報せが届く。
相手は、最近ケレスに移住してきてシアリーズ家の預かりとなった子爵・ヒース。
彼は呪われているために追放されたという噂で有名だった。
礼儀として一度は会っておこうとヒースの下を訪れたエリカは、そこで彼の『呪い』の正体に気が付いた。
「――たとえ天が見放しても、私は絶対に見放さないわ」
元管理栄養士の伯爵令嬢は、今日も誰かの笑顔のためにフライパンを握る。
大さじの願いに、夢と希望をひとつまみ。お悩み解決異世界ごはんファンタジー!
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる