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第一章 ワイスのワイス製スペシャルトラップ
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「じゃったら、喜ぶがいいのじゃ!このマシンは、その望みを叶えるための道具。『次の世界の自分』に望む通りの可能性をわたす、夢の機械なのじゃからな!」
「僕の、望み……」
ワイスに乗せられていると分かっていても、視線が転生マシーンに吸い込まれるのを止められない。
おもちゃのような外見に騙されそうになるが、これは曲がりなりにも神様が作った道具。これを使えば本当に、「理想の自分」を作ることができるかもしれない。
気づけばユウヒは、まるで吸い寄せられているかのようにコントローラーへ手を伸ばしていた。
「ほら、早く早く!スタートボタンを押してみるのじゃ!」
「えーと、スタートボタン、な」
どこか浮ついたワイスの声に急かされて、ユウヒは手にしたコントローラーを見る。普通のゲーム機についているコントローラーよりもゴチャゴチャしていて、どことなく胡散臭い雰囲気を発生させていた。
「ふふん!すごいじゃろ!名人を超える秒間四百四十連射を達成した、最強の自作コントローラーなのじゃよ!」
「キャラエディットに連射が何の役に立つんだよ!」
ツッコミながらコントローラーを操作して、まず連射機能をOFFにした。それを見たワイスがぷくっと頬を膨らませていたが、無視してスタートボタンを押す。
すると現れたのは、「ワイス制作」と書かれたロゴと、デフォルメされた白い猫。それから自然豊かな場所でワイスが動物たちと戯れるアイドルのプロモーションビデオのような映像が…………。
「…………なにこれ?」
初めてリンカーネーしょんを見た時以上に乾いた声が、ユウヒの口から漏れた。
「何って、オープニングムービーじゃよ?かなりの力作でのう。これを完成させるまでに、3週間くらいかかったのじゃ!あ、この後にNGシーン集も入っておるからよく見t……」
「うん、スキップね!」
「にゃぁぁぁ!?」
ワイスの抗議を無視し、ユウヒが容赦なくスキップを押すと、今度は「チュートリアルを受けますか?はい・いいえ」という画面がでてきた。ユウヒはちょっとだけ迷って、結局「はい」を選択した。
すると、
「では、ワシがこのマシンの使い方を説明するのじゃ!」
似合わないメガネと指示帽を持ったチュートリアルキャラ、ワイス(現実)がマシンの横に立った。
「って、ちょっと待って!!なんでそこでリアルのお前が説明するんだよ!?」
「じゃ、じゃって、オープニングムービーとNGシーン集を製作するのに時間がかかってチュートリアルを作る暇が無かったもんじゃから……」
「頑張る方向間違え過ぎてるだろ!」
叫びながらも、とりあえずユウヒもこのリンカーネーしょんとやらの説明を聞きたい気持ちはあった。ワイスが画面の横に立つのを、仕方なく黙認する。
「まずは、これを見るのじゃ!」
☆。・:*:・゚'★,。・:*:・'。・:*:・゚'★,。・:*:・゚'☆☆。・:*:・゚'★,。・:*:・'。・:*:・゚'★,。・:*:・゚'☆
すいません……
私、学生なんですけど、
しばらく文化祭関係で更新できそうにないです。
すいません!!
土曜日文化祭なんで!
すぐに復活するんで!
ごめんなさいです。
「僕の、望み……」
ワイスに乗せられていると分かっていても、視線が転生マシーンに吸い込まれるのを止められない。
おもちゃのような外見に騙されそうになるが、これは曲がりなりにも神様が作った道具。これを使えば本当に、「理想の自分」を作ることができるかもしれない。
気づけばユウヒは、まるで吸い寄せられているかのようにコントローラーへ手を伸ばしていた。
「ほら、早く早く!スタートボタンを押してみるのじゃ!」
「えーと、スタートボタン、な」
どこか浮ついたワイスの声に急かされて、ユウヒは手にしたコントローラーを見る。普通のゲーム機についているコントローラーよりもゴチャゴチャしていて、どことなく胡散臭い雰囲気を発生させていた。
「ふふん!すごいじゃろ!名人を超える秒間四百四十連射を達成した、最強の自作コントローラーなのじゃよ!」
「キャラエディットに連射が何の役に立つんだよ!」
ツッコミながらコントローラーを操作して、まず連射機能をOFFにした。それを見たワイスがぷくっと頬を膨らませていたが、無視してスタートボタンを押す。
すると現れたのは、「ワイス制作」と書かれたロゴと、デフォルメされた白い猫。それから自然豊かな場所でワイスが動物たちと戯れるアイドルのプロモーションビデオのような映像が…………。
「…………なにこれ?」
初めてリンカーネーしょんを見た時以上に乾いた声が、ユウヒの口から漏れた。
「何って、オープニングムービーじゃよ?かなりの力作でのう。これを完成させるまでに、3週間くらいかかったのじゃ!あ、この後にNGシーン集も入っておるからよく見t……」
「うん、スキップね!」
「にゃぁぁぁ!?」
ワイスの抗議を無視し、ユウヒが容赦なくスキップを押すと、今度は「チュートリアルを受けますか?はい・いいえ」という画面がでてきた。ユウヒはちょっとだけ迷って、結局「はい」を選択した。
すると、
「では、ワシがこのマシンの使い方を説明するのじゃ!」
似合わないメガネと指示帽を持ったチュートリアルキャラ、ワイス(現実)がマシンの横に立った。
「って、ちょっと待って!!なんでそこでリアルのお前が説明するんだよ!?」
「じゃ、じゃって、オープニングムービーとNGシーン集を製作するのに時間がかかってチュートリアルを作る暇が無かったもんじゃから……」
「頑張る方向間違え過ぎてるだろ!」
叫びながらも、とりあえずユウヒもこのリンカーネーしょんとやらの説明を聞きたい気持ちはあった。ワイスが画面の横に立つのを、仕方なく黙認する。
「まずは、これを見るのじゃ!」
☆。・:*:・゚'★,。・:*:・'。・:*:・゚'★,。・:*:・゚'☆☆。・:*:・゚'★,。・:*:・'。・:*:・゚'★,。・:*:・゚'☆
すいません……
私、学生なんですけど、
しばらく文化祭関係で更新できそうにないです。
すいません!!
土曜日文化祭なんで!
すぐに復活するんで!
ごめんなさいです。
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