58 / 83
第四章
第58話 地底王国のプリンセス
しおりを挟む
「ではタイムリープしてくる。過去に行ったら何が起こるか、うだうだ言っていても始まらないが、行けばなんか道ができるだろう。ということで」
エリカとホムラを呼び集める。
「師匠、ご武運を!」
カイナギオが見送る中、俺は宣言したのだった。
「タイムリープ!」
一瞬で時を超える。
そこは……。
争いの真っ只中だった。
バキューンバキューンと音が響き渡って、ウグワーウグワーとあちこちで聞こえる。
「この音はなんだろうな」
「あいた! なにか当たったぞ」
「各々がた、気をつけるでござる! なんか撃ってきてるでござるぞ!!」
そこでは、小柄な見知らぬ格好の連中が、見覚えのある騎士たちと戦っていたのである。
小柄な連中、角付き兜を被って、筒状の武器を装備している。
顔には黒い布みたいなのを被せて、目だけがそこから覗いているな。
「ウオオーッ!! 姫を守れーっ! タリホー!!」
「ゴーゴーゴーゴーゴーゴーゴーゴーゴー!!」
「うわおー! みんな、がんばるのですー!!」
ちっちゃくて、特別な兜をかぶったおさげの女の子が、ぴょんぴょん跳ねてるな。
あれがお姫様かな?
「ドルマ! これってあいつらだ! 風車の騎士の軍勢だぞ!」
「ほうほう、風車の騎士の軍勢が、このちっちゃい連中を襲ってるのか。そしてあれが姫。となれば……」
「ああ! フォンテインナイツ! 故あって姫を助けに来たぞ! うおおー!!」
エリカが手近な騎士を蹴り、ふっ飛ばした。「ウグワーッ!!」
ここで取り出しました、エリカの新装備。
グレイブソードの代わりに、ベヒーモスの角に取っ手を付けた、ナゾの打撃武器だ。
「ベヒーモール!!」
「あ、そういう名付けにしたでござるか! そら、投擲でござる!!」
25回ヒット!「ウグワー!!」
「ホムラ、ふと思ったんだけど、忍術一回も使って無くない? あ、ミサーイル」
「ウグワー!!」
「忍術、拙者が物を投げるより弱いんでござるよなー。誤算でござったなー。いらなかったなー」
「ああ、そういう……」
「ウグワー!!」
雑談をしながら、騎士たちをなぎ倒していく。
「タリホー!! よく分からんがすげえ味方が駆けつけてくれたぜ!!」
「助っ人に続けー!! タリホー!!」
ちっちゃい連中はぴょんぴょん飛び跳ねながら勢いに乗る。
エリカを先頭に、騎士たちにウワーッと襲いかかった。
蹂躙である。
戦況はちっちゃいのが完全に優勢になった。
生き残った騎士たちが、ほうほうの体で逃げていく。
「ありがとうございますうー、謎の人間たちー!」
おさげのお姫様が、トテトテと駆け寄ってきた。
背丈的には、俺の腰くらいまでの大きさ。
これは人間ではない種族だな。
「助けに上がりました、姫!! 私たちはフォンテインナイツです!!」
エリカ、凄い勢いで戻ってきて、姫の前にスライディングでひざまずいた。
「おほー! こんな感じで礼を尽くされるの初めてなのですー!! わっちはですね、ドワーフ王国の姫アストゥルディンというのですよ。アディ姫と皆は呼ぶのですよ」
ほうほう、ドワーフの姫か。
ドワーフというのは、地の底に住んでいると言われている伝説の妖精だ。
フォンテイン伝説に現れた姫とは、ドワーフの姫だったのか。
これはどうやら、種族を超えたお話になってきたな。
エリカは、種族なんて関係がない。
王国の姫を守れるという事実に、完全に興奮してしまっている。
「私達フォンテインナイツが、姫を無事にお守りしましょう!! 騎士はそういうものなのです! 私はフォンテインナイツのリーダー、エリカです!!」
「そうなのです!? 突然現れてそんな事を言うのは信用できないのですが、あの騎士たちを本当に容赦なく蹴散らしたので信用するですよ!!」
「姫!」
「騎士エリカ!」
「騎士!? 全力でお守りします!!」
なんか、姫とエリカがめちゃくちゃ固い握手を交わしている。
通じ合ってしまったな。
「ありゃあ信用できるな! 裏表がねえや!」
他のドワーフたちが横にやって来て、うんうん頷いていた。
「だろう? エリカは内心も全部口に出すからな。あれが彼女の全部だ」
「すげえなあ! 人間にもそんな気持ちのいいやつがいるんだな! おう兄ちゃん、さっきはありがとうな!」
ドワーフの人たちが顔の布をぺろんとめくると、そこには髭面が出てきた。
髭が無いのもいるな。これは女性か。
「なんのなんの。故あって味方したが、俺は人間でもモンスターでも分け隔てなく攻撃する……。そこについては信頼してくれていい」
「拙者も拙者も!」
自分を指さしてジャンプするホムラ。
これをドワーフたちが見て、
「おや、そっちにもドワーフが?」
「拙者は小さいでござるがドワーフでは無いでござるよー!?」
慌てるホムラに、ドワーフたちがドッと沸いた。
なんという気持ちのいい連中だろう。
アディ姫は、うんうん頷きながら俺たちを見回した。
ぺろんと布をめくると、その下にはなるほど、目が大きくて可愛らしい顔がある。
「大地の秘宝を奪った人間を追いかけてきたら、待ち伏せを喰らってどうなるかと思ったのです。だけど、そこにこんな助っ人が来てくれるなんて! キングベヒーモス様のご加護なのですー!!」
キングベヒーモス?
もしかしてベヒーモスって、地底だと神様だったりするわけ……?
エリカとホムラを呼び集める。
「師匠、ご武運を!」
カイナギオが見送る中、俺は宣言したのだった。
「タイムリープ!」
一瞬で時を超える。
そこは……。
争いの真っ只中だった。
バキューンバキューンと音が響き渡って、ウグワーウグワーとあちこちで聞こえる。
「この音はなんだろうな」
「あいた! なにか当たったぞ」
「各々がた、気をつけるでござる! なんか撃ってきてるでござるぞ!!」
そこでは、小柄な見知らぬ格好の連中が、見覚えのある騎士たちと戦っていたのである。
小柄な連中、角付き兜を被って、筒状の武器を装備している。
顔には黒い布みたいなのを被せて、目だけがそこから覗いているな。
「ウオオーッ!! 姫を守れーっ! タリホー!!」
「ゴーゴーゴーゴーゴーゴーゴーゴーゴー!!」
「うわおー! みんな、がんばるのですー!!」
ちっちゃくて、特別な兜をかぶったおさげの女の子が、ぴょんぴょん跳ねてるな。
あれがお姫様かな?
「ドルマ! これってあいつらだ! 風車の騎士の軍勢だぞ!」
「ほうほう、風車の騎士の軍勢が、このちっちゃい連中を襲ってるのか。そしてあれが姫。となれば……」
「ああ! フォンテインナイツ! 故あって姫を助けに来たぞ! うおおー!!」
エリカが手近な騎士を蹴り、ふっ飛ばした。「ウグワーッ!!」
ここで取り出しました、エリカの新装備。
グレイブソードの代わりに、ベヒーモスの角に取っ手を付けた、ナゾの打撃武器だ。
「ベヒーモール!!」
「あ、そういう名付けにしたでござるか! そら、投擲でござる!!」
25回ヒット!「ウグワー!!」
「ホムラ、ふと思ったんだけど、忍術一回も使って無くない? あ、ミサーイル」
「ウグワー!!」
「忍術、拙者が物を投げるより弱いんでござるよなー。誤算でござったなー。いらなかったなー」
「ああ、そういう……」
「ウグワー!!」
雑談をしながら、騎士たちをなぎ倒していく。
「タリホー!! よく分からんがすげえ味方が駆けつけてくれたぜ!!」
「助っ人に続けー!! タリホー!!」
ちっちゃい連中はぴょんぴょん飛び跳ねながら勢いに乗る。
エリカを先頭に、騎士たちにウワーッと襲いかかった。
蹂躙である。
戦況はちっちゃいのが完全に優勢になった。
生き残った騎士たちが、ほうほうの体で逃げていく。
「ありがとうございますうー、謎の人間たちー!」
おさげのお姫様が、トテトテと駆け寄ってきた。
背丈的には、俺の腰くらいまでの大きさ。
これは人間ではない種族だな。
「助けに上がりました、姫!! 私たちはフォンテインナイツです!!」
エリカ、凄い勢いで戻ってきて、姫の前にスライディングでひざまずいた。
「おほー! こんな感じで礼を尽くされるの初めてなのですー!! わっちはですね、ドワーフ王国の姫アストゥルディンというのですよ。アディ姫と皆は呼ぶのですよ」
ほうほう、ドワーフの姫か。
ドワーフというのは、地の底に住んでいると言われている伝説の妖精だ。
フォンテイン伝説に現れた姫とは、ドワーフの姫だったのか。
これはどうやら、種族を超えたお話になってきたな。
エリカは、種族なんて関係がない。
王国の姫を守れるという事実に、完全に興奮してしまっている。
「私達フォンテインナイツが、姫を無事にお守りしましょう!! 騎士はそういうものなのです! 私はフォンテインナイツのリーダー、エリカです!!」
「そうなのです!? 突然現れてそんな事を言うのは信用できないのですが、あの騎士たちを本当に容赦なく蹴散らしたので信用するですよ!!」
「姫!」
「騎士エリカ!」
「騎士!? 全力でお守りします!!」
なんか、姫とエリカがめちゃくちゃ固い握手を交わしている。
通じ合ってしまったな。
「ありゃあ信用できるな! 裏表がねえや!」
他のドワーフたちが横にやって来て、うんうん頷いていた。
「だろう? エリカは内心も全部口に出すからな。あれが彼女の全部だ」
「すげえなあ! 人間にもそんな気持ちのいいやつがいるんだな! おう兄ちゃん、さっきはありがとうな!」
ドワーフの人たちが顔の布をぺろんとめくると、そこには髭面が出てきた。
髭が無いのもいるな。これは女性か。
「なんのなんの。故あって味方したが、俺は人間でもモンスターでも分け隔てなく攻撃する……。そこについては信頼してくれていい」
「拙者も拙者も!」
自分を指さしてジャンプするホムラ。
これをドワーフたちが見て、
「おや、そっちにもドワーフが?」
「拙者は小さいでござるがドワーフでは無いでござるよー!?」
慌てるホムラに、ドワーフたちがドッと沸いた。
なんという気持ちのいい連中だろう。
アディ姫は、うんうん頷きながら俺たちを見回した。
ぺろんと布をめくると、その下にはなるほど、目が大きくて可愛らしい顔がある。
「大地の秘宝を奪った人間を追いかけてきたら、待ち伏せを喰らってどうなるかと思ったのです。だけど、そこにこんな助っ人が来てくれるなんて! キングベヒーモス様のご加護なのですー!!」
キングベヒーモス?
もしかしてベヒーモスって、地底だと神様だったりするわけ……?
1
お気に入りに追加
106
あなたにおすすめの小説
異世界サバイバルセットでダンジョン無双。精霊樹復活に貢献します。
karashima_s
ファンタジー
地球にダンジョンが出来て10年。
その当時は、世界中が混乱したけれど、今ではすでに日常となっていたりする。
ダンジョンに巣くう魔物は、ダンジョン外にでる事はなく、浅い階層であれば、魔物を倒すと、魔石を手に入れる事が出来、その魔石は再生可能エネルギーとして利用できる事が解ると、各国は、こぞってダンジョン探索を行うようになった。
ダンジョンでは魔石だけでなく、傷や病気を癒す貴重なアイテム等をドロップしたり、また、稀に宝箱と呼ばれる箱から、後発的に付与できる様々な魔法やスキルを覚える事が出来る魔法書やスキルオーブと呼ばれる物等も手に入ったりする。
当時は、危険だとして制限されていたダンジョン探索も、今では門戸も広がり、適正があると判断された者は、ある程度の教習を受けた後、試験に合格すると認定を与えられ、探索者(シーカー)として認められるようになっていた。
運転免許のように、学校や教習所ができ、人気の職業の一つになっていたりするのだ。
新田 蓮(あらた れん)もその一人である。
高校を出て、別にやりたい事もなく、他人との関わりが嫌いだった事で会社勤めもきつそうだと判断、高校在学中からシーカー免許教習所に通い、卒業と同時にシーカーデビューをする。そして、浅い階層で、低級モンスターを狩って、安全第一で日々の糧を細々得ては、その収入で気楽に生きる生活を送っていた。
そんなある日、ダンジョン内でスキルオーブをゲットする。手に入れたオーブは『XXXサバイバルセット』。
ほんの0.00001パーセントの確実でユニークスキルがドロップする事がある。今回、それだったら、数億の価値だ。それを売り払えば、悠々自適に生きて行けるんじゃねぇー?と大喜びした蓮だったが、なんと難儀な連中に見られて絡まれてしまった。
必死で逃げる算段を考えていた時、爆音と共に、大きな揺れが襲ってきて、足元が崩れて。
落ちた。
落ちる!と思ったとたん、思わず、持っていたオーブを強く握ってしまったのだ。
落ちながら、蓮の頭の中に声が響く。
「XXXサバイバルセットが使用されました…。」
そして落ちた所が…。
全裸追放から始まる成り上がり生活!〜育ててくれた貴族パーティーから追放されたので、前世の記憶を使ってイージーモードの生活を送ります〜
仁徳
ファンタジー
テオ・ローゼは、捨て子だった。しかし、イルムガルト率いる貴族パーティーが彼を拾い、大事に育ててくれた。
テオが十七歳になったその日、彼は鑑定士からユニークスキルが【前世の記憶】と言われ、それがどんな効果を齎すのかが分からなかったイルムガルトは、テオをパーティーから追放すると宣言する。
イルムガルトが捨て子のテオをここまで育てた理由、それは占い師の予言でテオは優秀な人間となるからと言われたからだ。
イルムガルトはテオのユニークスキルを無能だと烙印を押した。しかし、これまでの彼のユニークスキルは、助言と言う形で常に発動していたのだ。
それに気付かないイルムガルトは、テオの身包みを剥いで素っ裸で外に放り出す。
何も身に付けていないテオは町にいられないと思い、町を出て暗闇の中を彷徨う。そんな時、モンスターに襲われてテオは見知らぬ女性に助けられた。
捨てる神あれば拾う神あり。テオは助けてくれた女性、ルナとパーティーを組み、新たな人生を歩む。
一方、貴族パーティーはこれまであったテオの助言を失ったことで、効率良く動くことができずに失敗を繰り返し、没落の道を辿って行く。
これは、ユニークスキルが無能だと判断されたテオが新たな人生を歩み、前世の記憶を生かして幸せになって行く物語。
外れスキル「両替」が使えないとスラムに追い出された俺が、異世界召喚少女とボーイミーツガールして世界を広げながら強くなる話
あけちともあき
ファンタジー
「あたしの能力は運命の女。関わった者に世界を変えられる運命と宿命を授けるの」
能力者養成孤児院から、両替スキルはダメだと追い出され、スラム暮らしをする少年ウーサー。
冴えない彼の元に、異世界召喚された少女ミスティが現れる。
彼女は追っ手に追われており、彼女を助けたウーサーはミスティと行動をともにすることになる。
ミスティを巡って巻き起こる騒動、事件、戦争。
彼女は深く関わった人間に、世界の運命を変えるほどの力を与えると言われている能力者だったのだ。
それはそれとして、ウーサーとミスティの楽しい日常。
近づく心の距離と、スラムでは知れなかった世の中の姿と仕組み。
楽しい毎日の中、ミスティの助けを受けて成長を始めるウーサーの両替スキル。
やがて超絶強くなるが、今はミスティを守りながら、日々を楽しく過ごすことが最も大事なのだ。
いつか、運命も宿命もぶっ飛ばせるようになる。
そういう前向きな物語。
錆びた剣(鈴木さん)と少年
へたまろ
ファンタジー
鈴木は気が付いたら剣だった。
誰にも気づかれず何十年……いや、何百年土の中に。
そこに、偶然通りかかった不運な少年ニコに拾われて、異世界で諸国漫遊の旅に。
剣になった鈴木が、気弱なニコに憑依してあれこれする話です。
そして、鈴木はなんと! 斬った相手の血からスキルを習得する魔剣だった。
チートキタコレ!
いや、錆びた鉄のような剣ですが
ちょっとアレな性格で、愉快な鈴木。
不幸な生い立ちで、対人恐怖症発症中のニコ。
凸凹コンビの珍道中。
お楽しみください。
もういらないと言われたので隣国で聖女やります。
ゆーぞー
ファンタジー
孤児院出身のアリスは5歳の時に天女様の加護があることがわかり、王都で聖女をしていた。
しかし国王が崩御したため、国外追放されてしまう。
しかし隣国で聖女をやることになり、アリスは幸せを掴んでいく。
勇者じゃないと追放された最強職【なんでも屋】は、スキル【DIY】で異世界を無双します
華音 楓
ファンタジー
旧題:re:birth 〜勇者じゃないと追放された最強職【何でも屋】は、異世界でチートスキル【DIY】で無双します~
「役立たずの貴様は、この城から出ていけ!」
国王から殺気を含んだ声で告げられた海人は頷く他なかった。
ある日、異世界に魔王討伐の為に主人公「石立海人」(いしだてかいと)は、勇者として召喚された。
その際に、判明したスキルは、誰にも理解されない【DIY】と【なんでも屋】という隠れ最強職であった。
だが、勇者職を有していなかった主人公は、誰にも理解されることなく勇者ではないという理由で王族を含む全ての城関係者から露骨な侮蔑を受ける事になる。
城に滞在したままでは、命の危険性があった海人は、城から半ば追放される形で王城から追放されることになる。 僅かな金銭で追放された海人は、生活費用を稼ぐ為に冒険者として登録し、生きていくことを余儀なくされた。
この物語は、多くの仲間と出会い、ダンジョンを攻略し、成りあがっていくストーリーである。
異世界漫遊記 〜異世界に来たので仲間と楽しく、美味しく世界を旅します〜
カイ
ファンタジー
主人公の沖 紫惠琉(おき しえる)は会社からの帰り道、不思議な店を訪れる。
その店でいくつかの品を持たされ、自宅への帰り道、異世界への穴に落ちる。
落ちた先で紫惠琉はいろいろな仲間と穏やかながらも時々刺激的な旅へと旅立つのだった。
異世界だろうがソロキャンだろう!? one more camp!
ちゃりネコ
ファンタジー
ソロキャン命。そして異世界で手に入れた能力は…Awazonで買い物!?
夢の大学でキャンパスライフを送るはずだった主人公、四万十 葦拿。
しかし、運悪く世界的感染症によって殆ど大学に通えず、彼女にまでフラれて鬱屈とした日々を過ごす毎日。
うまくいかないプライベートによって押し潰されそうになっていた彼を救ったのはキャンプだった。
次第にキャンプ沼へのめり込んでいった彼は、全国のキャンプ場を制覇する程のヘビーユーザーとなり、着実に経験を積み重ねていく。
そして、知らん内に異世界にすっ飛ばされたが、どっぷりハマっていたアウトドア経験を駆使して、なんだかんだ未知のフィールドを楽しむようになっていく。
遭難をソロキャンと言い張る男、四万十 葦拿の異世界キャンプ物語。
別に要らんけど異世界なんでスマホからネットショッピングする能力をゲット。
Awazonの商品は3億5371万品目以上もあるんだって!
すごいよね。
―――――――――
以前公開していた小説のセルフリメイクです。
アルファポリス様で掲載していたのは同名のリメイク前の作品となります。
基本的には同じですが、リメイクするにあたって展開をかなり変えているので御注意を。
1話2000~3000文字で毎日更新してます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる