51 / 83
第三章
第51話 潜入、ゴブリン王国
しおりを挟む
『このフードとマントを使え。我の仲間ということになり、ゴブリン達から警戒されなくなろう』
風水士はそう言って、人数分のマントをよこした。
わいわい身に着ける。
ゴワゴワしてるな。
『アーマーボアの毛皮をなめしたものだ。これだけで、人間が使う生半可な鎧よりも頑丈であり、さらに我の環境利用闘法を邪魔することがない』
「便利だなあ」
「ゴブリンなのに敵じゃないっていうのは不思議な気分だな! でも風水士だし、味方だな!」
エリカが相手の属性で敵味方を分けている!
「拙者はそういう偏見は持ってないでござるよ! ほら、なんかゴブリンとかオークとかの異種族でもマシな人格のがいると信じてたでござるよ、これっくらい」
指先でほんのちょっぴりくらいの量を示すホムラ。
それって信じてないってコトでは?
「金は出るのか? 出るならやろう」
アベル、ゴブリンにすら無心するのか。
『相変わらず面白い連中だなあ』
風水士はしみじみと呟いた。
「というか風水士、話が早いんだけど。もしかして俺を知ってる系? カイナギオみたいな?」
『ああ、カイナギオは貴様の弟子だったな? まだ生きているのか。人間どもも案外平和なのだな。それで青魔道士。貴様の言っていることは正解だ。我は過去に貴様と会っている。幾つかの技は、貴様から教えられたものだ』
「なるほどー。じゃあ、過去に行ってお前さんに技を教えないといけないわけだな」
ノルマが増えるぞ。
だがこれも、俺とエリカが出会う世界を作るためである。
頑張ろう。
「それで風水士! どうするんだ? これを着るということはもしかして」
『うむ。ゴブリンの王国に潜入してもらう。行くぞ』
「話が早いなあ」
「金は出るのか、金は」
「さもしい男でござるなあ」
俺たちはわいわいと、風水士の後を追うのだ。
そして……。
マントを身に着けていると、本当にゴブリンがこっちを気にしてこない。
不思議不思議。
『においだ、におい。これで我らゴブリンは、目よりも明らかに相手を判断する。だが、それは特殊な衣類を身につけることで誤魔化せる。このマントは人間にとっては姿を消されたようなもの。容易には気付かぬ』
ゴブリン王国は、なかなか賑わっていた。
彼らの生活は、思ったよりも人間の暮らしに似ている。
貨幣の代わりに、獣の牙が使われているな。
たまに獣の牙を紐で繋いで首から下げているのがいたが、あれは首飾りじゃなくてお財布だったんだな……。
今明らかになる、ゴブリンの文化!
「これちょうだい」
『ギギ?』
ダイヤウルフの牙とかをミサイル用に回収してあったのだ。
これを差し出すと、ゴブリンが『オー』と驚く。
立派な牙だったらしい。
ちょっと大きな肉の塊が買えた。
『何をやっているのだ。相変わらずとんでもない度胸だな。いきなりゴブリン相手に物を買うか?』
「まあいいじゃないか。これ生肉かと思ったら、焼かれてるんだな。ハーブで味ついてる。うまいうまい」
「ドルマ、私にもくれ!」
「拙者も拙者も!」
「なに、タダで分けるのか? 俺もくれるというならもらってやらんでもない」
四人で肉をむしゃむしゃしながら、ゴブリン王国を練り歩く。
この姿が愉快だったらしく、風水士は肩を震わせて笑っている。
『なるほど、人間としての規格から外れた変人ばかりだ。我の他に貴様らが選ばれたのは当然だったのだろうな』
「選ばれた?」
『運命の神的な、そういう概念にだ。過程は偶然だったのだろうが、結果は必然だった』
「このゴブリン、拙者たち全員より賢いんじゃないでござるか……?」
「賢いと思うなあ」
ホムラの言葉に俺も同意した。
風水士はこの言葉には、肩をすくめるだけだった。
そして俺たちを案内するのだ。
外では大戦争をしているというのに、ゴブリン王国内部は平和なものだった。
市が開かれ、ゴブリンたちが買い物をしている。
親子連れとか、恋人同士みたいなのとかが歩き回っているし、食べ歩きしてる連中もいる。
「ゴブリンって、人間とあまり変わらないんだな! もっとモンスターみたいなのかと思ってた」
『この王国には、周囲の人間どもを合わせたものよりも多いゴブリンが住んでいる。社会がなければ成立せぬだろう。外に出るゴブリンは、中でやっていけぬあぶれ者ばかりだ』
「だからモンスターっぽい感じだったんだな! こっちのゴブリンはちゃんと服着てるし」
『染めた毛皮や布は、ファッションというやつだ。本来、ゴブリンは布一枚以外身につけぬよ。だが、王国には余裕がある者も多い。そういう者たちはこうして、きらびやかな衣類を纏うのだ。そら、ついたぞ』
風水士が立ち止まった。
そこは、ゴブリンたちが特にたくさん集まった場所だ。
ワイワイ、ゴブゴブとざわめいている。
人混みの中央が開けており、道になっていた。
そこを、武装したゴブリンたちが歩いていくではないか。
モンスターの骨を加工した謎の武器。
前線のゴブリンとは明らかに違う、作りのいい鎧。
そんな連中が集団で歩いて行く。
こいつらが戦場に出たら、義勇軍の一角なんか簡単に崩れるぞ。
だが、なぜか前線には出ていないのだ。
『あの男は、復讐のために戦を起こした。人を滅ぼすつもりだぞ。つまり、人間かゴブリンが滅びるまではこの戦を止める気がない』
風水士が視線で、そいつを指し示す。
武装したゴブリンたちの中央を、ゆっくりと進む輿があった。
その上に、極彩色の羽で飾られたゴブリンが座していた。
でかい。
並のゴブリンの倍くらいある。
『今代のゴブリンキング、ジャガラだ。あれはゴブリンと人間に災いをもたらす怪物だ。あれを殺すぞ』
風水士の狙いがはっきりしたのである。
風水士はそう言って、人数分のマントをよこした。
わいわい身に着ける。
ゴワゴワしてるな。
『アーマーボアの毛皮をなめしたものだ。これだけで、人間が使う生半可な鎧よりも頑丈であり、さらに我の環境利用闘法を邪魔することがない』
「便利だなあ」
「ゴブリンなのに敵じゃないっていうのは不思議な気分だな! でも風水士だし、味方だな!」
エリカが相手の属性で敵味方を分けている!
「拙者はそういう偏見は持ってないでござるよ! ほら、なんかゴブリンとかオークとかの異種族でもマシな人格のがいると信じてたでござるよ、これっくらい」
指先でほんのちょっぴりくらいの量を示すホムラ。
それって信じてないってコトでは?
「金は出るのか? 出るならやろう」
アベル、ゴブリンにすら無心するのか。
『相変わらず面白い連中だなあ』
風水士はしみじみと呟いた。
「というか風水士、話が早いんだけど。もしかして俺を知ってる系? カイナギオみたいな?」
『ああ、カイナギオは貴様の弟子だったな? まだ生きているのか。人間どもも案外平和なのだな。それで青魔道士。貴様の言っていることは正解だ。我は過去に貴様と会っている。幾つかの技は、貴様から教えられたものだ』
「なるほどー。じゃあ、過去に行ってお前さんに技を教えないといけないわけだな」
ノルマが増えるぞ。
だがこれも、俺とエリカが出会う世界を作るためである。
頑張ろう。
「それで風水士! どうするんだ? これを着るということはもしかして」
『うむ。ゴブリンの王国に潜入してもらう。行くぞ』
「話が早いなあ」
「金は出るのか、金は」
「さもしい男でござるなあ」
俺たちはわいわいと、風水士の後を追うのだ。
そして……。
マントを身に着けていると、本当にゴブリンがこっちを気にしてこない。
不思議不思議。
『においだ、におい。これで我らゴブリンは、目よりも明らかに相手を判断する。だが、それは特殊な衣類を身につけることで誤魔化せる。このマントは人間にとっては姿を消されたようなもの。容易には気付かぬ』
ゴブリン王国は、なかなか賑わっていた。
彼らの生活は、思ったよりも人間の暮らしに似ている。
貨幣の代わりに、獣の牙が使われているな。
たまに獣の牙を紐で繋いで首から下げているのがいたが、あれは首飾りじゃなくてお財布だったんだな……。
今明らかになる、ゴブリンの文化!
「これちょうだい」
『ギギ?』
ダイヤウルフの牙とかをミサイル用に回収してあったのだ。
これを差し出すと、ゴブリンが『オー』と驚く。
立派な牙だったらしい。
ちょっと大きな肉の塊が買えた。
『何をやっているのだ。相変わらずとんでもない度胸だな。いきなりゴブリン相手に物を買うか?』
「まあいいじゃないか。これ生肉かと思ったら、焼かれてるんだな。ハーブで味ついてる。うまいうまい」
「ドルマ、私にもくれ!」
「拙者も拙者も!」
「なに、タダで分けるのか? 俺もくれるというならもらってやらんでもない」
四人で肉をむしゃむしゃしながら、ゴブリン王国を練り歩く。
この姿が愉快だったらしく、風水士は肩を震わせて笑っている。
『なるほど、人間としての規格から外れた変人ばかりだ。我の他に貴様らが選ばれたのは当然だったのだろうな』
「選ばれた?」
『運命の神的な、そういう概念にだ。過程は偶然だったのだろうが、結果は必然だった』
「このゴブリン、拙者たち全員より賢いんじゃないでござるか……?」
「賢いと思うなあ」
ホムラの言葉に俺も同意した。
風水士はこの言葉には、肩をすくめるだけだった。
そして俺たちを案内するのだ。
外では大戦争をしているというのに、ゴブリン王国内部は平和なものだった。
市が開かれ、ゴブリンたちが買い物をしている。
親子連れとか、恋人同士みたいなのとかが歩き回っているし、食べ歩きしてる連中もいる。
「ゴブリンって、人間とあまり変わらないんだな! もっとモンスターみたいなのかと思ってた」
『この王国には、周囲の人間どもを合わせたものよりも多いゴブリンが住んでいる。社会がなければ成立せぬだろう。外に出るゴブリンは、中でやっていけぬあぶれ者ばかりだ』
「だからモンスターっぽい感じだったんだな! こっちのゴブリンはちゃんと服着てるし」
『染めた毛皮や布は、ファッションというやつだ。本来、ゴブリンは布一枚以外身につけぬよ。だが、王国には余裕がある者も多い。そういう者たちはこうして、きらびやかな衣類を纏うのだ。そら、ついたぞ』
風水士が立ち止まった。
そこは、ゴブリンたちが特にたくさん集まった場所だ。
ワイワイ、ゴブゴブとざわめいている。
人混みの中央が開けており、道になっていた。
そこを、武装したゴブリンたちが歩いていくではないか。
モンスターの骨を加工した謎の武器。
前線のゴブリンとは明らかに違う、作りのいい鎧。
そんな連中が集団で歩いて行く。
こいつらが戦場に出たら、義勇軍の一角なんか簡単に崩れるぞ。
だが、なぜか前線には出ていないのだ。
『あの男は、復讐のために戦を起こした。人を滅ぼすつもりだぞ。つまり、人間かゴブリンが滅びるまではこの戦を止める気がない』
風水士が視線で、そいつを指し示す。
武装したゴブリンたちの中央を、ゆっくりと進む輿があった。
その上に、極彩色の羽で飾られたゴブリンが座していた。
でかい。
並のゴブリンの倍くらいある。
『今代のゴブリンキング、ジャガラだ。あれはゴブリンと人間に災いをもたらす怪物だ。あれを殺すぞ』
風水士の狙いがはっきりしたのである。
1
お気に入りに追加
107
あなたにおすすめの小説

迷宮に捨てられた俺、魔導ガチャを駆使して世界最強の大賢者へと至る〜
サイダーボウイ
ファンタジー
アスター王国ハワード伯爵家の次男ルイス・ハワードは、10歳の【魔力固定の儀】において魔法適性ゼロを言い渡され、実家を追放されてしまう。
父親の命令により、生還率が恐ろしく低い迷宮へと廃棄されたルイスは、そこで魔獣に襲われて絶体絶命のピンチに陥る。
そんなルイスの危機を救ってくれたのが、400年の時を生きる魔女エメラルドであった。
彼女が操るのは、ルイスがこれまでに目にしたことのない未発見の魔法。
その煌めく魔法の数々を目撃したルイスは、深い感動を覚える。
「今の自分が悔しいなら、生まれ変わるしかないよ」
そう告げるエメラルドのもとで、ルイスは努力によって人生を劇的に変化させていくことになる。
これは、未発見魔法の列挙に挑んだ少年が、仲間たちとの出会いを通じて成長し、やがて世界の命運を動かす最強の大賢者へと至る物語である。
外れスキル《コピー》を授かったけど「無能」と言われて家を追放された~ だけど発動条件を満たせば"魔族のスキル"を発動することができるようだ~
そらら
ファンタジー
「鑑定ミスではありません。この子のスキルは《コピー》です。正直、稀に見る外れスキルですね、何せ発動条件が今だ未解明なのですから」
「何てことなの……」
「全く期待はずれだ」
私の名前はラゼル、十五歳になったんだけども、人生最悪のピンチに立たされている。
このファンタジックな世界では、15歳になった際、スキル鑑定を医者に受けさせられるんだが、困ったことに私は外れスキル《コピー》を当ててしまったらしい。
そして数年が経ち……案の定、私は家族から疎ましく感じられてーーついに追放されてしまう。
だけど私のスキルは発動条件を満たすことで、魔族のスキルをコピーできるようだ。
そして、私の能力が《外れスキル》ではなく、恐ろしい能力だということに気づく。
そんでこの能力を使いこなしていると、知らないうちに英雄と呼ばれていたんだけど?
私を追放した家族が戻ってきてほしいって泣きついてきたんだけど、もう戻らん。
私は最高の仲間と最強を目指すから。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

老女召喚〜聖女はまさかの80歳?!〜城を追い出されちゃったけど、何か若返ってるし、元気に異世界で生き抜きます!〜
二階堂吉乃
ファンタジー
瘴気に脅かされる王国があった。それを祓うことが出来るのは異世界人の乙女だけ。王国の幹部は伝説の『聖女召喚』の儀を行う。だが現れたのは1人の老婆だった。「召喚は失敗だ!」聖女を娶るつもりだった王子は激怒した。そこら辺の平民だと思われた老女は金貨1枚を与えられると、城から追い出されてしまう。実はこの老婆こそが召喚された女性だった。
白石きよ子・80歳。寝ていた布団の中から異世界に連れてこられてしまった。始めは「ドッキリじゃないかしら」と疑っていた。頼れる知り合いも家族もいない。持病の関節痛と高血圧の薬もない。しかし生来の逞しさで異世界で生き抜いていく。
後日、召喚が成功していたと分かる。王や重臣たちは慌てて老女の行方を探し始めるが、一向に見つからない。それもそのはず、きよ子はどんどん若返っていた。行方不明の老聖女を探す副団長は、黒髪黒目の不思議な美女と出会うが…。
人の名前が何故か映画スターの名になっちゃう天然系若返り聖女の冒険。全14話+間話8話。

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。

『希望の実』拾い食いから始まる逆転ダンジョン生活!
IXA
ファンタジー
30年ほど前、地球に突如として現れたダンジョン。
無限に湧く資源、そしてレベルアップの圧倒的な恩恵に目をつけた人類は、日々ダンジョンの研究へ傾倒していた。
一方特にそれは関係なく、生きる金に困った私、結城フォリアはバイトをするため、最低限の体力を手に入れようとダンジョンへ乗り込んだ。
甘い考えで潜ったダンジョン、しかし笑顔で寄ってきた者達による裏切り、体のいい使い捨てが私を待っていた。
しかし深い絶望の果てに、私は最強のユニークスキルである《スキル累乗》を獲得する--
これは金も境遇も、何もかもが最底辺だった少女が泥臭く苦しみながらダンジョンを探索し、知恵とスキルを駆使し、地べたを這いずり回って頂点へと登り、世界の真実を紐解く話
複数箇所での保存のため、カクヨム様とハーメルン様でも投稿しています
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる