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第三章
第42話 忍者を連れて過去に飛ぶ
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「ご飯食べ終わった? マスター、これお会計ね。はい、じゃあタイムリープ」
俺たちは食事の代金を払ったあと、過去に飛んだ。
「ウワーッ」
最後にマスターのびっくりする声が聞こえてきた気がする。
降り立ったのは、どこにでもあるような宿場町だった。
ここが過去のポータル?
いや、タイムリープはどうやら、時間を移動するだけじゃないらしい。
どろ魔人を倒した俺たちは、元の時間、元の場所に戻ってこれた。
多分、行ける場所と戻れる場所が決まってる。
それはもしかしすると、事件が起こる場所だったりするのでは……。
『ギギギーッ!』
叫びながらゴブリンたちが大量に出現した。
家々の扉を蹴破り、納屋から飛び出し、木からも降りてくる。
なんと、ゴブリンに占領された村だったか。
「これは一大事でござるな!」
ホムラ、早速身構える。
いつの間にかその手には、ナイフが握られていた。
「手裏剣は高価なので、安いナイフで相手をするでござるよ!」
『ギギーッ!!』
飛びかかるゴブリン。
「ツアーッ!」
投擲されるナイフ!
それがゴブリンに到達した瞬間、いきなり無数のナイフに分裂し、ゴブリンの全身を滅多刺しにした。
25回ヒット!
そういうメッセージがゴブリンの頭上に浮かび上がる。
『ウグワーッ!』
ゴブリン、堪らず死亡!
なんだろう、今のは。
「なんだろう今のは」
エリカが俺が思ったのと全く同じことを口にした。
「忍者の投げる技でござる。これと忍術が忍者の能力なんでござるよ。投げたものが何回も相手にヒットするのでござる」
「意味がわからないけど凄いな! やっぱり伝説の職業だ!」
「一子相伝なだけあるなあ」
感心しながら、エリカは迫るゴブリンを次々にグレイブソードで文字通り粉砕し、俺は近くの水瓶から渦潮カッターを連射している。
渦潮カッターは相手を見てさえいれば必中なので、本当に便利なのだ。
至近距離だと発射が間に合わないから、こっちはゴブリンパンチだね。
普通のゴブリンではそろそろ相手にならないな。
レッドキャップ相手に全滅しかかってた頃が、遠い昔のようだ。
「うおーっ、ドルマ殿、今よそ見しながら戦ってたでござるな!? 余裕でござるか!」
「俺の技はちょっと見れば当たるのだ。だけど強い敵相手にはちゃんと見ないとなんだぞ」
「ははあ、ゴブリンなど弱敵でござるからなあ」
「忍者の感覚でもそうなの? おっと!」
凄く近くまで近寄ってきてたゴブリン。
俺はとっさに、「ゴブリンパンチ!」と迎撃した。
素手だったので、倒すところまでいかない。
ゴブリンは『ウグワーッ!』と叫びながらゴロゴロ転がっていき、『オ、オボエタゾ!!』とか言ってそのまま姿を消した。
逃してしまったなあ。
しばらくすると、ゴブリンはいなくなった。
倒せるものは倒し尽くしたし、残りは逃げてしまったのだ。
そして宿場町を探索すると、ここはゴブリンたちに滅ぼされた後だったのだ。
「ゴブリンが根城にしてたんだな! みんな殺されてる! これは許せないな!」
「拙者たちもゴブリンを殺しまくったでござるがなー」
ホムラは別に動揺する様子もない。
さすが忍者。
しばらく宿場を散策し、忍者は投げるための刃物を大量に集めていた。
日が傾いてきた頃に、遠くから武装した集団がやって来たではないか。
彼らは宿場町のゴブリンが全滅しているのを見て、アッと驚きの声をあげた。
「あらー! ドルマさん、エリカさーん!」
見覚えのある眼鏡の娘が手を振っている。
レーナだ。
ということは……。
傍らに、トニーの姿もある。
「う、うわー! お前らどこ行ってたんだよ! オレずっと心配してたんだからな!」
心配してたのか。
いいヤツだなあ。
「トニーはどこ行くところだったんだ? 私たちはゴブリン退治だ!」
「エリカもか! オレたちもさ、ゴブリンの大攻勢があるから、こいつらを国境線まで追い出そうってことになってさ。そこにゴブリンの大集落があるだろ?」
この時代だと、ゴブリン王国ではなくて大集落なのだな。
だが、やはりゴブリンの被害には困っている様子だ。
フォンテインナイツの戦力なら脅威じゃないが、一般人からするとゴブリンはとんでもなく恐ろしいモンスターだからな。
そういう人間たちだという話もあったっけ?
あれ? この話はエリカの祖父……つまりトニーが言ってたんじゃなかったか?
「トニー、ゴブリンって人間だと思うか?」
「何言ってるんだドルマ。ゴブリンはモンスターだろ?」
「ほう」
ほうほうほう、これはこれは。
「ドルマ! フォンテインの伝説に、ゴブリン砦の決闘というのがある! つまりこれは、これじゃないか!」
「あ、そうか。それは確かにそうだな。俺たちがこの時代に降り立ったのは、この伝説を再現するためってわけか」
横でホムラが首をかしげている。
「どういうことにござるか?」
「おっと、忍者には何も説明してなかった。フォンテインの伝説は知ってるだろ」
「無論!」
「今俺たちは過去の時代に来ている」
「?」
「フォンテインはもう殺されてる」
「!?」
「で、俺とエリカで、フォンテインナイツというパーティなんだが……俺たちは地の底の魔人を倒した。これ、フォンテインの伝説の最初の冒険な」
「!!」
だんだん理解した顔になってきた。
物わかりがいいなあ。
「オレ、なんかみんながやった功績を全部もらっちゃったせいで、こいつらの指揮官みたいになったんだ」
トニーが戸惑っている。
フォンテインナイツは、どろ魔人を倒してすぐに消えたからな。
トニーはフォンテインの再来と呼ばれているらしい。
あのフォンテイン、そこまで凄い人物だったのか?
「レーナは戦ったり苦手だし」
「エヘヘ」
「困ってたトコだったんだ。手伝ってくれ!」
「いいぞ!」
エリカが即決した。
そういうことになったのだった。
俺たちは食事の代金を払ったあと、過去に飛んだ。
「ウワーッ」
最後にマスターのびっくりする声が聞こえてきた気がする。
降り立ったのは、どこにでもあるような宿場町だった。
ここが過去のポータル?
いや、タイムリープはどうやら、時間を移動するだけじゃないらしい。
どろ魔人を倒した俺たちは、元の時間、元の場所に戻ってこれた。
多分、行ける場所と戻れる場所が決まってる。
それはもしかしすると、事件が起こる場所だったりするのでは……。
『ギギギーッ!』
叫びながらゴブリンたちが大量に出現した。
家々の扉を蹴破り、納屋から飛び出し、木からも降りてくる。
なんと、ゴブリンに占領された村だったか。
「これは一大事でござるな!」
ホムラ、早速身構える。
いつの間にかその手には、ナイフが握られていた。
「手裏剣は高価なので、安いナイフで相手をするでござるよ!」
『ギギーッ!!』
飛びかかるゴブリン。
「ツアーッ!」
投擲されるナイフ!
それがゴブリンに到達した瞬間、いきなり無数のナイフに分裂し、ゴブリンの全身を滅多刺しにした。
25回ヒット!
そういうメッセージがゴブリンの頭上に浮かび上がる。
『ウグワーッ!』
ゴブリン、堪らず死亡!
なんだろう、今のは。
「なんだろう今のは」
エリカが俺が思ったのと全く同じことを口にした。
「忍者の投げる技でござる。これと忍術が忍者の能力なんでござるよ。投げたものが何回も相手にヒットするのでござる」
「意味がわからないけど凄いな! やっぱり伝説の職業だ!」
「一子相伝なだけあるなあ」
感心しながら、エリカは迫るゴブリンを次々にグレイブソードで文字通り粉砕し、俺は近くの水瓶から渦潮カッターを連射している。
渦潮カッターは相手を見てさえいれば必中なので、本当に便利なのだ。
至近距離だと発射が間に合わないから、こっちはゴブリンパンチだね。
普通のゴブリンではそろそろ相手にならないな。
レッドキャップ相手に全滅しかかってた頃が、遠い昔のようだ。
「うおーっ、ドルマ殿、今よそ見しながら戦ってたでござるな!? 余裕でござるか!」
「俺の技はちょっと見れば当たるのだ。だけど強い敵相手にはちゃんと見ないとなんだぞ」
「ははあ、ゴブリンなど弱敵でござるからなあ」
「忍者の感覚でもそうなの? おっと!」
凄く近くまで近寄ってきてたゴブリン。
俺はとっさに、「ゴブリンパンチ!」と迎撃した。
素手だったので、倒すところまでいかない。
ゴブリンは『ウグワーッ!』と叫びながらゴロゴロ転がっていき、『オ、オボエタゾ!!』とか言ってそのまま姿を消した。
逃してしまったなあ。
しばらくすると、ゴブリンはいなくなった。
倒せるものは倒し尽くしたし、残りは逃げてしまったのだ。
そして宿場町を探索すると、ここはゴブリンたちに滅ぼされた後だったのだ。
「ゴブリンが根城にしてたんだな! みんな殺されてる! これは許せないな!」
「拙者たちもゴブリンを殺しまくったでござるがなー」
ホムラは別に動揺する様子もない。
さすが忍者。
しばらく宿場を散策し、忍者は投げるための刃物を大量に集めていた。
日が傾いてきた頃に、遠くから武装した集団がやって来たではないか。
彼らは宿場町のゴブリンが全滅しているのを見て、アッと驚きの声をあげた。
「あらー! ドルマさん、エリカさーん!」
見覚えのある眼鏡の娘が手を振っている。
レーナだ。
ということは……。
傍らに、トニーの姿もある。
「う、うわー! お前らどこ行ってたんだよ! オレずっと心配してたんだからな!」
心配してたのか。
いいヤツだなあ。
「トニーはどこ行くところだったんだ? 私たちはゴブリン退治だ!」
「エリカもか! オレたちもさ、ゴブリンの大攻勢があるから、こいつらを国境線まで追い出そうってことになってさ。そこにゴブリンの大集落があるだろ?」
この時代だと、ゴブリン王国ではなくて大集落なのだな。
だが、やはりゴブリンの被害には困っている様子だ。
フォンテインナイツの戦力なら脅威じゃないが、一般人からするとゴブリンはとんでもなく恐ろしいモンスターだからな。
そういう人間たちだという話もあったっけ?
あれ? この話はエリカの祖父……つまりトニーが言ってたんじゃなかったか?
「トニー、ゴブリンって人間だと思うか?」
「何言ってるんだドルマ。ゴブリンはモンスターだろ?」
「ほう」
ほうほうほう、これはこれは。
「ドルマ! フォンテインの伝説に、ゴブリン砦の決闘というのがある! つまりこれは、これじゃないか!」
「あ、そうか。それは確かにそうだな。俺たちがこの時代に降り立ったのは、この伝説を再現するためってわけか」
横でホムラが首をかしげている。
「どういうことにござるか?」
「おっと、忍者には何も説明してなかった。フォンテインの伝説は知ってるだろ」
「無論!」
「今俺たちは過去の時代に来ている」
「?」
「フォンテインはもう殺されてる」
「!?」
「で、俺とエリカで、フォンテインナイツというパーティなんだが……俺たちは地の底の魔人を倒した。これ、フォンテインの伝説の最初の冒険な」
「!!」
だんだん理解した顔になってきた。
物わかりがいいなあ。
「オレ、なんかみんながやった功績を全部もらっちゃったせいで、こいつらの指揮官みたいになったんだ」
トニーが戸惑っている。
フォンテインナイツは、どろ魔人を倒してすぐに消えたからな。
トニーはフォンテインの再来と呼ばれているらしい。
あのフォンテイン、そこまで凄い人物だったのか?
「レーナは戦ったり苦手だし」
「エヘヘ」
「困ってたトコだったんだ。手伝ってくれ!」
「いいぞ!」
エリカが即決した。
そういうことになったのだった。
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