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第二章
第29話 フォンテインナイツ・空中戦
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ジャンプで飛び上がってきた俺たちを、でかい鳥は驚きの表情で迎えた。
……と思ったら、即座に攻撃態勢に入ったのだった。
大きく羽ばたき、さっきの竜巻みたいなのを起こそうとする。
「させないぞ。ワールウインド!」
俺も同じ技をラーニングしている。
即座に使用すると、鳥を囲むように竜巻的な風が4つ出現した。
これが鳥を巻き込みながら、ぐるぐると空中で螺旋を描く。
『ウグワーッ!?』
鳥は浮力を失い、錐揉み落下だ。
「よしドルマ、私を離してくれ!」
「おっ、よく分からないが分かったぞ。そいっ」
空中でエリカを放流する。
すると彼女は自由落下していって、途中で態勢を立て直した鳥の背中に乗った。
鳥が驚いている。
エリカは躊躇なく、鳥の頭にグレイブソードを叩き込んだな。
やはりバーサーカーなのではないか。
俺はジャンプの軌道からゆるゆると落下していく。
「ミサイルを撃つぞ! エリカ、俺に飛び移れー!」
「分かった!」
鳥の翼を蹴って、エリカが俺にしがみついてくる。
俺は空いている方の手を使って、空中に石をばらまいた。
「ミサイル!」
石が次々と鳥に飛来する。
これをでかい鳥は避けるが、石は空中で爆発した。
『ギエーッ!!』
鳥が動きを制限されているな。
エリカが思いっきり頭を叩き割ったのも相当効いている。
とどめなのだ。
「バッドステータスブレス!」
俺はくさい息を吐き出した。
「ワールウインド!」
風がくさい息を運び、鳥の周囲にお届けだ。
でかい鳥は白目を剥くと、『ウグワーッ!!』と叫んで落下した。
地面に激突し、ピクピクしている。
ゆったりと、俺たちも降りてきた。
うーん、このワールウインドは本当に便利。
ただ、くさい息をコントロールしきるのは無理なようで、ちょっとくさい息が流てきた。
やばいやばい。
「ウグワーッ!」
いかん、冒険者の一人が吸い込んでぶっ倒れた。
風で薄くなっているから、ダメージは少ないと思うけど。
「今、俺が毒のある息を吐いたのでこの辺りは危ない。出発しよう!」
俺の言葉に、キャラバンの商人がギョッとした。
でかい鳥と俺を見比べた後、慌ててキャラバンを出発させるのだった。
その間に、エリカはでかい鳥の風切羽みたいなものを抜き取っている。
切り飛ばした爪と一緒に、討伐の証にするらしい。
「あの大きい鳥はなんだったんだろうな!」
「よくわかんないよな」
二人で雑談していたら、幌馬車に乗っていた商人の部下が顔を出した。
「あれはですね、最近この辺りを荒らし回っていた、アーン・ズーという巨鳥のモンスターです。突然現れたそうですよ。まだ何頭もいると聞きます」
「物騒だなあ」
「だから冒険者を雇うようになってるんですよ。今回は飛び道具を持った人が少なかったのでどうなるかと思いましたが……。いやあ、謎の技を使うあなたは強い」
するとエリカが自慢げに俺を指し示した。
「ドルマはな、伝説の青魔道士なんだ! 今も、あのアーン・ズーというモンスターの技をラーニングしたんだぞ!」
「えっ、青魔道士!?」
てっきり、よく分からない話だと流されるとばかり思っていたら。
知っているのか、商人の部下!!
「おとぎ話に登場する、騎士フォンテインの仲間の一人ですよね。あらゆるモンスターの技を自分のものとして、人ならざる力を使いこなす! 本当にいたんだなあ。ちなみに物語中では、青魔道士は世界に一人しかいない、という語りがありまして」
「フォンテインの物語ガチ勢じゃん」
「ドルマ、引かないでくれ! あれはそれくらい素晴らしい物語なんだ!」
しかし、青魔道士が一人だけって言うなら、伝説に謳われた青魔道士と俺はどういう関係があるというのだ。
そもそも俺は由緒正しき農民の子だぞ。
だが、別にそんなことを考えていても、お金がもらえるわけでも腹がふくれるわけでもない。
俺は考えるのを辞めた。
その後の旅は、エリカと商人の部下にフォンテインの話を散々聞かされることになった。
かなり覚えてしまった。
伝説の職業と言われている連中、つまりはフォンテインの仲間なのだ。
青魔道士に竜騎士、風水士、バーサーカー、学者に忍者。
この六名だな。
で、どう聞いてもフォンテインそのものの情報が曖昧なんだが。
地方の郷士で、騎士であるという妄想を懐いて旅に出て、多くの人々に馬鹿にされたが次々と仲間を得て、やがて風車の魔王を倒す。
その後のフォンテインは突如、歴史から消え失せる。
風車の魔王と相討ったとも、終わらぬ旅を続けているのだとも。
フォンテイン物語のマニアは多いようで、いろいろな説が囁かれているんだそうだ。
どうなってるんだろうなあ。
考えているうちに、目的地が見えてきた。
エリカの村だ。
ここで俺たちは、キャラバンとお別れすることになる。
商人が飛び出してきて、俺と激しく握手した。
「ありがとう! ありがとう! 謎の技を使う男よ! そして勇ましい女戦士! まるで伝説のバーサーカーのようだった!」
「騎士! 騎士!」
エリカが抗議の声をあげているが、戦いぶりがなあ……。
報酬はちょっと弾んでくれた。
一割増だ。
これはありがたいなあ。
俺もエリカも笑顔になった。
お金は心を豊かにする。
「懐が暖かくなった勢いで、実家に挨拶してしまおう!」
エリカはそう告げ、俺を連れて村に凱旋するのだった。
そして、どうやら彼女の兄らしき人物と遭遇し。
「げえっ、エ、エリカ!?」
げえっ、とか言われてるんだが。
……と思ったら、即座に攻撃態勢に入ったのだった。
大きく羽ばたき、さっきの竜巻みたいなのを起こそうとする。
「させないぞ。ワールウインド!」
俺も同じ技をラーニングしている。
即座に使用すると、鳥を囲むように竜巻的な風が4つ出現した。
これが鳥を巻き込みながら、ぐるぐると空中で螺旋を描く。
『ウグワーッ!?』
鳥は浮力を失い、錐揉み落下だ。
「よしドルマ、私を離してくれ!」
「おっ、よく分からないが分かったぞ。そいっ」
空中でエリカを放流する。
すると彼女は自由落下していって、途中で態勢を立て直した鳥の背中に乗った。
鳥が驚いている。
エリカは躊躇なく、鳥の頭にグレイブソードを叩き込んだな。
やはりバーサーカーなのではないか。
俺はジャンプの軌道からゆるゆると落下していく。
「ミサイルを撃つぞ! エリカ、俺に飛び移れー!」
「分かった!」
鳥の翼を蹴って、エリカが俺にしがみついてくる。
俺は空いている方の手を使って、空中に石をばらまいた。
「ミサイル!」
石が次々と鳥に飛来する。
これをでかい鳥は避けるが、石は空中で爆発した。
『ギエーッ!!』
鳥が動きを制限されているな。
エリカが思いっきり頭を叩き割ったのも相当効いている。
とどめなのだ。
「バッドステータスブレス!」
俺はくさい息を吐き出した。
「ワールウインド!」
風がくさい息を運び、鳥の周囲にお届けだ。
でかい鳥は白目を剥くと、『ウグワーッ!!』と叫んで落下した。
地面に激突し、ピクピクしている。
ゆったりと、俺たちも降りてきた。
うーん、このワールウインドは本当に便利。
ただ、くさい息をコントロールしきるのは無理なようで、ちょっとくさい息が流てきた。
やばいやばい。
「ウグワーッ!」
いかん、冒険者の一人が吸い込んでぶっ倒れた。
風で薄くなっているから、ダメージは少ないと思うけど。
「今、俺が毒のある息を吐いたのでこの辺りは危ない。出発しよう!」
俺の言葉に、キャラバンの商人がギョッとした。
でかい鳥と俺を見比べた後、慌ててキャラバンを出発させるのだった。
その間に、エリカはでかい鳥の風切羽みたいなものを抜き取っている。
切り飛ばした爪と一緒に、討伐の証にするらしい。
「あの大きい鳥はなんだったんだろうな!」
「よくわかんないよな」
二人で雑談していたら、幌馬車に乗っていた商人の部下が顔を出した。
「あれはですね、最近この辺りを荒らし回っていた、アーン・ズーという巨鳥のモンスターです。突然現れたそうですよ。まだ何頭もいると聞きます」
「物騒だなあ」
「だから冒険者を雇うようになってるんですよ。今回は飛び道具を持った人が少なかったのでどうなるかと思いましたが……。いやあ、謎の技を使うあなたは強い」
するとエリカが自慢げに俺を指し示した。
「ドルマはな、伝説の青魔道士なんだ! 今も、あのアーン・ズーというモンスターの技をラーニングしたんだぞ!」
「えっ、青魔道士!?」
てっきり、よく分からない話だと流されるとばかり思っていたら。
知っているのか、商人の部下!!
「おとぎ話に登場する、騎士フォンテインの仲間の一人ですよね。あらゆるモンスターの技を自分のものとして、人ならざる力を使いこなす! 本当にいたんだなあ。ちなみに物語中では、青魔道士は世界に一人しかいない、という語りがありまして」
「フォンテインの物語ガチ勢じゃん」
「ドルマ、引かないでくれ! あれはそれくらい素晴らしい物語なんだ!」
しかし、青魔道士が一人だけって言うなら、伝説に謳われた青魔道士と俺はどういう関係があるというのだ。
そもそも俺は由緒正しき農民の子だぞ。
だが、別にそんなことを考えていても、お金がもらえるわけでも腹がふくれるわけでもない。
俺は考えるのを辞めた。
その後の旅は、エリカと商人の部下にフォンテインの話を散々聞かされることになった。
かなり覚えてしまった。
伝説の職業と言われている連中、つまりはフォンテインの仲間なのだ。
青魔道士に竜騎士、風水士、バーサーカー、学者に忍者。
この六名だな。
で、どう聞いてもフォンテインそのものの情報が曖昧なんだが。
地方の郷士で、騎士であるという妄想を懐いて旅に出て、多くの人々に馬鹿にされたが次々と仲間を得て、やがて風車の魔王を倒す。
その後のフォンテインは突如、歴史から消え失せる。
風車の魔王と相討ったとも、終わらぬ旅を続けているのだとも。
フォンテイン物語のマニアは多いようで、いろいろな説が囁かれているんだそうだ。
どうなってるんだろうなあ。
考えているうちに、目的地が見えてきた。
エリカの村だ。
ここで俺たちは、キャラバンとお別れすることになる。
商人が飛び出してきて、俺と激しく握手した。
「ありがとう! ありがとう! 謎の技を使う男よ! そして勇ましい女戦士! まるで伝説のバーサーカーのようだった!」
「騎士! 騎士!」
エリカが抗議の声をあげているが、戦いぶりがなあ……。
報酬はちょっと弾んでくれた。
一割増だ。
これはありがたいなあ。
俺もエリカも笑顔になった。
お金は心を豊かにする。
「懐が暖かくなった勢いで、実家に挨拶してしまおう!」
エリカはそう告げ、俺を連れて村に凱旋するのだった。
そして、どうやら彼女の兄らしき人物と遭遇し。
「げえっ、エ、エリカ!?」
げえっ、とか言われてるんだが。
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