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第一章
第8話 ラーニング! ゴブリンパンチ!
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「俺とエリカの二人で、ゴブリンの巣穴一つを担当するのか……。メチャクチャじゃない?」
「思ったよりもメンバーが集まらなかったみたいだな」
ゴブリン砦攻略は、これで第二回。
例のロードがたくさんの若手冒険者を使い潰したので、悪名が広がったようだ。
だが、彼は功績を上げたということで、貴族などに名前が知れ渡っているとか。
典型的な、ルーキーを踏み台にする悪いベテランだ。
「ドルマ、なんだか悪い顔してるぞ! 悪い顔をしたら、心まで悪くなる。お祖父様の言葉だ!」
エリカが前に回り込んできて、俺の頬を両側から引っ張った。
「なるほど。さすがは大騎士、いいこと言うな」
「だろう?」
彼女がにっこり笑う。
「大変な仕事だけど、私はやれると思ってる。私とドルマならできる!」
「おう! エリカが言うと本当にそんな気持ちになるな!」
前向きになる俺なのだ。
エリカには本当に救われるな。
ということで。
鍋を頭に被り、大きな鍋を体の前方にくくりつけ、水袋を抱える。
これが俺のフル装備だ。
相手の攻撃をどこからでも受け止め、渦潮カッターでカウンターできるぞ。
エリカは右手にナタ、左手に短剣を下げている。
「二刀流とは……。なんだかそれっぽくなってきたな」
「そ、そうか? ふふふ、未来の大騎士たる者、格好から入らないとな! ドルマもかっこいいぞ! 鉄壁の戦士だ!」
「ああ。鍋のつけ心地もいいぞ!」
お互いを褒めあって気持ちを高めて、いざ出陣だ。
ちょっと歩いたら、ゴブリンらしき連中が現れて、ワーッと石を投げてきた。
これは俺の鍋に当たって弾ける。
「ガンガンうるさいが、ダメージが無いぞ。ではこっちの攻撃だ! 渦潮カッター!」
水袋から溢れ出した水が、渦を巻いて飛翔する。
ゴブリンたちは切り裂かれ、「ウグワーッ!!」と叫んだ。
俺に気を取られていると、肉薄してきたエリカがナタで頭を割ってくる。
うーん、素晴らしくバイオレンスな攻撃。
ゴブリンの一体が脳天をかち割られて「ウグワーッ!」と絶命した。
死体に足を引っ掛けて、ナタを抜くエリカ。
返り血を浴びたその姿、なかなか凄みがある。
残ったゴブリンたちは、慌てて逃げ出したようだ。
「エリカ、ナタの扱いに慣れてるな」
「ああ。実家で飼ってる豚や鳥を絞めて肉にしてたからな!」
「家畜飼ってたのか。うちは農家だったからなあ」
お互い、田舎の生まれであることを確認しあうことになった。
大騎士を夢見たエリカは、両親兄弟と大喧嘩をし、勘当されて飛び出してきたそうだ。
退路が無いではないか。
これは、俺が彼女を大騎士にしてやるしかない。
「ちなみにお祖父様が言っていたんだけど、ゴブリンは別の土地から引っ越してきた人間なんだって」
「人間なの!?」
「姿形が違うのと、価値観っていうのが違うからモンスターに分類されてるらしいよ。でもお祖父様、よくほらも吹いてたからなあ!」
「その話を知ってて、よくぞ躊躇なくナタを叩き込めたなあ」
「家畜泥棒は村のみんなで棒で叩いたからね!」
「なーるほど」
家畜がいる家も大変なのだ。
和気あいあいとそんな会話をしつつ、俺たちはゴブリンの巣穴までやって来た。
途中の襲撃はない。
巣穴の外には、見張りのゴブリンが立っていた。
俺たちの姿を見つけると、そいつらも石を投げてくる。
兜みたいな鍋を買っていて本当に良かった。
これがなければ、石で頭を割られていたかもな。
「よし、渦潮カッター!」
「ウグワーッ!」
ピュンピュン飛んだ渦潮カッターが、ゴブリンを制圧した。
命中率凄いな、この技。
自動的に敵に向かって飛んでいくぞ。
「よし、先を急ぐぞ! 巣穴にくさい息を……」
エリカが前に歩き出したところで、近くの茂みから何かが飛び出してきた。
「危ないぞ!」
俺はとっさにエリカを突き飛ばし、飛び出してきた奴との間に割り込む。
「グギギギギーッ!!」
そいつは喚きながら、拳を繰り出してきた。
筋骨隆々のゴブリンだ!
パンチがガガガガガガガガッと連続で鍋にぶち当たった。
鍋越しなのに凄い衝撃だ。
中に今夜寝る時に使う毛布(ペラッペラのやつ)を仕込んでなかったら危なかった。
『ラーニング!』
俺の脳裏で、メッセージが鳴り響いた。
なんだなんだ!?
もしかして今食らった攻撃が、噂のゴブリンパンチなのか。
「グギ!?」
相手のゴブリンが、ちょっと距離を取った。
こいつ、俺がラーニングしたことが分かったのかな?
今は、自分の能力を見ている暇など無い。
「ドルマ!」
「任せろ! ゴブリンパンチ!」
俺は技の名を唱えた。
すると、拳がひとりでに突き出される。
「グギイッ!」
ゴブリンは慌てて回避しようとするが、パンチはそれを追尾した。
見事にクリーンヒットする。
「ウグワーッ!?」
俺の連続パンチに殴り飛ばされ、ムキムキゴブリンは茂みの中に転がり込んで行った。
「威力はそうでもないのかな……?」
自分の拳を見て首を傾げていると、エリカが肩を叩いてきた。
「凄いパンチだった! パンチの軌道が明らかに変な風に曲がって、絶対当ててやるっていうマインドを感じたぞ! もしかしてそれがゴブリンパンチか?」
「そうらしいな。当たるだけのパンチって感じだけどな」
「パンチが絶対当たるなら、パンチする手に武器を持ってたら武器が絶対当たったりするのかな?」
「その発想は無かった! 後で試してみよう」
念のために、能力も確認する。
名前:ドルマ・アオーマーホウ
職業:すっぴん
所有能力:
・バッドステータスブレス
・渦潮カッター
・ゴブリンパンチ NEW!
間違いない。
あの技がゴブリンパンチだ。
どうやら工夫のし甲斐がある技みたいだな。
だが、その研究は後々だ。
目の前に広がるゴブリンの巣穴。
「よし、やってくれドルマ!」
「ああ。俺のくさい息を存分に叩き込んでやる」
俺たちのゴブリン巣穴攻略は、大詰めだ。
「思ったよりもメンバーが集まらなかったみたいだな」
ゴブリン砦攻略は、これで第二回。
例のロードがたくさんの若手冒険者を使い潰したので、悪名が広がったようだ。
だが、彼は功績を上げたということで、貴族などに名前が知れ渡っているとか。
典型的な、ルーキーを踏み台にする悪いベテランだ。
「ドルマ、なんだか悪い顔してるぞ! 悪い顔をしたら、心まで悪くなる。お祖父様の言葉だ!」
エリカが前に回り込んできて、俺の頬を両側から引っ張った。
「なるほど。さすがは大騎士、いいこと言うな」
「だろう?」
彼女がにっこり笑う。
「大変な仕事だけど、私はやれると思ってる。私とドルマならできる!」
「おう! エリカが言うと本当にそんな気持ちになるな!」
前向きになる俺なのだ。
エリカには本当に救われるな。
ということで。
鍋を頭に被り、大きな鍋を体の前方にくくりつけ、水袋を抱える。
これが俺のフル装備だ。
相手の攻撃をどこからでも受け止め、渦潮カッターでカウンターできるぞ。
エリカは右手にナタ、左手に短剣を下げている。
「二刀流とは……。なんだかそれっぽくなってきたな」
「そ、そうか? ふふふ、未来の大騎士たる者、格好から入らないとな! ドルマもかっこいいぞ! 鉄壁の戦士だ!」
「ああ。鍋のつけ心地もいいぞ!」
お互いを褒めあって気持ちを高めて、いざ出陣だ。
ちょっと歩いたら、ゴブリンらしき連中が現れて、ワーッと石を投げてきた。
これは俺の鍋に当たって弾ける。
「ガンガンうるさいが、ダメージが無いぞ。ではこっちの攻撃だ! 渦潮カッター!」
水袋から溢れ出した水が、渦を巻いて飛翔する。
ゴブリンたちは切り裂かれ、「ウグワーッ!!」と叫んだ。
俺に気を取られていると、肉薄してきたエリカがナタで頭を割ってくる。
うーん、素晴らしくバイオレンスな攻撃。
ゴブリンの一体が脳天をかち割られて「ウグワーッ!」と絶命した。
死体に足を引っ掛けて、ナタを抜くエリカ。
返り血を浴びたその姿、なかなか凄みがある。
残ったゴブリンたちは、慌てて逃げ出したようだ。
「エリカ、ナタの扱いに慣れてるな」
「ああ。実家で飼ってる豚や鳥を絞めて肉にしてたからな!」
「家畜飼ってたのか。うちは農家だったからなあ」
お互い、田舎の生まれであることを確認しあうことになった。
大騎士を夢見たエリカは、両親兄弟と大喧嘩をし、勘当されて飛び出してきたそうだ。
退路が無いではないか。
これは、俺が彼女を大騎士にしてやるしかない。
「ちなみにお祖父様が言っていたんだけど、ゴブリンは別の土地から引っ越してきた人間なんだって」
「人間なの!?」
「姿形が違うのと、価値観っていうのが違うからモンスターに分類されてるらしいよ。でもお祖父様、よくほらも吹いてたからなあ!」
「その話を知ってて、よくぞ躊躇なくナタを叩き込めたなあ」
「家畜泥棒は村のみんなで棒で叩いたからね!」
「なーるほど」
家畜がいる家も大変なのだ。
和気あいあいとそんな会話をしつつ、俺たちはゴブリンの巣穴までやって来た。
途中の襲撃はない。
巣穴の外には、見張りのゴブリンが立っていた。
俺たちの姿を見つけると、そいつらも石を投げてくる。
兜みたいな鍋を買っていて本当に良かった。
これがなければ、石で頭を割られていたかもな。
「よし、渦潮カッター!」
「ウグワーッ!」
ピュンピュン飛んだ渦潮カッターが、ゴブリンを制圧した。
命中率凄いな、この技。
自動的に敵に向かって飛んでいくぞ。
「よし、先を急ぐぞ! 巣穴にくさい息を……」
エリカが前に歩き出したところで、近くの茂みから何かが飛び出してきた。
「危ないぞ!」
俺はとっさにエリカを突き飛ばし、飛び出してきた奴との間に割り込む。
「グギギギギーッ!!」
そいつは喚きながら、拳を繰り出してきた。
筋骨隆々のゴブリンだ!
パンチがガガガガガガガガッと連続で鍋にぶち当たった。
鍋越しなのに凄い衝撃だ。
中に今夜寝る時に使う毛布(ペラッペラのやつ)を仕込んでなかったら危なかった。
『ラーニング!』
俺の脳裏で、メッセージが鳴り響いた。
なんだなんだ!?
もしかして今食らった攻撃が、噂のゴブリンパンチなのか。
「グギ!?」
相手のゴブリンが、ちょっと距離を取った。
こいつ、俺がラーニングしたことが分かったのかな?
今は、自分の能力を見ている暇など無い。
「ドルマ!」
「任せろ! ゴブリンパンチ!」
俺は技の名を唱えた。
すると、拳がひとりでに突き出される。
「グギイッ!」
ゴブリンは慌てて回避しようとするが、パンチはそれを追尾した。
見事にクリーンヒットする。
「ウグワーッ!?」
俺の連続パンチに殴り飛ばされ、ムキムキゴブリンは茂みの中に転がり込んで行った。
「威力はそうでもないのかな……?」
自分の拳を見て首を傾げていると、エリカが肩を叩いてきた。
「凄いパンチだった! パンチの軌道が明らかに変な風に曲がって、絶対当ててやるっていうマインドを感じたぞ! もしかしてそれがゴブリンパンチか?」
「そうらしいな。当たるだけのパンチって感じだけどな」
「パンチが絶対当たるなら、パンチする手に武器を持ってたら武器が絶対当たったりするのかな?」
「その発想は無かった! 後で試してみよう」
念のために、能力も確認する。
名前:ドルマ・アオーマーホウ
職業:すっぴん
所有能力:
・バッドステータスブレス
・渦潮カッター
・ゴブリンパンチ NEW!
間違いない。
あの技がゴブリンパンチだ。
どうやら工夫のし甲斐がある技みたいだな。
だが、その研究は後々だ。
目の前に広がるゴブリンの巣穴。
「よし、やってくれドルマ!」
「ああ。俺のくさい息を存分に叩き込んでやる」
俺たちのゴブリン巣穴攻略は、大詰めだ。
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