123 / 210
41・息抜き依頼
第123話 夜釣りとリザードマン
しおりを挟む
昼過ぎから日暮れまで寝た。
こうやって、いつでも熟睡できるのは冒険者として必要な能力だよな。
与えられた小屋で、僕とバンキンが大の字になって寝ており、バンキンの足を枕にしてキャロティが、僕のお腹を枕にしてコゲタが寝る。
で、サルシュは僕らの足元で平たくなって寝ていた。
全員熟睡!
そして日が暮れた頃合いに、船乗りが僕らを起こしてくれた。
「やあやあ、起きる時間ですよ」
「あっ、ダイフク氏! そういえば君は船乗りだった」
「そういうことです。我ら船乗り、荒事も多少はできますがそっちはプロではないので、今夜の見回りと護衛みたいなのはよろしくお願いしますよ」
「任された」
まだ半分寝ぼけている頭をボリボリ掻きながら、ダイフク氏に手を振る僕なのだった。
そうしたらコゲタが飛び起きて、トテテテテーッと扉まで走っていった。
「おさかな!」
「ノーノー」
昼のやりとりを繰り返してる。
その後、目覚めたサルシュとダイフク氏が挨拶し合っているのなどを見た。
カエル人間とリザードマンの邂逅だなあ。
起き上がったバンキンは既に釣り竿を準備している。
こいつ、もう夜釣りをするつもりだぞ。
寝覚め用に海産物のスープをご馳走してくれるというので、みんなでぞろぞろと外に出た。
様々な海産物を猛烈に煮込んだスープ。
適当に干し魚とか海藻とかをぶち込んで食べていいやつだ。
睡眠で失われていた塩分と水分が補給されていく~。
滋味溢れるお味です。
塩を減らせばコゲタでも美味しくいただけるしな。
「コゲタは減塩が基本なのに、キャロティは普通に塩が多くてもいけるのか」
「あら! ウェアラビットは塩を体の外に出すのが得意なのよ!」
「そうだったのか……」
「よーし、じゃあ見回りするやつと夜釣りするやつ決めようぜ。一巡したら入れ替わりな」
バンキン、早速釣りをする気満々だな。
「じゃんけんで決めよう。じゃーんけーん」
この世界にもじゃんけんがある。
グーチョキパーではなく、剣と槍と盾だ。
剣は盾をかいくぐるから盾に勝ち、槍は剣の間合い外から攻撃するから剣に勝つ。盾は槍を防いで折るから盾が勝つ。
結果は僕とサルシュが勝った。
「ぐわああああ俺の夜釣りぃぃぃぃぃ」
嘆きながら、キャロティと一緒に見回りに出るバンキンなのだった。
頑張ってこいよ。
その間、釣りは僕が担当してやろう。
「ワタクシめも釣りをやってみましょうか」
「サルシュも釣り竿を?」
「いえ、ワタクシめはこれです」
「糸を直接吊るすのかあ」
二人で桟橋に並び、糸を垂らして魚を待つ。
港湾部は真夜中になってもあちこちに灯りがついており、魚が集まってくる。
そこを狙って釣るわけだな。
「サルシュは司祭だって言うけど、普段は何をしてるの」
「そうですなあ。神に祈ったりもしますが、そんなものは一日にほんの少しの時間です」
「司祭がそんなこと言っていいのか」
「いいのですぞ。バルガイヤーは寛大な神。祈りにかまけて日常をおろそかにするなと仰られています。ワタクシめは祈りの後、都市を巡り、植え込まれた植物が十分に太陽の光を浴びられているかどうかをチェックして回ります。伸びすぎた枝葉を切り、植え込みを管理し」
「植木屋みたいなもんじゃないか」
「似たようなことをしておりますな」
謎が多いぞ、至高神教団。
ツインみたいな神の祝福を受けた物語主人公みたいなのがいたと思ったら、サルシュみたいな飄々とした変人もいる。
懐が深い。さすがはアーラン最大の教団だな……。
どこかの流行り病みたいな自由の神フリーダスとは大違いだ。
そう言えばもうそろそろ春だから、フリーダス信者が元気になる頃なんだな。
「ご主人! なんかきた!」
「なにい!」
ちびっこ用の釣り竿を垂らしていたコゲタが、手応えを感じて僕の応援を求めてきた。
よーし、後ろからコゲタをキャッチだ。
「コゲタ、釣り竿をぎゅーっと握ってるんだぞ。僕もちょっと釣り竿引っ張るから」
「が、がんばる~!」
「なるほど、ワタクシめも協力しましょう。ほいやー!」
サルシュの尻尾が僕に巻き付いてきた。
うおお、三人のパワーで引っ張るぞ!
来い、大物!
気合を入れて引っ張ったところ……。
抵抗は一瞬。
スポーンと何かが跳ねてきた。
おや、これは……?
平たくて長い、不思議な魚がかかっている。
「オビウオですな。この平たい体を全身ヒレのように使い、さらにうねって水を絡めてかなりの抵抗力があるのですが……。奴が力を入れる寸前に引っこ抜いたようです」
「海釣りにも詳しいねサルシュ」
「恐縮ですぞ。海は太陽の恵みを大いに浴びられる場所ですからな」
桟橋の上でピチピチ跳ねるオビウオ。
コゲタが恐る恐る近づいて、つん、とつついたらオビウオは激しく動いたので、コゲタが「きゃあー」と慌てて逃げて僕の後ろに隠れた。
「ははは、びっくりしたなあコゲタ」
「びっくりしたあ」
「サルシュ、オビウオは美味い?」
「小骨が多いですが、丸ごと煮込むと実にいい出汁が取れますぞ。それに、じっくり煮れば骨もぐずぐずに柔らかくなるので丸ごと食べられますな。どれ、寸胴を借りて来て煮込みましょう。どうせ夜明けまで見回りを順繰りでやります。煮込むのも半日仕事ですし、連れた魚を片っ端から放り込みましょうぞ」
「そうするか!」
バンキンとキャロティが帰ってくるまでの間、僕らは数匹の微妙な魚を釣り上げては鍋に放り込むのだった。
こうやって、いつでも熟睡できるのは冒険者として必要な能力だよな。
与えられた小屋で、僕とバンキンが大の字になって寝ており、バンキンの足を枕にしてキャロティが、僕のお腹を枕にしてコゲタが寝る。
で、サルシュは僕らの足元で平たくなって寝ていた。
全員熟睡!
そして日が暮れた頃合いに、船乗りが僕らを起こしてくれた。
「やあやあ、起きる時間ですよ」
「あっ、ダイフク氏! そういえば君は船乗りだった」
「そういうことです。我ら船乗り、荒事も多少はできますがそっちはプロではないので、今夜の見回りと護衛みたいなのはよろしくお願いしますよ」
「任された」
まだ半分寝ぼけている頭をボリボリ掻きながら、ダイフク氏に手を振る僕なのだった。
そうしたらコゲタが飛び起きて、トテテテテーッと扉まで走っていった。
「おさかな!」
「ノーノー」
昼のやりとりを繰り返してる。
その後、目覚めたサルシュとダイフク氏が挨拶し合っているのなどを見た。
カエル人間とリザードマンの邂逅だなあ。
起き上がったバンキンは既に釣り竿を準備している。
こいつ、もう夜釣りをするつもりだぞ。
寝覚め用に海産物のスープをご馳走してくれるというので、みんなでぞろぞろと外に出た。
様々な海産物を猛烈に煮込んだスープ。
適当に干し魚とか海藻とかをぶち込んで食べていいやつだ。
睡眠で失われていた塩分と水分が補給されていく~。
滋味溢れるお味です。
塩を減らせばコゲタでも美味しくいただけるしな。
「コゲタは減塩が基本なのに、キャロティは普通に塩が多くてもいけるのか」
「あら! ウェアラビットは塩を体の外に出すのが得意なのよ!」
「そうだったのか……」
「よーし、じゃあ見回りするやつと夜釣りするやつ決めようぜ。一巡したら入れ替わりな」
バンキン、早速釣りをする気満々だな。
「じゃんけんで決めよう。じゃーんけーん」
この世界にもじゃんけんがある。
グーチョキパーではなく、剣と槍と盾だ。
剣は盾をかいくぐるから盾に勝ち、槍は剣の間合い外から攻撃するから剣に勝つ。盾は槍を防いで折るから盾が勝つ。
結果は僕とサルシュが勝った。
「ぐわああああ俺の夜釣りぃぃぃぃぃ」
嘆きながら、キャロティと一緒に見回りに出るバンキンなのだった。
頑張ってこいよ。
その間、釣りは僕が担当してやろう。
「ワタクシめも釣りをやってみましょうか」
「サルシュも釣り竿を?」
「いえ、ワタクシめはこれです」
「糸を直接吊るすのかあ」
二人で桟橋に並び、糸を垂らして魚を待つ。
港湾部は真夜中になってもあちこちに灯りがついており、魚が集まってくる。
そこを狙って釣るわけだな。
「サルシュは司祭だって言うけど、普段は何をしてるの」
「そうですなあ。神に祈ったりもしますが、そんなものは一日にほんの少しの時間です」
「司祭がそんなこと言っていいのか」
「いいのですぞ。バルガイヤーは寛大な神。祈りにかまけて日常をおろそかにするなと仰られています。ワタクシめは祈りの後、都市を巡り、植え込まれた植物が十分に太陽の光を浴びられているかどうかをチェックして回ります。伸びすぎた枝葉を切り、植え込みを管理し」
「植木屋みたいなもんじゃないか」
「似たようなことをしておりますな」
謎が多いぞ、至高神教団。
ツインみたいな神の祝福を受けた物語主人公みたいなのがいたと思ったら、サルシュみたいな飄々とした変人もいる。
懐が深い。さすがはアーラン最大の教団だな……。
どこかの流行り病みたいな自由の神フリーダスとは大違いだ。
そう言えばもうそろそろ春だから、フリーダス信者が元気になる頃なんだな。
「ご主人! なんかきた!」
「なにい!」
ちびっこ用の釣り竿を垂らしていたコゲタが、手応えを感じて僕の応援を求めてきた。
よーし、後ろからコゲタをキャッチだ。
「コゲタ、釣り竿をぎゅーっと握ってるんだぞ。僕もちょっと釣り竿引っ張るから」
「が、がんばる~!」
「なるほど、ワタクシめも協力しましょう。ほいやー!」
サルシュの尻尾が僕に巻き付いてきた。
うおお、三人のパワーで引っ張るぞ!
来い、大物!
気合を入れて引っ張ったところ……。
抵抗は一瞬。
スポーンと何かが跳ねてきた。
おや、これは……?
平たくて長い、不思議な魚がかかっている。
「オビウオですな。この平たい体を全身ヒレのように使い、さらにうねって水を絡めてかなりの抵抗力があるのですが……。奴が力を入れる寸前に引っこ抜いたようです」
「海釣りにも詳しいねサルシュ」
「恐縮ですぞ。海は太陽の恵みを大いに浴びられる場所ですからな」
桟橋の上でピチピチ跳ねるオビウオ。
コゲタが恐る恐る近づいて、つん、とつついたらオビウオは激しく動いたので、コゲタが「きゃあー」と慌てて逃げて僕の後ろに隠れた。
「ははは、びっくりしたなあコゲタ」
「びっくりしたあ」
「サルシュ、オビウオは美味い?」
「小骨が多いですが、丸ごと煮込むと実にいい出汁が取れますぞ。それに、じっくり煮れば骨もぐずぐずに柔らかくなるので丸ごと食べられますな。どれ、寸胴を借りて来て煮込みましょう。どうせ夜明けまで見回りを順繰りでやります。煮込むのも半日仕事ですし、連れた魚を片っ端から放り込みましょうぞ」
「そうするか!」
バンキンとキャロティが帰ってくるまでの間、僕らは数匹の微妙な魚を釣り上げては鍋に放り込むのだった。
13
お気に入りに追加
75
あなたにおすすめの小説
ゴボウでモンスターを倒したら、トップ配信者になりました。
あけちともあき
ファンタジー
冴えない高校生女子、きら星はづき(配信ネーム)。
彼女は陰キャな自分を変えるため、今巷で話題のダンジョン配信をしようと思い立つ。
初配信の同接はわずか3人。
しかしその配信でゴボウを使ってゴブリンを撃退した切り抜き動画が作られ、はづきはSNSのトレンドに。
はづきのチャンネルの登録者数は増え、有名冒険配信会社の所属配信者と偶然コラボしたことで、さらにはづきの名前は知れ渡る。
ついには超有名配信者に言及されるほどにまで名前が広がるが、そこから逆恨みした超有名配信者のガチ恋勢により、あわやダンジョン内でアカウントBANに。
だが、そこから華麗に復活した姿が、今までで最高のバズりを引き起こす。
増え続ける登録者数と、留まる事を知らない同接の増加。
ついには、親しくなった有名会社の配信者の本格デビュー配信に呼ばれ、正式にコラボ。
トップ配信者への道をひた走ることになってしまったはづき。
そこへ、おバカな迷惑系アワチューバーが引き起こしたモンスタースタンピード、『ダンジョンハザード』がおそいかかり……。
これまで培ったコネと、大量の同接の力ではづきはこれを鎮圧することになる。
勇者を庇って死ぬモブに転生したので、死亡フラグを回避する為に槍と魔術で最強になりました。新天地で領主として楽しく暮らしたい
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
現世での残業の最中に突然死。目が覚めたら俺は見覚えのある土手に居た……え? これ昨日やってた死にゲーの街にそっくりじゃね?
俺はどうやら【シャオン】というゲーム序盤のイベントで、主人公である勇者を守って死ぬモブキャラに転生してしまったようだ。
折角転生したのに死んでたまるか!モンスター溢れるこの世界では、人類はモンスターに蹂躙される食物連鎖の下位でしかないのだから……
先ずは死亡フラグを叩き折り理想の異世界セカンドライフを送ってやる!と硬く決意するものの……えっ? シャオンて公爵家の次男? それも妾の子とか面倒ごとは勘弁してくれよ……
少しづつゲームの流れとはズレていき……気が付けば腹違いの兄【イオン】の命令で、モンスターの支配領域の最前線都市アリテナで腹違いの妹【リソーナ】と共に辣腕を振い。あるときは領主として、またあるときは冒険者としてあらゆる手段を用いて、シャオンは日常を守るために藻掻いていく……
転生チート薬師は巻き込まれやすいのか? ~スローライフと時々騒動~
志位斗 茂家波
ファンタジー
異世界転生という話は聞いたことがあるが、まさかそのような事を実際に経験するとは思わなかった。
けれども、よくあるチートとかで暴れるような事よりも、自由にかつのんびりと適当に過ごしたい。
そう思っていたけれども、そうはいかないのが現実である。
‥‥‥才能はあるのに、無駄遣いが多い、苦労人が増えやすいお話です。
「小説家になろう」でも公開中。興味があればそちらの方でもどうぞ。誤字は出来るだけ無いようにしたいですが、発見次第伝えていただければ幸いです。あと、案があればそれもある程度受け付けたいと思います。
3点スキルと食事転生。食いしん坊の幸福論。〜飯作るために、貰ったスキル、完全に戦闘狂向き〜
西園寺若葉
ファンタジー
伯爵家の当主と側室の子であるリアムは転生者である。
転生した時に、目立たないから大丈夫と貰ったスキルが、転生して直後、ひょんなことから1番知られてはいけない人にバレてしまう。
- 週間最高ランキング:総合297位
- ゲス要素があります。
- この話はフィクションです。
異世界王女に転生したけど、貧乏生活から脱出できるのか
片上尚
ファンタジー
海の事故で命を落とした山田陽子は、女神ロミア様に頼まれて魔法がある世界のとある国、ファルメディアの第三王女アリスティアに転生!
悠々自適の贅沢王女生活やイケメン王子との結婚、もしくは現代知識で無双チートを夢見て目覚めてみると、待っていたのは3食草粥生活でした…
アリスティアは現代知識を使って自国を豊かにできるのか?
痩せっぽっちの王女様奮闘記。
異世界転移は分解で作成チート
キセル
ファンタジー
黒金 陽太は高校の帰り道の途中で通り魔に刺され死んでしまう。だが、神様に手違いで死んだことを伝えられ、元の世界に帰れない代わりに異世界に転生することになった。
そこで、スキルを使って分解して作成(創造?)チートになってなんやかんやする物語。
※処女作です。作者は初心者です。ガラスよりも、豆腐よりも、濡れたティッシュよりも、凄い弱いメンタルです。下手でも微笑ましく見ていてください。あと、いいねとかコメントとかください(′・ω・`)。
1~2週間に2~3回くらいの投稿ペースで上げていますが、一応、不定期更新としておきます。
よろしければお気に入り登録お願いします。
あ、小説用のTwitter垢作りました。
@W_Cherry_RAITOというやつです。よろしければフォローお願いします。
………それと、表紙を書いてくれる人を募集しています。
ノベルバ、小説家になろうに続き、こちらにも投稿し始めました!
【完結】転生少女は異世界でお店を始めたい
梅丸
ファンタジー
せっかく40代目前にして夢だった喫茶店オープンに漕ぎ着けたと言うのに事故に遭い呆気なく命を落としてしまった私。女神様が管理する異世界に転生させてもらい夢を実現するために奮闘するのだが、この世界には無いものが多すぎる! 創造魔法と言う女神様から授かった恩寵と前世の料理レシピを駆使して色々作りながら頑張る私だった。
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる