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31・もう一人の転生者
第93話 さらばシズマ! ワンダバーへの旅立ち!
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知り合って早々だが……シズマたちは旅立つことになった!!
全ては、アヒージョに使うにんにくめいた野菜を探すためである。
これは都市国家の中でも極寒の国、氷に包まれたワンダバーにあるらしいということがシズマの証言で判明。
犬を養っているためになかなかそこへ行けない僕の代わりに、シズマが行ってくれることになったのだ。
「まあ、アーランとの冷戦の最中だからね。我々が行って牽制するという意味もある」
ちゃんと他に行く意味もあるよ、と伝えてくれるゴールド級のリーダーらしき人。
いい人だ。
女子たち二人は、僕のアヒージョが気に入ったらしい。
「もっと美味しくなるっしょ? 期待~! ぜってーにんにく? っつーの? を持って帰ってくっから!」
異世界ギャル~!
「ええ。あの美味しい煮物でお酒を飲むことを考えたら……少しくらいの苦労はどうということはないわ。ああ、あれには一体どんなお酒が合うのかしら……。昨夜もそのことばかり気になって眠れなかったわ」
酒飲みお姉さん~!
ゴールド級も濃い。
中でも一番濃厚であろうシズマと、僕はまた握手をした。
「では行ってくる。万難を排し、必ずやにんにくをゲットし、アーランでの大量生産体制を作り上げてやるからな!」
「頼りにしてるぞシズマ! 第二王子のマネーで栽培できる場所は確保しておく……」
「あんたも食のために権力に食い込んでいたのか! お互い、国を利用しまくって美味いものをどんどん生産して行こうな! うおおおお、今まで絵に描いた餅だった異世界での美食が、急に現実味を帯びてきたぜ……!! 帰りたい帰りたいと思っていたが、こっちでもアヒージョ食って旨い酒飲めるならこっちでいいや!」
「まあ僕は転生なので帰る先が無いのだが。こちらの故郷も滅びたからな」
「だったら俺がお前の故郷だ!!」
「なにぃ……!!」
「ともに日本の思い出を語り合おうぜ、魂の兄弟よ!!」
「うおおおおお、シズマ! お前ってやつは!」
「ナザル!! 絶対に美味いものを作って食ってやろうぜ!!」
「もちろんだ!!」
熱く二人で咆哮していたら、近くを歩く人々が訝しげな顔をしているのだ。
「あっ、シズマ、衛兵が来た! 誰かが通報したぞ! もう離れろ離れろ! なんで君たちは二人で抱き合ってるんだ!」
「ほんじゃねーナザルっち! うちらが戻ってくるまでの間に、アヒージョっつーの? 超美味しくしといて!」
「期待しているわね? 私も最高のお酒をあちこちから集めておくから」
濃い四人組はこうして去っていったのだった。
リーダーがー一番薄口だったなあ。
ゴールド級になれるかどうかは、才能が八割、努力が二割なので、年齢が関係ないのだ。
アーランが誇る最強戦力、ゴールド級冒険者。
彼らならきっと、にんにくめいた食材をゲットしてくれることだろう。
それはそれとして、僕はアヒージョの完成度を上げておかねばな。
ずっとほったらかしにしていたコゲタを迎えに行って……。
「ご主人~」
「コゲタ! お散歩がてら商業地区に行こうな」
「いく! コゲタおさんぽすきー!」
トテトテと先に進み、僕を振り返るコゲタなのだ。
早足で追いかけると、キャッキャとはしゃぎながら前に前に行く。
商業地区は比較的治安がいい。
子供連れの人も多いのだ。
はしゃぐ子どもと遭遇したコゲタが、なんかノリでハイタッチしている。
和む光景だなあ。
おっと、目的のお店を発見だ。
ファイブショーナンからの輸入品を並べている……いわゆるアンテナショップ。
並んでいる品々は、アーランで生産するには技術的に難しいものばかり。
ファイブショーナンという気候は特殊だし、そこの植物は自生している。
砂漠の王国のオブリーのように、職人がいて彼らが育てているわけではないのだ。
今後も育てる方法を調べていく必要がある。
だから、今はアンテナショップでお高めのを買うしかないのだ。
「ピーカラちょうだい。このカゴに入るだけ。あ、これ第二王子につけておいて」
「へい、毎度!」
店にあるピーカラの半分を仕入れたぞ。
ファイブショーナンのピーカラは、マイルドな辛さで甘味があるのだ。
唐辛子とパプリカの2つの特性を持っていると言うか。
香辛料にしてよし、そのまま食材にしてもよし。
これを見て、コゲタが「うえー」と言った。
「コゲタ、からからきらーい」
「これはコゲタには辛いもんなー。じゃあ次はコゲタの好きな骨付きのジャーキー買いに行くか!」
「ジャーキー!? ほんと!? ご主人、コゲタにジャーキーくれる!? やったー!!」
ぴょんぴょん飛び跳ねるコゲタ。
おお、かわいいかわいい。
このところお留守番が多かったからな。
奮発しちゃうぞー。
犬やコボルド用に販売されているジャーキーを購入する。
ついでに、商業地区で配達に従事してるコボルドたちの分も買っていってやろう。
「おいしい~」
コゲタがニコニコしながらジャーキーをガジガジかじっている。
彼を連れて、配達所に到着。
コボルド人数分のジャーキーを差し入れたら、みんながワンワン言いながら駆け寄ってきて、キャッキャとジャーキーを咥えて走り回っている。
うんうん、元気で働くんだぞ。
「差し入れ済まんね! お礼と言っちゃなんだが、あんたの依頼なら一回タダで配達してやるよ」
経営者の人にそんな話をもらったのだった。
そいつはどうも。
だが、ちょっとでも稼いでコボルドにお小遣いを上げてほしいなあ。
あ、でもコゲタを見ていると、コボルドはお金を使うの苦手かもなあ……。
そんな事を考えつつ、ピーカラを抱えて僕は自宅へ戻るのだった。
さてさて、ピーカラを加えたアヒージョを作ってみるとしよう。
全ては、アヒージョに使うにんにくめいた野菜を探すためである。
これは都市国家の中でも極寒の国、氷に包まれたワンダバーにあるらしいということがシズマの証言で判明。
犬を養っているためになかなかそこへ行けない僕の代わりに、シズマが行ってくれることになったのだ。
「まあ、アーランとの冷戦の最中だからね。我々が行って牽制するという意味もある」
ちゃんと他に行く意味もあるよ、と伝えてくれるゴールド級のリーダーらしき人。
いい人だ。
女子たち二人は、僕のアヒージョが気に入ったらしい。
「もっと美味しくなるっしょ? 期待~! ぜってーにんにく? っつーの? を持って帰ってくっから!」
異世界ギャル~!
「ええ。あの美味しい煮物でお酒を飲むことを考えたら……少しくらいの苦労はどうということはないわ。ああ、あれには一体どんなお酒が合うのかしら……。昨夜もそのことばかり気になって眠れなかったわ」
酒飲みお姉さん~!
ゴールド級も濃い。
中でも一番濃厚であろうシズマと、僕はまた握手をした。
「では行ってくる。万難を排し、必ずやにんにくをゲットし、アーランでの大量生産体制を作り上げてやるからな!」
「頼りにしてるぞシズマ! 第二王子のマネーで栽培できる場所は確保しておく……」
「あんたも食のために権力に食い込んでいたのか! お互い、国を利用しまくって美味いものをどんどん生産して行こうな! うおおおお、今まで絵に描いた餅だった異世界での美食が、急に現実味を帯びてきたぜ……!! 帰りたい帰りたいと思っていたが、こっちでもアヒージョ食って旨い酒飲めるならこっちでいいや!」
「まあ僕は転生なので帰る先が無いのだが。こちらの故郷も滅びたからな」
「だったら俺がお前の故郷だ!!」
「なにぃ……!!」
「ともに日本の思い出を語り合おうぜ、魂の兄弟よ!!」
「うおおおおお、シズマ! お前ってやつは!」
「ナザル!! 絶対に美味いものを作って食ってやろうぜ!!」
「もちろんだ!!」
熱く二人で咆哮していたら、近くを歩く人々が訝しげな顔をしているのだ。
「あっ、シズマ、衛兵が来た! 誰かが通報したぞ! もう離れろ離れろ! なんで君たちは二人で抱き合ってるんだ!」
「ほんじゃねーナザルっち! うちらが戻ってくるまでの間に、アヒージョっつーの? 超美味しくしといて!」
「期待しているわね? 私も最高のお酒をあちこちから集めておくから」
濃い四人組はこうして去っていったのだった。
リーダーがー一番薄口だったなあ。
ゴールド級になれるかどうかは、才能が八割、努力が二割なので、年齢が関係ないのだ。
アーランが誇る最強戦力、ゴールド級冒険者。
彼らならきっと、にんにくめいた食材をゲットしてくれることだろう。
それはそれとして、僕はアヒージョの完成度を上げておかねばな。
ずっとほったらかしにしていたコゲタを迎えに行って……。
「ご主人~」
「コゲタ! お散歩がてら商業地区に行こうな」
「いく! コゲタおさんぽすきー!」
トテトテと先に進み、僕を振り返るコゲタなのだ。
早足で追いかけると、キャッキャとはしゃぎながら前に前に行く。
商業地区は比較的治安がいい。
子供連れの人も多いのだ。
はしゃぐ子どもと遭遇したコゲタが、なんかノリでハイタッチしている。
和む光景だなあ。
おっと、目的のお店を発見だ。
ファイブショーナンからの輸入品を並べている……いわゆるアンテナショップ。
並んでいる品々は、アーランで生産するには技術的に難しいものばかり。
ファイブショーナンという気候は特殊だし、そこの植物は自生している。
砂漠の王国のオブリーのように、職人がいて彼らが育てているわけではないのだ。
今後も育てる方法を調べていく必要がある。
だから、今はアンテナショップでお高めのを買うしかないのだ。
「ピーカラちょうだい。このカゴに入るだけ。あ、これ第二王子につけておいて」
「へい、毎度!」
店にあるピーカラの半分を仕入れたぞ。
ファイブショーナンのピーカラは、マイルドな辛さで甘味があるのだ。
唐辛子とパプリカの2つの特性を持っていると言うか。
香辛料にしてよし、そのまま食材にしてもよし。
これを見て、コゲタが「うえー」と言った。
「コゲタ、からからきらーい」
「これはコゲタには辛いもんなー。じゃあ次はコゲタの好きな骨付きのジャーキー買いに行くか!」
「ジャーキー!? ほんと!? ご主人、コゲタにジャーキーくれる!? やったー!!」
ぴょんぴょん飛び跳ねるコゲタ。
おお、かわいいかわいい。
このところお留守番が多かったからな。
奮発しちゃうぞー。
犬やコボルド用に販売されているジャーキーを購入する。
ついでに、商業地区で配達に従事してるコボルドたちの分も買っていってやろう。
「おいしい~」
コゲタがニコニコしながらジャーキーをガジガジかじっている。
彼を連れて、配達所に到着。
コボルド人数分のジャーキーを差し入れたら、みんながワンワン言いながら駆け寄ってきて、キャッキャとジャーキーを咥えて走り回っている。
うんうん、元気で働くんだぞ。
「差し入れ済まんね! お礼と言っちゃなんだが、あんたの依頼なら一回タダで配達してやるよ」
経営者の人にそんな話をもらったのだった。
そいつはどうも。
だが、ちょっとでも稼いでコボルドにお小遣いを上げてほしいなあ。
あ、でもコゲタを見ていると、コボルドはお金を使うの苦手かもなあ……。
そんな事を考えつつ、ピーカラを抱えて僕は自宅へ戻るのだった。
さてさて、ピーカラを加えたアヒージョを作ってみるとしよう。
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