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11・粉問屋に認められろ
第30話 おたくの粉を買わせてください
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粉問屋にやって来た。
こんなところに……と思うような場所だ。
下町と商業地区の間くらい。
この間の猫探しのように、道の間を通っていくと着く場所にそこはあった。
「こんな細い路地の先から、粉を運び出せるのだろうか。いや、倉庫は別の場所にあり、店舗がこの先にあると考えるのが自然……」
前世では倉庫と店舗を行き来して物を運搬する手伝いをしたものだ。
倉庫で物を販売するわけではないからね。
そういう意味では、割と大規模なところなのかも知れない。
到着したのは、小さな店だった。
最小限の粉だけがある。
「なんだ、お前は」
店先に立っていたのはドワーフだった。
ギロリと僕を睨む。
「ギルドの酒場マスターから紹介状をもらったんですよ。ナザルと言うものです」
「ギルドの……? ふん、あの若造か。あいつは……俺の粉でいいケーキを焼く……。たまに差し入れしてくるケーキが美味いんだ……」
ドワーフのおっさんが明後日の方向を眺めた。
「甘党でしたか」
「甘いのに合う酒もあるんだよ! で、ナザルとか言ったな。お前、噂の油使いだな? 実力があるのにうだうだ言って低いランクに留まってるっていう」
「へへへへ、よくご存知で。色々あって、今生では好き勝手やらせてもらってます」
「……お前、見た目通りの年齢じゃねえな……? 人間には分からんだろうが、俺等長命の種族には分かるぞ。お前はこっち側だ」
「ご想像にお任せしますよ。で、粉を……粉を売ってもらえませんかね……」
「お前な……。うちは怪しい粉を売ってるんじゃねえんだ。普通の粉だぞ? 麦の粉だ。誤解を招くような言い方をするんじゃねえよ」
「ですが、その普通の粉を気に入った相手にしか売らないそうではありませんか」
「そりゃあな……。俺が長年研究して、最高に美味い挽き方を編み出した粉を、どこの馬の骨とも知れないやつには売りたくないだろうが。不味い料理なんか作られたら堪ったもんじゃねえ」
ドワーフのおっさんがギロリと睨んできた。
眼力が強い。
というか、粉はこの人が全部一人で挽いているのか?
「もちろん、今は粉は弟子が挽いてる。俺の技は受け継がせてる。そいつがまあ、上に立った者の責任っつーもんだな」
「ですねえですねえ。やはり、実力での分からせ。分からせが大事ですよ。いやあ、人間性で勝負しちゃいけなかったなあ」
「ここで前世の反省をするな! おいナザル! 俺を納得させる料理をやれるか? 今、ここでだ!」
「やりましょう」
僕はニヤリと笑った。
ドワーフのおっさんが呼びかけると、奥の方から袋を持った若い兄ちゃんたちが何人も出てきた。
そして、裏路地にあるこの場に携帯型のコンロみたいなのを設置してくれる。
僕は用意してきたボウルに、この店の粉を入れてもらい、卵を割り落とした。
かき混ぜて衣を作り、下味をつけ……。
「卵を生ではやらんだろうな? お前、手つきがまあまあ素人だぞ」
ドワーフのおっさんがドン引きしている。
そうそう。
この世界、パルメディアでは生卵はご法度だ。
絶対に腹を壊すからね。
「僕を何だと思ってるんですか。油使いですよ。熱した油を通します」
「おお、なるほど! 粉と混ぜ合わされた卵は、練れば生地となるが、そいつを焼くくらいしか俺は料理を知らんな」
「ははあ、僕のドーナッツはここまで伝わっていなかった……」
「揚げる菓子は知らんなあ……」
「今度ご馳走しましょう。だけど僕が今回用意するのは、かき揚げです! そいっ!」
ざく切りにしたキャンベジを放り込み、ざっくりかき混ぜる。
片手では、熱された鍋に油を注ぎ込む。
「空中から油が生まれて来る!」「こ、これが油使い!!」「澄んだ油だ……。一体何の油なんだろう」
そこが課題だ。
僕の油は、現状ではただの混じり気のない油でしか無い。
雑味が無いのだ。
雑味は風味の邪魔になることもあるが、独特の味付けになることだってある。
つまり、僕は生み出す油へ任意の味付けを施せるようにパワーアップしたいのだ。
今回はプレーンで行くしかない。
僕の力はまだ発展途上である。
熱された油に指を入れて、温度を確認。
よし。
「熱い油に指を!!」
ここでドワーフのおっさんが唸る。
「てめえの生み出した油では火傷をしないってことか! なるほど、ならば正確な温度を知ることができる! こりゃあ……やりやがるぞ」
期待に応えてみせよう。
僕は最高の粉で作られた衣を纏ったキャンベジを、一気に油の中に投下する。
これは……。
衣の輝きが違う。
今までのかき揚げは薄黄色だった。
だが、このかき揚げは、黄金に輝いているではないか!
油の対流を作り出しながら、ベストの形で熱を通していく。
油を通して、天ぷらの状況が手に取るように分かる。
油に意識を集中すれば、それが触れたものの状況を知ることができるのだ。
「ここ!!」
油が渦巻きながら回収される。
僕はここで金網を差し出すと、飛び上がったかき揚げがまとまった状態のままふんわりと着地した。
油の勢いで優しく巻き上がった頂点に金網を置けば、落下がほぼゼロのまま受け止められるのだ。
余計な油を切り、僕はかき揚げをドワーフのおっさんに差し出した。
「どうぞ!!」
「見事だ。油を使った瞬間に別人に化けやがった。だが、味は……。キャンベジしか具が無い揚げ物がどんなものなのか……」
ざくり、とかじるドワーフ。
そして、「ぐぬう!!」とか唸った。
「キャンベジの青臭さが爽やかな香りに変わってやがる!! こりゃあ美味い……!! 酒が進むぞ、こいつは!!」
ドワーフのお弟子さんらしき若い人たちも、かき揚げを食べて「んほー」とか言って盛り上がっている。
どれどれ……?
僕も一つ食べる。
「あっ、美味い。衣が違うだけで味がぜんぜん違う。揚げ物はやっぱり、衣が大事すぎる……。粉、欲しい……!」
「ふーむ」
ドワーフが僕を睨む。
「キャンベジだけでこの美味さ。ってことは、他の素材を使ったらどうなっちまうんだ? ……知りたい。おい、ナザル」
「はいはい」
「俺の粉で揚げ物を作って、また持って来い! おら、粉だ! こいつで作った料理が美味かったらまた売ってやる!」
「えっ! ありがとうございますありがとうございます!!」
僕は粉の入った麻袋を抱えて飛び上がった。
これは嬉しい!
最高の小麦粉……いや、この世界のは万能麦みたいなやつなんだった。
それが手に入った。
これはレベルアップせねばなるまい。
料理の腕も、レパートリーも、油の風味も……!
こんなところに……と思うような場所だ。
下町と商業地区の間くらい。
この間の猫探しのように、道の間を通っていくと着く場所にそこはあった。
「こんな細い路地の先から、粉を運び出せるのだろうか。いや、倉庫は別の場所にあり、店舗がこの先にあると考えるのが自然……」
前世では倉庫と店舗を行き来して物を運搬する手伝いをしたものだ。
倉庫で物を販売するわけではないからね。
そういう意味では、割と大規模なところなのかも知れない。
到着したのは、小さな店だった。
最小限の粉だけがある。
「なんだ、お前は」
店先に立っていたのはドワーフだった。
ギロリと僕を睨む。
「ギルドの酒場マスターから紹介状をもらったんですよ。ナザルと言うものです」
「ギルドの……? ふん、あの若造か。あいつは……俺の粉でいいケーキを焼く……。たまに差し入れしてくるケーキが美味いんだ……」
ドワーフのおっさんが明後日の方向を眺めた。
「甘党でしたか」
「甘いのに合う酒もあるんだよ! で、ナザルとか言ったな。お前、噂の油使いだな? 実力があるのにうだうだ言って低いランクに留まってるっていう」
「へへへへ、よくご存知で。色々あって、今生では好き勝手やらせてもらってます」
「……お前、見た目通りの年齢じゃねえな……? 人間には分からんだろうが、俺等長命の種族には分かるぞ。お前はこっち側だ」
「ご想像にお任せしますよ。で、粉を……粉を売ってもらえませんかね……」
「お前な……。うちは怪しい粉を売ってるんじゃねえんだ。普通の粉だぞ? 麦の粉だ。誤解を招くような言い方をするんじゃねえよ」
「ですが、その普通の粉を気に入った相手にしか売らないそうではありませんか」
「そりゃあな……。俺が長年研究して、最高に美味い挽き方を編み出した粉を、どこの馬の骨とも知れないやつには売りたくないだろうが。不味い料理なんか作られたら堪ったもんじゃねえ」
ドワーフのおっさんがギロリと睨んできた。
眼力が強い。
というか、粉はこの人が全部一人で挽いているのか?
「もちろん、今は粉は弟子が挽いてる。俺の技は受け継がせてる。そいつがまあ、上に立った者の責任っつーもんだな」
「ですねえですねえ。やはり、実力での分からせ。分からせが大事ですよ。いやあ、人間性で勝負しちゃいけなかったなあ」
「ここで前世の反省をするな! おいナザル! 俺を納得させる料理をやれるか? 今、ここでだ!」
「やりましょう」
僕はニヤリと笑った。
ドワーフのおっさんが呼びかけると、奥の方から袋を持った若い兄ちゃんたちが何人も出てきた。
そして、裏路地にあるこの場に携帯型のコンロみたいなのを設置してくれる。
僕は用意してきたボウルに、この店の粉を入れてもらい、卵を割り落とした。
かき混ぜて衣を作り、下味をつけ……。
「卵を生ではやらんだろうな? お前、手つきがまあまあ素人だぞ」
ドワーフのおっさんがドン引きしている。
そうそう。
この世界、パルメディアでは生卵はご法度だ。
絶対に腹を壊すからね。
「僕を何だと思ってるんですか。油使いですよ。熱した油を通します」
「おお、なるほど! 粉と混ぜ合わされた卵は、練れば生地となるが、そいつを焼くくらいしか俺は料理を知らんな」
「ははあ、僕のドーナッツはここまで伝わっていなかった……」
「揚げる菓子は知らんなあ……」
「今度ご馳走しましょう。だけど僕が今回用意するのは、かき揚げです! そいっ!」
ざく切りにしたキャンベジを放り込み、ざっくりかき混ぜる。
片手では、熱された鍋に油を注ぎ込む。
「空中から油が生まれて来る!」「こ、これが油使い!!」「澄んだ油だ……。一体何の油なんだろう」
そこが課題だ。
僕の油は、現状ではただの混じり気のない油でしか無い。
雑味が無いのだ。
雑味は風味の邪魔になることもあるが、独特の味付けになることだってある。
つまり、僕は生み出す油へ任意の味付けを施せるようにパワーアップしたいのだ。
今回はプレーンで行くしかない。
僕の力はまだ発展途上である。
熱された油に指を入れて、温度を確認。
よし。
「熱い油に指を!!」
ここでドワーフのおっさんが唸る。
「てめえの生み出した油では火傷をしないってことか! なるほど、ならば正確な温度を知ることができる! こりゃあ……やりやがるぞ」
期待に応えてみせよう。
僕は最高の粉で作られた衣を纏ったキャンベジを、一気に油の中に投下する。
これは……。
衣の輝きが違う。
今までのかき揚げは薄黄色だった。
だが、このかき揚げは、黄金に輝いているではないか!
油の対流を作り出しながら、ベストの形で熱を通していく。
油を通して、天ぷらの状況が手に取るように分かる。
油に意識を集中すれば、それが触れたものの状況を知ることができるのだ。
「ここ!!」
油が渦巻きながら回収される。
僕はここで金網を差し出すと、飛び上がったかき揚げがまとまった状態のままふんわりと着地した。
油の勢いで優しく巻き上がった頂点に金網を置けば、落下がほぼゼロのまま受け止められるのだ。
余計な油を切り、僕はかき揚げをドワーフのおっさんに差し出した。
「どうぞ!!」
「見事だ。油を使った瞬間に別人に化けやがった。だが、味は……。キャンベジしか具が無い揚げ物がどんなものなのか……」
ざくり、とかじるドワーフ。
そして、「ぐぬう!!」とか唸った。
「キャンベジの青臭さが爽やかな香りに変わってやがる!! こりゃあ美味い……!! 酒が進むぞ、こいつは!!」
ドワーフのお弟子さんらしき若い人たちも、かき揚げを食べて「んほー」とか言って盛り上がっている。
どれどれ……?
僕も一つ食べる。
「あっ、美味い。衣が違うだけで味がぜんぜん違う。揚げ物はやっぱり、衣が大事すぎる……。粉、欲しい……!」
「ふーむ」
ドワーフが僕を睨む。
「キャンベジだけでこの美味さ。ってことは、他の素材を使ったらどうなっちまうんだ? ……知りたい。おい、ナザル」
「はいはい」
「俺の粉で揚げ物を作って、また持って来い! おら、粉だ! こいつで作った料理が美味かったらまた売ってやる!」
「えっ! ありがとうございますありがとうございます!!」
僕は粉の入った麻袋を抱えて飛び上がった。
これは嬉しい!
最高の小麦粉……いや、この世界のは万能麦みたいなやつなんだった。
それが手に入った。
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料理の腕も、レパートリーも、油の風味も……!
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