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フィフスエレ帝国跡編
第146話 精霊の愛し子と批難と儀式の話
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「じゃあみんな、回復行きましょうー」
「ういー」「あいよー」「ほいほい」
ルミイの号令に合わせて、回復魔法を使えるエルフの女子たちが作業に取り掛かった。
呑気な声ではあるが、みんなモチベーションは高い。
というのも、フィフスエレを併呑できれば、凍土の王国は広大な森を手に入れることができるからだ。
森はイコール、エルフの住まい。
自分たちの住処がめちゃくちゃに拡大することを、喜ばない者はいないのだ。
怪我をしていたフィフスエレの民たちが、ガンガン癒やされていく。
軽傷のものは一箇所にまとめられ、
「じゃあフェアリーサークルいきまーす」
ルミイが掛け声を上げると、地面から湧き上がった光の粉が、、怪我人たちを包み込む。
傷はあっという間に癒えてしまった。
フィフスエレの避難民たちが、ルミイに感謝の目を向けている。
尊敬もかなり混じっているな。
「ねえお姉ちゃん、どうしてお姉ちゃんはまだ魔法が使えるの?」
避難民の子どもであろうお嬢ちゃんが尋ねてきた。
「それはねえ、わたしが精霊魔法を使うからだよ。魔法は色々あって、精霊魔法はいつだって使えるの」
にっこり微笑んで、お嬢ちゃんに答えてあげるルミイ。
だが、俺は周囲にいたエルフ女子が真顔で顔を横に振るのを見逃さなかったぞ。
「ルミイはもしかして相当おかしい?」
「おかしいわよ」「姫は特別製だから」「彼女、水の中でも炎の精霊を使えるし、土の中でも風の精霊を使えるもの」「普通、相反した状況だと精霊は絶対に出てきてくれない」「姫の精霊からの愛され度合いは異常」
「ははあ……。エルフからしてもおかしい子だったか」
以前、アカネルがスリッピー帝国の魔力を全て失わせたことがある。
精霊魔法すら使えなくなるような、無に包まれたそこで、ルミイだけがすぐさま精霊を呼び寄せてみせたのだ。
「まあ、ルミイはルミイなので変わらないけどな! えーと、じゃあ今後についての話だけど、避難民はアビサルワンズが先導するんで一旦イースマスまで逃げてくれ。途中で魔獣が襲ってくるかもだから、武器とか持って戦ってね。アビサルワンズも頑張るけど、彼らが召喚する眷属を直視すると狂気に陥るから気をつけてね」
俺は今後の計画について、フィフスエレの人々に話すのだ。
みんな何故かどんどん不安そうな顔になる。
残ってもらうのは、もと魔法使いだけ。
魔力の星が落ちたことで、魔法使いの力を失った彼らだが、魔法を使っていた知識と経験がある。
これ重要。
「じゃあ、怪我がおおよそ治ったら移動開始ー。はい、移動移動」
アビサルワンズが旗を持ち、「皆さんこっちです」と無表情に誘導していく。
避難民たち、あきらかに彼らを気味悪がっているが、救い主であるルミイの仲間なので、信用はしているようだ。
「すっごい手際ねえ!! あたしびっくりしちゃった。ねえルミイ、彼ちょうだい」
「だめですよー!!!」
エリイが俺に粉をかけ始めたので、ルミイがぷんすか怒った。
「冗談冗談! あたしはほら、あんたたちが連れてきたっていうコンボの達人っていうのに興味あるから! あのドラゴンと戦ってるんでしょ? それって異常な強さじゃない!? 興味あるじゃん」
「強さにおいては個人戦力では世界最強だと思うけど、男としてはどうかと思う」
俺の率直な意見だが、エリイには理解できなかったようだ。
「なにそれ? ドラゴンと戦える勇者がへなちょこ男なわけないじゃん!」
それがありえるかも。
「じゃああたしは行ってくるわ! なんか安心しちゃった! みんなは任せるねー! ばいばーい!」
エリイが5mくらい縦に跳躍して、木々の枝を飛び移りながら走っていってしまった。
猿のすごいやつみたいな動きをするな。
「姉さんはいっつも自由なんですよー。わたしはああ言うの、疲れちゃうのになーって思うんですけど!」
「ほうほう、ルミイは基本的についてきてくれるもんなー」
「その方が楽ですもん」
おお、上手いこと自分を運んでくれる人に乗っかって、楽をするスタンスのルミイ!
思い返せば全部そうだったな。
それはそれで、俺が引っ張り甲斐があるのでよろしい。
「マスター、ルインマスターとコンボの達人の戦いですが」
「終わった?」
「いえ、あの辺りの森を滅ぼし尽くした後、シクスゼクスとフォーホース、スリッピーの国境で対峙しています。手出ししようとしたバーバリアンが巻き込まれて灰になりました」
「アチャー」
コンボの達人、見た目は普通の兄ちゃんなので、それを見て俺でもできると思っちゃったんだな。
フレーム単位で相手の能力を把握する目と頭脳、反応速度、それから相手の攻撃を相殺できる隙のない弱攻撃がないと同じことはできないぞ。
つまり無理だ。
なお、コンボの達人はあの後、ブレスを弱攻撃で相殺しつつジャンプし、ジャンプ弱攻撃からめくり大キックでルインマスターひるませに挑戦。
しかし、ルインマスターにはスーパーアーマー(コンボの達人的表現)というひるみ無効化能力があったので、反撃を食らった。
この反撃を後退しながら空中ガードでやり過ごし、ルインマスターの攻撃をスライディングで回避しながら立ち上がってのしゃがみ弱キック、十五発でスーパーアーマー無効化を確認した後、そこからダッシュ中攻撃でルインマスターをバウンドさせ、空中コンボを叩き込んで森から弾き出したらしい。
人間の戦いではないな。
こいつ、まともにやりあったらオクタゴンですら危ういだろ。
なお、ヘルプ機能によると、コンボの達人はゲージが溜まると超必殺技や、通常技の強化を行ってくるらしい。
ゲージってなんだ。
あいつ一人でオリジナルシステムを持ってるんじゃないか。
コンボの達人のバトルを見ていると頭が痛くなりそうだったので、こっちの仕事に戻ることにした。
『コトマエ・マナビ』
フィフス・シーが俺の前に立つ。
『我らは魔法の力を失った。そんな我らに何をさせるつもりだ』
「簡単なことだ。あのドラゴンを呼び出した召喚魔法を解析してくれ。そいつを逆転させて、あのドラゴンを宇宙へ送り返す。このままだと、ルインマスターとコンボの達人のバトルで、この星がぶっ壊されるぞ」
『なんと』
フィフス・シーの、帽子の奥で輝く目玉が丸くなった。
『想像もできぬことを口にする男だ。だが、やれる自信があるのだろう?』
「もちろん。サッサとやるぞ。この世界がぶっ壊されたら困るのは、俺も一緒なんだ」
「ういー」「あいよー」「ほいほい」
ルミイの号令に合わせて、回復魔法を使えるエルフの女子たちが作業に取り掛かった。
呑気な声ではあるが、みんなモチベーションは高い。
というのも、フィフスエレを併呑できれば、凍土の王国は広大な森を手に入れることができるからだ。
森はイコール、エルフの住まい。
自分たちの住処がめちゃくちゃに拡大することを、喜ばない者はいないのだ。
怪我をしていたフィフスエレの民たちが、ガンガン癒やされていく。
軽傷のものは一箇所にまとめられ、
「じゃあフェアリーサークルいきまーす」
ルミイが掛け声を上げると、地面から湧き上がった光の粉が、、怪我人たちを包み込む。
傷はあっという間に癒えてしまった。
フィフスエレの避難民たちが、ルミイに感謝の目を向けている。
尊敬もかなり混じっているな。
「ねえお姉ちゃん、どうしてお姉ちゃんはまだ魔法が使えるの?」
避難民の子どもであろうお嬢ちゃんが尋ねてきた。
「それはねえ、わたしが精霊魔法を使うからだよ。魔法は色々あって、精霊魔法はいつだって使えるの」
にっこり微笑んで、お嬢ちゃんに答えてあげるルミイ。
だが、俺は周囲にいたエルフ女子が真顔で顔を横に振るのを見逃さなかったぞ。
「ルミイはもしかして相当おかしい?」
「おかしいわよ」「姫は特別製だから」「彼女、水の中でも炎の精霊を使えるし、土の中でも風の精霊を使えるもの」「普通、相反した状況だと精霊は絶対に出てきてくれない」「姫の精霊からの愛され度合いは異常」
「ははあ……。エルフからしてもおかしい子だったか」
以前、アカネルがスリッピー帝国の魔力を全て失わせたことがある。
精霊魔法すら使えなくなるような、無に包まれたそこで、ルミイだけがすぐさま精霊を呼び寄せてみせたのだ。
「まあ、ルミイはルミイなので変わらないけどな! えーと、じゃあ今後についての話だけど、避難民はアビサルワンズが先導するんで一旦イースマスまで逃げてくれ。途中で魔獣が襲ってくるかもだから、武器とか持って戦ってね。アビサルワンズも頑張るけど、彼らが召喚する眷属を直視すると狂気に陥るから気をつけてね」
俺は今後の計画について、フィフスエレの人々に話すのだ。
みんな何故かどんどん不安そうな顔になる。
残ってもらうのは、もと魔法使いだけ。
魔力の星が落ちたことで、魔法使いの力を失った彼らだが、魔法を使っていた知識と経験がある。
これ重要。
「じゃあ、怪我がおおよそ治ったら移動開始ー。はい、移動移動」
アビサルワンズが旗を持ち、「皆さんこっちです」と無表情に誘導していく。
避難民たち、あきらかに彼らを気味悪がっているが、救い主であるルミイの仲間なので、信用はしているようだ。
「すっごい手際ねえ!! あたしびっくりしちゃった。ねえルミイ、彼ちょうだい」
「だめですよー!!!」
エリイが俺に粉をかけ始めたので、ルミイがぷんすか怒った。
「冗談冗談! あたしはほら、あんたたちが連れてきたっていうコンボの達人っていうのに興味あるから! あのドラゴンと戦ってるんでしょ? それって異常な強さじゃない!? 興味あるじゃん」
「強さにおいては個人戦力では世界最強だと思うけど、男としてはどうかと思う」
俺の率直な意見だが、エリイには理解できなかったようだ。
「なにそれ? ドラゴンと戦える勇者がへなちょこ男なわけないじゃん!」
それがありえるかも。
「じゃああたしは行ってくるわ! なんか安心しちゃった! みんなは任せるねー! ばいばーい!」
エリイが5mくらい縦に跳躍して、木々の枝を飛び移りながら走っていってしまった。
猿のすごいやつみたいな動きをするな。
「姉さんはいっつも自由なんですよー。わたしはああ言うの、疲れちゃうのになーって思うんですけど!」
「ほうほう、ルミイは基本的についてきてくれるもんなー」
「その方が楽ですもん」
おお、上手いこと自分を運んでくれる人に乗っかって、楽をするスタンスのルミイ!
思い返せば全部そうだったな。
それはそれで、俺が引っ張り甲斐があるのでよろしい。
「マスター、ルインマスターとコンボの達人の戦いですが」
「終わった?」
「いえ、あの辺りの森を滅ぼし尽くした後、シクスゼクスとフォーホース、スリッピーの国境で対峙しています。手出ししようとしたバーバリアンが巻き込まれて灰になりました」
「アチャー」
コンボの達人、見た目は普通の兄ちゃんなので、それを見て俺でもできると思っちゃったんだな。
フレーム単位で相手の能力を把握する目と頭脳、反応速度、それから相手の攻撃を相殺できる隙のない弱攻撃がないと同じことはできないぞ。
つまり無理だ。
なお、コンボの達人はあの後、ブレスを弱攻撃で相殺しつつジャンプし、ジャンプ弱攻撃からめくり大キックでルインマスターひるませに挑戦。
しかし、ルインマスターにはスーパーアーマー(コンボの達人的表現)というひるみ無効化能力があったので、反撃を食らった。
この反撃を後退しながら空中ガードでやり過ごし、ルインマスターの攻撃をスライディングで回避しながら立ち上がってのしゃがみ弱キック、十五発でスーパーアーマー無効化を確認した後、そこからダッシュ中攻撃でルインマスターをバウンドさせ、空中コンボを叩き込んで森から弾き出したらしい。
人間の戦いではないな。
こいつ、まともにやりあったらオクタゴンですら危ういだろ。
なお、ヘルプ機能によると、コンボの達人はゲージが溜まると超必殺技や、通常技の強化を行ってくるらしい。
ゲージってなんだ。
あいつ一人でオリジナルシステムを持ってるんじゃないか。
コンボの達人のバトルを見ていると頭が痛くなりそうだったので、こっちの仕事に戻ることにした。
『コトマエ・マナビ』
フィフス・シーが俺の前に立つ。
『我らは魔法の力を失った。そんな我らに何をさせるつもりだ』
「簡単なことだ。あのドラゴンを呼び出した召喚魔法を解析してくれ。そいつを逆転させて、あのドラゴンを宇宙へ送り返す。このままだと、ルインマスターとコンボの達人のバトルで、この星がぶっ壊されるぞ」
『なんと』
フィフス・シーの、帽子の奥で輝く目玉が丸くなった。
『想像もできぬことを口にする男だ。だが、やれる自信があるのだろう?』
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