112 / 196
セブンセンス法国編
第112話 邪神挙動不審・四人目確定・ガガン
しおりを挟む
『時にオクタゴン様、変質した戦神の信者たちは元に戻るのですか?』
『あっ、安心していいぞ。俺様が領域から外せばだんだん元の姿に戻るので。安心安全な能力だよ』
「あっ、オクタゴンがどこからか聞こえてくるルサルカと会話している。こんなに挙動不審なオクタゴンは初めてだぞ。優しい声出してる」
『やめろ兄弟』
オクタゴンが顔真っ赤にしてマジ殴りをして来たので、俺はサッと避けた。
ナルカがじーっとこの光景を見ている。
「あのさ。もしかして、ルサルカ神がこちらに来ているのかい?」
『俺様と同じ、端末としてのルサルカだな。はじめまして……』
『はじめまして。強力な外なる神が協力してくれるなんて本当に嬉しいです。人間はもっと死を重んじ、尊ぶべきなんです。私の巫女であるナルカも存分に活用して下さい』
「よ、よ、よろしくお願いします!!」
敬愛する神から直々に、活用して下さい呼ばわりされたナルカ。
慌ててオクタゴンに頭を下げた。
『うんうん、彼女には大活躍してもらう。俺様もフォローするから期待してていいよ! あとね、うちの兄弟……マナビが凄いから。マーベラスな活躍を期待してくれ。速攻で国を正常な状態にして、みんながルサルカの声を聞けるようにするからな!』
『ほ、本当ですか!? 嬉しい!』
神々がイチャイチャしているぞ!!
「というか、ルサルカ神もちょっとぎこちない感じですね。他人とは思えません」
「司る領域が海と死だからな。なんか闇の神的なのって陰キャっぽいのが多いだろ。好みのタイプがいなかったから、ずっとフリーだったのかも知れん」
「ふっ、不敬すぎやしないかい!? もっと小さい声で!」
ナルカにペチッと叩かれた。
すまんすまん。
そういうことで、神殿を設けた俺たち。
新たに生まれたアビサルワンズを守りとして残し、次なる領域へ移動するのだった。
途中で出会う戦神の信者をなぎ倒していくのだが……。
『俺様、この中を歩くと少々くたびれるな。神々の抵抗が強い。俺様の代わりに戦えるのをここに置いておく』
「ほう、そんなことが」
『お前も知ってるだろ。あいつだあいつ。本来、あいつの嫁探しという意味もあっただろう。そら、領域をつなげて……出てこい!』
「ウグワー!」
空間に穴が開き、ガガンの巨体が転がり出てきた。
『頼む』
「お、おう!」
頼まれたようだ。
「これは頼もしいな。よし、一時的にお前をパーティ登録する。チュートリアルできるようにしとこう」
「はい。登録しておきます」
アカネルが一瞬でやってくれました。
「どういうことだ?」
ガガンが不思議そうな顔をした。
お前は論より証拠ってタイプだよな。
「よし、じゃあ実践してみよう。ちょど向こうから戦神の信者の新手だ。戦神というだけあって、好戦的な奴らばかりだな」
「おう! やるか!」
「やる前にこうだ。チュートリアル!」
世界はチュートリアル空間に入り込んだ。
「うおわーっ!? な、なんだここはー!!」
「うわーっ!! ま、またかいここはー!!」
ガガン以外にもナルカがうろたえている。
二度目なのだがいきなりだったので、めちゃくちゃ焦って、わたわたしている。
登場した時にあった強者感がすっかりないな。
のっぽの可愛いお姉ちゃんだ。
「アカネル、やはりナルカは」
「完全に自動で登録されていますね。アカシックレコードによると……うう、マスターとの相性がいい四人目ですって。凄く相性がいいみたいです」
「嫌そうな顔をするなあ」
「これで打ち止めだとマスターは言いましたけど、ライバルが増えるのはやっぱり……」
アカネル、できるなら独占したいタイプか。
「おいおいマナビ! こいつはどうしたらいいんだ! どうなってるんだ?」
「おう、ガガン。これはな、あらかじめ戦いで何が起きるかを知っておける能力だ。俺はこれを使ってお前に勝った」
「なんだと!? そいつは……いや、これがお前の能力なら、実力で勝ったとも言えるのか。魔法みたいなもんだもんな」
理解が早い。
さて、チュートリアルが始まる。
ガガンは最初、放たれてくる衝撃の魔法を防御して近づき、殴り飛ばすという戦法を取っていた。
「ガガン、それがチュートリアルなしでいきなり戦った時の状況だ。ダメージ受けてるだろ」
「おう。魔法は防御しても軽減しきれないからな。それだから、たちが悪いんだ」
「だからだ。魔法の性質を知ればいい。これ、直線的にぶっ放されるんだよ。だからこうすると避けられる……あ。ガガンはでかいからダメか」
ガガンなりにやりやすい戦法を考える。
「ガガン、闘気を使って拳を硬化させるやつさ、どんな感じ?」
「どんなって、こうだ」
ぐおおおおっと気合を入れるガガン。
前腕が鋼の色になり、次に赤熱する。
これを見て、ナルカが「おおおおっ、闘気をそこまで使いこなすなんて!」と驚いた。
「こうなったオレの拳は、鋼より硬いぜ!!」
俺、ガガンの戦法について思いつく。
「なるほど! じゃあ、こういうのでどうだ。腕を合掌の形に組み合わせて、三角形にして突き進む……」
「おお? やってみるか」
やってみた。
すると、ガガンに放たれる衝撃の魔法が、全て拳にぶつかり……いや、衝角となったガガンの突進に切り裂かれ、散り散りになる。
「うおおお! 進みやすいぞ! なんだこれは!」
「直線的な魔法に対しては、威力を発揮する前にガガンの特性を活かして潰す。そういうやり方が可能ってことだな」
これはいい。
もう、この一手だけで並の戦神信者は倒せる。
俺はチュートリアルを終了する。
「ガガン、任せた!」
「おう!! うおおお!!」
合掌した両腕を突き出し、人間衝角となったガガンが突き進む。
放たれる衝撃魔法は全て、正面から破砕だ。
焦る戦神信者を、掠めるだけで吹き飛ばすガガン。
勝負は一瞬でついた。
「すげえ……ノーダメージだぜ……」
己の成したことに、ガガンが驚いている。
「おう。効率的かつ、効果的な戦い方を探し身につける。これがチュートリアルだ」
戦闘能力が高い仲間にチュートリアル効果を与えるの、カオルン以外で初めてだったが……。
これ、思ったよりも強力だな。
『あっ、安心していいぞ。俺様が領域から外せばだんだん元の姿に戻るので。安心安全な能力だよ』
「あっ、オクタゴンがどこからか聞こえてくるルサルカと会話している。こんなに挙動不審なオクタゴンは初めてだぞ。優しい声出してる」
『やめろ兄弟』
オクタゴンが顔真っ赤にしてマジ殴りをして来たので、俺はサッと避けた。
ナルカがじーっとこの光景を見ている。
「あのさ。もしかして、ルサルカ神がこちらに来ているのかい?」
『俺様と同じ、端末としてのルサルカだな。はじめまして……』
『はじめまして。強力な外なる神が協力してくれるなんて本当に嬉しいです。人間はもっと死を重んじ、尊ぶべきなんです。私の巫女であるナルカも存分に活用して下さい』
「よ、よ、よろしくお願いします!!」
敬愛する神から直々に、活用して下さい呼ばわりされたナルカ。
慌ててオクタゴンに頭を下げた。
『うんうん、彼女には大活躍してもらう。俺様もフォローするから期待してていいよ! あとね、うちの兄弟……マナビが凄いから。マーベラスな活躍を期待してくれ。速攻で国を正常な状態にして、みんながルサルカの声を聞けるようにするからな!』
『ほ、本当ですか!? 嬉しい!』
神々がイチャイチャしているぞ!!
「というか、ルサルカ神もちょっとぎこちない感じですね。他人とは思えません」
「司る領域が海と死だからな。なんか闇の神的なのって陰キャっぽいのが多いだろ。好みのタイプがいなかったから、ずっとフリーだったのかも知れん」
「ふっ、不敬すぎやしないかい!? もっと小さい声で!」
ナルカにペチッと叩かれた。
すまんすまん。
そういうことで、神殿を設けた俺たち。
新たに生まれたアビサルワンズを守りとして残し、次なる領域へ移動するのだった。
途中で出会う戦神の信者をなぎ倒していくのだが……。
『俺様、この中を歩くと少々くたびれるな。神々の抵抗が強い。俺様の代わりに戦えるのをここに置いておく』
「ほう、そんなことが」
『お前も知ってるだろ。あいつだあいつ。本来、あいつの嫁探しという意味もあっただろう。そら、領域をつなげて……出てこい!』
「ウグワー!」
空間に穴が開き、ガガンの巨体が転がり出てきた。
『頼む』
「お、おう!」
頼まれたようだ。
「これは頼もしいな。よし、一時的にお前をパーティ登録する。チュートリアルできるようにしとこう」
「はい。登録しておきます」
アカネルが一瞬でやってくれました。
「どういうことだ?」
ガガンが不思議そうな顔をした。
お前は論より証拠ってタイプだよな。
「よし、じゃあ実践してみよう。ちょど向こうから戦神の信者の新手だ。戦神というだけあって、好戦的な奴らばかりだな」
「おう! やるか!」
「やる前にこうだ。チュートリアル!」
世界はチュートリアル空間に入り込んだ。
「うおわーっ!? な、なんだここはー!!」
「うわーっ!! ま、またかいここはー!!」
ガガン以外にもナルカがうろたえている。
二度目なのだがいきなりだったので、めちゃくちゃ焦って、わたわたしている。
登場した時にあった強者感がすっかりないな。
のっぽの可愛いお姉ちゃんだ。
「アカネル、やはりナルカは」
「完全に自動で登録されていますね。アカシックレコードによると……うう、マスターとの相性がいい四人目ですって。凄く相性がいいみたいです」
「嫌そうな顔をするなあ」
「これで打ち止めだとマスターは言いましたけど、ライバルが増えるのはやっぱり……」
アカネル、できるなら独占したいタイプか。
「おいおいマナビ! こいつはどうしたらいいんだ! どうなってるんだ?」
「おう、ガガン。これはな、あらかじめ戦いで何が起きるかを知っておける能力だ。俺はこれを使ってお前に勝った」
「なんだと!? そいつは……いや、これがお前の能力なら、実力で勝ったとも言えるのか。魔法みたいなもんだもんな」
理解が早い。
さて、チュートリアルが始まる。
ガガンは最初、放たれてくる衝撃の魔法を防御して近づき、殴り飛ばすという戦法を取っていた。
「ガガン、それがチュートリアルなしでいきなり戦った時の状況だ。ダメージ受けてるだろ」
「おう。魔法は防御しても軽減しきれないからな。それだから、たちが悪いんだ」
「だからだ。魔法の性質を知ればいい。これ、直線的にぶっ放されるんだよ。だからこうすると避けられる……あ。ガガンはでかいからダメか」
ガガンなりにやりやすい戦法を考える。
「ガガン、闘気を使って拳を硬化させるやつさ、どんな感じ?」
「どんなって、こうだ」
ぐおおおおっと気合を入れるガガン。
前腕が鋼の色になり、次に赤熱する。
これを見て、ナルカが「おおおおっ、闘気をそこまで使いこなすなんて!」と驚いた。
「こうなったオレの拳は、鋼より硬いぜ!!」
俺、ガガンの戦法について思いつく。
「なるほど! じゃあ、こういうのでどうだ。腕を合掌の形に組み合わせて、三角形にして突き進む……」
「おお? やってみるか」
やってみた。
すると、ガガンに放たれる衝撃の魔法が、全て拳にぶつかり……いや、衝角となったガガンの突進に切り裂かれ、散り散りになる。
「うおおお! 進みやすいぞ! なんだこれは!」
「直線的な魔法に対しては、威力を発揮する前にガガンの特性を活かして潰す。そういうやり方が可能ってことだな」
これはいい。
もう、この一手だけで並の戦神信者は倒せる。
俺はチュートリアルを終了する。
「ガガン、任せた!」
「おう!! うおおお!!」
合掌した両腕を突き出し、人間衝角となったガガンが突き進む。
放たれる衝撃魔法は全て、正面から破砕だ。
焦る戦神信者を、掠めるだけで吹き飛ばすガガン。
勝負は一瞬でついた。
「すげえ……ノーダメージだぜ……」
己の成したことに、ガガンが驚いている。
「おう。効率的かつ、効果的な戦い方を探し身につける。これがチュートリアルだ」
戦闘能力が高い仲間にチュートリアル効果を与えるの、カオルン以外で初めてだったが……。
これ、思ったよりも強力だな。
0
お気に入りに追加
675
あなたにおすすめの小説
~唯一王の成り上がり~ 外れスキル「精霊王」の俺、パーティーを首になった瞬間スキルが開花、Sランク冒険者へと成り上がり、英雄となる
静内燕
ファンタジー
【カクヨムコン最終選考進出】
【複数サイトでランキング入り】
追放された主人公フライがその能力を覚醒させ、成り上がりっていく物語
主人公フライ。
仲間たちがスキルを開花させ、パーティーがSランクまで昇華していく中、彼が与えられたスキルは「精霊王」という伝説上の生き物にしか対象にできない使用用途が限られた外れスキルだった。
フライはダンジョンの案内役や、料理、周囲の加護、荷物持ちなど、あらゆる雑用を喜んでこなしていた。
外れスキルの自分でも、仲間達の役に立てるからと。
しかしその奮闘ぶりは、恵まれたスキルを持つ仲間たちからは認められず、毎日のように不当な扱いを受ける日々。
そしてとうとうダンジョンの中でパーティーからの追放を宣告されてしまう。
「お前みたいなゴミの変わりはいくらでもいる」
最後のクエストのダンジョンの主は、今までと比較にならないほど強く、歯が立たない敵だった。
仲間たちは我先に逃亡、残ったのはフライ一人だけ。
そこでダンジョンの主は告げる、あなたのスキルを待っていた。と──。
そして不遇だったスキルがようやく開花し、最強の冒険者へとのし上がっていく。
一方、裏方で支えていたフライがいなくなったパーティーたちが没落していく物語。
イラスト 卯月凪沙様より

荷物持ちの代名詞『カード収納スキル』を極めたら異世界最強の運び屋になりました
夢幻の翼
ファンタジー
使い勝手が悪くて虐げられている『カード収納スキル』をメインスキルとして与えられた転生系主人公の成り上がり物語になります。
スキルがレベルアップする度に出来る事が増えて周りを巻き込んで世の中の発展に貢献します。
ハーレムものではなく正ヒロインとのイチャラブシーンもあるかも。
驚きあり感動ありニヤニヤありの物語、是非一読ください。
※カクヨムで先行配信をしています。

『希望の実』拾い食いから始まる逆転ダンジョン生活!
IXA
ファンタジー
30年ほど前、地球に突如として現れたダンジョン。
無限に湧く資源、そしてレベルアップの圧倒的な恩恵に目をつけた人類は、日々ダンジョンの研究へ傾倒していた。
一方特にそれは関係なく、生きる金に困った私、結城フォリアはバイトをするため、最低限の体力を手に入れようとダンジョンへ乗り込んだ。
甘い考えで潜ったダンジョン、しかし笑顔で寄ってきた者達による裏切り、体のいい使い捨てが私を待っていた。
しかし深い絶望の果てに、私は最強のユニークスキルである《スキル累乗》を獲得する--
これは金も境遇も、何もかもが最底辺だった少女が泥臭く苦しみながらダンジョンを探索し、知恵とスキルを駆使し、地べたを這いずり回って頂点へと登り、世界の真実を紐解く話
複数箇所での保存のため、カクヨム様とハーメルン様でも投稿しています

神様に与えられたのは≪ゴミ≫スキル。家の恥だと勘当されたけど、ゴミなら何でも再生出来て自由に使えて……ゴミ扱いされてた古代兵器に懐かれました
向原 行人
ファンタジー
僕、カーティスは由緒正しき賢者の家系に生まれたんだけど、十六歳のスキル授与の儀で授かったスキルは、まさかのゴミスキルだった。
実の父から家の恥だと言われて勘当され、行く当ても無く、着いた先はゴミだらけの古代遺跡。
そこで打ち捨てられていたゴミが話し掛けてきて、自分は古代兵器で、助けて欲しいと言ってきた。
なるほど。僕が得たのはゴミと意思疎通が出来るスキルなんだ……って、嬉しくないっ!
そんな事を思いながらも、話し込んでしまったし、連れて行ってあげる事に。
だけど、僕はただゴミに協力しているだけなのに、どこかの国の騎士に襲われたり、変な魔法使いに絡まれたり、僕を家から追い出した父や弟が現れたり。
どうして皆、ゴミが欲しいの!? ……って、あれ? いつの間にかゴミスキルが成長して、ゴミの修理が出来る様になっていた。
一先ず、いつも一緒に居るゴミを修理してあげたら、見知らぬ銀髪美少女が居て……って、どういう事!? え、こっちが本当の姿なの!? ……とりあえず服を着てっ!
僕を命の恩人だって言うのはさておき、ご奉仕するっていうのはどういう事……え!? ちょっと待って! それくらい自分で出来るからっ!
それから、銀髪美少女の元仲間だという古代兵器と呼ばれる美少女たちに狙われ、返り討ちにして、可哀想だから修理してあげたら……僕についてくるって!?
待って! 僕に奉仕する順番でケンカするとか、訳が分かんないよっ!
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。

追放された最強賢者は悠々自適に暮らしたい
桐山じゃろ
ファンタジー
魔王討伐を成し遂げた魔法使いのエレルは、勇者たちに裏切られて暗殺されかけるも、さくっと逃げおおせる。魔法レベル1のエレルだが、その魔法と魔力は単独で魔王を倒せるほど強力なものだったのだ。幼い頃には親に売られ、どこへ行っても「貧民出身」「魔法レベル1」と虐げられてきたエレルは、人間という生き物に嫌気が差した。「もう人間と関わるのは面倒だ」。森で一人でひっそり暮らそうとしたエレルだったが、成り行きで狐に絆され姫を助け、更には快適な生活のために行ったことが切っ掛けで、その他色々が勝手に集まってくる。その上、国がエレルのことを探し出そうとしている。果たしてエレルは思い描いた悠々自適な生活を手に入れることができるのか。※小説家になろう、カクヨムでも掲載しています

外れスキル【転送】が最強だった件
名無し
ファンタジー
三十路になってようやくダンジョン入場試験に合格したケイス。
意気揚々と冒険者登録所に向かうが、そこで貰ったのは【転送】という外れスキル。
失意の中で故郷へ帰ろうとしていた彼のもとに、超有名ギルドのマスターが訪れる。
そこからケイスの人生は目覚ましく変わっていくのだった……。

スキルで最強神を召喚して、無双してしまうんだが〜パーティーを追放された勇者は、召喚した神達と共に無双する。神達が強すぎて困ってます〜
東雲ハヤブサ
ファンタジー
勇者に選ばれたライ・サーベルズは、他にも選ばれた五人の勇者とパーティーを組んでいた。
ところが、勇者達の実略は凄まじく、ライでは到底敵う相手ではなかった。
「おい雑魚、これを持っていけ」
ライがそう言われるのは日常茶飯事であり、荷物持ちや雑用などをさせられる始末だ。
ある日、洞窟に六人でいると、ライがきっかけで他の勇者の怒りを買ってしまう。
怒りが頂点に達した他の勇者は、胸ぐらを掴まれた後壁に投げつけた。
いつものことだと、流して終わりにしようと思っていた。
だがなんと、邪魔なライを始末してしまおうと話が進んでしまい、次々に攻撃を仕掛けられることとなった。
ハーシュはライを守ろうとするが、他の勇者に気絶させられてしまう。
勇者達は、ただ痛ぶるように攻撃を加えていき、瀕死の状態で洞窟に置いていってしまった。
自分の弱さを呪い、本当に死を覚悟した瞬間、視界に突如文字が現れてスキル《神族召喚》と書かれていた。
今頃そんなスキル手を入れてどうするんだと、心の中でつぶやくライ。
だが、死ぬ記念に使ってやろうじゃないかと考え、スキルを発動した。
その時だった。
目の前が眩く光り出し、気付けば一人の女が立っていた。
その女は、瀕死状態のライを最も簡単に回復させ、ライの命を救って。
ライはそのあと、その女が神達を統一する三大神の一人であることを知った。
そして、このスキルを発動すれば神を自由に召喚出来るらしく、他の三大神も召喚するがうまく進むわけもなく......。
これは、雑魚と呼ばれ続けた勇者が、強き勇者へとなる物語である。
※小説家になろうにて掲載中

異世界ハズレモノ英雄譚〜無能ステータスと言われた俺が、ざまぁ見せつけながらのし上がっていくってよ!〜
mitsuzoエンターテインメンツ
ファンタジー
【週三日(月・水・金)投稿 基本12:00〜14:00】
異世界にクラスメートと共に召喚された瑛二。
『ハズレモノ』という聞いたこともない称号を得るが、その低スペックなステータスを見て、皆からハズレ称号とバカにされ、それどころか邪魔者扱いされ殺されそうに⋯⋯。
しかし、実は『超チートな称号』であることがわかった瑛二は、そこから自分をバカにした者や殺そうとした者に対して、圧倒的な力を隠しつつ、ざまぁを展開していく。
そして、そのざまぁは図らずも人類の命運を握るまでのものへと発展していくことに⋯⋯。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる