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凍土の王国編
第91話 北の国から南の国へ
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さて。
魔族兵団はまだまだいたので、ここにカオルンをけしかけた。
光の翼と光の二刀流を展開したカオルンが、戦場を縦横無尽に飛び回る。
魔族兵士たちの手足が飛び、「ウグワー!!」の断末魔が響くぞ。
全体の三割くらいを損耗した魔族兵団は、慌てて撤退していった。
カオルンがツヤツヤした顔をして戻ってきた。
「ふいーっ、スッキリしたのだー!」
「カオルン、異世界召喚者はぶった切らせたし海水浴もしたのにモヤモヤしてたのか」
「カオルンは最強を目指してるのだ! なのにここ最近は挫折ばっかりだったので凹んでいたのだ!」
「そうであったかー」
カオルンの大活躍を見た、ルミイパパのバーバリアン。
確か、バルクと言う名前だったな。
彼がカオルンを見てニコニコした。
「強い女ではないか! これは欲しい! どうだ娘。俺の第四夫人にならんか……」
「パパが女子を口説いてます! パパはある程度以上強い女子じゃないと口説かないんですよねえ」
「お? カオルンとやるのだ!? いつでも勝負してやるのだ!」
「ほう! お前に勝てば俺の嫁になるのか? いいだろう。ここで勝負だ!」
おっと、これは大変なことになっている。
俺はスーッとカオルンとバルクの間に入り込んだ。
「まあ待て待て」
「むっ、娘についた虫が、邪魔立てをするか」
「よく話を聞けと言うのだお義父さん」
「お、お、お!? お義父さんだとぉ!? そ、そこに直れ虫がああああああ!!」
バルクのこめかみに青筋が浮かび、前身が赤い輝きに包まれる。
これはなんじゃい。
「マスター、これが闘気です。魔力は魔法使いが用いるもの。闘気は優れた戦士に宿るものです」
「なーるほど。闘気、初めて見たなあ」
「ちょっとー! パパ! ダメですよダメー!! マナビさんはわたしを助けてくれた人なんですからねー!!」
「なにいっ!! そうだったのか……」
闘気がシューッと消えていくバルク。
瞬間湯沸かし器みたいな男だ。
そして熱も一瞬で冷める。
「それは済まなかったな。名を聞こう。俺の名はバルク。凍土の王国の王だ」
「マナビだ。コトマエ・マナビ。異世界召喚者をやっていてな。ワンザブロー帝国から世界を縦断してやって来た」
「異世界召喚者だと!? ワンザブロー帝国から縦断してきた!? お前は、よくぞ娘を無事に送り届けてくれたな……」
バルクの目に感謝の色が宿った。
「うむ。傷一つ付けていないぞ……」
「ほう!! 大したものだ。もし別の意味で傷物にしていたらここで肉片に変えてやるところだが」
「パパ! ちょっと気を抜いたらすぐに殺意満点になるのはだめですよー!」
「わっはっは、すまんすまん!」
娘ラブが天元突破しているパパだな。
「これはなかなか個性的ですね。それでも、基本的には安全な世界になると当機能は考察します。カオルン、バギーに乗って下さい。国境を超えます」
「分かったのだ!」
アカネルが運転する魔導バギーが、バーバリアンたちの間を抜けて国境を超える。
さらば、シクスゼクス帝国。
そしてこんにちは、バーバリアンの国!
「ルミイさんだ!」
「ルミイさんが戻ってきた!」
「前よりちょっとむっちりしたような……?」
「最高じゃねえか!」
ウオーっと盛り上がるバーバリアン男子たち。
そしてすぐに彼らは、カオルンとアカネルを見た。
「あのちびっこ、さっき魔族共をぶっ倒してたよな。つええ女だ!」
「つええ女、たまんねえ!」
「嫁になってくれねえかなあ!」
「力で奪うしかねえ!」
「あっちの黒髪の……」
「ウオッ、ミステリアス……」
「キュンと来た」
「嫁になってくれねえかなあ…」
「力で奪うしかねえ…」
なんだなんだ。
俺はこれまでで二番目位の危機感を覚えるぞ。
タクルの時よりちょっとマシなくらいだ。
「あれがルミイを助けたっていう男……?」
「ふうん……見た感じ、全然闘気とかなさそうだけど……。魔法を使うの?」
「ちびだし細いし、ちょっと好みじゃないかも……」
むっ!
バーバリアン女子たちからのクールな視線を感じる!
凍土の王国では、力こそジャスティスなんだろう。
俺は確かに力は無いからな。
魔力も闘気もないぞ。
相手を攻略して必ず勝つだけだ。
まあ、王国の諸君にとっては、時代を先取りしすぎた感覚かも知れないな……。
理解されないことには慣れているので、フッと余裕の笑みを浮かべているとだ。
今度は別の一団が現れた。
バーバリアン女子はむちむちなのだが、現れた者たちは彼女らよりも小柄で、ほっそりしている。
そして耳が尖っていて美人と美形ぞろいだ。
エルフだ!!
「精霊が彼を警戒してるわ」
「なるほど、異世界召喚者か。その中でもとびきり危険な者のようだ」
「ただの人が、魔法帝国を縦断してくるなんてとんでもないことをできるわけないものね」
「魔力も闘気も無いな。つまり、それによらない謎の力を使うと考えていい」
「下手な手出しは禁物ね」
エルフは俺を警戒してるぞ。
よく分かってるなあ。
「エルフは精霊を使って色々調べられますからねー。ほら、マナビさんの周りだけ、精霊が全く寄り付かないじゃないですか」
「えっ、そうだったの!?」
「えっ、言ってませんでしたっけ!?」
言われてないぞルミイー。
まあ、それはそうかもしれない。
俺の近くにいたら、チュートリアル空間に連れて行かれちゃうからな。
精霊も用心して、俺に近づいてこないんだろう。
こういう様々な思惑が交錯する中、俺はバーバリアンワールドたる凍土の王国に入ったのである。
魔族兵団はまだまだいたので、ここにカオルンをけしかけた。
光の翼と光の二刀流を展開したカオルンが、戦場を縦横無尽に飛び回る。
魔族兵士たちの手足が飛び、「ウグワー!!」の断末魔が響くぞ。
全体の三割くらいを損耗した魔族兵団は、慌てて撤退していった。
カオルンがツヤツヤした顔をして戻ってきた。
「ふいーっ、スッキリしたのだー!」
「カオルン、異世界召喚者はぶった切らせたし海水浴もしたのにモヤモヤしてたのか」
「カオルンは最強を目指してるのだ! なのにここ最近は挫折ばっかりだったので凹んでいたのだ!」
「そうであったかー」
カオルンの大活躍を見た、ルミイパパのバーバリアン。
確か、バルクと言う名前だったな。
彼がカオルンを見てニコニコした。
「強い女ではないか! これは欲しい! どうだ娘。俺の第四夫人にならんか……」
「パパが女子を口説いてます! パパはある程度以上強い女子じゃないと口説かないんですよねえ」
「お? カオルンとやるのだ!? いつでも勝負してやるのだ!」
「ほう! お前に勝てば俺の嫁になるのか? いいだろう。ここで勝負だ!」
おっと、これは大変なことになっている。
俺はスーッとカオルンとバルクの間に入り込んだ。
「まあ待て待て」
「むっ、娘についた虫が、邪魔立てをするか」
「よく話を聞けと言うのだお義父さん」
「お、お、お!? お義父さんだとぉ!? そ、そこに直れ虫がああああああ!!」
バルクのこめかみに青筋が浮かび、前身が赤い輝きに包まれる。
これはなんじゃい。
「マスター、これが闘気です。魔力は魔法使いが用いるもの。闘気は優れた戦士に宿るものです」
「なーるほど。闘気、初めて見たなあ」
「ちょっとー! パパ! ダメですよダメー!! マナビさんはわたしを助けてくれた人なんですからねー!!」
「なにいっ!! そうだったのか……」
闘気がシューッと消えていくバルク。
瞬間湯沸かし器みたいな男だ。
そして熱も一瞬で冷める。
「それは済まなかったな。名を聞こう。俺の名はバルク。凍土の王国の王だ」
「マナビだ。コトマエ・マナビ。異世界召喚者をやっていてな。ワンザブロー帝国から世界を縦断してやって来た」
「異世界召喚者だと!? ワンザブロー帝国から縦断してきた!? お前は、よくぞ娘を無事に送り届けてくれたな……」
バルクの目に感謝の色が宿った。
「うむ。傷一つ付けていないぞ……」
「ほう!! 大したものだ。もし別の意味で傷物にしていたらここで肉片に変えてやるところだが」
「パパ! ちょっと気を抜いたらすぐに殺意満点になるのはだめですよー!」
「わっはっは、すまんすまん!」
娘ラブが天元突破しているパパだな。
「これはなかなか個性的ですね。それでも、基本的には安全な世界になると当機能は考察します。カオルン、バギーに乗って下さい。国境を超えます」
「分かったのだ!」
アカネルが運転する魔導バギーが、バーバリアンたちの間を抜けて国境を超える。
さらば、シクスゼクス帝国。
そしてこんにちは、バーバリアンの国!
「ルミイさんだ!」
「ルミイさんが戻ってきた!」
「前よりちょっとむっちりしたような……?」
「最高じゃねえか!」
ウオーっと盛り上がるバーバリアン男子たち。
そしてすぐに彼らは、カオルンとアカネルを見た。
「あのちびっこ、さっき魔族共をぶっ倒してたよな。つええ女だ!」
「つええ女、たまんねえ!」
「嫁になってくれねえかなあ!」
「力で奪うしかねえ!」
「あっちの黒髪の……」
「ウオッ、ミステリアス……」
「キュンと来た」
「嫁になってくれねえかなあ…」
「力で奪うしかねえ…」
なんだなんだ。
俺はこれまでで二番目位の危機感を覚えるぞ。
タクルの時よりちょっとマシなくらいだ。
「あれがルミイを助けたっていう男……?」
「ふうん……見た感じ、全然闘気とかなさそうだけど……。魔法を使うの?」
「ちびだし細いし、ちょっと好みじゃないかも……」
むっ!
バーバリアン女子たちからのクールな視線を感じる!
凍土の王国では、力こそジャスティスなんだろう。
俺は確かに力は無いからな。
魔力も闘気もないぞ。
相手を攻略して必ず勝つだけだ。
まあ、王国の諸君にとっては、時代を先取りしすぎた感覚かも知れないな……。
理解されないことには慣れているので、フッと余裕の笑みを浮かべているとだ。
今度は別の一団が現れた。
バーバリアン女子はむちむちなのだが、現れた者たちは彼女らよりも小柄で、ほっそりしている。
そして耳が尖っていて美人と美形ぞろいだ。
エルフだ!!
「精霊が彼を警戒してるわ」
「なるほど、異世界召喚者か。その中でもとびきり危険な者のようだ」
「ただの人が、魔法帝国を縦断してくるなんてとんでもないことをできるわけないものね」
「魔力も闘気も無いな。つまり、それによらない謎の力を使うと考えていい」
「下手な手出しは禁物ね」
エルフは俺を警戒してるぞ。
よく分かってるなあ。
「エルフは精霊を使って色々調べられますからねー。ほら、マナビさんの周りだけ、精霊が全く寄り付かないじゃないですか」
「えっ、そうだったの!?」
「えっ、言ってませんでしたっけ!?」
言われてないぞルミイー。
まあ、それはそうかもしれない。
俺の近くにいたら、チュートリアル空間に連れて行かれちゃうからな。
精霊も用心して、俺に近づいてこないんだろう。
こういう様々な思惑が交錯する中、俺はバーバリアンワールドたる凍土の王国に入ったのである。
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