75 / 196
シクスゼクス帝国編
第75話 三人称・どっちが獲物だったのか
しおりを挟む
襲撃の夜である。
あまりにも想定外の獲物が来た。
いや、あれは獲物ですら無い。
もしかすると、今回の襲撃者を殺したのは彼らなのではないか。
それ以外に考えられないのではないか?
だとすると、あれらは獲物ではなく、村に迷い込んできた捕食者だ。
そこまで考えて、村長のバルゲは震え上がった。
「なんという物を招き入れてしまったのか……。まるで、立ち寄った村を滅ぼしていく化け物だ」
まあ待て、まだそうと決まったわけではない。
バルゲは理性で自分をセーブし、集まった村人たちを見回した。
「いいか。ゲームは我らの村最大の娯楽だ。そして、我々がこの厳しい土地で生き残るモチベーションとなるイベントだ。これを汚されることは許されぬ。今宵、あの獲物たちを皆で襲っていなかったことにする。ゲームは行われなかった! その方向で行く」
おおーっ! と賛同する村人たち。
既に日は沈み、月が昇り始めていた。
異世界パルメディアの月は二つ。
一つは真の月。
もう一つは魔力の星。
真の月の輝きを浴びて、村人たちは次々と獣人に変貌していった。
老いも若きも、誰もが凶暴な姿の、血に飢えた獣となる。
この光景に、バルゲは笑みを浮かべた。
見よ、実に壮観ではないか。
昼は力を失うライカンスロープは、最弱の魔族とも呼ばれる。
だが、夜になってしまえば我々の時間なのだ。この数があれば、上位の魔族とて破ることができるだろう。
弱い魔族だと、このような辺境に追いやった上位の魔族たち。
我々の力を知るがいい!
バルゲは自らも巨大な白狼に変化し、月に向かって遠吠えを上げるのだった。
コダルコダール村のライカンスロープたちは意気軒昂。
あのけしからん獲物……ですらないサムシングを八つ裂きにせんと、彼らに貸した家に迫る。
この、貸したというのも腹立たしい。
獲物ですら無いなら、家賃を払って欲しいものだ。
家を維持するために、日々村人たちがどれだけ努力していることか。
それもこれも、村に迷い込んだ無力な獲物を、追い詰めて絶望させて次々に吊るすためである。
ちなみに、ライカンスロープは別に人を喰うというわけではない。
食事は人間と同じである。
姿が変わるだけで、嗜好はそこまで変化しないので、旅人を獲物にして吊るすのは彼らの純然たる趣味なのだ。
「うおおー!! 我らの趣味を汚す者たちを!」「許すな!」「殺せ!」「趣味を守れ!」
つまり、彼らは趣味を邪魔されてガチ切れした趣味人の集まりである。
その趣味が極めて悪趣味であるだけだ。
魔族の世界で邪険にされたフラストレーションを、より弱い一般の人間に向けていたわけだ。
そんな彼らが、獲物であったサムシングの家を取り囲む。
この家は今回、みんなでぶっ壊してしまって構わんだろう、という同意になっている。
村人たちはやる気満々で、一斉に家に取り付いた。
窓にしがみついて、吠える。
叫びながら壁をかきむしる。
屋根に登ってジャンプしまくる。
そんなアクションを最初にした者たちが、「ウグワーッ!?」と一斉に叫んで転がり落ちた。
みんな、毛皮の上からでは分からないが、血の気を失って口から泡を吹いている。
「なんだ!? 何が起こった!?」
村長バルゲは混乱する。
だが、獣化した彼の頭は、冷静に思考を働かせることが出来ない。
ライカンスロープは獣人となることで、一般人を遥かに凌ぐ強靭な肉体と、魔法以外の攻撃への耐性、再生能力を得る。
その代わり、思考が極めて単純化されるのだ。
この家が、見た目通りの借家ではなく、まるごとウルフズベインまみれな罠の塊になっていることなど、気付くことすら出来ない。
なので、また考えなしに飛び込んでいくライカンスロープが……。
「ウグワーッ!?」
窓を破ろうとして、破片が刺さってから叫んだ。
白目を剥いて泡を吹いている。
「なんだ! 何が起こっている!」
バルゲは、残された僅かな理性を動員して叫んだ。
すると、家の中から応える者があるではないか。
「イエーイ、ライカンスロープのみんな、今日は集まってくれてありがとー!! お前らが来ることは全部分かっていました! 既に俺の術中です! 死ぬがよい」
あれは、サムシングどもの中にいた唯一の男だ!
一人だけ、魔法使いのような気配もせず、武人のような身のこなしでもなく、底しれぬ感じもなく、ただの人だった男だ。
そいつが家の中心に立ち、大きな声で煽り立ててくるのである。
「俺たちはここだぞー! ほらほら、まだ家の中まで入り込めないのかな? ちょっと頑張りが足りないんじゃないか? あきらめるなよ!? あきらめたらそこで襲撃終了だぞ!! やればできる! できるまでやるんだ! さあこい! こいこいこい!」
めちゃくちゃ煽ってくる。
ライカンスロープは獣化しても、もちろん人間の言葉は分かる。
ただし、思考が単純化され、凶暴化しているので大変怒りっぽくなるのだ。
煽られると瞬間でキレる。
村人たちは僅かにあった統制を失い、口々に怒りを叫びながら家に突撃した。
ウルフズベインまみれの罠の塊となった家にである。
結果。
「ウグワーッ!!」
「ウグワーッ!!」
「ウグワーッ!!」
「ウグワーッ!!」
「ウグワーッ!!」
「ウグワーッ!!」
「ウグワーッ!!」
「ウグワーッ!!」
「ウグワーッ!!」
「ウグワーッ!!」
「ウグワーッ!!」
「ウグワーッ!!」
「ウグワーッ!!」
「ウグワーッ!!」
死屍累々。
泡を吹き倒れるライカンスロープが続出した。
「い、いかん! お前ら、止まれ! 止まれーっ!!」
慌てたバルゲが叫ぶが、獣人は急には止まれない。
ついに扉も壁も天井も破り、獣人たちは中へと侵入を果たした。
「うおおおお! これで! これで!」
意気軒昂になる獣人たち。
「エクセレント! 素晴らしい! 初心者向け罠コース突破だな! ここからは中級者向けだ。家の中は一歩歩く度に罠だぞ」
「ウグワーッ!!」
「ウグワーッ!!」
「ウグワーッ!!」
「ウグワーッ!!」
侵入した獣人が全滅した。
「マナビ!! カオルンがやることなんにもないのだ!? 仕掛けた罠でみんな死んだのだ!? 暇なのだー!!」
「わっはっはっはっは、だって相手の行動を全部知った上で、最適な場所に罠を仕掛けたからな。そりゃあやることもなくなる……。全部罠でぶっ倒す計算だからな」
「うがー! カオルンも戦いたいのだー!! 戦ってくるのだー!」
「あっ、カオルンが翼を広げました!」
「当機能の計算では彼女の飛翔でボロボロになった家が崩れます。マスター助けてえ」
バルゲが見守る前で、半壊した家が音を立てて崩れていった。
屋根を突き破り、輝く紫の翼が飛翔してくる。
「まだ一匹いたのだー!!」
「ウワーッ」
バルゲは恐怖を感じた。
迫りくるそれは、彼にとっての死そのものだったのだ。
かくして、コダルコダール村は壊滅した。
あまりにも想定外の獲物が来た。
いや、あれは獲物ですら無い。
もしかすると、今回の襲撃者を殺したのは彼らなのではないか。
それ以外に考えられないのではないか?
だとすると、あれらは獲物ではなく、村に迷い込んできた捕食者だ。
そこまで考えて、村長のバルゲは震え上がった。
「なんという物を招き入れてしまったのか……。まるで、立ち寄った村を滅ぼしていく化け物だ」
まあ待て、まだそうと決まったわけではない。
バルゲは理性で自分をセーブし、集まった村人たちを見回した。
「いいか。ゲームは我らの村最大の娯楽だ。そして、我々がこの厳しい土地で生き残るモチベーションとなるイベントだ。これを汚されることは許されぬ。今宵、あの獲物たちを皆で襲っていなかったことにする。ゲームは行われなかった! その方向で行く」
おおーっ! と賛同する村人たち。
既に日は沈み、月が昇り始めていた。
異世界パルメディアの月は二つ。
一つは真の月。
もう一つは魔力の星。
真の月の輝きを浴びて、村人たちは次々と獣人に変貌していった。
老いも若きも、誰もが凶暴な姿の、血に飢えた獣となる。
この光景に、バルゲは笑みを浮かべた。
見よ、実に壮観ではないか。
昼は力を失うライカンスロープは、最弱の魔族とも呼ばれる。
だが、夜になってしまえば我々の時間なのだ。この数があれば、上位の魔族とて破ることができるだろう。
弱い魔族だと、このような辺境に追いやった上位の魔族たち。
我々の力を知るがいい!
バルゲは自らも巨大な白狼に変化し、月に向かって遠吠えを上げるのだった。
コダルコダール村のライカンスロープたちは意気軒昂。
あのけしからん獲物……ですらないサムシングを八つ裂きにせんと、彼らに貸した家に迫る。
この、貸したというのも腹立たしい。
獲物ですら無いなら、家賃を払って欲しいものだ。
家を維持するために、日々村人たちがどれだけ努力していることか。
それもこれも、村に迷い込んだ無力な獲物を、追い詰めて絶望させて次々に吊るすためである。
ちなみに、ライカンスロープは別に人を喰うというわけではない。
食事は人間と同じである。
姿が変わるだけで、嗜好はそこまで変化しないので、旅人を獲物にして吊るすのは彼らの純然たる趣味なのだ。
「うおおー!! 我らの趣味を汚す者たちを!」「許すな!」「殺せ!」「趣味を守れ!」
つまり、彼らは趣味を邪魔されてガチ切れした趣味人の集まりである。
その趣味が極めて悪趣味であるだけだ。
魔族の世界で邪険にされたフラストレーションを、より弱い一般の人間に向けていたわけだ。
そんな彼らが、獲物であったサムシングの家を取り囲む。
この家は今回、みんなでぶっ壊してしまって構わんだろう、という同意になっている。
村人たちはやる気満々で、一斉に家に取り付いた。
窓にしがみついて、吠える。
叫びながら壁をかきむしる。
屋根に登ってジャンプしまくる。
そんなアクションを最初にした者たちが、「ウグワーッ!?」と一斉に叫んで転がり落ちた。
みんな、毛皮の上からでは分からないが、血の気を失って口から泡を吹いている。
「なんだ!? 何が起こった!?」
村長バルゲは混乱する。
だが、獣化した彼の頭は、冷静に思考を働かせることが出来ない。
ライカンスロープは獣人となることで、一般人を遥かに凌ぐ強靭な肉体と、魔法以外の攻撃への耐性、再生能力を得る。
その代わり、思考が極めて単純化されるのだ。
この家が、見た目通りの借家ではなく、まるごとウルフズベインまみれな罠の塊になっていることなど、気付くことすら出来ない。
なので、また考えなしに飛び込んでいくライカンスロープが……。
「ウグワーッ!?」
窓を破ろうとして、破片が刺さってから叫んだ。
白目を剥いて泡を吹いている。
「なんだ! 何が起こっている!」
バルゲは、残された僅かな理性を動員して叫んだ。
すると、家の中から応える者があるではないか。
「イエーイ、ライカンスロープのみんな、今日は集まってくれてありがとー!! お前らが来ることは全部分かっていました! 既に俺の術中です! 死ぬがよい」
あれは、サムシングどもの中にいた唯一の男だ!
一人だけ、魔法使いのような気配もせず、武人のような身のこなしでもなく、底しれぬ感じもなく、ただの人だった男だ。
そいつが家の中心に立ち、大きな声で煽り立ててくるのである。
「俺たちはここだぞー! ほらほら、まだ家の中まで入り込めないのかな? ちょっと頑張りが足りないんじゃないか? あきらめるなよ!? あきらめたらそこで襲撃終了だぞ!! やればできる! できるまでやるんだ! さあこい! こいこいこい!」
めちゃくちゃ煽ってくる。
ライカンスロープは獣化しても、もちろん人間の言葉は分かる。
ただし、思考が単純化され、凶暴化しているので大変怒りっぽくなるのだ。
煽られると瞬間でキレる。
村人たちは僅かにあった統制を失い、口々に怒りを叫びながら家に突撃した。
ウルフズベインまみれの罠の塊となった家にである。
結果。
「ウグワーッ!!」
「ウグワーッ!!」
「ウグワーッ!!」
「ウグワーッ!!」
「ウグワーッ!!」
「ウグワーッ!!」
「ウグワーッ!!」
「ウグワーッ!!」
「ウグワーッ!!」
「ウグワーッ!!」
「ウグワーッ!!」
「ウグワーッ!!」
「ウグワーッ!!」
「ウグワーッ!!」
死屍累々。
泡を吹き倒れるライカンスロープが続出した。
「い、いかん! お前ら、止まれ! 止まれーっ!!」
慌てたバルゲが叫ぶが、獣人は急には止まれない。
ついに扉も壁も天井も破り、獣人たちは中へと侵入を果たした。
「うおおおお! これで! これで!」
意気軒昂になる獣人たち。
「エクセレント! 素晴らしい! 初心者向け罠コース突破だな! ここからは中級者向けだ。家の中は一歩歩く度に罠だぞ」
「ウグワーッ!!」
「ウグワーッ!!」
「ウグワーッ!!」
「ウグワーッ!!」
侵入した獣人が全滅した。
「マナビ!! カオルンがやることなんにもないのだ!? 仕掛けた罠でみんな死んだのだ!? 暇なのだー!!」
「わっはっはっはっは、だって相手の行動を全部知った上で、最適な場所に罠を仕掛けたからな。そりゃあやることもなくなる……。全部罠でぶっ倒す計算だからな」
「うがー! カオルンも戦いたいのだー!! 戦ってくるのだー!」
「あっ、カオルンが翼を広げました!」
「当機能の計算では彼女の飛翔でボロボロになった家が崩れます。マスター助けてえ」
バルゲが見守る前で、半壊した家が音を立てて崩れていった。
屋根を突き破り、輝く紫の翼が飛翔してくる。
「まだ一匹いたのだー!!」
「ウワーッ」
バルゲは恐怖を感じた。
迫りくるそれは、彼にとっての死そのものだったのだ。
かくして、コダルコダール村は壊滅した。
1
お気に入りに追加
671
あなたにおすすめの小説
外れスキル「両替」が使えないとスラムに追い出された俺が、異世界召喚少女とボーイミーツガールして世界を広げながら強くなる話
あけちともあき
ファンタジー
「あたしの能力は運命の女。関わった者に世界を変えられる運命と宿命を授けるの」
能力者養成孤児院から、両替スキルはダメだと追い出され、スラム暮らしをする少年ウーサー。
冴えない彼の元に、異世界召喚された少女ミスティが現れる。
彼女は追っ手に追われており、彼女を助けたウーサーはミスティと行動をともにすることになる。
ミスティを巡って巻き起こる騒動、事件、戦争。
彼女は深く関わった人間に、世界の運命を変えるほどの力を与えると言われている能力者だったのだ。
それはそれとして、ウーサーとミスティの楽しい日常。
近づく心の距離と、スラムでは知れなかった世の中の姿と仕組み。
楽しい毎日の中、ミスティの助けを受けて成長を始めるウーサーの両替スキル。
やがて超絶強くなるが、今はミスティを守りながら、日々を楽しく過ごすことが最も大事なのだ。
いつか、運命も宿命もぶっ飛ばせるようになる。
そういう前向きな物語。
バイトで冒険者始めたら最強だったっていう話
紅赤
ファンタジー
ここは、地球とはまた別の世界――
田舎町の実家で働きもせずニートをしていたタロー。
暢気に暮らしていたタローであったが、ある日両親から家を追い出されてしまう。
仕方なく。本当に仕方なく、当てもなく歩を進めて辿り着いたのは冒険者の集う街<タイタン>
「冒険者って何の仕事だ?」とよくわからないまま、彼はバイトで冒険者を始めることに。
最初は田舎者だと他の冒険者にバカにされるが、気にせずテキトーに依頼を受けるタロー。
しかし、その依頼は難度Aの高ランククエストであることが判明。
ギルドマスターのドラムスは急いで救出チームを編成し、タローを助けに向かおうと――
――する前に、タローは何事もなく帰ってくるのであった。
しかもその姿は、
血まみれ。
右手には討伐したモンスターの首。
左手にはモンスターのドロップアイテム。
そしてスルメをかじりながら、背中にお爺さんを担いでいた。
「いや、情報量多すぎだろぉがあ゛ぁ!!」
ドラムスの叫びが響く中で、タローの意外な才能が発揮された瞬間だった。
タローの冒険者としての摩訶不思議な人生はこうして幕を開けたのである。
――これは、バイトで冒険者を始めたら最強だった。という話――
おいでよ!死にゲーの森~異世界転生したら地獄のような死にゲーファンタジー世界だったが俺のステータスとスキルだけがスローライフゲーム仕様
あけちともあき
ファンタジー
上澄タマルは過労死した。
死に際にスローライフを夢見た彼が目覚めた時、そこはファンタジー世界だった。
「異世界転生……!? 俺のスローライフの夢が叶うのか!」
だが、その世界はダークファンタジーばりばり。
人々が争い、魔が跳梁跋扈し、天はかき曇り地は荒れ果て、死と滅びがすぐ隣りにあるような地獄だった。
こんな世界でタマルが手にしたスキルは、スローライフ。
あらゆる環境でスローライフを敢行するためのスキルである。
ダンジョンを採掘して素材を得、毒沼を干拓して畑にし、モンスターを捕獲して飼いならす。
死にゲー世界よ、これがほんわかスローライフの力だ!
タマルを異世界に呼び込んだ謎の神ヌキチータ。
様々な道具を売ってくれ、何でも買い取ってくれる怪しい双子の魔人が経営する店。
世界の異形をコレクションし、タマルのゲットしたモンスターやアイテムたちを寄付できる博物館。
地獄のような世界をスローライフで侵食しながら、タマルのドキドキワクワクの日常が始まる。
クラス転移、異世界に召喚された俺の特典が外れスキル『危険察知』だったけどあらゆる危険を回避して成り上がります
まるせい
ファンタジー
クラスごと集団転移させられた主人公の鈴木は、クラスメイトと違い訓練をしてもスキルが発現しなかった。
そんな中、召喚されたサントブルム王国で【召喚者】と【王候補】が協力をし、王選を戦う儀式が始まる。
選定の儀にて王候補を選ぶ鈴木だったがここで初めてスキルが発動し、数合わせの王族を選んでしまうことになる。
あらゆる危険を『危険察知』で切り抜けツンデレ王女やメイドとイチャイチャ生活。
鈴木のハーレム生活が始まる!
クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される
こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる
初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。
なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています
こちらの作品も宜しければお願いします
[イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]
異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。
久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。
事故は、予想外に起こる。
そして、異世界転移? 転生も。
気がつけば、見たことのない森。
「おーい」
と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。
その時どう行動するのか。
また、その先は……。
初期は、サバイバル。
その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。
有名になって、王都へ。
日本人の常識で突き進む。
そんな感じで、進みます。
ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。
異世界側では、少し非常識かもしれない。
面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる