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シクスゼクス帝国編
第63話 最初の試練は肩慣らし
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「ヘルプ機能。薄々分かってるけど一応確認。あれはマンティコア?」
『マンティコアです。老爺の頭、獅子の体、蠍の尾と蝙蝠の翼を持つ、敵対的な魔獣です』
いわゆるモンスターというやつだ。
フィフスエレ帝国入国直後に、洗礼がやって来たな。
「ルミイ、あれ知ってる人?」
「知らない人ですねえ。わたしそもそも、地元から出たことってあんまりなかったので」
マンティコアはと言うと、全く怖がっていない俺たちに、ちょっと戸惑っているようだった。
『こいつら、危機感というものが無いのか? 阿呆か? いやいや、何か隠された実力があるのかも知れぬ。どれどれ』
おっ、疑いを持って魔力感知魔法を使う。
賢いマンティコアだ。
そして彼は、カオルンを見て頷いた。
『強大な魔力を確認した。そしてそちらにいるのはハイエルフの系譜にある娘か。良かろう。お前たちは力ある者だと認めよう。通れ!』
「わーい」
ルミイがバンザイした。
『だがお前は通さない』
「俺?」
俺を名指しで来ましたよ。
『お前は魔力を持たない。武芸に秀でているようにも見えない。弱そうだ。そんな弱者はフィフスエレ帝国へ入ることまかりならぬ』
「あー」
ルミイが察した顔になった。
そして、憐れむような視線をマンティコアに投げる。
『な、なんだその目は』
「マンティコアさん、世界は広いんですよ」
『何を言っているのだお前は』
ルミイは優しいなあ。
だが、世の中は自分の体験以外は信じないタイプのやつがいるのだ。
マンティコアはそれだろう。
「よし、じゃあ俺がお前を相手に実力を示せばいいんだな?」
『わしと戦うか? 魔法使いですらない、非力な人間でしか無いお前が。魔法使いであろうと、わしは人間を上回る魔力と無数の魔法を使う。人間である時点でわしには勝てぬのだ』
勝てそうな、某フライドチキン屋のおじさんみたいな教授の顔が思い浮かぶ。
「まあまあ、やってみよう。こう見えて帝国を一つ滅ぼした俺なのだ」
『嘘を抜かすな! 不遜な人間め。身の程を分からせてやろう』
「分からせられるのはお前だぞ。チュートリアル」
チュートリアル空間になった。
アカネルが、自動運転装置から人間の姿に戻っている。
サイズも人間大だ。
「マスター、これはお手伝いが必要ですね」
「あ、頼む。今回はルミイとカオルンが頼れないっぽい感じだよ。最近あの二人に頼ってないけどな……」
そう言いながら、俺はゲイルハンマーとスタンバトンを手に車の外に降りる。
アカネルは、スリッピー帝国からもらった魔導ガンだ。
ハンドガンサイズだな。
「それ、マンティコアに効く?」
「ヘルプ機能への質問でしたら、答えはノーです。魔獣は人間と比較すると規格外の防御力、耐久力を持ちます。小型の魔導ガンでは皮膚を傷つけるのが精一杯でしょう」
「傷つくってことは効くってことだな」
「マスターは前向きですね」
「僅かでも勝ちにつながる要素は見逃さないのだ。よし、アカネルの射撃は戦術に組み込む」
チュートリアルモードの中で、荒い解像度のマンティコアが動き始めた。
老人の顔が笑いながら、呪文を唱えている。
生まれるのは、雷撃のボールみたいなのだ。
射撃魔法か?
あ、いやこれは範囲魔法だな。
俺はゲイルハンマーで風を起こしながら、これを大きく回避する。
ついでに片手でアカネルを抱きかかえているのだ。
自称機械だと言うけど、柔らかいではないか。
「マスター、お触りされる時は事前に言っていただかないと」
「その暇ないでしょ」
俺に抗議しながらも、アカネルは射撃をしている。
なるほど、マンティコアの肌の上でピチュンピチュンと魔導ガンが弾けているな。
だが、当たっているからには通じている。
命中した箇所が、ちょっとささくれているように見えるな。
マンティコアが怒りの咆哮をあげる。
だが、俺は雷の魔法の範囲確認で忙しい。
はあはあ、あれなら撃たれた瞬間に横に歩けば躱せるな。
マンティコアの前足が襲ってくる。
これはなかなか素早い。
俺はチュートリアルの時間を前後させつつ、タイミングを掴んだ。
初動で一歩下がると回避できるのな。
案外狙いが正確だなあ。
で、俺が避けるとそこに蠍の尾が降ってくる。
これは左に歩くと回避できる。
そこに射撃呪文が来る。
これはゲイルハンマーで迎撃、と。
防御はいけるな。
マンティコアはかなり頭のいい魔獣らしくて、正確にこちらを仕留めに来る。
態度は侮ってるが、攻撃全てに必殺の気合が乗っているのだ。
なるほど、人間達よりもよほど手強い。
「攻撃を回避はリズミカルで簡単ね」
「これを簡単だと言うマスターは正直どうかしていると思います。当たったら即死する攻撃ばかりですよ」
「当たらなければどうということはないでしょ」
トコトコ通常スピードで歩いて回りながら、マンティコアの攻撃を全部回避する。
よし、パターン覚えた。
五分あれば十分だろう。
ここからは、合間合間に攻撃を挟んでみよう。
攻撃が空振りした瞬間が、一番相手の隙が大きい。
そこでスタンバトン。
おっと、スタンするとマンティコアの行動パターンが変わるな。
分岐が多い!
ということで、しばらくコツコツとチュートリアルをしたのだった。
もう目を隠しててもマンティコアの攻撃を回避できるようになったぞ。
癖まで覚えたし、マンティコアの魔法のレパートリーも把握した。
こうして、現実に戻ってくる俺なのである。
『己の愚かさを、死をもって知るがいい!!』
「俺は俺自身のことより、お前のことのほうよく知っているぞ」
マンティコアの口上に返してやると、ルミイが俺を見てちょっと微笑んだ。
「マナビさん、悪そうな笑い方してますねえ!」
『マンティコアです。老爺の頭、獅子の体、蠍の尾と蝙蝠の翼を持つ、敵対的な魔獣です』
いわゆるモンスターというやつだ。
フィフスエレ帝国入国直後に、洗礼がやって来たな。
「ルミイ、あれ知ってる人?」
「知らない人ですねえ。わたしそもそも、地元から出たことってあんまりなかったので」
マンティコアはと言うと、全く怖がっていない俺たちに、ちょっと戸惑っているようだった。
『こいつら、危機感というものが無いのか? 阿呆か? いやいや、何か隠された実力があるのかも知れぬ。どれどれ』
おっ、疑いを持って魔力感知魔法を使う。
賢いマンティコアだ。
そして彼は、カオルンを見て頷いた。
『強大な魔力を確認した。そしてそちらにいるのはハイエルフの系譜にある娘か。良かろう。お前たちは力ある者だと認めよう。通れ!』
「わーい」
ルミイがバンザイした。
『だがお前は通さない』
「俺?」
俺を名指しで来ましたよ。
『お前は魔力を持たない。武芸に秀でているようにも見えない。弱そうだ。そんな弱者はフィフスエレ帝国へ入ることまかりならぬ』
「あー」
ルミイが察した顔になった。
そして、憐れむような視線をマンティコアに投げる。
『な、なんだその目は』
「マンティコアさん、世界は広いんですよ」
『何を言っているのだお前は』
ルミイは優しいなあ。
だが、世の中は自分の体験以外は信じないタイプのやつがいるのだ。
マンティコアはそれだろう。
「よし、じゃあ俺がお前を相手に実力を示せばいいんだな?」
『わしと戦うか? 魔法使いですらない、非力な人間でしか無いお前が。魔法使いであろうと、わしは人間を上回る魔力と無数の魔法を使う。人間である時点でわしには勝てぬのだ』
勝てそうな、某フライドチキン屋のおじさんみたいな教授の顔が思い浮かぶ。
「まあまあ、やってみよう。こう見えて帝国を一つ滅ぼした俺なのだ」
『嘘を抜かすな! 不遜な人間め。身の程を分からせてやろう』
「分からせられるのはお前だぞ。チュートリアル」
チュートリアル空間になった。
アカネルが、自動運転装置から人間の姿に戻っている。
サイズも人間大だ。
「マスター、これはお手伝いが必要ですね」
「あ、頼む。今回はルミイとカオルンが頼れないっぽい感じだよ。最近あの二人に頼ってないけどな……」
そう言いながら、俺はゲイルハンマーとスタンバトンを手に車の外に降りる。
アカネルは、スリッピー帝国からもらった魔導ガンだ。
ハンドガンサイズだな。
「それ、マンティコアに効く?」
「ヘルプ機能への質問でしたら、答えはノーです。魔獣は人間と比較すると規格外の防御力、耐久力を持ちます。小型の魔導ガンでは皮膚を傷つけるのが精一杯でしょう」
「傷つくってことは効くってことだな」
「マスターは前向きですね」
「僅かでも勝ちにつながる要素は見逃さないのだ。よし、アカネルの射撃は戦術に組み込む」
チュートリアルモードの中で、荒い解像度のマンティコアが動き始めた。
老人の顔が笑いながら、呪文を唱えている。
生まれるのは、雷撃のボールみたいなのだ。
射撃魔法か?
あ、いやこれは範囲魔法だな。
俺はゲイルハンマーで風を起こしながら、これを大きく回避する。
ついでに片手でアカネルを抱きかかえているのだ。
自称機械だと言うけど、柔らかいではないか。
「マスター、お触りされる時は事前に言っていただかないと」
「その暇ないでしょ」
俺に抗議しながらも、アカネルは射撃をしている。
なるほど、マンティコアの肌の上でピチュンピチュンと魔導ガンが弾けているな。
だが、当たっているからには通じている。
命中した箇所が、ちょっとささくれているように見えるな。
マンティコアが怒りの咆哮をあげる。
だが、俺は雷の魔法の範囲確認で忙しい。
はあはあ、あれなら撃たれた瞬間に横に歩けば躱せるな。
マンティコアの前足が襲ってくる。
これはなかなか素早い。
俺はチュートリアルの時間を前後させつつ、タイミングを掴んだ。
初動で一歩下がると回避できるのな。
案外狙いが正確だなあ。
で、俺が避けるとそこに蠍の尾が降ってくる。
これは左に歩くと回避できる。
そこに射撃呪文が来る。
これはゲイルハンマーで迎撃、と。
防御はいけるな。
マンティコアはかなり頭のいい魔獣らしくて、正確にこちらを仕留めに来る。
態度は侮ってるが、攻撃全てに必殺の気合が乗っているのだ。
なるほど、人間達よりもよほど手強い。
「攻撃を回避はリズミカルで簡単ね」
「これを簡単だと言うマスターは正直どうかしていると思います。当たったら即死する攻撃ばかりですよ」
「当たらなければどうということはないでしょ」
トコトコ通常スピードで歩いて回りながら、マンティコアの攻撃を全部回避する。
よし、パターン覚えた。
五分あれば十分だろう。
ここからは、合間合間に攻撃を挟んでみよう。
攻撃が空振りした瞬間が、一番相手の隙が大きい。
そこでスタンバトン。
おっと、スタンするとマンティコアの行動パターンが変わるな。
分岐が多い!
ということで、しばらくコツコツとチュートリアルをしたのだった。
もう目を隠しててもマンティコアの攻撃を回避できるようになったぞ。
癖まで覚えたし、マンティコアの魔法のレパートリーも把握した。
こうして、現実に戻ってくる俺なのである。
『己の愚かさを、死をもって知るがいい!!』
「俺は俺自身のことより、お前のことのほうよく知っているぞ」
マンティコアの口上に返してやると、ルミイが俺を見てちょっと微笑んだ。
「マナビさん、悪そうな笑い方してますねえ!」
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