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スリッピー帝国編
第52話 帝都出発は事件後のまったりから
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「あひー!? わ、わたしたちはそんな大ピンチだったんですか!! 詳しい話を聞いたら、ずっとピンチの連続だったんじゃないですかー!」
「なんで話してくれなかったのだー!」
「話したら、ルミイもカオルンも自分から何かしようと思って、勝手に動いてただろう。NTR野郎の能力に対抗することができないのに、そうやって動いたらおしまいなんだぞ」
「そっかあ……。うーん! 世界は広いです……! 自分から何も出来ない状況があるなんて……」
「力で解決できない事があるのだー! カオルンは衝撃なのだー!!」
おお、二人とも頭を抱えているではないか。
ずっと俺の無茶に付き合ってきたルミイも、自分が何も出来ないという状況はショックだったのだな。
今回は相手があまりにも悪かった。
規模は今までの危機の中で一番しょぼいが、能力がクリティカルに俺の仲間を落とすものだった。
二人が敵に回ったらそれこそおしまいである。
俺はヒロインを寝取られた主人公のように力を失い、ヘロヘロになって死ぬ。
俺にとって、ルミイとカオルンの存在があらゆることに対するモチベーションの十割なのである。
十割!!
我ながら依存している……!!
まあ、俺は自分にそこまで興味が無いしな。
教授はコーヒーっぽいものを飲みつつ、俺の話にうなずいていた。
「なるほど、では君、マナビくんが二人を守ろうという行動によって、結果的にこのスリーズシティを救ったということか。見給え。チャームに掛けられていた女性たちが大騒ぎだ」
「おう。あの様子を俺の国では阿鼻叫喚って言うんですよねえ」
とんでもない騒ぎになっている。
篭絡されかかっていた軍内部も、急に正気に戻ったことで大混乱だな。
NTR野郎の能力がどこまで影響を及ぼしていたのかは見当もつかない。
あれ、悪用しようと思ったらどこまでも悪用できる邪悪な力だろ。
だけど、あいつが死んだ今となってはどうでもいい。
「マナビくん、タクルのような能力者が他に複数いるという可能性はあるかね?」
「おっ、なんで俺に聞くんです?」
「君が得ている知識の詳細さは、明らかに通常の手段で得られる次元を超えている。それが君の能力だろう」
「さすが」
俺の能力を一部でも言い当てたのは、この教授が初めてではないか。
「じゃあ、調べるよ。ヘルプ機能」
『パルメディアに召喚されたチャーム能力者は全て倒されています』
「チャーム能力者はあれで全滅だ。だから同じ対策を立てる必要はないな」
「そうか! ありがたいことだ。これで人間は救われる。魔力が失われる災厄の後も、魔法工学によってある程度の繁栄は維持できるだろう」
教授はホッと胸をなでおろしたようだった。
そして彼は、何やら俺に提案をしてくるのだ。
「どうだろう? 私の教え子に会っていってもらえないだろうか? 今回のことの礼ができることと思う」
「え、ほんと?」
俺たち、最初にスリッピー帝国の軍隊を粉砕したんだが、いいのだろうか。
いいのだろう。
知らなければいいのだ。
「私の教え子は、今は皇帝と名乗っているがね。移動用の魔導カーくらいなら提供できるだろう」
それはありがたい!
こうして俺たちは路銀が尽きる前に、どうにかしてもらえる目処がついたのだった。
うんうん、人脈というものは大事だなあ。
一晩を例のホテルで過ごし、お風呂を堪能し……。
いやあ、邪魔が入る心配のないお風呂ってとてもいいものですね!
常に女子たちの前では立ち上がれなくなる俺は、今日も健康体である。
「マナビの前にも尻尾がついているのだ? そんな斜め上向きなのによくズボンに収まってるのだー」
「や、やめるんだカオルン! 詳細に解説するのはー!!」
「えっ、なんですかなんですか? あ、なーんだ! わたしが水浴びしてると男の人はみんなこんな感じなので普通ですよ! パパがみんなぶっ飛ばしてましたけど!」
見られてしまった!!
そしてルミイのパパがいかに恐ろしい存在かが克明になっていくな。
ということで。
翌朝には、ホテルの外に大型のバギーが用意されていた。
魔導バギーだ。
運転席には、見知ったおっさんが乗っている。
「おう、兄ちゃん! 偽軍人だったんだってな!」
「バレたか!」
入都管理のあのおっさんだ。
そして助手席には教授。
でかいバギーなのに窮屈そうだな……。教授、肉体を使う系の適職も選べたでしょ。
「君たち! 帝都へ案内しよう! 本来ならば外国人が入ってくることを許さない場所だが、タカ派のグリフォン部隊が壊滅した今となっては、その規律は若干緩くなっている。君たちを招くことができるというものだよ」
「ははあ」
「あの連中はグリフォン部隊だったのだなー」
カオルンが口を滑らせたので、俺は彼女の顔を手で覆った。
「むおー! ふぁにをふるのらー!」
「危険な事を口走ってはいけない……」
幸いというか何というか、おっさんも教授も聞かなかったことにしてくれたようだ。
俺たち三人は後部座席につく。
後部は左右に座席が並び、合計八人ほどが座れるようになっていた。
俺とルミイとカオルンが座り、その対面には護衛らしき軍人が座っている。
うーむ!
ワンザブロー帝国の帝都には襲撃を掛けたが、スリッピー帝国の帝都には歓迎されて入ることになってしまうとは。
扱いがぜんぜん違うな。
感慨深い。
兵士たちは男性ばかりなのだが、ルミイとカオルンを前にして挙動不審だ。
うむ、普通、男たちの反応はこうなるものらしいな。
今まではそれどころではないから気付かなかった。
そして、俺のモチベーションの100%たる二人は、常に危険に晒されているということも理解したぞ。
具体的には俺にとっての危機だ。
必ずや守護らねばならぬ。
そう俺は固く誓いを……。
「ねえねえマナビさん! 運転しない魔導カーっていいものですねえ! わたし、初めてお客さん気分ですよー。どこかの誰かさんはハードな運転を全部わたしに投げてくるからー」
「あっはいすみません」
「なんで話してくれなかったのだー!」
「話したら、ルミイもカオルンも自分から何かしようと思って、勝手に動いてただろう。NTR野郎の能力に対抗することができないのに、そうやって動いたらおしまいなんだぞ」
「そっかあ……。うーん! 世界は広いです……! 自分から何も出来ない状況があるなんて……」
「力で解決できない事があるのだー! カオルンは衝撃なのだー!!」
おお、二人とも頭を抱えているではないか。
ずっと俺の無茶に付き合ってきたルミイも、自分が何も出来ないという状況はショックだったのだな。
今回は相手があまりにも悪かった。
規模は今までの危機の中で一番しょぼいが、能力がクリティカルに俺の仲間を落とすものだった。
二人が敵に回ったらそれこそおしまいである。
俺はヒロインを寝取られた主人公のように力を失い、ヘロヘロになって死ぬ。
俺にとって、ルミイとカオルンの存在があらゆることに対するモチベーションの十割なのである。
十割!!
我ながら依存している……!!
まあ、俺は自分にそこまで興味が無いしな。
教授はコーヒーっぽいものを飲みつつ、俺の話にうなずいていた。
「なるほど、では君、マナビくんが二人を守ろうという行動によって、結果的にこのスリーズシティを救ったということか。見給え。チャームに掛けられていた女性たちが大騒ぎだ」
「おう。あの様子を俺の国では阿鼻叫喚って言うんですよねえ」
とんでもない騒ぎになっている。
篭絡されかかっていた軍内部も、急に正気に戻ったことで大混乱だな。
NTR野郎の能力がどこまで影響を及ぼしていたのかは見当もつかない。
あれ、悪用しようと思ったらどこまでも悪用できる邪悪な力だろ。
だけど、あいつが死んだ今となってはどうでもいい。
「マナビくん、タクルのような能力者が他に複数いるという可能性はあるかね?」
「おっ、なんで俺に聞くんです?」
「君が得ている知識の詳細さは、明らかに通常の手段で得られる次元を超えている。それが君の能力だろう」
「さすが」
俺の能力を一部でも言い当てたのは、この教授が初めてではないか。
「じゃあ、調べるよ。ヘルプ機能」
『パルメディアに召喚されたチャーム能力者は全て倒されています』
「チャーム能力者はあれで全滅だ。だから同じ対策を立てる必要はないな」
「そうか! ありがたいことだ。これで人間は救われる。魔力が失われる災厄の後も、魔法工学によってある程度の繁栄は維持できるだろう」
教授はホッと胸をなでおろしたようだった。
そして彼は、何やら俺に提案をしてくるのだ。
「どうだろう? 私の教え子に会っていってもらえないだろうか? 今回のことの礼ができることと思う」
「え、ほんと?」
俺たち、最初にスリッピー帝国の軍隊を粉砕したんだが、いいのだろうか。
いいのだろう。
知らなければいいのだ。
「私の教え子は、今は皇帝と名乗っているがね。移動用の魔導カーくらいなら提供できるだろう」
それはありがたい!
こうして俺たちは路銀が尽きる前に、どうにかしてもらえる目処がついたのだった。
うんうん、人脈というものは大事だなあ。
一晩を例のホテルで過ごし、お風呂を堪能し……。
いやあ、邪魔が入る心配のないお風呂ってとてもいいものですね!
常に女子たちの前では立ち上がれなくなる俺は、今日も健康体である。
「マナビの前にも尻尾がついているのだ? そんな斜め上向きなのによくズボンに収まってるのだー」
「や、やめるんだカオルン! 詳細に解説するのはー!!」
「えっ、なんですかなんですか? あ、なーんだ! わたしが水浴びしてると男の人はみんなこんな感じなので普通ですよ! パパがみんなぶっ飛ばしてましたけど!」
見られてしまった!!
そしてルミイのパパがいかに恐ろしい存在かが克明になっていくな。
ということで。
翌朝には、ホテルの外に大型のバギーが用意されていた。
魔導バギーだ。
運転席には、見知ったおっさんが乗っている。
「おう、兄ちゃん! 偽軍人だったんだってな!」
「バレたか!」
入都管理のあのおっさんだ。
そして助手席には教授。
でかいバギーなのに窮屈そうだな……。教授、肉体を使う系の適職も選べたでしょ。
「君たち! 帝都へ案内しよう! 本来ならば外国人が入ってくることを許さない場所だが、タカ派のグリフォン部隊が壊滅した今となっては、その規律は若干緩くなっている。君たちを招くことができるというものだよ」
「ははあ」
「あの連中はグリフォン部隊だったのだなー」
カオルンが口を滑らせたので、俺は彼女の顔を手で覆った。
「むおー! ふぁにをふるのらー!」
「危険な事を口走ってはいけない……」
幸いというか何というか、おっさんも教授も聞かなかったことにしてくれたようだ。
俺たち三人は後部座席につく。
後部は左右に座席が並び、合計八人ほどが座れるようになっていた。
俺とルミイとカオルンが座り、その対面には護衛らしき軍人が座っている。
うーむ!
ワンザブロー帝国の帝都には襲撃を掛けたが、スリッピー帝国の帝都には歓迎されて入ることになってしまうとは。
扱いがぜんぜん違うな。
感慨深い。
兵士たちは男性ばかりなのだが、ルミイとカオルンを前にして挙動不審だ。
うむ、普通、男たちの反応はこうなるものらしいな。
今まではそれどころではないから気付かなかった。
そして、俺のモチベーションの100%たる二人は、常に危険に晒されているということも理解したぞ。
具体的には俺にとっての危機だ。
必ずや守護らねばならぬ。
そう俺は固く誓いを……。
「ねえねえマナビさん! 運転しない魔導カーっていいものですねえ! わたし、初めてお客さん気分ですよー。どこかの誰かさんはハードな運転を全部わたしに投げてくるからー」
「あっはいすみません」
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