ピコーン!と技を閃く無双の旅!〜クラス転移したけど、システム的に俺だけハブられてます〜

あけちともあき

文字の大きさ
上 下
150 / 181
第四部:送還編

150・俺、混沌時空で激闘す

しおりを挟む
 後ろの方で、カオストーナメント優勝者である再生怪人が戦っている。
 迎え撃っているのは、うちの面々だ。
 再生怪人とは言えど強力だが、なに、数の暴力で押しつぶせるだろう。

 問題はこっちで、俺とメイオーとイクサ、あと何故か女神ハームラが前にいるが、もう何人か欲しい。

「ミッタク! フロント……は日向と連携技仲良く使ってるな……。じゃあダミアンGでいいや」

『だみあんデイイトハ何事デスカーッムキィーッ』

 おっ、頭からぷすんぷすん湯気を立てながら、ダミアンGが走ってきた。

「まあまあ、怒るなって! うちら頼りにされてるんだから!」

 笑いながら、ぺちーんとダミアンを叩くミッタク。
 すっげえ音がしたぞ。

『ピガー! 壊レテシマイマス! ワタシハソット、生卵ヲ扱ウヨウニ触ッテクダサイ!』

 お前そんなやわじゃないだろうに。

 ちなみに七勇者となった、六体の勇者の塊。
 それぞれの勇者の技を繰り出してくるのだ。

 口から水流を吐いてきたり、力いっぱい腕を振り回したり、力いっぱい剣を振り回したり、力いっぱい体当りしてきたり……。

 おや?
 ほとんどの奴らは肉弾戦では?

 これを、メイオーとともに捌きつつ混沌の裁定者に問う。

「おい、戦い方のバリエーションが少なくないか?」

『うるさいっ』

 怒られた。
 言ってはならぬ事だったらしい。

 だが、さすがは勇者六体分。
 六人揃って七勇者だ。
 タフネスも六人ぶんなので、攻撃がなかなか通用しない。

 イクサの斬撃でダメージを与えるも、すぐに傷がふさがってしまうのだ。

「うっし、じゃあ、うちがイクサと二人であいつを食い止める。オクノとそっちの黒いオクノは対策とかあんだろ? 任せた!」

 おお、大雑把な。

『ではわたくしは、この筒みたいなものに呪力を与えて援護しますね。わたくし、直接戦闘は苦手で……。あの触手は呼び出したくないですし』

 ハームラがそんなことを言いながら、ダミアンGに手を触れた。
 すると、手が光を放ちだし、それがダミアンに注ぎ込まれていくではないか。

『フオオオー! チカラガ漲ッテキマス! コ、コレハワタシノ過去ノ栄光ヲ取リ戻スヨウナ……!』

 ダミアンがピカピカっと輝いたかと思ったら、その姿が変わった。
 何やら、禍々しい形状の大型のロボットみたいな姿だ。

『グハハハハハ! 復活! ダーク・ダイヤモンド首領、DDデアール!! コノチカラガアレバ、再ビ世界ヲ征服……』

 ダミアンGは哄笑をあげた。
 おおー、変わるもんだ!

『わたくしからの強化呪力は3分しか持たないので速攻でお願いしますねッ』

『エッッッッ!?!?!?!? 三分ッッッ!?』

 ダミアンGが仰天して飛び上がった。
 そしてすぐに俺達に向き直る。

『速攻デ七勇者ヲ倒シマショウ! ダブル・オクノサン!!』

「協力的なのはいいことだ。やるか」

「やろうか」

 そういうことになった。

「イクサ、ミッタク! ダミアンGと三人で連携を!」

「よかろう……! 月影の太刀!」

「続くよ! 撃魔斬!」

『フハハハハハハ!! DD・ドラグーンッ!!』

 なんか知らん技が出たぞ!
 ダミアンGの全身が変形し、ドラゴンの姿になる。

 イクサの斬撃、ミッタクが放つ光の刃、そしてその後に、ドラゴン化したダミアンGの突撃が炸裂する。

『月影撃魔ドラグーン』

 おっ、ちょっとかっこいい!!

『ウグワーッ!!』

 身を捩る七勇者。
 だが、攻撃の多くは奴らが次々繰り出す攻撃で、どうにか相殺しているようだ。
 これは、連中の手数に対処しないといけないな。

 七勇者の技を封じる?
 いや、奴らが技を繰り出すよりも早く……!

「よし、俺にいい考えがある。時の呪法……!」

『世界の抵抗はわたくしが抑えます! オクノ、その呪法を使うのです!』

「おう! クイックタイム!」

 その瞬間、俺の周囲の時間が遅滞した。
 時の流れがゆっくりになり、周囲の空気が粘りつくような感触になる。

 だが、俺はパワーには自信があるので、気にせずにのしのし歩いていく。
 横をトコトコメイオーが歩いてきた。

「あれ? お前もクイックタイムの効果に入るの?」

「オレは半分お前と同じだからな。当然だろう」

「なるほど。おっ、ならいけるんじゃないか? ツープラトン!」

「ほう……!」

 ということで!

 俺とメイオーが、動きを鈍らせる七勇者に突進する!

『ウボアー』

 何か言いながら攻撃しようとするのを、やすやすと掻い潜る。
 そして俺はそいつを抱えて、上空へ放り投げた。

 メイオーが俺の肩を踏み台にし、飛び上がる。

「まずはご挨拶だ! メイオー・リベンジャー!!」

 七勇者達の腕をまとめてホールドし、上空から地面へと叩きつけるメイオー。
 さらにこれを、「ブリッジ!」俺が再びかちあげる!

『ウボアー』

 飛び上がるメイオーが、七勇者をキャッチした。

「メイオー・ドライバー!! お前も来い、オクノ!」

「よし!」

 俺もまた、近くにいたミッタクの肩を踏み台にしてジャンプした。

「うーわー」

 なんかミッタクの声が聞こえるが、今はスルーだ。
 そして、七勇者へ組み付こうとする。

 ピコーン!
『マッスルバスター』

 新しいのが出た!
 俺は技の命ずるままに、七勇者の手足をホールドする。
 たくさん手足があるからこそ、メイオーと同時に使えるわけだな!

 俺が下からホールド、メイオーが上からホールドしたまま、混沌時空そのものに向かって七勇者を叩きつける……!!
 このツープラトンの名は……!

『オクメイ・ドッキング』

 そして、時は流れ出す。
 クイックタイムが解け、通常の時間の流れになった。

 七勇者の全身に致命的なダメージが行き渡り、異形の怪物が断末魔の悲鳴を上げる。

『ウッ、ウッ、ウグワーッ!!』

 そいつは五花と同じように、混沌色の絵の具みたいなものに分解され、消えてしまった。

『ば、馬鹿な……。僕が歴代で用意してきた中で、二番目に強力な手駒が』

 混沌の裁定者が焦っている。

「俺とメイオーが組んだんだ。二番じゃ駄目なんだよ」

「一番を連れてこい」

 メイオーが不敵に笑う。
 すると、俺達の後ろでハームラが元気よく挙手した。

 あっ、君が一番強力な手駒だったのね!
 俺は納得した。
 倒すの大変だったもんなあ。

「さすがにハームラ倒してもなあ」

 これにはメイオーも苦笑い。
 和気あいあいとしながら、ミッタクとイクサを加え、混沌の裁定者に詰め寄る俺達なのだ。

『お前達……! 僕を倒せるとでも思ってるのか? 僕はこの宇宙のエントロピーを司る存在であり、あるいは君達が語る創世神話に似た雰囲気を纏いつつ、やれやれ、なんてことだ。僕はため息をついた』

「オクノ、こいつまたバグって来たぞ」

「闘魂注入じゃん!」

『ヒャア、危ない!』

 混沌の裁定者が、巨体に見合わぬフットワークで逃げた。
 闘魂注入がトラウマになってるみたいだな。
 だが、こいつは闘魂注入しないと攻撃がそもそも通用しない。

 初手、俺の一撃を浴びせることが重要なのだ。

「そう言えばメイオー」

「なんだ?」

「あいつって普通の攻撃が通じないだろ? 反射してくるから。お前、どうやってあいつを封印したんだ?」

「あいつは打撃が効かないだけで、投げと関節は通用する」

「な、なんだってー!?」

 俺は仰天した。
 その発想はなかったわ。

「だからこそ、お前が使う闘魂注入とやらは革命なのだ。オレは常に奴に投げと関節を掛け続けることで体力を奪い、この時空に押し込んだ。だが、決定打にはならなかった。お前の闘魂注入が奴を正気に戻すのならば、そうなったカオスディーラーは倒せる存在となっているだろう……!」

 そんな中、背後で連携の名前が響き渡る。

『わんわん吹雪ミズ鬼ゼフィロス』

『ウグワーッ!!』

『闇の無双跳ウォーターレター』

『ウグワーッ!!』

 向こうも決着がついたようだな。
 オクタマ戦団のフルメンバーが集まってくる。

「それと、そこにいるジェーダイならば、混沌の裁定者の攻撃も反射できる。この要素を駆使して奴を追い詰めるのが良かろう。なるほど、人数がいると取れる戦法が変わって来ていいな……!」

 メイオーが実に嬉しそうだ。
 これを見て、ラムハが俺に囁いた。

「オクノ、もしかして邪神をパワーアップさせるようなことしてないでしょうね?」

 鋭い……!
しおりを挟む
感想 92

あなたにおすすめの小説

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった〜

霞杏檎
ファンタジー
祝【コミカライズ決定】!! 「使えん者はいらん……よって、正式にお前には戦力外通告を申し立てる。即刻、このギルドから立ち去って貰おう!! 」 回復術士なのにギルド内で雑用係に成り下がっていたフールは自身が専属で働いていたギルドから、何も活躍がないと言う理由で戦力外通告を受けて、追放されてしまう。 フールは回復術士でありながら自己主張の低さ、そして『単体回復魔法しか使えない』と言う能力上の理由からギルドメンバーからは舐められ、S級ギルドパーティのリーダーであるダレンからも馬鹿にされる存在だった。 しかし、奴らは知らない、フールが【魔力無限】の能力を持っていることを…… 途方に暮れている道中で見つけたダンジョン。そこで傷ついた”ケモ耳銀髪美少女”セシリアを助けたことによって彼女はフールの能力を知ることになる。 フールに助けてもらったセシリアはフールの事を気に入り、パーティの前衛として共に冒険することを決めるのであった。 フールとセシリアは共にダンジョン攻略をしながら自由に生きていくことを始めた一方で、フールのダンジョン攻略の噂を聞いたギルドをはじめ、ダレンはフールを引き戻そうとするが、フールの意思が変わることはなかった…… これは雑用係に成り下がった【最強】回復術士フールと"ケモ耳美少女"達が『伝説』のパーティだと語られるまでを描いた冒険の物語である! (160話で完結予定) 元タイトル 「雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜でも、ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった。噂を聞いたギルドが戻ってこいと言ってるがお断りします〜」

最低最悪の悪役令息に転生しましたが、神スキル構成を引き当てたので思うままに突き進みます! 〜何やら転生者の勇者から強いヘイトを買っている模様

コレゼン
ファンタジー
「おいおい、嘘だろ」  ある日、目が覚めて鏡を見ると俺はゲーム「ブレイス・オブ・ワールド」の公爵家三男の悪役令息グレイスに転生していた。  幸いにも「ブレイス・オブ・ワールド」は転生前にやりこんだゲームだった。  早速、どんなスキルを授かったのかとステータスを確認してみると―― 「超低確率の神スキル構成、コピースキルとスキル融合の組み合わせを神引きしてるじゃん!!」  やったね! この神スキル構成なら処刑エンドを回避して、かなり有利にゲーム世界を進めることができるはず。  一方で、別の転生者の勇者であり、元エリートで地方自治体の首長でもあったアルフレッドは、 「なんでモブキャラの悪役令息があんなに強力なスキルを複数持ってるんだ! しかも俺が目指してる国王エンドを邪魔するような行動ばかり取りやがって!!」  悪役令息のグレイスに対して日々不満を高まらせていた。  なんか俺、勇者のアルフレッドからものすごいヘイト買ってる?  でもまあ、勇者が最強なのは検証が進む前の攻略情報だから大丈夫っしょ。  というわけで、ゲーム知識と神スキル構成で思うままにこのゲーム世界を突き進んでいきます!

欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します

ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!! カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。

神様に与えられたのは≪ゴミ≫スキル。家の恥だと勘当されたけど、ゴミなら何でも再生出来て自由に使えて……ゴミ扱いされてた古代兵器に懐かれました

向原 行人
ファンタジー
 僕、カーティスは由緒正しき賢者の家系に生まれたんだけど、十六歳のスキル授与の儀で授かったスキルは、まさかのゴミスキルだった。  実の父から家の恥だと言われて勘当され、行く当ても無く、着いた先はゴミだらけの古代遺跡。  そこで打ち捨てられていたゴミが話し掛けてきて、自分は古代兵器で、助けて欲しいと言ってきた。  なるほど。僕が得たのはゴミと意思疎通が出来るスキルなんだ……って、嬉しくないっ!  そんな事を思いながらも、話し込んでしまったし、連れて行ってあげる事に。  だけど、僕はただゴミに協力しているだけなのに、どこかの国の騎士に襲われたり、変な魔法使いに絡まれたり、僕を家から追い出した父や弟が現れたり。  どうして皆、ゴミが欲しいの!? ……って、あれ? いつの間にかゴミスキルが成長して、ゴミの修理が出来る様になっていた。  一先ず、いつも一緒に居るゴミを修理してあげたら、見知らぬ銀髪美少女が居て……って、どういう事!? え、こっちが本当の姿なの!? ……とりあえず服を着てっ!  僕を命の恩人だって言うのはさておき、ご奉仕するっていうのはどういう事……え!? ちょっと待って! それくらい自分で出来るからっ!  それから、銀髪美少女の元仲間だという古代兵器と呼ばれる美少女たちに狙われ、返り討ちにして、可哀想だから修理してあげたら……僕についてくるって!?  待って! 僕に奉仕する順番でケンカするとか、訳が分かんないよっ! ※第○話:主人公視点  挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点  となります。

(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います

しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。

クラス転移して授かった外れスキルの『無能』が理由で召喚国から奈落ダンジョンへ追放されたが、実は無能は最強のチートスキルでした

コレゼン
ファンタジー
小日向 悠(コヒナタ ユウ)は、クラスメイトと一緒に異世界召喚に巻き込まれる。 クラスメイトの幾人かは勇者に剣聖、賢者に聖女というレアスキルを授かるが一方、ユウが授かったのはなんと外れスキルの無能だった。 召喚国の責任者の女性は、役立たずで戦力外のユウを奈落というダンジョンへゴミとして廃棄処分すると告げる。 理不尽に奈落へと追放したクラスメイトと召喚者たちに対して、ユウは復讐を誓う。 ユウは奈落で無能というスキルが実は『すべてを無にする』、最強のチートスキルだということを知り、奈落の規格外の魔物たちを無能によって倒し、規格外の強さを身につけていく。 これは、理不尽に追放された青年が最強のチートスキルを手に入れて、復讐を果たし、世界と己を救う物語である。

修学旅行に行くはずが異世界に着いた。〜三種のお買い物スキルで仲間と共に〜

長船凪
ファンタジー
修学旅行へ行く為に荷物を持って、バスの来る学校のグラウンドへ向かう途中、三人の高校生はコンビニに寄った。 コンビニから出た先は、見知らぬ場所、森の中だった。 ここから生き残る為、サバイバルと旅が始まる。 実際の所、そこは異世界だった。 勇者召喚の余波を受けて、異世界へ転移してしまった彼等は、お買い物スキルを得た。 奏が食品。コウタが金物。紗耶香が化粧品。という、三人種類の違うショップスキルを得た。 特殊なお買い物スキルを使い商品を仕入れ、料理を作り、現地の人達と交流し、商人や狩りなどをしながら、少しずつ、異世界に順応しつつ生きていく、三人の物語。 実は時間差クラス転移で、他のクラスメイトも勇者召喚により、異世界に転移していた。 主人公 高校2年     高遠 奏    呼び名 カナデっち。奏。 クラスメイトのギャル   水木 紗耶香  呼び名 サヤ。 紗耶香ちゃん。水木さん。  主人公の幼馴染      片桐 浩太   呼び名 コウタ コータ君 (なろうでも別名義で公開) タイトル微妙に変更しました。

処理中です...