ピコーン!と技を閃く無双の旅!〜クラス転移したけど、システム的に俺だけハブられてます〜

あけちともあき

文字の大きさ
上 下
117 / 181
第四部:送還編

117・俺、戦神メイオーの再来と言われる

しおりを挟む
「おらおらおらあっ!!」

 ミッタクと名乗った女が、斧を振り回す。
 こいつをブロッキングで受ける俺だが、ハッとする。

「お前、これ技だろう! つまり、技を使えるくらい強いわけだな! 見知らぬツワモノがまだまだいるものだなあ」

「何を感心しながらうちの斧を腕でガードしてるんだよ! お前、化け物かっ!」

「ミッタクよ。いかに斧と言えども打点をずらせば、相手の体を傷つけることができないのだ。そう、腕で防ぐ必要すらない。こうだ! ブロッキング!」

 俺は彼女の攻撃を胸板で受け止めた。
 バシーンッという小気味良い音がする。
 よく、鍛え抜かれた胸板に水平チョップを浴びせることがあるだろ?
 あの音だ。

「なんで斧でこんな音が!?」

 ミッタクの攻撃を防いだが、彼女が弱いわけではない。
 むしろ独自の技を使える時点で、このバイキング女はジェーダイやオルカに匹敵する実力はあるだろう。
 純粋な実力だけなら、うちの女性陣よりも上かも知れん。

「いや、お前さんは強いよ。だが俺のほうが強いだけだ。ツアーッ!」

 俺はビッグブーツを放った。

「うおおっ!」

 ミッタクがこれを斧で受け止める。
 そのまま後ろへと突き離された。

「ええい、お前らも登ってきな! とんでもない強者がいるよ! うちだけじゃ分が悪い!」

「姉御が分が悪い!?」

「そんなん本物の化け物じゃねえか!」

「姉御も大概化け物ですけどね!」

「わっはっは違いねえ!」

「お前らあとでぶっ殺すからね!!」

 ミッタクが青筋浮かべて叫ぶ。

 バイキング、みんな仲良さそうだなあ。
 ちなみに、船に彼らが上がってくる前に、ホリデー号がちょいちょいっと水中衝角で触って回っている。
 この繊細なコントロールはグルムルによるものだ。

「うわーっ!? 船が掬い上げられるー!!」

「この船、近づけねえ!!」

「矢を射てー!!」

「矢が光の壁で跳ね返された!!」

「なんだよこの船化け物じゃねえかよー」

 バイキングから泣き言が聞こえ始めたぞ。

『フッフッフ、ソレデハ私ガ設計シタ船ノ真価ヲオ見セシマショウ!! フオオー! めいんますと接続! だみあんえんじんふる回転!!』

 後ろの方でダミアンGが面白いことを始めた。
 えっ、メインマスト、中身が中空に?
 そして頭のハッチと股の下のハッチを開けたダミアンが、メインマストの真上に合体する。

 あいつ、上下のフタを開けると筒なのな……。

『だみあん砲発射!』

 その瞬間、ホリデー号が揺れた。
 ダミアンGを通して発射された、恐らくは呪力の弾丸が、バイキング達の船が集まるところに落ちていく。

 凄まじい水しぶきが上がった。

「まさか帆船なのに艦砲射撃ができるとはな……! 古代文明凄いぜ……」

 ゲームで言えば、戦闘中に敵に自動的に援護攻撃してくれるような状況だと言えよう。
 これで、バイキングは総崩れになった。
 攻撃が通じない、頼みの親玉は押されてる、相手からは意味のわからない遠距離攻撃が飛んでくる。

 こんな訳のわからない相手と戦いたいとは思わないだろう。

「ああっ、お前ら逃げるなー!! うちを置いていくのかーっ!?」

「姉御、命あってのものだねです!!」

「叔父貴に報告しますんでーっ!!」

「お達者でーっ!!」

 これはひどい。
 ミッタク、敵地に置き去りにされてしまった。

「あ、ありえねーっ!!」

 憤慨するミッタク。
 そして俺に向き直る。

「こうなりゃ、お前を倒してうちは脱出する!!」

「おっ、やる気だな。後ろに逃げるんじゃなくて前に突破しようっての、俺は大好きだぞ」

 ミッタクと俺、身構えながら甲板の上で向かい合い、じりじりと回る。
 仕掛けたのはミッタクだ。

「おらあっ!!」

 彼女の肉体が宙を舞った。
 くるくる回りながら、破壊の竜巻となったミッタクが俺に突撃してくる。
 旋風斬とでも言うべき技だな!

「ブロッキング! いい技だ!」

 俺はこいつを受け止める。
 まだまだこんなもんじゃやられないぞ。

「本当に化け物だなお前! 打たれ強すぎるだろ! だったらこいつだ!」

 即座に回転を止めたミッタクは、斧を短く持ってから高速でそれを振り回した。
 斧の刃が光を放ち始める。

「撃魔斬!!」

 光がルーン文字みたいなのを描いたと思ったら、そいつが俺に炸裂した。

「うおっ、呪法技かよ!!」

 爆発が起こる。
 さすがの俺も、ちょっと後ろへ下がった。

 なるほど、このミッタクという女、強いな。
 ひたすら力で押してくるタイプだが、その押し方を何パターンも持っている戦士だ。
 イクサと同類だが、イクサは線、ミッタクは面で押してくるな。

 躱しにくい高範囲攻撃だ。
 だがその分、貫通力が低い。

「こいつも……ブロッキングだ!」

 俺は撃魔斬の光をくぐり抜けた。

「てめえっ!!」

「次は俺の番だ! 行くぞ!」

 ピコーン!
『喉輪落とし』

 おっ!
 早速技を閃いた。
 つまりピコーン!と来るレベルの強さってことだな。

「喉輪落としっ!!」

 俺は腕を突き出すと、ミッタクの喉を引っ掴んだ。

「ぐええっ!」

 俺と変わらないくらいの上背の彼女を、片手で勢いよく持ち上げ……!
 甲板めがけて叩きつける!

 衝撃に、ホリデー号が揺らいだ。
 だが、この程度ならば甲板はぶっ壊れない。

 機動性の効く、使い勝手がいい投げ技を覚えたな。
 いいぞいいぞ。

 ミッタクは一瞬、意識が飛んだようだった。
 大の字になって動かなくなる。

「ううっ……なんて技を隠し持ってやがる……」

「今のは隠し持ってたんじゃない。閃いたんだ。俺はピンチに近くなったり、強い相手と戦うと技を閃くんだよ」

「技を……閃くだあ? てめえ、戦神メイオー気取りかよ……! 戦いながら技を覚えて強くなるなんざ、まんまメイオー伝説のままじゃねえか」

 女バイキングはタフである。
 ぜいぜい言いながら、立ち上がってきた。
 だが、実に気になることを言う。

「えっ、メイオーって技を閃くの?」

「そんなことも知らねえのか? うちらバイキングは、戦いの神としてメイオーを信仰してる! メイオーに愛された戦士は、生涯の間に一つか二つの技を閃くんだよ! うちは天才だから、この年で三つも技を使える! だっていうのに、お前は! うちの技を生身で跳ね返すとか、人間の皮を被った化け物め!!」

「レスラーはタフだからな」

 俺は端的に説明してやった。
 しかし、そうだったのか。
 メイオーは俺と同じように、その場で技を閃いて強くなっていく神らしい。

 これは何かのフラグを感じるな。
 メイオーは過去に転生した俺だったりするんじゃないか、こういうパターンだと。

「あっ、戦いの最中にオクノくんが何か考えてる!」

「でも確かに気になるわね。メイオーとオクノの共通点……」

「オクノさんが邪神でもわたしは婿になってほしいです!」

「まあカリナ、抜け駆けはだめよ!」

 女子達がわいわい騒ぎ出したのでハッと我に返る俺だ。

「そう言えばミッタク。さっきからまるで俺のことを化け物だの怪物だの呼ばわりだが、そもそもおたくらが俺達に略奪行為を仕掛けてきたのでは?」

「バイキングはそういうもんだろうが!」

「確かに。では返り討ちにあう可能性も織り込んでるだろう。ってことで、フィニッシュを決めるぞ」

「くっ!!」

 ミッタクが身構えた。
 そこに、俺はじりじりと歩み寄る。

「なんだろう。絵的には女子ににじり寄る男子だから危ないんだけど」

 うるさいぞ日向。

「相手のバイキングも、オクノと同じくらいの体格さね。お似合いなのでは?」

 ロマの言葉を受けて、ラムハ、ルリア、アミラ、カリナが一様にギロッとミッタクを睨んだ。

「な、なんだお前ら!?」

 ミッタクが一瞬たじろいだ。
 その隙を俺は見逃さない。
 一瞬で懐に入り込むと、

「しまった!」

 叫ぶミッタクの足を取り、ドラゴンスクリューで転倒させる。
 そこから決めるのは……。

「甲板を傷つけないように決着をつけるぞ! サブミッション・アキレス腱固め!」

「うぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃーっ! 痛い痛い痛い痛い痛い!!」

 どんなに強靭な肉体があろうと、関節を鍛えることはできないのだ。
 ということで、堪らず斧を放り捨て、手足をバタバタさせて叫ぶミッタクに、俺は問う。

「ギブアップかな」

「な、なんだそれ」

「参ったってことだ」

「い、言わねえ」

 ぎゅっ。

「うぎゃーっ!! 参った! 参ったから!」

 俺は技を解き、立ち上がった。
 ふう、相手が女子だったから手加減してしまったぜ。

「オクノ、相手が女でも全く手加減しないで潰しに行くわよね。そこはさすがだわ」

 あれえ?
 自己評価とラムハさんからの評価が違うぞ。
 だが、これでひとまず戦闘は終了。

 バイキングのリーダーらしき女、ミッタクを囚えたのである。
しおりを挟む
感想 92

あなたにおすすめの小説

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった〜

霞杏檎
ファンタジー
祝【コミカライズ決定】!! 「使えん者はいらん……よって、正式にお前には戦力外通告を申し立てる。即刻、このギルドから立ち去って貰おう!! 」 回復術士なのにギルド内で雑用係に成り下がっていたフールは自身が専属で働いていたギルドから、何も活躍がないと言う理由で戦力外通告を受けて、追放されてしまう。 フールは回復術士でありながら自己主張の低さ、そして『単体回復魔法しか使えない』と言う能力上の理由からギルドメンバーからは舐められ、S級ギルドパーティのリーダーであるダレンからも馬鹿にされる存在だった。 しかし、奴らは知らない、フールが【魔力無限】の能力を持っていることを…… 途方に暮れている道中で見つけたダンジョン。そこで傷ついた”ケモ耳銀髪美少女”セシリアを助けたことによって彼女はフールの能力を知ることになる。 フールに助けてもらったセシリアはフールの事を気に入り、パーティの前衛として共に冒険することを決めるのであった。 フールとセシリアは共にダンジョン攻略をしながら自由に生きていくことを始めた一方で、フールのダンジョン攻略の噂を聞いたギルドをはじめ、ダレンはフールを引き戻そうとするが、フールの意思が変わることはなかった…… これは雑用係に成り下がった【最強】回復術士フールと"ケモ耳美少女"達が『伝説』のパーティだと語られるまでを描いた冒険の物語である! (160話で完結予定) 元タイトル 「雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜でも、ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった。噂を聞いたギルドが戻ってこいと言ってるがお断りします〜」

最低最悪の悪役令息に転生しましたが、神スキル構成を引き当てたので思うままに突き進みます! 〜何やら転生者の勇者から強いヘイトを買っている模様

コレゼン
ファンタジー
「おいおい、嘘だろ」  ある日、目が覚めて鏡を見ると俺はゲーム「ブレイス・オブ・ワールド」の公爵家三男の悪役令息グレイスに転生していた。  幸いにも「ブレイス・オブ・ワールド」は転生前にやりこんだゲームだった。  早速、どんなスキルを授かったのかとステータスを確認してみると―― 「超低確率の神スキル構成、コピースキルとスキル融合の組み合わせを神引きしてるじゃん!!」  やったね! この神スキル構成なら処刑エンドを回避して、かなり有利にゲーム世界を進めることができるはず。  一方で、別の転生者の勇者であり、元エリートで地方自治体の首長でもあったアルフレッドは、 「なんでモブキャラの悪役令息があんなに強力なスキルを複数持ってるんだ! しかも俺が目指してる国王エンドを邪魔するような行動ばかり取りやがって!!」  悪役令息のグレイスに対して日々不満を高まらせていた。  なんか俺、勇者のアルフレッドからものすごいヘイト買ってる?  でもまあ、勇者が最強なのは検証が進む前の攻略情報だから大丈夫っしょ。  というわけで、ゲーム知識と神スキル構成で思うままにこのゲーム世界を突き進んでいきます!

荷物持ちだけど最強です、空間魔法でラクラク発明

まったりー
ファンタジー
主人公はダンジョンに向かう冒険者の荷物を持つポーターと言う職業、その職業に必須の収納魔法を持っていないことで悲惨な毎日を過ごしていました。 そんなある時仕事中に前世の記憶がよみがえり、ステータスを確認するとユニークスキルを持っていました。 その中に前世で好きだったゲームに似た空間魔法があり街づくりを始めます、そしてそこから人生が思わぬ方向に変わります。

欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します

ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!! カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。

神様に与えられたのは≪ゴミ≫スキル。家の恥だと勘当されたけど、ゴミなら何でも再生出来て自由に使えて……ゴミ扱いされてた古代兵器に懐かれました

向原 行人
ファンタジー
 僕、カーティスは由緒正しき賢者の家系に生まれたんだけど、十六歳のスキル授与の儀で授かったスキルは、まさかのゴミスキルだった。  実の父から家の恥だと言われて勘当され、行く当ても無く、着いた先はゴミだらけの古代遺跡。  そこで打ち捨てられていたゴミが話し掛けてきて、自分は古代兵器で、助けて欲しいと言ってきた。  なるほど。僕が得たのはゴミと意思疎通が出来るスキルなんだ……って、嬉しくないっ!  そんな事を思いながらも、話し込んでしまったし、連れて行ってあげる事に。  だけど、僕はただゴミに協力しているだけなのに、どこかの国の騎士に襲われたり、変な魔法使いに絡まれたり、僕を家から追い出した父や弟が現れたり。  どうして皆、ゴミが欲しいの!? ……って、あれ? いつの間にかゴミスキルが成長して、ゴミの修理が出来る様になっていた。  一先ず、いつも一緒に居るゴミを修理してあげたら、見知らぬ銀髪美少女が居て……って、どういう事!? え、こっちが本当の姿なの!? ……とりあえず服を着てっ!  僕を命の恩人だって言うのはさておき、ご奉仕するっていうのはどういう事……え!? ちょっと待って! それくらい自分で出来るからっ!  それから、銀髪美少女の元仲間だという古代兵器と呼ばれる美少女たちに狙われ、返り討ちにして、可哀想だから修理してあげたら……僕についてくるって!?  待って! 僕に奉仕する順番でケンカするとか、訳が分かんないよっ! ※第○話:主人公視点  挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点  となります。

(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います

しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。

クラス転移して授かった外れスキルの『無能』が理由で召喚国から奈落ダンジョンへ追放されたが、実は無能は最強のチートスキルでした

コレゼン
ファンタジー
小日向 悠(コヒナタ ユウ)は、クラスメイトと一緒に異世界召喚に巻き込まれる。 クラスメイトの幾人かは勇者に剣聖、賢者に聖女というレアスキルを授かるが一方、ユウが授かったのはなんと外れスキルの無能だった。 召喚国の責任者の女性は、役立たずで戦力外のユウを奈落というダンジョンへゴミとして廃棄処分すると告げる。 理不尽に奈落へと追放したクラスメイトと召喚者たちに対して、ユウは復讐を誓う。 ユウは奈落で無能というスキルが実は『すべてを無にする』、最強のチートスキルだということを知り、奈落の規格外の魔物たちを無能によって倒し、規格外の強さを身につけていく。 これは、理不尽に追放された青年が最強のチートスキルを手に入れて、復讐を果たし、世界と己を救う物語である。

処理中です...