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第一部:始動編
37・幕間・脱走の異世界勇者
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最近、五花武志の立場が帝国の中で上がっていっているようだ。
それに伴い、自分たちの扱いも変わった気がする。
日向マキは、二ヶ月を数えるようになったこの異世界での暮らしに慣れつつあった。
どこにでもいるような普通の女子高生が、異世界で勇者の真似事をするのが当たり前になっている。
きっとこの世界に来る前の私に言ったら、びっくりするであろう。
そう思うのだ。
だが同時に、違和感も覚えていた。
今まで感じていなかったホームシックのような気持ちを、最近になって感じるようになってきていたのだ。
どうしてだろうか。
今までは、五花が示す目的に向かってまっすぐ突き進む以外のことを考えられなかった。
記憶に残っている限りでは、その目的というのはひどいものも混じっていた。
帝国に反抗する町を焼き払ったり、異種族の集落に襲撃を掛けて恭順を迫ったり。
何の疑問もなく今まではやっていたことが、どうも最近はちくちく胸が痛むようになってきていた。
「おかしい……。おかしい……」
呟く。
最近、勇者としての任務をすることが苦痛だ。
そもそも、勇者って何だ。
国の人たちを痛めつけたり、苦しめたりするのが勇者か。
ゲームでは、困っている人を助けたり、魔王と戦ったりするのが勇者じゃ無かったっけ?
疑問はどんどん膨らんでいった。
特に、自分以外のクラスメイトたちが、打倒多摩川奥野で盛り上がっているのを見ると違和感を覚える。
自分は以前まであの中にいた。
クラスメイトを殺したという多摩川奥野に、憎しみを抱いてすらいた。
だが、今はどうだろう。
話を聞いてみたら、攻撃を仕掛けたから反撃されて、北尾さんは死んだんじゃないか。
自業自得では?
それに、多摩川くんのことを別に憎んでいたわけではなかった。
彼は空気が全く読めないだけの、変なクラスメイトでしかなかった。
「そもそも絡む機会も全く無かったよね。なんで……どうして……。最近、五花くんも怖いし、シーマさんはなんか邪悪に見えるし……」
日向は一人悩んでいた。
誰にも相談できない。
「マキー! 新しい任務が来てるって! 行こ!」
友人の明良川ゆずりに声を掛けられ、ハッと我に返った。
彼女は、そこそこ親しい友人だった。
だが今は、五花武志の側近みたいな立場になっている。
ゆずりが使う水と炎の呪法は強力無比で、クラスの中でもトップクラスだ。
「ゆずり、任務って……」
「戦争だって」
けろりとした口調で言われて、マキは一瞬、意味が分からなくなった。
「戦争……?」
「五花くんがね、皇帝陛下にお願いして戦争を起こさせてもらったんだよ。もともと帝国は領土を広げたがってたけど、開拓に失敗して困ってたみたい。私たちの力があれば王国に勝てるって言うことで、戦争することになったんだよー」
「ちょ、ちょっとまってよゆずり!」
笑顔でとんでもない事を語る友人に、強烈な違和感を覚える。
「戦争はまずいでしょ……! いっぱい人が死ぬでしょ? 戦争はいけないって、習わなかった?」
ゆずりはキョトンとした。
そして、瞬きをやめ、じっとマキを見る。
「あれ? マキ、どうしたの? まるで五花くんが間違っているみたいなこと言って。もしかして、裏切るの?」
マキはゾッとした。
友人は正気じゃない。
いや、周囲のクラスメイトは、戦争の報に沸き立ち歓声をあげている。
みんなおかしくなっている。
この世界に来たときから、おかしくなっていたんだ。
だったら、みんなに殺されかけて逃げ出した多摩川くんはどうなのだろう。
彼もおかしくなっていた?
いや、彼はいつも通りだったのでは?
「や、やだなあゆずり。私もやる気まんまんだよ! あー、楽しみだなあ、戦争!」
引きつった笑いで、その場をやり過ごす。
「そお? うちらもね、マキには期待してるんだから。体術専門の子はあんただけなんだもん。元空手部の力を発揮してよね!」
冗談じゃない。
もう付き合っていられない。
「……隙を見て絶対逃げる……」
誰にも聞こえないように、マキは呟いた。
名前:日向マキ
レベル:25
職業:体術使い
力 :54
身の守り:38
素早さ :72
賢さ :22
運の良さ:18
HP243
MP25
体術14レベル
※体術の技が生まれました。・精神抵抗
ただ一人、正気に返った彼女は脱走を決意する。
戦争の日は近づいていた。
「ははあ、戦争ですかー。そして暗殺ですかー。とんでもない話になってやがる!」
俺は腕組みしながら唸る。
まさか、異世界に来て暗殺をしなければいけなくなるとはな!
びっくり過ぎる。
「みんなー暗殺の経験は?」
「なーい」
「ないわねー」
「狩りはだいたい暗殺です」
ルリア、アミラはもちろん無くて、カリナだけが心強いお返事をくれた。
これはカリナを頼りにするのがいいな。
「ラムハは?」
「覚えてないわよ。私、記憶喪失よ?」
「あ、そっか。あまりにも色々知っているから時々忘れるわ」
「そうよねえ……。我ながら、自分のこと以外はすごく知ってるのよねえ」
ラムハがため息をついた。
俺たちは今、王国と帝国の国境へ向かう馬車の中。
とても暇なので、こういうお喋りに興じているのだ。
イクサもいるのだが、外から彼が見えたら色々まずいということで、フードを被って俺の横に座っている。
「イクサは暗殺とか」
「俺は常に真っ向勝負だが?」
ですよねー。
暗殺っていうか明殺だよねー。
「とりあえず、俺たちが暗殺とかガラではないということだけがよく分かった。じゃあどうしよう? 俺の意見があります!」
「はいはい、オクノ、どうぞ」
ラムハに促され、俺は咳払いした。
「戦争が起こると、みんなごちゃごちゃっとして大変になるだろ? ってことで、比較的敵が薄いところをスパッとぶち抜いてですな。呪法師シーマのところまで直行という作戦」
「正面突破じゃない」
ラムハが呆れた。
ちなみにシーマがどの辺に来るかは、敵陣に潜り込んだスパイが教えてくれるそうだ。
具体的には狼煙みたいなもので。
俺が異世界に来たことや、フロンティア壊滅や、今回の戦争騒ぎといろいろなことの黒幕っぽいシーマ。
ここでやっつけておかないと、絶対にまずい相手である。
「途中でうちのクラスの奴らが立ちはだかると思うけど」
「一人ひとりなら俺が片付けるが、群れられると勇者どもは厄介だな」
イクサが厄介というのだから、相当だ。
並の兵士や騎士では相手にならないはずだ。
「そこは陣形で対処しよう。先制で片付けるなら青龍陣だな」
習い覚えた陣形もどんどん使っていかねば。
イーヒン曰く、「やがて君も陣形を編みだすようになるだろう。そのために、私が伝えた陣形全てを使いこなせるようになっておきたまえ」とか。
陣形も閃くものなのか……?
やることは色々。
戦争は初体験。
暗殺だって初体験だ。
だが、こっちも取れる手段はたくさんある。
やれるだけやってみようではないか。
……ってことで、辺境伯領を終えた俺たちのステータスだぞ。
名前:多摩川 奥野
技P :573/573
術P :308/308
HP:615
アイテムボックス →
※カールの剣
※祭具・ローリィポーリィ
✩体術 →
・ジャイアントスイング・ドロップキック・フライングメイヤー
・バックスピンキック・ドラゴンスクリュー・シャイニングウィザード
・フライングクロスチョップ・サンダーファイヤーパワーボム・エアプレーンスピン
・ブロッキング・ラリアット・ブレーンバスター
・エルボードロップ・アクティブ土下座・スライディングキック
★幻の呪法
◯幻炎術◯幻獣術◯雷幻術
◯幻影魅了術◯幻氷術◯水幻術
★陣形・陣形技 →
・青龍陣/ドラゴンファング
・白虎陣/タイガークロウ
・朱雀陣/フェニックスドライブ
・玄武陣/タートルクラッシュ
たくさん増えてた技類は、別のスロットに収納したぞ。
ステータス表記をいじれるようになったのだ。
これをやると、ステータスを看破してくるタイプの敵相手に能力を隠しておけるようになるんだとか。
騙し合いだなあ。
名前:ラムハ
レベル:27/■88
職業:記憶を失った女/黒曜の女■
力 :19/■2■76
身の守り:23/■3■9■
素早さ :49/■75■■
賢さ :90/4■1■■
運の良さ: 3/1■■
HP185/6■6■6■
MP250/■6666■
闇の呪法13レベル
✩杖
・スペルエンハンス・パワーエンハンス・アンチマジック
・スピードマジック
★闇の呪法
◯闇の炎◯闇の障壁◯闇の衝撃
◯闇の支配◯闇の呪縛◯闇の魔槍
……おや?
マスクされてたステータス表記がだんだん明らかになってませんか……?
いきなり伏線回収! ということにならないように祈っておこう……!
ちなみにラムハからの好意度みたいなのはガンガン上がってきてるのを感じるぞ!
フラグぅー!
名前:ルリア
レベル:23
職業:槍使い
力 :26
身の守り:24
素早さ :36
賢さ :13
運の良さ:491
HP116
MP12
槍10レベル
✩体術
・バックスピンキック
✩槍
・足払い・二段突き・風車
・スウィング・エイミング
もうオマケとは言えないほどの強さになりつつあるルリアだ。
立派に前衛だぞ。
特に行動不能技がめちゃくちゃ強い。やばい。
名前:アミラ
レベル:24
職業:水の呪法師
力 :17
身の守り:16
素早さ :40
賢さ :65
運の良さ:24
HP153
MP155
鞭5レベル
水の呪法7レベル
✩鞭
・スラッシュバイパー・二連打ち・グランドバイパー
・カウンターウィップ
★水の呪法
◯癒やしの水◯毒消しの水◯力の水
◯アクアバイパー
順当に強くなっているアミラ。
一番地味な成長だけど、水の呪法による回復力が馬鹿にならないのだ。
最近、ルリアと争ってラムハの目を盗み、俺の部屋に夜襲をかけようと企てているようだ……。
名前:カリナ
レベル:27
職業:弓使い
力 :41
身の守り:52
素早さ :93
賢さ :30
運の良さ:26
HP245
MP49
弓15レベル
短剣3レベル
✩弓
・影縫い・サイドワインダー・アローレイン
・連ね射ち・バードハンティング
初期から考えると、そろそろめちゃめちゃ強いといえそうなステータスになってきたぞ。
少なくともアベレッジにはもう勝てるだろ。
騎士たちから正式な弓のてほどきを受けたようで、弓レベルがガーンと上った。
名前:イクサ
レベル:68
職業:魔剣士
力 :165
身の守り:104
素早さ :273
賢さ : 3
運の良さ:136
HP570
MP103
剣52レベル
体術46レベル
才能:剣技
✩体術
・カウンター
✩剣
・飛翔斬・真空斬・裂空斬
・円月斬・十六夜・望月
・ベアクラッシュ・ディフレクト
……うん。
またレベル上がりやがったなこいつ。
そう言えば、一つだけまだ使ってない技があるな。
今度試してもらおう。
それに伴い、自分たちの扱いも変わった気がする。
日向マキは、二ヶ月を数えるようになったこの異世界での暮らしに慣れつつあった。
どこにでもいるような普通の女子高生が、異世界で勇者の真似事をするのが当たり前になっている。
きっとこの世界に来る前の私に言ったら、びっくりするであろう。
そう思うのだ。
だが同時に、違和感も覚えていた。
今まで感じていなかったホームシックのような気持ちを、最近になって感じるようになってきていたのだ。
どうしてだろうか。
今までは、五花が示す目的に向かってまっすぐ突き進む以外のことを考えられなかった。
記憶に残っている限りでは、その目的というのはひどいものも混じっていた。
帝国に反抗する町を焼き払ったり、異種族の集落に襲撃を掛けて恭順を迫ったり。
何の疑問もなく今まではやっていたことが、どうも最近はちくちく胸が痛むようになってきていた。
「おかしい……。おかしい……」
呟く。
最近、勇者としての任務をすることが苦痛だ。
そもそも、勇者って何だ。
国の人たちを痛めつけたり、苦しめたりするのが勇者か。
ゲームでは、困っている人を助けたり、魔王と戦ったりするのが勇者じゃ無かったっけ?
疑問はどんどん膨らんでいった。
特に、自分以外のクラスメイトたちが、打倒多摩川奥野で盛り上がっているのを見ると違和感を覚える。
自分は以前まであの中にいた。
クラスメイトを殺したという多摩川奥野に、憎しみを抱いてすらいた。
だが、今はどうだろう。
話を聞いてみたら、攻撃を仕掛けたから反撃されて、北尾さんは死んだんじゃないか。
自業自得では?
それに、多摩川くんのことを別に憎んでいたわけではなかった。
彼は空気が全く読めないだけの、変なクラスメイトでしかなかった。
「そもそも絡む機会も全く無かったよね。なんで……どうして……。最近、五花くんも怖いし、シーマさんはなんか邪悪に見えるし……」
日向は一人悩んでいた。
誰にも相談できない。
「マキー! 新しい任務が来てるって! 行こ!」
友人の明良川ゆずりに声を掛けられ、ハッと我に返った。
彼女は、そこそこ親しい友人だった。
だが今は、五花武志の側近みたいな立場になっている。
ゆずりが使う水と炎の呪法は強力無比で、クラスの中でもトップクラスだ。
「ゆずり、任務って……」
「戦争だって」
けろりとした口調で言われて、マキは一瞬、意味が分からなくなった。
「戦争……?」
「五花くんがね、皇帝陛下にお願いして戦争を起こさせてもらったんだよ。もともと帝国は領土を広げたがってたけど、開拓に失敗して困ってたみたい。私たちの力があれば王国に勝てるって言うことで、戦争することになったんだよー」
「ちょ、ちょっとまってよゆずり!」
笑顔でとんでもない事を語る友人に、強烈な違和感を覚える。
「戦争はまずいでしょ……! いっぱい人が死ぬでしょ? 戦争はいけないって、習わなかった?」
ゆずりはキョトンとした。
そして、瞬きをやめ、じっとマキを見る。
「あれ? マキ、どうしたの? まるで五花くんが間違っているみたいなこと言って。もしかして、裏切るの?」
マキはゾッとした。
友人は正気じゃない。
いや、周囲のクラスメイトは、戦争の報に沸き立ち歓声をあげている。
みんなおかしくなっている。
この世界に来たときから、おかしくなっていたんだ。
だったら、みんなに殺されかけて逃げ出した多摩川くんはどうなのだろう。
彼もおかしくなっていた?
いや、彼はいつも通りだったのでは?
「や、やだなあゆずり。私もやる気まんまんだよ! あー、楽しみだなあ、戦争!」
引きつった笑いで、その場をやり過ごす。
「そお? うちらもね、マキには期待してるんだから。体術専門の子はあんただけなんだもん。元空手部の力を発揮してよね!」
冗談じゃない。
もう付き合っていられない。
「……隙を見て絶対逃げる……」
誰にも聞こえないように、マキは呟いた。
名前:日向マキ
レベル:25
職業:体術使い
力 :54
身の守り:38
素早さ :72
賢さ :22
運の良さ:18
HP243
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体術14レベル
※体術の技が生まれました。・精神抵抗
ただ一人、正気に返った彼女は脱走を決意する。
戦争の日は近づいていた。
「ははあ、戦争ですかー。そして暗殺ですかー。とんでもない話になってやがる!」
俺は腕組みしながら唸る。
まさか、異世界に来て暗殺をしなければいけなくなるとはな!
びっくり過ぎる。
「みんなー暗殺の経験は?」
「なーい」
「ないわねー」
「狩りはだいたい暗殺です」
ルリア、アミラはもちろん無くて、カリナだけが心強いお返事をくれた。
これはカリナを頼りにするのがいいな。
「ラムハは?」
「覚えてないわよ。私、記憶喪失よ?」
「あ、そっか。あまりにも色々知っているから時々忘れるわ」
「そうよねえ……。我ながら、自分のこと以外はすごく知ってるのよねえ」
ラムハがため息をついた。
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とても暇なので、こういうお喋りに興じているのだ。
イクサもいるのだが、外から彼が見えたら色々まずいということで、フードを被って俺の横に座っている。
「イクサは暗殺とか」
「俺は常に真っ向勝負だが?」
ですよねー。
暗殺っていうか明殺だよねー。
「とりあえず、俺たちが暗殺とかガラではないということだけがよく分かった。じゃあどうしよう? 俺の意見があります!」
「はいはい、オクノ、どうぞ」
ラムハに促され、俺は咳払いした。
「戦争が起こると、みんなごちゃごちゃっとして大変になるだろ? ってことで、比較的敵が薄いところをスパッとぶち抜いてですな。呪法師シーマのところまで直行という作戦」
「正面突破じゃない」
ラムハが呆れた。
ちなみにシーマがどの辺に来るかは、敵陣に潜り込んだスパイが教えてくれるそうだ。
具体的には狼煙みたいなもので。
俺が異世界に来たことや、フロンティア壊滅や、今回の戦争騒ぎといろいろなことの黒幕っぽいシーマ。
ここでやっつけておかないと、絶対にまずい相手である。
「途中でうちのクラスの奴らが立ちはだかると思うけど」
「一人ひとりなら俺が片付けるが、群れられると勇者どもは厄介だな」
イクサが厄介というのだから、相当だ。
並の兵士や騎士では相手にならないはずだ。
「そこは陣形で対処しよう。先制で片付けるなら青龍陣だな」
習い覚えた陣形もどんどん使っていかねば。
イーヒン曰く、「やがて君も陣形を編みだすようになるだろう。そのために、私が伝えた陣形全てを使いこなせるようになっておきたまえ」とか。
陣形も閃くものなのか……?
やることは色々。
戦争は初体験。
暗殺だって初体験だ。
だが、こっちも取れる手段はたくさんある。
やれるだけやってみようではないか。
……ってことで、辺境伯領を終えた俺たちのステータスだぞ。
名前:多摩川 奥野
技P :573/573
術P :308/308
HP:615
アイテムボックス →
※カールの剣
※祭具・ローリィポーリィ
✩体術 →
・ジャイアントスイング・ドロップキック・フライングメイヤー
・バックスピンキック・ドラゴンスクリュー・シャイニングウィザード
・フライングクロスチョップ・サンダーファイヤーパワーボム・エアプレーンスピン
・ブロッキング・ラリアット・ブレーンバスター
・エルボードロップ・アクティブ土下座・スライディングキック
★幻の呪法
◯幻炎術◯幻獣術◯雷幻術
◯幻影魅了術◯幻氷術◯水幻術
★陣形・陣形技 →
・青龍陣/ドラゴンファング
・白虎陣/タイガークロウ
・朱雀陣/フェニックスドライブ
・玄武陣/タートルクラッシュ
たくさん増えてた技類は、別のスロットに収納したぞ。
ステータス表記をいじれるようになったのだ。
これをやると、ステータスを看破してくるタイプの敵相手に能力を隠しておけるようになるんだとか。
騙し合いだなあ。
名前:ラムハ
レベル:27/■88
職業:記憶を失った女/黒曜の女■
力 :19/■2■76
身の守り:23/■3■9■
素早さ :49/■75■■
賢さ :90/4■1■■
運の良さ: 3/1■■
HP185/6■6■6■
MP250/■6666■
闇の呪法13レベル
✩杖
・スペルエンハンス・パワーエンハンス・アンチマジック
・スピードマジック
★闇の呪法
◯闇の炎◯闇の障壁◯闇の衝撃
◯闇の支配◯闇の呪縛◯闇の魔槍
……おや?
マスクされてたステータス表記がだんだん明らかになってませんか……?
いきなり伏線回収! ということにならないように祈っておこう……!
ちなみにラムハからの好意度みたいなのはガンガン上がってきてるのを感じるぞ!
フラグぅー!
名前:ルリア
レベル:23
職業:槍使い
力 :26
身の守り:24
素早さ :36
賢さ :13
運の良さ:491
HP116
MP12
槍10レベル
✩体術
・バックスピンキック
✩槍
・足払い・二段突き・風車
・スウィング・エイミング
もうオマケとは言えないほどの強さになりつつあるルリアだ。
立派に前衛だぞ。
特に行動不能技がめちゃくちゃ強い。やばい。
名前:アミラ
レベル:24
職業:水の呪法師
力 :17
身の守り:16
素早さ :40
賢さ :65
運の良さ:24
HP153
MP155
鞭5レベル
水の呪法7レベル
✩鞭
・スラッシュバイパー・二連打ち・グランドバイパー
・カウンターウィップ
★水の呪法
◯癒やしの水◯毒消しの水◯力の水
◯アクアバイパー
順当に強くなっているアミラ。
一番地味な成長だけど、水の呪法による回復力が馬鹿にならないのだ。
最近、ルリアと争ってラムハの目を盗み、俺の部屋に夜襲をかけようと企てているようだ……。
名前:カリナ
レベル:27
職業:弓使い
力 :41
身の守り:52
素早さ :93
賢さ :30
運の良さ:26
HP245
MP49
弓15レベル
短剣3レベル
✩弓
・影縫い・サイドワインダー・アローレイン
・連ね射ち・バードハンティング
初期から考えると、そろそろめちゃめちゃ強いといえそうなステータスになってきたぞ。
少なくともアベレッジにはもう勝てるだろ。
騎士たちから正式な弓のてほどきを受けたようで、弓レベルがガーンと上った。
名前:イクサ
レベル:68
職業:魔剣士
力 :165
身の守り:104
素早さ :273
賢さ : 3
運の良さ:136
HP570
MP103
剣52レベル
体術46レベル
才能:剣技
✩体術
・カウンター
✩剣
・飛翔斬・真空斬・裂空斬
・円月斬・十六夜・望月
・ベアクラッシュ・ディフレクト
……うん。
またレベル上がりやがったなこいつ。
そう言えば、一つだけまだ使ってない技があるな。
今度試してもらおう。
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そして彼女が隣の『グリゴア領』に亡命したことによってシリルたちの国は加護を失い荒れ果ててしまう。
一方で聖女が逃げたグリゴア領は、まともに努力をしなくても芳醇な作物が実るようになっていき、その中で聖女ミレイユは薬屋として友人に囲まれながら、スローライフを送る生活を過ごしていた。
若い女性も大量に流出し、中高年ばかりとなってしまったカルギス領で、シリルは、使用人仲間のセドナと共に、少しでも自領を良くしようと尽力する毎日を送る。
そんな中、雑豆を用いて調合した『プロテイン』を『サブスク方式』で移動販売する商法が大ヒットしたことで、徐々にカルギス領と立場が再逆転していく。
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小説家になろう、カクヨムでも掲載しています!
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