4 / 181
第一部:始動編
4・俺、パーティを組む
しおりを挟む
街についた。
ローという名前の町らしくて、ここで入り口に兵士に会って、人さらいを捕まえてきて女の子たちを解放した話をする。
兵士たちは慌てて、町の偉い人を呼んできたようだ。
兵士たちの隊長みたいなものだろう。
「人さらいどもは最近、あちこちに出没していてね。レベルの高い連中も多くて、うちの兵士じゃ歯が立たない事が多かったんだ。それをこんなに……。さぞや、君はレベルが高いんだろうなあ」
「ハハハ」
俺は笑ってごまかした。
レベル?
そんなものは無い。
「ありがとね、少年!」
「君、かっこよかったよ!」
「ありがとう!」
女の子たちが次々、街に入っていく。
その途中、俺の手を握りしめたり「おほー!」
俺を抱きしめたり「ファッ!?」
俺の頬にキスをしたり「ウォッ!!」
いや、大変だった。
素晴らしきかな人助け。
彼女たちは、どこかの村の娘だったり、新妻だったり、経歴は様々らしい。
みんな、一人でいたり、人気が無いところに行った時にさらわれてしまったとか。
「……それで、君はいつまで残っているのかね」
真横にいるラムハを見た。
彼女の青い瞳が、じっと見返してくる。
できれば、ずーっと残っていて欲しいなーと思ったり。
「それはもちろん。私の記憶を取り戻すまでよ。多分、あなたと一緒にいたほうが記憶が戻ってくると思うの。なんだか変なことをして指輪の封印みたいなのを解いちゃったでしょう?」
「アッハイ」
おかげでラムハは闇の呪法を使えるようになり、ステータスも禍々しくなった。
「あたしたちも残ってるよー!」
後ろから声がかかった。
ラムハ以外に、三人ほどの女子たちが、俺と同行するのである。
うれしい。
一人は、この間の茶髪の女の子、ルリア。
サイドテールの髪型がかわいい、元気な女子だ。
もう一人は、ちょっと大人っぽい女の人、アミラ。
癖のある赤毛を長く伸ばしていて、なんとも色っぽい感じで眼力のある女性だ。
最後は、最年少のカリナ。
黒髪を短く刈っていて、遊牧民の生まれらしくて弓が上手いらしい。
「あたしたち、さらわれた場所が遠いので、俺さんにそこまで連れてってもらうことにしたの」
「ねえ、俺くん、お願い」
「俺さんって呼び方おかしくないですか?」
おっと、カリナが冷静だぞ。
「俺の本当の名前は、オクノというのだ。オクノとお呼びくださいお嬢様がた」
俺はへりくだった。
お嬢様がたなんて呼ばれたのは初めてらしくて、女子たちがキャッキャと盛り上がる。
「オクノ、あなた、まさか目的は……」
「そう、彼女たちを故郷に連れて行くまでは、パーティを組まなきゃいけないからな!!」
ラムハに向けて、俺はサムズアップしてみせた。
そしてパーティを組んだ。
ラムハに比べると、あっさりだった。
名前:ルリア
レベル:1
職業:村娘
力 : 4
身の守り: 3
素早さ : 6
賢さ : 7
運の良さ:41
HP20
MP 5
槍1レベル
名前:アミラ
レベル:3
職業:未亡人
力 : 6
身の守り: 4
素早さ : 9
賢さ :18
運の良さ:12
HP31
MP25
鞭1レベル
水の呪法1レベル
名前:カリナ
レベル:6
職業:遊牧民の娘
力 :12
身の守り:15
素早さ :32
賢さ :14
運の良さ: 9
HP58
MP11
弓4レベル
短剣3レベル
ルリア、お前その運の良さは何だ!?
アミラ、未亡人って、おい……!! なんか呪法も使えるし。
おおっと、カリナが思った以上に強い!!
個性的な面々だった。
これを見て、ラムハも面白くなったらしい。
「へえ、これなら行けるかも知れないわね」
「何が?」
「これからの冒険が、よ。とりあえず、人さらいの組織をやっつけてしまわない? ちょうどこの街からも、賞金が出てるようだし」
「ほう、このパーティで、人さらいと対決を……?」
「できるよー!」
元気に宣言したのはルリアだった。
お前、一番弱いのにそんな自信満々で……!!
だが、確かに人さらいを放っておいたら、今回みたいなことが頻発するかも知れない。
俺がたまたま通りかかって、人さらいを撃滅できたから良かったが、普段ならあのまま女の子たちはハーレムとやらに入れられておしまいだろう。
誰だ、その羨ましいハーレムを作ってる奴は!!
「オクノくんが邪な怒りに身を震わせているわねえ。お姉さん、正直なのは嫌いじゃないわー」
さすがアミラさん、一発で俺の怒りの内訳を理解したか……!
年上の大人っぽいお姉さんっていうのもいいですね!
ところで、俺よりちょっと年上くらいっぽいアミラさんが未亡人というのは、この世界は随分早婚なんだなあ。
「よし、では人さらいの組織を俺たちで倒そう!! 俺は、人さらいをして女の子たちを囲ってハーレムを作ろうなんていう羨ましい……。いやいや、妬ましい……。いやいや、けしからんことをする奴を、嫉妬の炎で焼き尽くさねば気が済まない!!」
「散々本心を出しかけて、最後に最低な結論に落ち着いたわね」
いかん、つい本音が。
ラムハの目が生暖かい。
他の女子たちも、これには賛成の様子だった。
満場一致で、人さらい組織への殴り込みが決定したのだ。
多分俺たちは、ノリだけで物事を決めている……!
ここでラムハから、常識的な提案。
「ねえみんな。オクノが街から報奨金をもらったの。人さらいを突き出して、みんなを助けたからね。このお金で、私たちの装備を整えない? オクノが強いって言っても、私たちも戦えたほうがいいでしょ?」
「さんせーい!」
「私も賛成よー?」
「わたしもいい考えだと思います」
ということで。
女子たちの装備選びとなるのだ。
と言っても、もとから持ってるスキルが決まってるんだから、何を買うかは選択の余地もないんだけどな!
ルリアにはショートスピア。
ロングスピアは重くて持てなかった。
もっと鍛えるんだ、村娘!
「ええー、無理だよー」
アミラさんにはウィップ。
お姉さま然とした見た目とあいまって、非常に似合っている。
ところでウィップって戦えるの?
「うふふ、お姉さんに任せてー」
カリナにはショートボウとダガー。
この娘だけ、すごいガチ勢感が漂う。
「人を射るのも獣を射るのも同じですから」
最後にラムハ。
呪法の力を増幅させるという杖を買った。
杖の先端には、磨き抜かれた黒曜石が埋め込まれている。
「せっかく、オクノに呪法を使えるようにしてもらったんだもの。私も頑張るわね」
よし、これで完璧だ。
ちなみに、これと女子たちの服、食料を買い揃えたら、俺の武器を買う金が尽きた。
「仕方ない。俺はまたプロレス技と、戦利品の大きな斧を使うか……」
そんなわけで、新たな仲間たちと冒険開始だ!
見てろよ俺を追放したクラスの連中め!
俺は充実した異世界ライフを送って見せるからな!
ローという名前の町らしくて、ここで入り口に兵士に会って、人さらいを捕まえてきて女の子たちを解放した話をする。
兵士たちは慌てて、町の偉い人を呼んできたようだ。
兵士たちの隊長みたいなものだろう。
「人さらいどもは最近、あちこちに出没していてね。レベルの高い連中も多くて、うちの兵士じゃ歯が立たない事が多かったんだ。それをこんなに……。さぞや、君はレベルが高いんだろうなあ」
「ハハハ」
俺は笑ってごまかした。
レベル?
そんなものは無い。
「ありがとね、少年!」
「君、かっこよかったよ!」
「ありがとう!」
女の子たちが次々、街に入っていく。
その途中、俺の手を握りしめたり「おほー!」
俺を抱きしめたり「ファッ!?」
俺の頬にキスをしたり「ウォッ!!」
いや、大変だった。
素晴らしきかな人助け。
彼女たちは、どこかの村の娘だったり、新妻だったり、経歴は様々らしい。
みんな、一人でいたり、人気が無いところに行った時にさらわれてしまったとか。
「……それで、君はいつまで残っているのかね」
真横にいるラムハを見た。
彼女の青い瞳が、じっと見返してくる。
できれば、ずーっと残っていて欲しいなーと思ったり。
「それはもちろん。私の記憶を取り戻すまでよ。多分、あなたと一緒にいたほうが記憶が戻ってくると思うの。なんだか変なことをして指輪の封印みたいなのを解いちゃったでしょう?」
「アッハイ」
おかげでラムハは闇の呪法を使えるようになり、ステータスも禍々しくなった。
「あたしたちも残ってるよー!」
後ろから声がかかった。
ラムハ以外に、三人ほどの女子たちが、俺と同行するのである。
うれしい。
一人は、この間の茶髪の女の子、ルリア。
サイドテールの髪型がかわいい、元気な女子だ。
もう一人は、ちょっと大人っぽい女の人、アミラ。
癖のある赤毛を長く伸ばしていて、なんとも色っぽい感じで眼力のある女性だ。
最後は、最年少のカリナ。
黒髪を短く刈っていて、遊牧民の生まれらしくて弓が上手いらしい。
「あたしたち、さらわれた場所が遠いので、俺さんにそこまで連れてってもらうことにしたの」
「ねえ、俺くん、お願い」
「俺さんって呼び方おかしくないですか?」
おっと、カリナが冷静だぞ。
「俺の本当の名前は、オクノというのだ。オクノとお呼びくださいお嬢様がた」
俺はへりくだった。
お嬢様がたなんて呼ばれたのは初めてらしくて、女子たちがキャッキャと盛り上がる。
「オクノ、あなた、まさか目的は……」
「そう、彼女たちを故郷に連れて行くまでは、パーティを組まなきゃいけないからな!!」
ラムハに向けて、俺はサムズアップしてみせた。
そしてパーティを組んだ。
ラムハに比べると、あっさりだった。
名前:ルリア
レベル:1
職業:村娘
力 : 4
身の守り: 3
素早さ : 6
賢さ : 7
運の良さ:41
HP20
MP 5
槍1レベル
名前:アミラ
レベル:3
職業:未亡人
力 : 6
身の守り: 4
素早さ : 9
賢さ :18
運の良さ:12
HP31
MP25
鞭1レベル
水の呪法1レベル
名前:カリナ
レベル:6
職業:遊牧民の娘
力 :12
身の守り:15
素早さ :32
賢さ :14
運の良さ: 9
HP58
MP11
弓4レベル
短剣3レベル
ルリア、お前その運の良さは何だ!?
アミラ、未亡人って、おい……!! なんか呪法も使えるし。
おおっと、カリナが思った以上に強い!!
個性的な面々だった。
これを見て、ラムハも面白くなったらしい。
「へえ、これなら行けるかも知れないわね」
「何が?」
「これからの冒険が、よ。とりあえず、人さらいの組織をやっつけてしまわない? ちょうどこの街からも、賞金が出てるようだし」
「ほう、このパーティで、人さらいと対決を……?」
「できるよー!」
元気に宣言したのはルリアだった。
お前、一番弱いのにそんな自信満々で……!!
だが、確かに人さらいを放っておいたら、今回みたいなことが頻発するかも知れない。
俺がたまたま通りかかって、人さらいを撃滅できたから良かったが、普段ならあのまま女の子たちはハーレムとやらに入れられておしまいだろう。
誰だ、その羨ましいハーレムを作ってる奴は!!
「オクノくんが邪な怒りに身を震わせているわねえ。お姉さん、正直なのは嫌いじゃないわー」
さすがアミラさん、一発で俺の怒りの内訳を理解したか……!
年上の大人っぽいお姉さんっていうのもいいですね!
ところで、俺よりちょっと年上くらいっぽいアミラさんが未亡人というのは、この世界は随分早婚なんだなあ。
「よし、では人さらいの組織を俺たちで倒そう!! 俺は、人さらいをして女の子たちを囲ってハーレムを作ろうなんていう羨ましい……。いやいや、妬ましい……。いやいや、けしからんことをする奴を、嫉妬の炎で焼き尽くさねば気が済まない!!」
「散々本心を出しかけて、最後に最低な結論に落ち着いたわね」
いかん、つい本音が。
ラムハの目が生暖かい。
他の女子たちも、これには賛成の様子だった。
満場一致で、人さらい組織への殴り込みが決定したのだ。
多分俺たちは、ノリだけで物事を決めている……!
ここでラムハから、常識的な提案。
「ねえみんな。オクノが街から報奨金をもらったの。人さらいを突き出して、みんなを助けたからね。このお金で、私たちの装備を整えない? オクノが強いって言っても、私たちも戦えたほうがいいでしょ?」
「さんせーい!」
「私も賛成よー?」
「わたしもいい考えだと思います」
ということで。
女子たちの装備選びとなるのだ。
と言っても、もとから持ってるスキルが決まってるんだから、何を買うかは選択の余地もないんだけどな!
ルリアにはショートスピア。
ロングスピアは重くて持てなかった。
もっと鍛えるんだ、村娘!
「ええー、無理だよー」
アミラさんにはウィップ。
お姉さま然とした見た目とあいまって、非常に似合っている。
ところでウィップって戦えるの?
「うふふ、お姉さんに任せてー」
カリナにはショートボウとダガー。
この娘だけ、すごいガチ勢感が漂う。
「人を射るのも獣を射るのも同じですから」
最後にラムハ。
呪法の力を増幅させるという杖を買った。
杖の先端には、磨き抜かれた黒曜石が埋め込まれている。
「せっかく、オクノに呪法を使えるようにしてもらったんだもの。私も頑張るわね」
よし、これで完璧だ。
ちなみに、これと女子たちの服、食料を買い揃えたら、俺の武器を買う金が尽きた。
「仕方ない。俺はまたプロレス技と、戦利品の大きな斧を使うか……」
そんなわけで、新たな仲間たちと冒険開始だ!
見てろよ俺を追放したクラスの連中め!
俺は充実した異世界ライフを送って見せるからな!
11
お気に入りに追加
1,154
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった〜
霞杏檎
ファンタジー
祝【コミカライズ決定】!!
「使えん者はいらん……よって、正式にお前には戦力外通告を申し立てる。即刻、このギルドから立ち去って貰おう!! 」
回復術士なのにギルド内で雑用係に成り下がっていたフールは自身が専属で働いていたギルドから、何も活躍がないと言う理由で戦力外通告を受けて、追放されてしまう。
フールは回復術士でありながら自己主張の低さ、そして『単体回復魔法しか使えない』と言う能力上の理由からギルドメンバーからは舐められ、S級ギルドパーティのリーダーであるダレンからも馬鹿にされる存在だった。
しかし、奴らは知らない、フールが【魔力無限】の能力を持っていることを……
途方に暮れている道中で見つけたダンジョン。そこで傷ついた”ケモ耳銀髪美少女”セシリアを助けたことによって彼女はフールの能力を知ることになる。
フールに助けてもらったセシリアはフールの事を気に入り、パーティの前衛として共に冒険することを決めるのであった。
フールとセシリアは共にダンジョン攻略をしながら自由に生きていくことを始めた一方で、フールのダンジョン攻略の噂を聞いたギルドをはじめ、ダレンはフールを引き戻そうとするが、フールの意思が変わることはなかった……
これは雑用係に成り下がった【最強】回復術士フールと"ケモ耳美少女"達が『伝説』のパーティだと語られるまでを描いた冒険の物語である!
(160話で完結予定)
元タイトル
「雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜でも、ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった。噂を聞いたギルドが戻ってこいと言ってるがお断りします〜」

最低最悪の悪役令息に転生しましたが、神スキル構成を引き当てたので思うままに突き進みます! 〜何やら転生者の勇者から強いヘイトを買っている模様
コレゼン
ファンタジー
「おいおい、嘘だろ」
ある日、目が覚めて鏡を見ると俺はゲーム「ブレイス・オブ・ワールド」の公爵家三男の悪役令息グレイスに転生していた。
幸いにも「ブレイス・オブ・ワールド」は転生前にやりこんだゲームだった。
早速、どんなスキルを授かったのかとステータスを確認してみると――
「超低確率の神スキル構成、コピースキルとスキル融合の組み合わせを神引きしてるじゃん!!」
やったね! この神スキル構成なら処刑エンドを回避して、かなり有利にゲーム世界を進めることができるはず。
一方で、別の転生者の勇者であり、元エリートで地方自治体の首長でもあったアルフレッドは、
「なんでモブキャラの悪役令息があんなに強力なスキルを複数持ってるんだ! しかも俺が目指してる国王エンドを邪魔するような行動ばかり取りやがって!!」
悪役令息のグレイスに対して日々不満を高まらせていた。
なんか俺、勇者のアルフレッドからものすごいヘイト買ってる?
でもまあ、勇者が最強なのは検証が進む前の攻略情報だから大丈夫っしょ。
というわけで、ゲーム知識と神スキル構成で思うままにこのゲーム世界を突き進んでいきます!

荷物持ちだけど最強です、空間魔法でラクラク発明
まったりー
ファンタジー
主人公はダンジョンに向かう冒険者の荷物を持つポーターと言う職業、その職業に必須の収納魔法を持っていないことで悲惨な毎日を過ごしていました。
そんなある時仕事中に前世の記憶がよみがえり、ステータスを確認するとユニークスキルを持っていました。
その中に前世で好きだったゲームに似た空間魔法があり街づくりを始めます、そしてそこから人生が思わぬ方向に変わります。
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。

神様に与えられたのは≪ゴミ≫スキル。家の恥だと勘当されたけど、ゴミなら何でも再生出来て自由に使えて……ゴミ扱いされてた古代兵器に懐かれました
向原 行人
ファンタジー
僕、カーティスは由緒正しき賢者の家系に生まれたんだけど、十六歳のスキル授与の儀で授かったスキルは、まさかのゴミスキルだった。
実の父から家の恥だと言われて勘当され、行く当ても無く、着いた先はゴミだらけの古代遺跡。
そこで打ち捨てられていたゴミが話し掛けてきて、自分は古代兵器で、助けて欲しいと言ってきた。
なるほど。僕が得たのはゴミと意思疎通が出来るスキルなんだ……って、嬉しくないっ!
そんな事を思いながらも、話し込んでしまったし、連れて行ってあげる事に。
だけど、僕はただゴミに協力しているだけなのに、どこかの国の騎士に襲われたり、変な魔法使いに絡まれたり、僕を家から追い出した父や弟が現れたり。
どうして皆、ゴミが欲しいの!? ……って、あれ? いつの間にかゴミスキルが成長して、ゴミの修理が出来る様になっていた。
一先ず、いつも一緒に居るゴミを修理してあげたら、見知らぬ銀髪美少女が居て……って、どういう事!? え、こっちが本当の姿なの!? ……とりあえず服を着てっ!
僕を命の恩人だって言うのはさておき、ご奉仕するっていうのはどういう事……え!? ちょっと待って! それくらい自分で出来るからっ!
それから、銀髪美少女の元仲間だという古代兵器と呼ばれる美少女たちに狙われ、返り討ちにして、可哀想だから修理してあげたら……僕についてくるって!?
待って! 僕に奉仕する順番でケンカするとか、訳が分かんないよっ!
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。

(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。

クラス転移して授かった外れスキルの『無能』が理由で召喚国から奈落ダンジョンへ追放されたが、実は無能は最強のチートスキルでした
コレゼン
ファンタジー
小日向 悠(コヒナタ ユウ)は、クラスメイトと一緒に異世界召喚に巻き込まれる。
クラスメイトの幾人かは勇者に剣聖、賢者に聖女というレアスキルを授かるが一方、ユウが授かったのはなんと外れスキルの無能だった。
召喚国の責任者の女性は、役立たずで戦力外のユウを奈落というダンジョンへゴミとして廃棄処分すると告げる。
理不尽に奈落へと追放したクラスメイトと召喚者たちに対して、ユウは復讐を誓う。
ユウは奈落で無能というスキルが実は『すべてを無にする』、最強のチートスキルだということを知り、奈落の規格外の魔物たちを無能によって倒し、規格外の強さを身につけていく。
これは、理不尽に追放された青年が最強のチートスキルを手に入れて、復讐を果たし、世界と己を救う物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる