435 / 517
伝説に続く人たち編……って伝説は私!?
第436話 いよいよ審査伝説
しおりを挟む
遠い場所。
ここではない世界。
眼の前に映し出された、配信者オーディションを眺めながら、魔王マロングラーセが頬杖を突いている。
『ねえじい、これ何やってんの? なんか? あたしに対抗する? そういうチームを選ぶとか言ってんだけど』
『ご推察の通りですな。ゴボウアースめは、御身に抗うため世界を傷つけず戦える者達を選びだそうとしております。どうしますかな? かの会場をダンジョン化して人間どもを滅ぼすこともできますが』
『あー、無理無理』
魔王は画面の隅っこにワイプ映像で映し出される、ピンクの髪の少女を指差す。
そろそろ大人の女性になりつつある風貌。
口をポカーンと空けて、「はえー」とか言ってる。
『きら星はづきがいるっしょ。じい、やられるよ』
『……それほどですか』
『余力を十分に残して、じいの7つの頭が7回ぶっ飛ばされる。で、きら星はづきはその後にのんびりお茶とお菓子をキメてリスナーとお喋りするっしょ』
『な、なんですと!?』
魔王の側近とも言える大魔族ジーヤ。
その彼が足元にも及ばぬ実力者と魔王が評価する、きら星はづき。
それはもう既に、魔王そのものではないか。
『ふーん、いいじゃんいいじゃん。ゴボウアース、やる気じゃん。今まで遊んできた世界の中で、飛び抜けて気合の入り方が違うわ、ここ。超強い世界だよ』
ニヤリ、と笑うマロングラーセだった。
そんな彼女の傍らで、スマホが鳴った。
偽造身分証を使って契約した、格安スマホである。
『あ、いっけね。バイトの時間だわ。んじゃあたし、今日も元気にバーガー売ってきます! いらっしゃいませぇ~! バーガーエンペラーへようこそ~!』
魔王は姿を消した。
しばし、ポカーンとするジーヤ。
『あのお方は……本当に侵略を楽しんでおられる……。マロン様をも受け入れて楽しませる世界、ゴボウアース……。なるほど、最高の遊び場であろうな』
※
ということでですね。
ここに十人揃いましたよ。
「えーと、じゃあ審査をやっていこうと思うんですけど、皆さん自己紹介をお願いします~」
全員が公式、非公式関わらずAフォンを所有してるので、自動翻訳装置が働く。
便利~。
「スーダンから来ましたタリサでーす! よろしくぅ~!」
アフリカ人の女の子が手を振った。
色とりどりに編まれたドレッドヘアで、服装もカラフルなジャケットで下はぴっちりとして体型が出る感じのスキニーなパンツ。
肘や膝にプロテクターがされてて、実戦的な装備なのだ。
笑顔が可愛くて、声も可愛い。
ワーッと盛り上がる会場。
ここで、審査員の一人が質問をしてきた。
若い男の人。なうファンタジーの母体になってる、現代ファンタジー株式会社のCEOのクーカイと愛称を付けられてる人だ。
「えーと、アフリカはもう全員スマホ持ってるレベルで普及しているって聞きますけど、タリサさんの人気はどれくらいですか? それと配信スタイルと特技をお聞きできれば」
「はーい! タリサはですね、登録者二百四十万人です!」
うおおーっとどよめく場内。
そりゃあ驚くよね。
日本なら五指に入るくらいの登録者数だ!
あ、私はもう自分の登録者数数えてない!
「んで、タリサの配信スタイルは呪術とガンです! 教官に教えてもらって、専門の動きをマスターしてるよ! あとはおばあちゃんから習った精霊を使う呪術を組み合わせて……」
ここでタリサちゃん用に、向こうに的がせり上がってきた。
お邪魔用のドローンが、盾をぶら下げてうろついている。
「いっきます! 精霊たちー! 力を貸してね!」
タリサちゃんがそう叫ぶと、腰からカラフルな粉を取り出して巻き上げた。
それがぐるぐるぐるーっと渦巻くと、タリサちゃんの前に展開した。
「フォーメーション、コンドル!」
発砲音。
実弾だ~!
弾丸が渦巻く粉を通過したら、それそのものが翼を生やした何羽もの鳥に変化した。
カラフルに彩られた鳥が、それぞれの軌道で次々に的へ突撃、炸裂!
時間差着弾ですねー。
もちろん、全弾命中。
さらに鳥は戻ってきて、弾丸に戻るとタリサちゃんの手のひらの上に落っこちた。
おおーっと感嘆の声が漏れる会場。
この他、軍隊仕込みのプロフェッショナルなアクションを拝見できたのと……あとはタリサちゃんはとにかく足が速い!
むちゃくちゃに速い。
アバターを被らないで配信するスタイルらしいけど、足や体には武装としてのアバターを身につけている。
これと呪術を組み合わせて、一瞬ならチーターの速度で移動できたり、ガゼルとかみたいな跳躍力を発揮できたりするんだそうで。
うん、強い強い。むちゃくちゃ強い。
一位通過納得。
世界的に見ても完全に上位の実力者でした。
「なるほど、納得です。強いなー。あの、今度うちとコラボしましょう」
クーカイさん、サラッとタリサちゃんにアピールしていた。
タリサちゃんもそこは望むところらしくて、快諾。
いい関係が生まれそうですねー。
次はユーシャちゃん。
「ど、どうもー! ユーシャ・ブレイバーです! ええと、わたしはこれです! 現代魔法と専用のドローンで……」
『ユーシャちゃん急ぐのです! これが本番だったらモンスターは待ってくれないのです!』
「わ、分かってるよーアフームたん!」
ドローン登場とともにざわつく会場。
それは、真っ青でもふもふした空を飛ぶマスコット動物だったからだ。
『行くですよユーシャちゃん! ふおおー、勇者剣、ゴボウセイバー召喚!』
ゴボウ!?
これは私をリスペクトしてますねー。
※『はづきっちのドヤ顔がワイプで映し出されてるw』『なんて嬉しそうな顔をするんだw』
ちなみに、抜き出されたのは白銀に輝く剣で、柄の部分に☆マークが付いている。
あ、五芒星バーの意味もあるのね。
どうやらあのマスコット、私が上げたダンジョンコアを装着した格安ドローンらしい。
進化したんですって。
で、マスコットとともに、用意された障害を突破していくユーシャちゃん。
「無駄な動きが多いけど……。派手なのはタリサも好きだな~」
タリサちゃんのツブヤキが聞こえてきた。
そうでしょうそうでしょう。
ユーシャちゃんのアクション、さらに勇者とかヒーローっぽい感じで磨き上げられて行ってるもんね。
標的の盾を切ったら、なんか盾が爆発するし。
マスコットのアフームたんの能力は、相手を凍らせて足止めすることで、束縛したところにユーシャちゃんの雷をまとったゴボウセイバーが炸裂!
うんうん、強い強い。
「いきなり見どころたくさんの二人ですねー」
私が満足気に呟くと、審査員の皆さんも興奮した様子で頷くのだった。
さあさあどんどん行きましょう!
ここではない世界。
眼の前に映し出された、配信者オーディションを眺めながら、魔王マロングラーセが頬杖を突いている。
『ねえじい、これ何やってんの? なんか? あたしに対抗する? そういうチームを選ぶとか言ってんだけど』
『ご推察の通りですな。ゴボウアースめは、御身に抗うため世界を傷つけず戦える者達を選びだそうとしております。どうしますかな? かの会場をダンジョン化して人間どもを滅ぼすこともできますが』
『あー、無理無理』
魔王は画面の隅っこにワイプ映像で映し出される、ピンクの髪の少女を指差す。
そろそろ大人の女性になりつつある風貌。
口をポカーンと空けて、「はえー」とか言ってる。
『きら星はづきがいるっしょ。じい、やられるよ』
『……それほどですか』
『余力を十分に残して、じいの7つの頭が7回ぶっ飛ばされる。で、きら星はづきはその後にのんびりお茶とお菓子をキメてリスナーとお喋りするっしょ』
『な、なんですと!?』
魔王の側近とも言える大魔族ジーヤ。
その彼が足元にも及ばぬ実力者と魔王が評価する、きら星はづき。
それはもう既に、魔王そのものではないか。
『ふーん、いいじゃんいいじゃん。ゴボウアース、やる気じゃん。今まで遊んできた世界の中で、飛び抜けて気合の入り方が違うわ、ここ。超強い世界だよ』
ニヤリ、と笑うマロングラーセだった。
そんな彼女の傍らで、スマホが鳴った。
偽造身分証を使って契約した、格安スマホである。
『あ、いっけね。バイトの時間だわ。んじゃあたし、今日も元気にバーガー売ってきます! いらっしゃいませぇ~! バーガーエンペラーへようこそ~!』
魔王は姿を消した。
しばし、ポカーンとするジーヤ。
『あのお方は……本当に侵略を楽しんでおられる……。マロン様をも受け入れて楽しませる世界、ゴボウアース……。なるほど、最高の遊び場であろうな』
※
ということでですね。
ここに十人揃いましたよ。
「えーと、じゃあ審査をやっていこうと思うんですけど、皆さん自己紹介をお願いします~」
全員が公式、非公式関わらずAフォンを所有してるので、自動翻訳装置が働く。
便利~。
「スーダンから来ましたタリサでーす! よろしくぅ~!」
アフリカ人の女の子が手を振った。
色とりどりに編まれたドレッドヘアで、服装もカラフルなジャケットで下はぴっちりとして体型が出る感じのスキニーなパンツ。
肘や膝にプロテクターがされてて、実戦的な装備なのだ。
笑顔が可愛くて、声も可愛い。
ワーッと盛り上がる会場。
ここで、審査員の一人が質問をしてきた。
若い男の人。なうファンタジーの母体になってる、現代ファンタジー株式会社のCEOのクーカイと愛称を付けられてる人だ。
「えーと、アフリカはもう全員スマホ持ってるレベルで普及しているって聞きますけど、タリサさんの人気はどれくらいですか? それと配信スタイルと特技をお聞きできれば」
「はーい! タリサはですね、登録者二百四十万人です!」
うおおーっとどよめく場内。
そりゃあ驚くよね。
日本なら五指に入るくらいの登録者数だ!
あ、私はもう自分の登録者数数えてない!
「んで、タリサの配信スタイルは呪術とガンです! 教官に教えてもらって、専門の動きをマスターしてるよ! あとはおばあちゃんから習った精霊を使う呪術を組み合わせて……」
ここでタリサちゃん用に、向こうに的がせり上がってきた。
お邪魔用のドローンが、盾をぶら下げてうろついている。
「いっきます! 精霊たちー! 力を貸してね!」
タリサちゃんがそう叫ぶと、腰からカラフルな粉を取り出して巻き上げた。
それがぐるぐるぐるーっと渦巻くと、タリサちゃんの前に展開した。
「フォーメーション、コンドル!」
発砲音。
実弾だ~!
弾丸が渦巻く粉を通過したら、それそのものが翼を生やした何羽もの鳥に変化した。
カラフルに彩られた鳥が、それぞれの軌道で次々に的へ突撃、炸裂!
時間差着弾ですねー。
もちろん、全弾命中。
さらに鳥は戻ってきて、弾丸に戻るとタリサちゃんの手のひらの上に落っこちた。
おおーっと感嘆の声が漏れる会場。
この他、軍隊仕込みのプロフェッショナルなアクションを拝見できたのと……あとはタリサちゃんはとにかく足が速い!
むちゃくちゃに速い。
アバターを被らないで配信するスタイルらしいけど、足や体には武装としてのアバターを身につけている。
これと呪術を組み合わせて、一瞬ならチーターの速度で移動できたり、ガゼルとかみたいな跳躍力を発揮できたりするんだそうで。
うん、強い強い。むちゃくちゃ強い。
一位通過納得。
世界的に見ても完全に上位の実力者でした。
「なるほど、納得です。強いなー。あの、今度うちとコラボしましょう」
クーカイさん、サラッとタリサちゃんにアピールしていた。
タリサちゃんもそこは望むところらしくて、快諾。
いい関係が生まれそうですねー。
次はユーシャちゃん。
「ど、どうもー! ユーシャ・ブレイバーです! ええと、わたしはこれです! 現代魔法と専用のドローンで……」
『ユーシャちゃん急ぐのです! これが本番だったらモンスターは待ってくれないのです!』
「わ、分かってるよーアフームたん!」
ドローン登場とともにざわつく会場。
それは、真っ青でもふもふした空を飛ぶマスコット動物だったからだ。
『行くですよユーシャちゃん! ふおおー、勇者剣、ゴボウセイバー召喚!』
ゴボウ!?
これは私をリスペクトしてますねー。
※『はづきっちのドヤ顔がワイプで映し出されてるw』『なんて嬉しそうな顔をするんだw』
ちなみに、抜き出されたのは白銀に輝く剣で、柄の部分に☆マークが付いている。
あ、五芒星バーの意味もあるのね。
どうやらあのマスコット、私が上げたダンジョンコアを装着した格安ドローンらしい。
進化したんですって。
で、マスコットとともに、用意された障害を突破していくユーシャちゃん。
「無駄な動きが多いけど……。派手なのはタリサも好きだな~」
タリサちゃんのツブヤキが聞こえてきた。
そうでしょうそうでしょう。
ユーシャちゃんのアクション、さらに勇者とかヒーローっぽい感じで磨き上げられて行ってるもんね。
標的の盾を切ったら、なんか盾が爆発するし。
マスコットのアフームたんの能力は、相手を凍らせて足止めすることで、束縛したところにユーシャちゃんの雷をまとったゴボウセイバーが炸裂!
うんうん、強い強い。
「いきなり見どころたくさんの二人ですねー」
私が満足気に呟くと、審査員の皆さんも興奮した様子で頷くのだった。
さあさあどんどん行きましょう!
79
お気に入りに追加
245
あなたにおすすめの小説
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
帰って来た勇者、現代の世界を引っ掻きまわす
黄昏人
ファンタジー
ハヤトは15歳、中学3年生の時に異世界に召喚され、7年の苦労の後、22歳にて魔族と魔王を滅ぼして日本に帰還した。帰還の際には、莫大な財宝を持たされ、さらに身につけた魔法を始めとする能力も保持できたが、マナの濃度の低い地球における能力は限定的なものであった。しかし、それでも圧倒的な体力と戦闘能力、限定的とは言え魔法能力は現代日本を、いや世界を大きく動かすのであった。
4年前に書いたものをリライトして載せてみます。
Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる