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年末私の大感謝祭編
第356話 感謝祭前日!伝説
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時間が流れるのはとても早いもので。
あっという間に、感謝祭の前日になってしまった!
つまり、12月も終わりが近いということです。
本年も大変お世話になりました。
クリスマスイベントに被らないタイミングでやるので、世間ではイカルガ大感謝祭が終わった直後にクリスマスイブが来ることになる。
本日は会場となるステージで最後のリハーサル。
基本はあちこちで、抽選で当たった人たちを招いたフリートークをしたり出し物をやったりするんだけど……。
最後の全員が連続で出てくるコンサートがね……!!
そのパートはオンラインチケットもあるし、何曲も歌ったりする人がいるから、二時間くらいあるのだ。
ここが鬼門。
みんな真剣に挑んでいるなあ。
すごい。
「先輩はなんでのんびりパイプ椅子の上でポテチ食べてるんですか」
「お芋は喉にいいの……」
「そんな話聞いたことありません! ほらほら! 先輩は二曲やるんですから! リハのトリですよ!」
「あひー」
「ベルっちさんも出てきて!」
『は、はづき! この後輩ちゃん厳しい!』
「もみじちゃんは私に強く出られる数少ない一人なのだよ……」
ということで、舞台に出されてしまった。
私の持ち時間は12分くらい。
で、虎になれ、を歌った後でオリ曲を披露するわけだ。
私とベルっちが歌って踊る後ろで、この曲のPVが流れる。
うーむ……。
イカルガエンターテイメントの全力を尽くした大感謝祭の最後の締めが私の歌で本当にいいのか……?
「わからぬー」
『私はもう考えるのをやめたよ』
「わ、私に考えるのを押し付けるつもりかー」
『本体なんだから代わりに頭を使ってよー!』
私とベルっちがキーキー争う。
これは光と闇の戦いだ!
やはり相いれぬ定め!
「せんぱーい! 音楽流れます!!」
「あっはい」
『はづき、マイクマイク』
「ありがとー」
光と闇、和解。
虎になれ、は最近流行りの前奏がない歌。
なので、いきなり始まる。
いやあ、お風呂で歌っててもう慣れっこですよー。
完璧な入りを披露したので、うおおおおおとスタッフの皆さんが沸いた。
はっはっは、ちょっとしたカラオケ芸です。
カラオケ行かないけど。
このタイミングはお風呂で練習した。
短く息を吸った後で歌い始めるとバッチリになるんだよね。
歌い出しがBGMなしの無音なので、ここが少し難しい。
Aフォンはよくぞ私のお風呂場練習に付き合ってくれたものだ……。
水と熱と電気と衝撃に強いからね。
せっかくなんで、お風呂で練習してきたベルっちとの歌パート分けもやってみた。
うおおおおおおおお、とスタッフの皆さんとイノシカチョウの三人がどよめく。
ビクトリアが腕組みしながら、なんか口を動かしてる。
リーダーならやると思ってたわって言ってる、絶対。
あと、一人ハモリの練習もしたのだ。
サビでハモる!
メインがどっちをやるか、事前にじゃんけんで決めてある。
残念ながら私が高音ハモリパートだ……!
明日は負けないぞー。
歌い終わったら、わーっと拍手喝采が飛んできた。
リハーサルなのに!
「先輩、ずーっと出てこないで座ってるから、もう時間がないのにーってやきもきしてたけど! まさか、一人でコソ練してたなんて……!! この実力を隠してた!!」
「あ、いや、私は常にぶっつけ本番な生き方だったので……」
日々、独自にお風呂場で練習を重ねているのだ。
血行が良くなってテンションが上がるから、一日の内で一番やる気になる場所なんだよね。
次がトイレ。
「確かにリーダーのお風呂もトイレも長いし、歌声が聞こえてくるわね」
「はづきは風呂とトイレで己を磨いているのか。納得した。今度一緒に温泉に行こう」
カナンさんにも誘われてしまった。
行こう行こう。
その後、大トリの私のオリジナル曲もやった。
これだけのスタッフや、同じ配信者のみんなの前でやるのは初。
他はレッスンの先生の前でしかやってなかったもんね。
あとお風呂場。
ビクトリアが、知ってた。という顔をする。
毎日聞いてたもんね……!!
これも受けた。
受けたと言うか、みんな呆然として聞いてる。
で、終わった後にしばらく沈黙してた。
こ……これは外したか~!?
と、私とベルっちで冷や汗ダラダラになってたら。
ビクトリアがパチパチパチと拍手し始めて、すぐにみんなめちゃくちゃに拍手し始めた。
兄が満足気にうんうん頷いている。
なんか体がグラグラ動いているので、本人も踊りたくなっているのかも知れない。
これは当日、斑鳩社長によるサプライズステージがあるぞ……。
あ、いや、受付さんが肘で小突きまくってるから無いな。
私が兄の動向に注目していると、ワーッとみんながステージに集まってくる。
「うーわー」
感激したみんなにもみくちゃにされる私!
ベルっちはブーンと空を飛んで逃げた。
あ、あいつ~!
やはり人と魔は混じり合えぬ存在~!
「いやあー、これは天下取れちゃいますね」
もみじちゃんが鼻息も荒く断言してくる。
「仮歌はうちも聞いたんですけど、これ、本当に先輩が歌うことで完成するやつです!! うひゃー、すごいー。すごいものを見てしまったー」
もみじちゃん、天を仰いで手をバタバタさせている。
アクションが楽しい。
ぼたんちゃんはなんかうるうるしていて、はぎゅうちゃんは「あたしもオリ曲ほしいな~」なんて言っているのだ。
イノシカチョウもそのうち、3人用のオリ曲もらえるといいね。
ちなみにビクトリアは既にインターネットの歌ったりする番組出てたりするので、ステージ慣れしているのだ。
彼女の歌は堂々としたものだったなー。
ザッコでは当日、野中さとなさんも来るという話だったし。
彼女たちのやり取りも楽しみかも知れない。
まあ、私のステージは最後にみんなで見て、やっぱりはづきっちだなーとか思ってもらえればそれでいいわけですよ。
さあて、本日は早めに寝て、明日に備えねばだ!
あっという間に、感謝祭の前日になってしまった!
つまり、12月も終わりが近いということです。
本年も大変お世話になりました。
クリスマスイベントに被らないタイミングでやるので、世間ではイカルガ大感謝祭が終わった直後にクリスマスイブが来ることになる。
本日は会場となるステージで最後のリハーサル。
基本はあちこちで、抽選で当たった人たちを招いたフリートークをしたり出し物をやったりするんだけど……。
最後の全員が連続で出てくるコンサートがね……!!
そのパートはオンラインチケットもあるし、何曲も歌ったりする人がいるから、二時間くらいあるのだ。
ここが鬼門。
みんな真剣に挑んでいるなあ。
すごい。
「先輩はなんでのんびりパイプ椅子の上でポテチ食べてるんですか」
「お芋は喉にいいの……」
「そんな話聞いたことありません! ほらほら! 先輩は二曲やるんですから! リハのトリですよ!」
「あひー」
「ベルっちさんも出てきて!」
『は、はづき! この後輩ちゃん厳しい!』
「もみじちゃんは私に強く出られる数少ない一人なのだよ……」
ということで、舞台に出されてしまった。
私の持ち時間は12分くらい。
で、虎になれ、を歌った後でオリ曲を披露するわけだ。
私とベルっちが歌って踊る後ろで、この曲のPVが流れる。
うーむ……。
イカルガエンターテイメントの全力を尽くした大感謝祭の最後の締めが私の歌で本当にいいのか……?
「わからぬー」
『私はもう考えるのをやめたよ』
「わ、私に考えるのを押し付けるつもりかー」
『本体なんだから代わりに頭を使ってよー!』
私とベルっちがキーキー争う。
これは光と闇の戦いだ!
やはり相いれぬ定め!
「せんぱーい! 音楽流れます!!」
「あっはい」
『はづき、マイクマイク』
「ありがとー」
光と闇、和解。
虎になれ、は最近流行りの前奏がない歌。
なので、いきなり始まる。
いやあ、お風呂で歌っててもう慣れっこですよー。
完璧な入りを披露したので、うおおおおおとスタッフの皆さんが沸いた。
はっはっは、ちょっとしたカラオケ芸です。
カラオケ行かないけど。
このタイミングはお風呂で練習した。
短く息を吸った後で歌い始めるとバッチリになるんだよね。
歌い出しがBGMなしの無音なので、ここが少し難しい。
Aフォンはよくぞ私のお風呂場練習に付き合ってくれたものだ……。
水と熱と電気と衝撃に強いからね。
せっかくなんで、お風呂で練習してきたベルっちとの歌パート分けもやってみた。
うおおおおおおおお、とスタッフの皆さんとイノシカチョウの三人がどよめく。
ビクトリアが腕組みしながら、なんか口を動かしてる。
リーダーならやると思ってたわって言ってる、絶対。
あと、一人ハモリの練習もしたのだ。
サビでハモる!
メインがどっちをやるか、事前にじゃんけんで決めてある。
残念ながら私が高音ハモリパートだ……!
明日は負けないぞー。
歌い終わったら、わーっと拍手喝采が飛んできた。
リハーサルなのに!
「先輩、ずーっと出てこないで座ってるから、もう時間がないのにーってやきもきしてたけど! まさか、一人でコソ練してたなんて……!! この実力を隠してた!!」
「あ、いや、私は常にぶっつけ本番な生き方だったので……」
日々、独自にお風呂場で練習を重ねているのだ。
血行が良くなってテンションが上がるから、一日の内で一番やる気になる場所なんだよね。
次がトイレ。
「確かにリーダーのお風呂もトイレも長いし、歌声が聞こえてくるわね」
「はづきは風呂とトイレで己を磨いているのか。納得した。今度一緒に温泉に行こう」
カナンさんにも誘われてしまった。
行こう行こう。
その後、大トリの私のオリジナル曲もやった。
これだけのスタッフや、同じ配信者のみんなの前でやるのは初。
他はレッスンの先生の前でしかやってなかったもんね。
あとお風呂場。
ビクトリアが、知ってた。という顔をする。
毎日聞いてたもんね……!!
これも受けた。
受けたと言うか、みんな呆然として聞いてる。
で、終わった後にしばらく沈黙してた。
こ……これは外したか~!?
と、私とベルっちで冷や汗ダラダラになってたら。
ビクトリアがパチパチパチと拍手し始めて、すぐにみんなめちゃくちゃに拍手し始めた。
兄が満足気にうんうん頷いている。
なんか体がグラグラ動いているので、本人も踊りたくなっているのかも知れない。
これは当日、斑鳩社長によるサプライズステージがあるぞ……。
あ、いや、受付さんが肘で小突きまくってるから無いな。
私が兄の動向に注目していると、ワーッとみんながステージに集まってくる。
「うーわー」
感激したみんなにもみくちゃにされる私!
ベルっちはブーンと空を飛んで逃げた。
あ、あいつ~!
やはり人と魔は混じり合えぬ存在~!
「いやあー、これは天下取れちゃいますね」
もみじちゃんが鼻息も荒く断言してくる。
「仮歌はうちも聞いたんですけど、これ、本当に先輩が歌うことで完成するやつです!! うひゃー、すごいー。すごいものを見てしまったー」
もみじちゃん、天を仰いで手をバタバタさせている。
アクションが楽しい。
ぼたんちゃんはなんかうるうるしていて、はぎゅうちゃんは「あたしもオリ曲ほしいな~」なんて言っているのだ。
イノシカチョウもそのうち、3人用のオリ曲もらえるといいね。
ちなみにビクトリアは既にインターネットの歌ったりする番組出てたりするので、ステージ慣れしているのだ。
彼女の歌は堂々としたものだったなー。
ザッコでは当日、野中さとなさんも来るという話だったし。
彼女たちのやり取りも楽しみかも知れない。
まあ、私のステージは最後にみんなで見て、やっぱりはづきっちだなーとか思ってもらえればそれでいいわけですよ。
さあて、本日は早めに寝て、明日に備えねばだ!
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