302 / 517
出張!私のイギリス編
第302話 出国準備とその間のフォロー伝説
しおりを挟む
いざ、イギリスへ!!
ということで、もろもろ準備をしなくてはいけないのだ。
まずは学校に二週間くらいの休学届け……。
なぜか先生からは、サクッと受け入れられた。
「本当にいつもお疲れ様。頑張ってね」
「あっはい!」
「二週間の間の内容は補習で対応するから。とは言っても君は優秀だから、自学でそこまで進んでしまっているかもだけど」
教科書の内容だけなら、二年生の分は全部読み切ってはいるなあ……。
とにかく許可が出て良かった!
次はクラス。
「あの、実は、二週間くらい学校休むので……」
そう言ったら、クラス中が私に注目した。
な、な、なんだー!?
「頑張って、師匠!」「体に気をつけてね!」「向こうで生水とか飲んだらダメだよ!」
次々に励まされてしまう。
なんと理解ある人たちだろう。
理由も聞かずにこんなに親身になってくれるとは。
一年生の頃は、全然打ち解けなくてつらたん、と思っていたが、1年半でここまでみんなと仲良くなれるとは……。
いい学校なのだ……。
ちょっとじーんと来る。
事情は話せないけど、行ってきます!!
私はやる気満々になって家に帰ってきた。
ビクトリアも、教授たちに二週間休む話をしてきたらしい。
彼女は自分が配信者であることをオープンにしているので、サクッと理解を得られたんだとか。
このオープンにできる度胸はビクトリアの凄いところだよね!
「リーダーもオープンにしてるじゃない」
「してないしてない」
「本当……? もしかして隠してるつもりなの……?」
不思議そうにそんな事を言われてしまった。
な、なんだなんだ。
その後、会社でも私たちの仕事の割り振りを他の配信者に任せる相談。
私に来てたお仕事は、イノシカチョウの三人がそれぞれやってくれることになった。
ビクトリアの案件はファティマさんが担当。
よしよし。
持つべきものはどんどん成長してくれている後輩。
まあみんな、同年代なんだけど。
うちの会社の配信者、女性陣は一人を除いてかなり若いんだそうだ。
他の会社だと、社会人経験を積んだ人とか、若くても大学生だとか。
「冒険配信者黎明期の頃には、中学生の配信者もいたそうだがな。今はその辺りがうるさくなってきているから、基本的には18歳以上を対象にしている」
「ほーん」
兄がそんな説明をしてきたので、私は驚いた。
「私は15歳デビューなんだけど」
「まさかお前がカッとなって高校入学直後に個人勢デビューするとは思ってもいなかったんだ。あれで俺の人生が大きく変わった……」
会社辞めて、イカルガエンターテイメント立ち上げたもんね。
私たち兄妹と受付さんだけの会社が、今ではすっごく大きくなった。
うーん、感慨深い……。
『なにっ、バングラッドが二週間もいなくなるのか! 我は悲しい』
『なあに、たった二週間待っておればまた戻ってくるのだ。腕がなまらぬよう、向こうからもインするからな』
ウェスパース氏とバングラッド氏の我コンビがなんかぺちゃくちゃ喋っている。
すっかりゲーム友達になってしまった!
異世界で言えば超越的存在みたいな二人が、こっちだと普通のゲーマーだもんね。
ゲームには凄い魅力があるのかも知れない……。
私は嗜む程度だけど。
で、バングラッド氏の準備はこれでおしまい。
この人、イカルガ以外には関わりを持ってないしなあ。
聞いたら、部下もいないし、魔王にも従っているわけではなくて、食客という形であちこちの戦いに顔を出して、好き勝手に戦っているだけらしい。
で、あまりの強さに魔将の称号を与えられたとか……。
『軍勢にはな、我のような食客タイプと、現地人が魔王に忠誠を誓った裏切り者タイプと、魔王が直接連れてきた大魔将タイプの三種類があるのだ』
「ほうほうほう」
『大魔将は四体いる。うちの一体はきら星はづき、お主がこの間倒した。で、これから我らが向かうエゲレスとやらでさらにその一体と戦う。数千年もの間君臨してきた強大な魔将だが、この短期間で立て続けにお主と遭遇してバチボコにやられるのかと思うと、我は楽しくて仕方ない』
今からワクワクしてますね、バングラッド氏!
私はと言うと、イギリスのご飯が楽しみでならない。
ビクトリアはビクトリアで、イギリスのあまり美味しくないと評判のご飯を食べてみたいらしい。
みんな目的があるのだ!
イギリスは雨が多かったり、寒かったりするらしい。
防寒装備を用意して、傘もいいのを準備して……。
あっという間に、その日がやって来る。
迷宮省の車が迎えに来た。
前みたいなリムジンではなくて、普通のワンボックスカーだ。
ここは経費削減されたのね。
「普通の車に見えるでしょう。実は全身に防弾処理がされていまして、内側からは対ダンジョン結界処理も施されています」
あっ!
あなたはお前らの中にいると仰っていた職員さん!!
「戻ってきたんですねえ」
「はい! 地方に飛ばされていたんですが、この度戻ってこられました! また、はづきさんのサポートができて嬉しいです! 私たち、真の迷宮省の職員は、みんなあなたのファンなんですよ!」
両手で握手してきた。
なるほどー。
迷宮省が丸ごと味方なのだ。
それは嬉しいなあ。
今度の長官、全く口出しをしてこなくて、依頼されたら判子を押すだけの仕事をしてるらしい。
それでいて、何かあったら職員に資料をまとめてもらった後、矢面に立つ。
「何もしないんですけど、いざという時だけ守ってくれる人ですよ。いやあ、一ヶ月天下のあの長官とは大違いです」
中林前長官、嫌われてるなあ!
私たちはワンボックスカーに乗り込み、空港へ。
一応迷宮省側から、イギリスまで付き添ってくれる女性が派遣されている。
「通訳は必要ないと思うのですが、形式上、皆さんが国の代表ということになります。ですので、そのお世話や迷宮省側の意思を伝える役割として同行致します」
なんか大人の女の人だ!
タマコさんというコードネームを持っているようで、風街さんみたいな迷宮省エージェントなんだそうだ。
そして私たちは、イギリス行きの飛行機に乗り込む。
もちろん、ファーストクラス!
体が贅沢を覚えてしまうー。
イギリスまでは凄く長いし、途中給油のために別の空港に降りたりするからね。
なるべく居心地のいいところにいてもらうという判断なんだと思うけど。
「ふふふ、役得ですね……。初ファーストクラス……!!」
タマコさんがぐふぐふ笑っていた。
私とビクトリア、タマコさん、そしてバングラッド氏。
四人を乗せた飛行機が飛び立つのだ。
ということで、もろもろ準備をしなくてはいけないのだ。
まずは学校に二週間くらいの休学届け……。
なぜか先生からは、サクッと受け入れられた。
「本当にいつもお疲れ様。頑張ってね」
「あっはい!」
「二週間の間の内容は補習で対応するから。とは言っても君は優秀だから、自学でそこまで進んでしまっているかもだけど」
教科書の内容だけなら、二年生の分は全部読み切ってはいるなあ……。
とにかく許可が出て良かった!
次はクラス。
「あの、実は、二週間くらい学校休むので……」
そう言ったら、クラス中が私に注目した。
な、な、なんだー!?
「頑張って、師匠!」「体に気をつけてね!」「向こうで生水とか飲んだらダメだよ!」
次々に励まされてしまう。
なんと理解ある人たちだろう。
理由も聞かずにこんなに親身になってくれるとは。
一年生の頃は、全然打ち解けなくてつらたん、と思っていたが、1年半でここまでみんなと仲良くなれるとは……。
いい学校なのだ……。
ちょっとじーんと来る。
事情は話せないけど、行ってきます!!
私はやる気満々になって家に帰ってきた。
ビクトリアも、教授たちに二週間休む話をしてきたらしい。
彼女は自分が配信者であることをオープンにしているので、サクッと理解を得られたんだとか。
このオープンにできる度胸はビクトリアの凄いところだよね!
「リーダーもオープンにしてるじゃない」
「してないしてない」
「本当……? もしかして隠してるつもりなの……?」
不思議そうにそんな事を言われてしまった。
な、なんだなんだ。
その後、会社でも私たちの仕事の割り振りを他の配信者に任せる相談。
私に来てたお仕事は、イノシカチョウの三人がそれぞれやってくれることになった。
ビクトリアの案件はファティマさんが担当。
よしよし。
持つべきものはどんどん成長してくれている後輩。
まあみんな、同年代なんだけど。
うちの会社の配信者、女性陣は一人を除いてかなり若いんだそうだ。
他の会社だと、社会人経験を積んだ人とか、若くても大学生だとか。
「冒険配信者黎明期の頃には、中学生の配信者もいたそうだがな。今はその辺りがうるさくなってきているから、基本的には18歳以上を対象にしている」
「ほーん」
兄がそんな説明をしてきたので、私は驚いた。
「私は15歳デビューなんだけど」
「まさかお前がカッとなって高校入学直後に個人勢デビューするとは思ってもいなかったんだ。あれで俺の人生が大きく変わった……」
会社辞めて、イカルガエンターテイメント立ち上げたもんね。
私たち兄妹と受付さんだけの会社が、今ではすっごく大きくなった。
うーん、感慨深い……。
『なにっ、バングラッドが二週間もいなくなるのか! 我は悲しい』
『なあに、たった二週間待っておればまた戻ってくるのだ。腕がなまらぬよう、向こうからもインするからな』
ウェスパース氏とバングラッド氏の我コンビがなんかぺちゃくちゃ喋っている。
すっかりゲーム友達になってしまった!
異世界で言えば超越的存在みたいな二人が、こっちだと普通のゲーマーだもんね。
ゲームには凄い魅力があるのかも知れない……。
私は嗜む程度だけど。
で、バングラッド氏の準備はこれでおしまい。
この人、イカルガ以外には関わりを持ってないしなあ。
聞いたら、部下もいないし、魔王にも従っているわけではなくて、食客という形であちこちの戦いに顔を出して、好き勝手に戦っているだけらしい。
で、あまりの強さに魔将の称号を与えられたとか……。
『軍勢にはな、我のような食客タイプと、現地人が魔王に忠誠を誓った裏切り者タイプと、魔王が直接連れてきた大魔将タイプの三種類があるのだ』
「ほうほうほう」
『大魔将は四体いる。うちの一体はきら星はづき、お主がこの間倒した。で、これから我らが向かうエゲレスとやらでさらにその一体と戦う。数千年もの間君臨してきた強大な魔将だが、この短期間で立て続けにお主と遭遇してバチボコにやられるのかと思うと、我は楽しくて仕方ない』
今からワクワクしてますね、バングラッド氏!
私はと言うと、イギリスのご飯が楽しみでならない。
ビクトリアはビクトリアで、イギリスのあまり美味しくないと評判のご飯を食べてみたいらしい。
みんな目的があるのだ!
イギリスは雨が多かったり、寒かったりするらしい。
防寒装備を用意して、傘もいいのを準備して……。
あっという間に、その日がやって来る。
迷宮省の車が迎えに来た。
前みたいなリムジンではなくて、普通のワンボックスカーだ。
ここは経費削減されたのね。
「普通の車に見えるでしょう。実は全身に防弾処理がされていまして、内側からは対ダンジョン結界処理も施されています」
あっ!
あなたはお前らの中にいると仰っていた職員さん!!
「戻ってきたんですねえ」
「はい! 地方に飛ばされていたんですが、この度戻ってこられました! また、はづきさんのサポートができて嬉しいです! 私たち、真の迷宮省の職員は、みんなあなたのファンなんですよ!」
両手で握手してきた。
なるほどー。
迷宮省が丸ごと味方なのだ。
それは嬉しいなあ。
今度の長官、全く口出しをしてこなくて、依頼されたら判子を押すだけの仕事をしてるらしい。
それでいて、何かあったら職員に資料をまとめてもらった後、矢面に立つ。
「何もしないんですけど、いざという時だけ守ってくれる人ですよ。いやあ、一ヶ月天下のあの長官とは大違いです」
中林前長官、嫌われてるなあ!
私たちはワンボックスカーに乗り込み、空港へ。
一応迷宮省側から、イギリスまで付き添ってくれる女性が派遣されている。
「通訳は必要ないと思うのですが、形式上、皆さんが国の代表ということになります。ですので、そのお世話や迷宮省側の意思を伝える役割として同行致します」
なんか大人の女の人だ!
タマコさんというコードネームを持っているようで、風街さんみたいな迷宮省エージェントなんだそうだ。
そして私たちは、イギリス行きの飛行機に乗り込む。
もちろん、ファーストクラス!
体が贅沢を覚えてしまうー。
イギリスまでは凄く長いし、途中給油のために別の空港に降りたりするからね。
なるべく居心地のいいところにいてもらうという判断なんだと思うけど。
「ふふふ、役得ですね……。初ファーストクラス……!!」
タマコさんがぐふぐふ笑っていた。
私とビクトリア、タマコさん、そしてバングラッド氏。
四人を乗せた飛行機が飛び立つのだ。
20
お気に入りに追加
245
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
おじさんが異世界転移してしまった。
月見ひろっさん
ファンタジー
ひょんな事からゲーム異世界に転移してしまったおじさん、はたして、無事に帰還できるのだろうか?
モンスターが蔓延る異世界で、様々な出会いと別れを経験し、おじさんはまた一つ、歳を重ねる。
お兄ちゃんはお兄ちゃんだけど、お兄ちゃんなのにお兄ちゃんじゃない!?
すずなり。
恋愛
幼いころ、母に施設に預けられた鈴(すず)。
お母さん「病気を治して迎えにくるから待ってて?」
その母は・・迎えにくることは無かった。
代わりに迎えに来た『父』と『兄』。
私の引き取り先は『本当の家』だった。
お父さん「鈴の家だよ?」
鈴「私・・一緒に暮らしていいんでしょうか・・。」
新しい家で始まる生活。
でも私は・・・お母さんの病気の遺伝子を受け継いでる・・・。
鈴「うぁ・・・・。」
兄「鈴!?」
倒れることが多くなっていく日々・・・。
そんな中でも『恋』は私の都合なんて考えてくれない。
『もう・・妹にみれない・・・。』
『お兄ちゃん・・・。』
「お前のこと、施設にいたころから好きだった・・・!」
「ーーーーっ!」
※本編には病名や治療法、薬などいろいろ出てきますが、全て想像の世界のお話です。現実世界とは一切関係ありません。
※コメントや感想などは受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
※孤児、脱字などチェックはしてますが漏れもあります。ご容赦ください。
※表現不足なども重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけたら幸いです。(それはもう『へぇー・・』ぐらいに。)
無能扱いされ会社を辞めさせられ、モフモフがさみしさで命の危機に陥るが懸命なナデナデ配信によりバズる~色々あって心と音速の壁を突破するまで~
ぐうのすけ
ファンタジー
大岩翔(オオイワ カケル・20才)は部長の悪知恵により会社を辞めて家に帰った。
玄関を開けるとモフモフ用座布団の上にペットが座って待っているのだが様子がおかしい。
「きゅう、痩せたか?それに元気もない」
ペットをさみしくさせていたと反省したカケルはペットを頭に乗せて大穴(ダンジョン)へと走った。
だが、大穴に向かう途中で小麦粉の大袋を担いだJKとぶつかりそうになる。
「パンを咥えて遅刻遅刻~ではなく原材料を担ぐJKだと!」
この奇妙な出会いによりカケルはヒロイン達と心を通わせ、心に抱えた闇を超え、心と音速の壁を突破する。
Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる