227 / 517
夏めく私の充電編
第227話 私がゲームキャラになったなら伝説
しおりを挟む
紆余曲折あって、ついに私の格ゲーキャラがゲームに実装された。
VRの総合ロビーから行けるらしいので、私は渋々VRに移動したのだった。
「お前らー、こんきらー! 今日はですねー。私のゲームキャラが実装されたので見に行きます」
※『こんきらー』『こんきらー』『もう使った』『いやー、流石に現実よりもナーフされてたな』『現実的なはづきっちだった』『原作を知らないやつが、このショボいゴボウの突きで三割持っていくのおかしいだろって言ってたけど』『原作知ってるとこれで十割持ってくもんなあw』
原作!
現実の私のことかあ。
しかしナーフとは一体何事だろう。
弱くなってるっていうことだろうけど……。
「一体どうなってるんです?」
※もんじゃ『被弾しないはづきっちをそのままゲームにしたら、ゲームにならないんだよ……』
「なるほどー!」
もんじゃは分かりやすいなあ。
こうしてやってきた621ロビー。
『はづきっちだ!』『予告通りはづきっちが来た!』『うわーっ!』
ぎゅうぎゅうに詰めかけてくる人たちを、ゴボウからピンクの光を放ってポーンと押しのける。
『ウグワー』『やられたー』『はづきっちと言えばこれ』
なんかコメントしながら吹っ飛んでいく。
「通してくださーい」
※『ぶっ放してから言うやつがあるかw』『もうごく自然に大罪勢のパワーを使いこなしているな……!』『この間の配信では全然使ってなかったのに、一般人には使う不思議w』
「このピンクのパワーが一番威力も弱くてみんな怪我をしないからですねー」
※『ゴボウで直に叩く方がヤバいのかw!!』『大罪勢のパワーが前座扱いかあ……』
『見ろよ、ゴボウビーム実績が解除されたぜ』『やった!』
コメント欄も、私に押しのけられた人も、なんかみんな変な感じの笑顔になっている気がする。
『はづきっちだ! だが、俺は付き合いが長いから詳しいんだ。付かず離れずの距離で行くぞ。今日も最高のセンシティブをお願いします!!』
なんかちょっと離れたところをついてくる人がいる。
なんだろう……?
広島VS大阪というお好み焼き柄のシャツを着た人だけど……。
まあ気にしないでおこう。
総合ロビーに降りたら、やっぱり人だかりだった。
なんだなんだ。
あっ!!
あの人は!!
「カンナちゃーん!」
私がぴょんぴょん飛び上がって声を張り上げると、なんかピンク色のオーラみたいなのが空間に広がった。
喧騒をぶっ飛ばして、私の言葉が彼女に届く。
「はづきちゃん! ……じゃない、はづきさん! 奇遇ですわねえ。実はわたくし、はづきさんのキャラを見に行くところなんですの」
「本当!? じゃあ一緒に行こう行こう」
そういうことになった。
※『突発コラボじゃん!』『てえてえ』『はづきっちニッコニコ』
こうしてやって来た、格闘ゲームゾーン。
ストレートファイター6というゲームで、私のキャラが実装されていた。
おお、対戦が行われてる。
格ゲーキャラとなった私は……。
なんか、ガードしながら小走りで画面の前後を動けるらしく、トリッキーなキャラらしかった。
アーカイブで見た私の動きだ!
あと、ゴボウの当たり判定が大きい。
だから、ゴボウは必殺技ゲージみたいなのを消費しないと出せないようになっていた。
それから見たことがない私の動き!
えっ、しゃがみ小キック!?
ジャンプ大パンチ!?
「うーむ」
「わたくしたちそのままの動きだと、ゲームになりませんもの。はづきさんも不思議なポーズを取らされたりしたでしょう?」
「した!」
あれはそういうことだったのか。
そしてやられモーション。
※『はづきっちがやられている! ゲームのキャラだけど』『違和感凄いなあw』『あー、スーパー必殺技決められて負けた!』『負けているはづきっち、違和感が凄いな……w!』
『最近のゲームは服が破れたりしないんですな……残念』
広島VS大阪シャツの人が呟いていた。
そんな時代が過去に……!?
センシティブじゃないですか。
そしてカンナちゃんとシャツの人と三人で並んで格ゲーを眺めつつ、色々感想を喋る。
「……はづきさん、この人はどなた?」
「多分うちのリスナーだと思います。だよね?」
『うす! 初回から見てる』
「初回から……!? ま、まさか粉物三人衆の一人……消去法的に……おこのみ!」
『イエス! たまたまVR空間に来たらはづきっちがいたのでついてきた!!』
ぴょーんと飛び跳ねるおこのみ。
うーむ、想像通りの人だ。
VRのアバターだけど。
「基本的にあんまり一人ひとりのリスナーさんに個別サービスとかできないので……」
『全然OK! ちょっと離れたところから見てる!』
そう告げると、おこのみはサササーっと自分から距離を取り、遠くからこちらを観察しだした。
「ある意味、ファンとしての距離感をきちんと分かっている人ですわね……」
「変なところで男前だよね」
そういう話をしていたら、近くで見覚えのある鎧武者が対戦を見学しているのだった。
「あっ、あなたは確か、えーと」
『おお! きら星はづき! 久しいな!』
※『当たり前みたいな顔して魔将バングラッドがいるやんw!!』『普通にVR世界に溶け込んでるのどうなのw』『誰かのアバターだったりしない?』もんじゃ『バングラッドの姿は規定で再現できないようにされているはずだ』『ほな本物かあ』『本物の魔将じゃん!!』
コメント欄が賑やかになった。
そうそう!
バングラッドさん!
「バングラッドさんもまた遊びに来たんですか」
『うむ。他の魔将はゴボウアースのリアルに進出する準備をしているがな。我はまだここでやり残した事がある。ああ、このゲームは頂点のプレイヤーを倒した。今世界ナンバーワンは我だ』
「つよい」
『むはははははは』
私が素直な感想を述べたら、バングラッドさんが機嫌良さそうに笑った。
『だが、我でもまだまだ及ばぬ世界がある。ついてこい、きら星はづき』
「なんでしょう」
「はづきさん、こ、この人? についていってもいいんですの!?」
「なんだかんだで正々堂々な人だから大丈夫じゃないかなあ……」
三人+後ろにおこのみで移動する。
バングラッドさんが案内してくれたのは……。
『スーパーオクノカート!! これよ! 圧倒的スピード感! アイテムを使って互いの邪魔をするタクティクス! そしていつ順位が入れ替わるか分からぬヒリヒリしたスリル! 我をも手玉に取る強者ばかりがおる……!! 今の我はこれの頂点を目指しているのだ!!』
「なんとレースゲーム!!」
スーパーオクノカートは、人気ゲームキャラのタマガワ・オクノが愉快な仲間たちと繰り広げるレーシングゲーム。
ゲーム中に!(ビックリマーク)ブロックを取ると、ピコーン!と技を閃いたりして相手の妨害や自分のパワーアップができる。
奥深いゲームなのだ。
ちなみに私はこのゲーム超弱い。
人と競い合う系のは全部苦手でな……!
『どうだきら星はづき! 我と余興で戦って見ぬか!』
「あの、私こういうの凄く苦手で」
『なんだともったいない! では我が教えてやる。やるぞやるぞ』
「あひー」
「はづきさん!? ああ、もうー!」
『えっ、俺も参加する流れ!?』
こうして、妙な面子でレースゲームをすることになってしまったのだ……!
VRの総合ロビーから行けるらしいので、私は渋々VRに移動したのだった。
「お前らー、こんきらー! 今日はですねー。私のゲームキャラが実装されたので見に行きます」
※『こんきらー』『こんきらー』『もう使った』『いやー、流石に現実よりもナーフされてたな』『現実的なはづきっちだった』『原作を知らないやつが、このショボいゴボウの突きで三割持っていくのおかしいだろって言ってたけど』『原作知ってるとこれで十割持ってくもんなあw』
原作!
現実の私のことかあ。
しかしナーフとは一体何事だろう。
弱くなってるっていうことだろうけど……。
「一体どうなってるんです?」
※もんじゃ『被弾しないはづきっちをそのままゲームにしたら、ゲームにならないんだよ……』
「なるほどー!」
もんじゃは分かりやすいなあ。
こうしてやってきた621ロビー。
『はづきっちだ!』『予告通りはづきっちが来た!』『うわーっ!』
ぎゅうぎゅうに詰めかけてくる人たちを、ゴボウからピンクの光を放ってポーンと押しのける。
『ウグワー』『やられたー』『はづきっちと言えばこれ』
なんかコメントしながら吹っ飛んでいく。
「通してくださーい」
※『ぶっ放してから言うやつがあるかw』『もうごく自然に大罪勢のパワーを使いこなしているな……!』『この間の配信では全然使ってなかったのに、一般人には使う不思議w』
「このピンクのパワーが一番威力も弱くてみんな怪我をしないからですねー」
※『ゴボウで直に叩く方がヤバいのかw!!』『大罪勢のパワーが前座扱いかあ……』
『見ろよ、ゴボウビーム実績が解除されたぜ』『やった!』
コメント欄も、私に押しのけられた人も、なんかみんな変な感じの笑顔になっている気がする。
『はづきっちだ! だが、俺は付き合いが長いから詳しいんだ。付かず離れずの距離で行くぞ。今日も最高のセンシティブをお願いします!!』
なんかちょっと離れたところをついてくる人がいる。
なんだろう……?
広島VS大阪というお好み焼き柄のシャツを着た人だけど……。
まあ気にしないでおこう。
総合ロビーに降りたら、やっぱり人だかりだった。
なんだなんだ。
あっ!!
あの人は!!
「カンナちゃーん!」
私がぴょんぴょん飛び上がって声を張り上げると、なんかピンク色のオーラみたいなのが空間に広がった。
喧騒をぶっ飛ばして、私の言葉が彼女に届く。
「はづきちゃん! ……じゃない、はづきさん! 奇遇ですわねえ。実はわたくし、はづきさんのキャラを見に行くところなんですの」
「本当!? じゃあ一緒に行こう行こう」
そういうことになった。
※『突発コラボじゃん!』『てえてえ』『はづきっちニッコニコ』
こうしてやって来た、格闘ゲームゾーン。
ストレートファイター6というゲームで、私のキャラが実装されていた。
おお、対戦が行われてる。
格ゲーキャラとなった私は……。
なんか、ガードしながら小走りで画面の前後を動けるらしく、トリッキーなキャラらしかった。
アーカイブで見た私の動きだ!
あと、ゴボウの当たり判定が大きい。
だから、ゴボウは必殺技ゲージみたいなのを消費しないと出せないようになっていた。
それから見たことがない私の動き!
えっ、しゃがみ小キック!?
ジャンプ大パンチ!?
「うーむ」
「わたくしたちそのままの動きだと、ゲームになりませんもの。はづきさんも不思議なポーズを取らされたりしたでしょう?」
「した!」
あれはそういうことだったのか。
そしてやられモーション。
※『はづきっちがやられている! ゲームのキャラだけど』『違和感凄いなあw』『あー、スーパー必殺技決められて負けた!』『負けているはづきっち、違和感が凄いな……w!』
『最近のゲームは服が破れたりしないんですな……残念』
広島VS大阪シャツの人が呟いていた。
そんな時代が過去に……!?
センシティブじゃないですか。
そしてカンナちゃんとシャツの人と三人で並んで格ゲーを眺めつつ、色々感想を喋る。
「……はづきさん、この人はどなた?」
「多分うちのリスナーだと思います。だよね?」
『うす! 初回から見てる』
「初回から……!? ま、まさか粉物三人衆の一人……消去法的に……おこのみ!」
『イエス! たまたまVR空間に来たらはづきっちがいたのでついてきた!!』
ぴょーんと飛び跳ねるおこのみ。
うーむ、想像通りの人だ。
VRのアバターだけど。
「基本的にあんまり一人ひとりのリスナーさんに個別サービスとかできないので……」
『全然OK! ちょっと離れたところから見てる!』
そう告げると、おこのみはサササーっと自分から距離を取り、遠くからこちらを観察しだした。
「ある意味、ファンとしての距離感をきちんと分かっている人ですわね……」
「変なところで男前だよね」
そういう話をしていたら、近くで見覚えのある鎧武者が対戦を見学しているのだった。
「あっ、あなたは確か、えーと」
『おお! きら星はづき! 久しいな!』
※『当たり前みたいな顔して魔将バングラッドがいるやんw!!』『普通にVR世界に溶け込んでるのどうなのw』『誰かのアバターだったりしない?』もんじゃ『バングラッドの姿は規定で再現できないようにされているはずだ』『ほな本物かあ』『本物の魔将じゃん!!』
コメント欄が賑やかになった。
そうそう!
バングラッドさん!
「バングラッドさんもまた遊びに来たんですか」
『うむ。他の魔将はゴボウアースのリアルに進出する準備をしているがな。我はまだここでやり残した事がある。ああ、このゲームは頂点のプレイヤーを倒した。今世界ナンバーワンは我だ』
「つよい」
『むはははははは』
私が素直な感想を述べたら、バングラッドさんが機嫌良さそうに笑った。
『だが、我でもまだまだ及ばぬ世界がある。ついてこい、きら星はづき』
「なんでしょう」
「はづきさん、こ、この人? についていってもいいんですの!?」
「なんだかんだで正々堂々な人だから大丈夫じゃないかなあ……」
三人+後ろにおこのみで移動する。
バングラッドさんが案内してくれたのは……。
『スーパーオクノカート!! これよ! 圧倒的スピード感! アイテムを使って互いの邪魔をするタクティクス! そしていつ順位が入れ替わるか分からぬヒリヒリしたスリル! 我をも手玉に取る強者ばかりがおる……!! 今の我はこれの頂点を目指しているのだ!!』
「なんとレースゲーム!!」
スーパーオクノカートは、人気ゲームキャラのタマガワ・オクノが愉快な仲間たちと繰り広げるレーシングゲーム。
ゲーム中に!(ビックリマーク)ブロックを取ると、ピコーン!と技を閃いたりして相手の妨害や自分のパワーアップができる。
奥深いゲームなのだ。
ちなみに私はこのゲーム超弱い。
人と競い合う系のは全部苦手でな……!
『どうだきら星はづき! 我と余興で戦って見ぬか!』
「あの、私こういうの凄く苦手で」
『なんだともったいない! では我が教えてやる。やるぞやるぞ』
「あひー」
「はづきさん!? ああ、もうー!」
『えっ、俺も参加する流れ!?』
こうして、妙な面子でレースゲームをすることになってしまったのだ……!
20
お気に入りに追加
245
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
おじさんが異世界転移してしまった。
月見ひろっさん
ファンタジー
ひょんな事からゲーム異世界に転移してしまったおじさん、はたして、無事に帰還できるのだろうか?
モンスターが蔓延る異世界で、様々な出会いと別れを経験し、おじさんはまた一つ、歳を重ねる。
お兄ちゃんはお兄ちゃんだけど、お兄ちゃんなのにお兄ちゃんじゃない!?
すずなり。
恋愛
幼いころ、母に施設に預けられた鈴(すず)。
お母さん「病気を治して迎えにくるから待ってて?」
その母は・・迎えにくることは無かった。
代わりに迎えに来た『父』と『兄』。
私の引き取り先は『本当の家』だった。
お父さん「鈴の家だよ?」
鈴「私・・一緒に暮らしていいんでしょうか・・。」
新しい家で始まる生活。
でも私は・・・お母さんの病気の遺伝子を受け継いでる・・・。
鈴「うぁ・・・・。」
兄「鈴!?」
倒れることが多くなっていく日々・・・。
そんな中でも『恋』は私の都合なんて考えてくれない。
『もう・・妹にみれない・・・。』
『お兄ちゃん・・・。』
「お前のこと、施設にいたころから好きだった・・・!」
「ーーーーっ!」
※本編には病名や治療法、薬などいろいろ出てきますが、全て想像の世界のお話です。現実世界とは一切関係ありません。
※コメントや感想などは受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
※孤児、脱字などチェックはしてますが漏れもあります。ご容赦ください。
※表現不足なども重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけたら幸いです。(それはもう『へぇー・・』ぐらいに。)
俺が異世界帰りだと会社の後輩にバレた後の話
猫野 ジム
ファンタジー
会社員(25歳・男)は異世界帰り。現代に帰って来ても魔法が使えるままだった。
バレないようにこっそり使っていたけど、後輩の女性社員にバレてしまった。なぜなら彼女も異世界から帰って来ていて、魔法が使われたことを察知できるから。
『異世界帰り』という共通点があることが分かった二人は後輩からの誘いで仕事終わりに食事をすることに。職場以外で会うのは初めてだった。果たしてどうなるのか?
※ダンジョンやバトルは無く、現代ラブコメに少しだけファンタジー要素が入った作品です
※カクヨム・小説家になろうでも公開しています
Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる