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フォローアップ! 私の春休み編
第204話 ちょうどいいダンジョン実戦伝説
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なるほどぼたんちゃんが現代魔法の使い手であることは分かった。
じゃあ現場で使ってみよう。
私の提案でそういうことになった。
「何気にはづきさん、ガチガチの現場第一主義だよね」
男性マネさんに言われて、そうかなあと思う私なのだった。
あちこちの配信者さんを見てきたらしい彼から言わせると、私は飛び抜けた職人気質なのだとか。
おかしい。
朝食雑談配信とか週一でやってるのに。
ちょっと他の配信者よりも、ダンジョンに潜る回数が多いだけなのに。
「そこよ。はづきちゃん、こんなに有名になったのに発生したてのダンジョンをマメに踏破して回ってるんだもの。あんまりあなたの悪いニュースを聞かないのは、あなたがコツコツ努力と仕事をやり続けてるのがみんな分かってるからだわ」
だから嫉妬するしかない人が出てくるー、と色々事情に詳しそうなぼたんちゃんがうなずくのだった。
三人でやって来ましたのは、またまたリスナーさんからのタレコミがあった、できたてホヤホヤのダンジョン。
もちろん、現着寸前にバーチャライズしている。
うおーっ、ぼたんちゃんが目立つ目立つ。
彼女、めっちゃ人の目を気にしている。
「私異常にキラキラしてるよね……!? これ、羽引っ込められない?」
「引っ込められるよ。ただ、引っ込めると鱗粉散布ができないから、魔法の威力が落ちるからね」
マネさんの言う通り、襟元に付いているボタンをポチッと押したら羽がシュッと小さくなった。
バーチャライズしてるからなんでもありだなあ。
今回のリスナーさんはスポーティな男性。
「うおー!! 枕投げに投稿したら速攻ではづきっちが来た! しかも未発表の新人さんも一緒に!!」
見た目は陽の者だけど、中身はお前らで安心。
枕投げっていうのは、匿名でメッセージを届けるサービスね。
センシティブワードとか罵詈雑言は自動で検閲されるので、平和的に使える。
私はこれを使って、タレコミを集めたりしていたのだ。
「配信で映るけど、それまではツブヤキしないでね」
「うす!! はづきっちがそう言うならちゃんと言う事聞きます!! ああー、感激だなあ……。あの、サインをいただいても」
「サイン!! も、もちろんですとも!!」
このために猛練習していたのだ!!
用意された色紙に、サラサラーっとかっこいいサインを書く。
「うわ、めっちゃ凝ってる」
「かっこえー!!」
ぼたんちゃんとリスナーさんが大変驚いていた。
フフフ、そうだろうそうだろう。
量産することを意図していない、プロトタイプのサインだ。
ちなみに将来的にたくさん書くことを予期して、簡単バージョンサインももうデザインしてある。
顔文字付きもあるぞ。
私のサインは七種類ある。全てマスターしているのだ!
「誰にも知られずにそんな努力もしてるんだねえ……!! やっぱりはづきさん、職人だよ」
男性マネさん、大変感心している。
そうかな。
そうかも……。
さて、ダンジョンです。
今回のはごくごく簡単なやつで、児童公園が変化してしまったやつ。
認知症になったお年寄りがここまで来て、冬の寒さで亡くなってしまったそうなんだけど……。
その時の残留思念みたいなのがだんだん強くなって、ついに春にダンジョン化を果たしたと。
「幸い、中で遊んではいけないという決まりがあまりにも増えすぎて誰も中に入らない公園になっていたので犠牲者はいないんですよ」
「その公園の存在意義は……」
「もうすぐ無くなる予定でした」
世の無常を感じる。
さあ、入ってみよう。
入り口の自動車侵入防止柵みたいなのを超えると、外から見える姿とは全然違うものになった。
広い!
そして外観では存在しなかった遊具があちこちにある。
……これ、お年寄りの残留思念じゃなくて、ここに設置されてた遊具の怨念とかじゃないの?
全国的にはお年寄りの数は減ってるこの国だけど、この辺りは都会なのでそう言う方も多い。
だから子どもがうるさくするのが嫌、と言う人もいるのかもねえ。
遊具の影から、次々ゴブリンが出てくる。
おおー、さすが生まれたてのダンジョン。
モンスターも初心者向け……。
「じゃあ配信スタートね。お前ら、こんきらー! 今日もリスナーさんの紹介で新たなダンジョンに挑みます」
※『こんきらー!』『一昨日新人さんとダンジョンに来たばかりだと言うのに……』もんじゃ『はづきっちは夏、冬休み期間中のダンジョン踏破密度が異常だったからな。隔日でダンジョン潜るぞ』『そんな密度でダンジョンアタックする配信者はづきっちしかいねえよw!』
おわかりいただけただろうか。
※『もしや、一昨日の今日でまたダンジョンということは、まさか……』
おわかりいただけただろうか。
「予想のとおりです。じゃじゃーん。こっちに新人さんが……あっ、ぼたんちゃん逃げないで。えっ、恥ずかしい? 今更ー。ほらほら、こっちこっち」
「うううっ、は、恥ずかしい。あの、蝶路ぼたんです。よろしくお願いします」
※『うおおおおおお』『美女……………!!』『ちょっとオリエンタルな雰囲気の美女!!』『イカルガ、どんだけバリエーション豊かな女の子揃えてくるんだw』
よしよし、なかなか評判がいい。
ゴスで物騒な武器使いで、オタなアメリカ娘のビクトリアでしょ。
ちっちゃくて可愛くて、歌とダンスが上手くて惣菜パンとかを武器にするもみじちゃん。
でっかくて突進一本槍で、時々暴走とかもするはぎゅうちゃん。
そして正統派オリエンタルちょうちょ雪女系美女のぼたんちゃんですよ。
「えー、新人さん二人の正式なお披露目は後日なんで、今日は彼女の顔と名前だけ覚えて帰ってもらえれば……。あ、ぼたんちゃん、魔法行ってみよう」
「あっ、うん! ……じゃなくて、はい、はづき先輩」
「先輩!!」
チョーコ氏、もとい、ぼたんちゃんに先輩と呼ばれるとゾクゾクするぞ。
不思議な感覚~。
彼女が蝶の羽を広げると、リスナーがおおおーっとどよめいた。
そこから広がる鱗粉を、風向きを無視してコントロールしたり、鱗粉に載せて魔法を拡大して使用したりする様子は大いに受けた。
※『正統派のちゃんと強い配信者だ……!!』『新人二人は本当に正統派だな! 片方バイオレンススタイルだけど!』『俺たちははづきっちともみじちゃんに慣れきっていたから、あれが変な戦い方であることを忘れていたんだ……!!』
な、なんだってー!!
変とはなんだー!
……いや、私ともみじちゃん以外に、食べ物っぽいもので戦う配信者は見たこと無いな……。
一応いたらしいけど、大怪我をしてすぐ辞めちゃったと聞くし。
※『ネタ系配信者で大成するの、大変なんだよな』『イカルガはきちんとそこを考えて新人を送り出してきたんだな』『信頼できる』
ちなみに、ぼたんちゃんは同接数が稼げるようになると、羽で飛行も可能になるらしいが……。
それは彼女が配信をスタートさせたら明らかになっていくであろう……。
将来が今から楽しみなのだった。
※『またはづきっちが腕組みして後方師匠面をしてるぞ!』『月イチでやってるよなw』
じゃあ現場で使ってみよう。
私の提案でそういうことになった。
「何気にはづきさん、ガチガチの現場第一主義だよね」
男性マネさんに言われて、そうかなあと思う私なのだった。
あちこちの配信者さんを見てきたらしい彼から言わせると、私は飛び抜けた職人気質なのだとか。
おかしい。
朝食雑談配信とか週一でやってるのに。
ちょっと他の配信者よりも、ダンジョンに潜る回数が多いだけなのに。
「そこよ。はづきちゃん、こんなに有名になったのに発生したてのダンジョンをマメに踏破して回ってるんだもの。あんまりあなたの悪いニュースを聞かないのは、あなたがコツコツ努力と仕事をやり続けてるのがみんな分かってるからだわ」
だから嫉妬するしかない人が出てくるー、と色々事情に詳しそうなぼたんちゃんがうなずくのだった。
三人でやって来ましたのは、またまたリスナーさんからのタレコミがあった、できたてホヤホヤのダンジョン。
もちろん、現着寸前にバーチャライズしている。
うおーっ、ぼたんちゃんが目立つ目立つ。
彼女、めっちゃ人の目を気にしている。
「私異常にキラキラしてるよね……!? これ、羽引っ込められない?」
「引っ込められるよ。ただ、引っ込めると鱗粉散布ができないから、魔法の威力が落ちるからね」
マネさんの言う通り、襟元に付いているボタンをポチッと押したら羽がシュッと小さくなった。
バーチャライズしてるからなんでもありだなあ。
今回のリスナーさんはスポーティな男性。
「うおー!! 枕投げに投稿したら速攻ではづきっちが来た! しかも未発表の新人さんも一緒に!!」
見た目は陽の者だけど、中身はお前らで安心。
枕投げっていうのは、匿名でメッセージを届けるサービスね。
センシティブワードとか罵詈雑言は自動で検閲されるので、平和的に使える。
私はこれを使って、タレコミを集めたりしていたのだ。
「配信で映るけど、それまではツブヤキしないでね」
「うす!! はづきっちがそう言うならちゃんと言う事聞きます!! ああー、感激だなあ……。あの、サインをいただいても」
「サイン!! も、もちろんですとも!!」
このために猛練習していたのだ!!
用意された色紙に、サラサラーっとかっこいいサインを書く。
「うわ、めっちゃ凝ってる」
「かっこえー!!」
ぼたんちゃんとリスナーさんが大変驚いていた。
フフフ、そうだろうそうだろう。
量産することを意図していない、プロトタイプのサインだ。
ちなみに将来的にたくさん書くことを予期して、簡単バージョンサインももうデザインしてある。
顔文字付きもあるぞ。
私のサインは七種類ある。全てマスターしているのだ!
「誰にも知られずにそんな努力もしてるんだねえ……!! やっぱりはづきさん、職人だよ」
男性マネさん、大変感心している。
そうかな。
そうかも……。
さて、ダンジョンです。
今回のはごくごく簡単なやつで、児童公園が変化してしまったやつ。
認知症になったお年寄りがここまで来て、冬の寒さで亡くなってしまったそうなんだけど……。
その時の残留思念みたいなのがだんだん強くなって、ついに春にダンジョン化を果たしたと。
「幸い、中で遊んではいけないという決まりがあまりにも増えすぎて誰も中に入らない公園になっていたので犠牲者はいないんですよ」
「その公園の存在意義は……」
「もうすぐ無くなる予定でした」
世の無常を感じる。
さあ、入ってみよう。
入り口の自動車侵入防止柵みたいなのを超えると、外から見える姿とは全然違うものになった。
広い!
そして外観では存在しなかった遊具があちこちにある。
……これ、お年寄りの残留思念じゃなくて、ここに設置されてた遊具の怨念とかじゃないの?
全国的にはお年寄りの数は減ってるこの国だけど、この辺りは都会なのでそう言う方も多い。
だから子どもがうるさくするのが嫌、と言う人もいるのかもねえ。
遊具の影から、次々ゴブリンが出てくる。
おおー、さすが生まれたてのダンジョン。
モンスターも初心者向け……。
「じゃあ配信スタートね。お前ら、こんきらー! 今日もリスナーさんの紹介で新たなダンジョンに挑みます」
※『こんきらー!』『一昨日新人さんとダンジョンに来たばかりだと言うのに……』もんじゃ『はづきっちは夏、冬休み期間中のダンジョン踏破密度が異常だったからな。隔日でダンジョン潜るぞ』『そんな密度でダンジョンアタックする配信者はづきっちしかいねえよw!』
おわかりいただけただろうか。
※『もしや、一昨日の今日でまたダンジョンということは、まさか……』
おわかりいただけただろうか。
「予想のとおりです。じゃじゃーん。こっちに新人さんが……あっ、ぼたんちゃん逃げないで。えっ、恥ずかしい? 今更ー。ほらほら、こっちこっち」
「うううっ、は、恥ずかしい。あの、蝶路ぼたんです。よろしくお願いします」
※『うおおおおおお』『美女……………!!』『ちょっとオリエンタルな雰囲気の美女!!』『イカルガ、どんだけバリエーション豊かな女の子揃えてくるんだw』
よしよし、なかなか評判がいい。
ゴスで物騒な武器使いで、オタなアメリカ娘のビクトリアでしょ。
ちっちゃくて可愛くて、歌とダンスが上手くて惣菜パンとかを武器にするもみじちゃん。
でっかくて突進一本槍で、時々暴走とかもするはぎゅうちゃん。
そして正統派オリエンタルちょうちょ雪女系美女のぼたんちゃんですよ。
「えー、新人さん二人の正式なお披露目は後日なんで、今日は彼女の顔と名前だけ覚えて帰ってもらえれば……。あ、ぼたんちゃん、魔法行ってみよう」
「あっ、うん! ……じゃなくて、はい、はづき先輩」
「先輩!!」
チョーコ氏、もとい、ぼたんちゃんに先輩と呼ばれるとゾクゾクするぞ。
不思議な感覚~。
彼女が蝶の羽を広げると、リスナーがおおおーっとどよめいた。
そこから広がる鱗粉を、風向きを無視してコントロールしたり、鱗粉に載せて魔法を拡大して使用したりする様子は大いに受けた。
※『正統派のちゃんと強い配信者だ……!!』『新人二人は本当に正統派だな! 片方バイオレンススタイルだけど!』『俺たちははづきっちともみじちゃんに慣れきっていたから、あれが変な戦い方であることを忘れていたんだ……!!』
な、なんだってー!!
変とはなんだー!
……いや、私ともみじちゃん以外に、食べ物っぽいもので戦う配信者は見たこと無いな……。
一応いたらしいけど、大怪我をしてすぐ辞めちゃったと聞くし。
※『ネタ系配信者で大成するの、大変なんだよな』『イカルガはきちんとそこを考えて新人を送り出してきたんだな』『信頼できる』
ちなみに、ぼたんちゃんは同接数が稼げるようになると、羽で飛行も可能になるらしいが……。
それは彼女が配信をスタートさせたら明らかになっていくであろう……。
将来が今から楽しみなのだった。
※『またはづきっちが腕組みして後方師匠面をしてるぞ!』『月イチでやってるよなw』
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