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いそがし私の東奔西走編
第62話 出張ダンジョン伝説
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夏休みは短い……。
体感3日くらい。
……というのが、中学生の頃の私の感想だった。
だが、今年は違う!
夏休み序盤にクイズイベント、そしてコラボカフェ展開と委員長との収録。
盛りだくさん過ぎる。
「あっ、まだ八月上旬……!!」
私は愕然とした。
時間が、時間の流れるのが遅い……!!
「新しいことがたくさん起きると、一日はあっという間に過ぎるのに毎日を過ごすのはゆっくりに感じるのよね」
母が含蓄のあることを言った。
なるほどー。
配信者になった私、毎日がもりだくさんだもんなあ。
「それで、はづきちゃんは今日はどうするの?」
すっかり配信者ネームで私を呼ぶようになった母なのだ。
「配信します」
「気をつけてね。これ、お弁当。冷凍してたおかずが昼には解凍されるからね。じゃあいってらっしゃーい」
「いってきまーす」
リュックにお弁当を詰め込んで、私は今日行くダンジョンを探した。
「よし、リスナーからネタをもらおう……」
『急募・今日配信するダンジョン』
すると、夏の午前中からツブヤキックスに張り付いているうちのリスナーが、ワイワイと書き込んでくれた。
あちこちの情報が集まってくる。
都心のが多いけど、ちょっと電車を使う必要があるところがあるなあ。
よし、今日はここににしよう!
私は特急券を買って、中央線から中央本線に乗ってお隣の県まで行った。
途中でシャリシャリする半解凍のお弁当は食べきってしまった。
うまし!
それにしてもお前ら、まさか私がここまで来るとは思うまい……、ふふふ。
と思ったら。
トイレでバーチャライズして出てきた私に、改札前にたむろしてた人々がハッとした。
「は、はづきっちだ!!」
「書き込んだら本当に来た!!」
「リ、リスナーがいた!」
戦慄する私。
画面の向こうで私を応援しているお前ら、実在していたのか……!!
「す、すんません、はづきっちですよね!?」
「うわ、マジではづきっちだ……。思ってたよりも小さ……いや、以外とガタイがいいな」
「そういうセンシティブな発言やめてください!?」
Aフォンがいつの間にか配信を始めてるし。
「じゃ、じゃあダンジョンに案内してもらえると……」
「ういっす!!」
※『こいつらなんて役得を』『リアルはづきっちに会ってるじゃん』『あいつらも俺らみたいな外見しているな』『はづきっちに迷惑かけるなよ!』
彼らにも横のコメントが見えたらしくて、神妙な顔で頷く。
「俺たちが守護らねばならぬ……」
親目線~!
リアルお前らと、コメントのお前らとワイワイ騒ぎながら、私たちはダンジョンへ向かった。
というか、ダンジョンは改札を出たらすぐだった。
「すぐ横が廃棄された無人駅なんですけど、あ、こっちも無人駅なんですけど、あっちがダンジョン化したっぽくて」
「ははあ、半分くっついてません?」
「くっついてますねー」
「じゃあこの無人駅もダンジョンになってるんじゃないの?」
「え、そんなまさか……」
『もがーっ!!』
伏線回収~!
いきなり無人駅から、一本足で一つ目のでっかい頭のモンスターが飛び出してきた!
やっぱりこの辺りがまとめてダンジョン化してた!
「うわーっ!! モ、モ、モンスター!!」
「ヒギィ」
リアルお前らが腰を抜かしてへたり込む。
おお、リアルな反応……!
※もんじゃ『フンババだ! モンスターの中でもかなりの上位だぞ! 日本風に言うと、一本だたらだ!』『モンスター有識者ニキ!』『勉強になるぜえ』
もんじゃありがとう!
彼が言うには、口から病気を纏った炎を吐いたりするらしい。
『焼き尽くしてやるもがーっ!!』
うわーっ、火を吐いた!
だけど私、さっきまで初対面の相手と一緒だったから、緊張のあまりポケットに入ってた自分のアクスタを触っていたのだ。
思わず前に差し出した私の手に、シークレットバージョンのアクスタが!!
輝く私の新衣装アクスタ!
『もがーっ!?』
フンババの炎が、輝くアクスタによって阻まれる。
※『アクスタバリアキタ~!!』『あのアクスタ、売り切れてるんだよな……』『発売から三分で売り切れになったぞ』
「バンダースナッチさんで今必死に再生産してもらってます!! あと、新しいポーズも撮影してきたんで!!」
※『なにいいいいいいい』『こんなところで新作情報があああああ』『うおおおおおおおお早く発売してくれええええ』
ヒートアップするコメント欄!
そしてもりもり増える同接!
※『この突発配信で商品情報が流れたのマ?』『はづきっちが山梨にやって来てるじゃん!!』『ようこそ!!』
「あ、どうもー。お、お世話になっております~」
※『親戚の子が挨拶に来たみたいだな』『ぜひほうとう食べて行って!』『夏の梨は美味いぞ!』『ラ・フランスも食ってけ!』
山梨勢から怒涛のコメントが!
『もがーっ!? お、俺の炎を防ぎながら雑談してるーっ! い、いや、俺の炎が押されてるーっ!?』
私が雑談で盛り上がるほど、アクスタの輝きが強まり、フンババの炎を圧倒していく……。
こんな理不尽なことある?
あるんだなあ……。
フンババは大きな頭にダラダラ汗をかきながら、輝きに押しやられて行く。
『ば、馬鹿な……! 馬鹿なーっ!! この俺が、雑談ついでに……ウグワーッ!』
ついに炎が途切れて、フンババはアクスタの光に飲み込まれた。
じゅわーっと溶けて、そこそこの大きさのダンジョンコアになってしまう。
うわーっ、結構強いモンスターだったんじゃないか。
普通のデーモンのダンジョンコアより全然大きい。
「じゃ、じゃあこのダンジョン、攻略して行こうと思います……。今日は出張配信ということで……」
※『今になって配信内容説明してて草』『いきなりクライマックスだったもんな』
「……ところで、このリアルお前らどうしたらいい?」
腰を抜かしているお前らが数人転がっている。
この辺りが全部ダンジョン化してしまったので、出るに出られないのではないか。
どうしよう。
体感3日くらい。
……というのが、中学生の頃の私の感想だった。
だが、今年は違う!
夏休み序盤にクイズイベント、そしてコラボカフェ展開と委員長との収録。
盛りだくさん過ぎる。
「あっ、まだ八月上旬……!!」
私は愕然とした。
時間が、時間の流れるのが遅い……!!
「新しいことがたくさん起きると、一日はあっという間に過ぎるのに毎日を過ごすのはゆっくりに感じるのよね」
母が含蓄のあることを言った。
なるほどー。
配信者になった私、毎日がもりだくさんだもんなあ。
「それで、はづきちゃんは今日はどうするの?」
すっかり配信者ネームで私を呼ぶようになった母なのだ。
「配信します」
「気をつけてね。これ、お弁当。冷凍してたおかずが昼には解凍されるからね。じゃあいってらっしゃーい」
「いってきまーす」
リュックにお弁当を詰め込んで、私は今日行くダンジョンを探した。
「よし、リスナーからネタをもらおう……」
『急募・今日配信するダンジョン』
すると、夏の午前中からツブヤキックスに張り付いているうちのリスナーが、ワイワイと書き込んでくれた。
あちこちの情報が集まってくる。
都心のが多いけど、ちょっと電車を使う必要があるところがあるなあ。
よし、今日はここににしよう!
私は特急券を買って、中央線から中央本線に乗ってお隣の県まで行った。
途中でシャリシャリする半解凍のお弁当は食べきってしまった。
うまし!
それにしてもお前ら、まさか私がここまで来るとは思うまい……、ふふふ。
と思ったら。
トイレでバーチャライズして出てきた私に、改札前にたむろしてた人々がハッとした。
「は、はづきっちだ!!」
「書き込んだら本当に来た!!」
「リ、リスナーがいた!」
戦慄する私。
画面の向こうで私を応援しているお前ら、実在していたのか……!!
「す、すんません、はづきっちですよね!?」
「うわ、マジではづきっちだ……。思ってたよりも小さ……いや、以外とガタイがいいな」
「そういうセンシティブな発言やめてください!?」
Aフォンがいつの間にか配信を始めてるし。
「じゃ、じゃあダンジョンに案内してもらえると……」
「ういっす!!」
※『こいつらなんて役得を』『リアルはづきっちに会ってるじゃん』『あいつらも俺らみたいな外見しているな』『はづきっちに迷惑かけるなよ!』
彼らにも横のコメントが見えたらしくて、神妙な顔で頷く。
「俺たちが守護らねばならぬ……」
親目線~!
リアルお前らと、コメントのお前らとワイワイ騒ぎながら、私たちはダンジョンへ向かった。
というか、ダンジョンは改札を出たらすぐだった。
「すぐ横が廃棄された無人駅なんですけど、あ、こっちも無人駅なんですけど、あっちがダンジョン化したっぽくて」
「ははあ、半分くっついてません?」
「くっついてますねー」
「じゃあこの無人駅もダンジョンになってるんじゃないの?」
「え、そんなまさか……」
『もがーっ!!』
伏線回収~!
いきなり無人駅から、一本足で一つ目のでっかい頭のモンスターが飛び出してきた!
やっぱりこの辺りがまとめてダンジョン化してた!
「うわーっ!! モ、モ、モンスター!!」
「ヒギィ」
リアルお前らが腰を抜かしてへたり込む。
おお、リアルな反応……!
※もんじゃ『フンババだ! モンスターの中でもかなりの上位だぞ! 日本風に言うと、一本だたらだ!』『モンスター有識者ニキ!』『勉強になるぜえ』
もんじゃありがとう!
彼が言うには、口から病気を纏った炎を吐いたりするらしい。
『焼き尽くしてやるもがーっ!!』
うわーっ、火を吐いた!
だけど私、さっきまで初対面の相手と一緒だったから、緊張のあまりポケットに入ってた自分のアクスタを触っていたのだ。
思わず前に差し出した私の手に、シークレットバージョンのアクスタが!!
輝く私の新衣装アクスタ!
『もがーっ!?』
フンババの炎が、輝くアクスタによって阻まれる。
※『アクスタバリアキタ~!!』『あのアクスタ、売り切れてるんだよな……』『発売から三分で売り切れになったぞ』
「バンダースナッチさんで今必死に再生産してもらってます!! あと、新しいポーズも撮影してきたんで!!」
※『なにいいいいいいい』『こんなところで新作情報があああああ』『うおおおおおおおお早く発売してくれええええ』
ヒートアップするコメント欄!
そしてもりもり増える同接!
※『この突発配信で商品情報が流れたのマ?』『はづきっちが山梨にやって来てるじゃん!!』『ようこそ!!』
「あ、どうもー。お、お世話になっております~」
※『親戚の子が挨拶に来たみたいだな』『ぜひほうとう食べて行って!』『夏の梨は美味いぞ!』『ラ・フランスも食ってけ!』
山梨勢から怒涛のコメントが!
『もがーっ!? お、俺の炎を防ぎながら雑談してるーっ! い、いや、俺の炎が押されてるーっ!?』
私が雑談で盛り上がるほど、アクスタの輝きが強まり、フンババの炎を圧倒していく……。
こんな理不尽なことある?
あるんだなあ……。
フンババは大きな頭にダラダラ汗をかきながら、輝きに押しやられて行く。
『ば、馬鹿な……! 馬鹿なーっ!! この俺が、雑談ついでに……ウグワーッ!』
ついに炎が途切れて、フンババはアクスタの光に飲み込まれた。
じゅわーっと溶けて、そこそこの大きさのダンジョンコアになってしまう。
うわーっ、結構強いモンスターだったんじゃないか。
普通のデーモンのダンジョンコアより全然大きい。
「じゃ、じゃあこのダンジョン、攻略して行こうと思います……。今日は出張配信ということで……」
※『今になって配信内容説明してて草』『いきなりクライマックスだったもんな』
「……ところで、このリアルお前らどうしたらいい?」
腰を抜かしているお前らが数人転がっている。
この辺りが全部ダンジョン化してしまったので、出るに出られないのではないか。
どうしよう。
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