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ね、簡単でしょう? ゴーレム退治
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「では、第一の試練最後の試合。リード・リージョン、前へ!」
「へいへい」
ぶらぶらと壇上に立つ俺。
対するのはアイアンゴーレム。
でかさは、背丈なら俺の倍近く。腕ばかりが肥大化した歪なシルエットで、顔面は表情が刻まれていないので、無機質で気味が悪い。
「んじゃ、行こうか」
後ろで、リュミナリアとカオルラーナが固唾をのんで見守っている。
まあまあ。
心配するほどでもない。
俺のスキルが発動する。
これは、起こりか。
ゴーレムのキョドウが読める。
振り下ろされてきた鋼の拳を、余裕で見切って髪一本程度の距離で回避する。
その腕に、俺はひょいっと足をかけた。
うん、肘のあたりに上がるとちょうどいい距離にあるな。
ゴーレムの胸部と、よくよく見ればカバー的なものでカモフラージュされている赤い石。
コアだ。
オオン……!
ゴーレムが唸りながら、俺を振り落とそうとする。
その動きは既に読んでいる。
目端のスキルで、視界に入らないゴーレムの全挙動は手に取るように分かるのだ。
俺はホルダーからダガーを抜き出すと、コアをカバーするパーツに差し込んだ。
それから、ゴーレムの懐に入り込むような按配で、飛び降りる。
「今回は、目くらまししてサボってる訳にはいかねえからなあ。サクサク片すかぁ。せえのっ!」
剣を鞘ごと抜くと、それをダガーの柄に叩きつけた。
ダガーがより深く、ゴーレムのコアに食い込む。
グゴゴゴゴ!?
ゴーレムが唸った。
だが、まだまだコアは健在だ。
そりゃそうだ。
この程度で軽く取れてしまうようなら、ゴーレムなんざEランクパーティにすら狩れるだろう。
弱点に至るまで、バカみたいに頑丈に出来ているからゴーレムなのだ。
「おりゃっ、おりゃっ、おりゃっ!」
俺はペチペチと、鞘でダガーの柄を殴る。
ゴオオアアッ!
おー、ゴーレムも怒ったような反応をするんだな。
奴は俺を捉えようと、腕を歪に曲げながら懐を殴ろうとする。
ギリギリまで引き付けて……。
「あ、ひょいっと」
俺はしゃがみこんだ。
俺の頭を掠めて、鋼の拳が飛ぶ。
そいつは狙い通り、てめえの胸を殴り飛ばしていた。
スコーンと、小気味いい音がする。
ゴーレムなんざ、所詮意思がない操り人形だな。
リスクってものを考えない。
だから、こうして突き刺さったダガーを、自らぶっ叩いてテコの原理を作用させてしまう。
コアが、すっぽ抜けた。
俺は悠々とコアの後をついていき、落下してくるところをキャッチする。
背後で、ゴーレムが崩れ落ちた。
「ほい、終わり。あー、しんど」
「お……おお」
決闘立会人は、呆然としているようだ。
モルドにアダム、果てはノリンと、とんでもない連中の戦いを見ていただろうに。
何を呆けてるんだ?
「き、君、今、何の魔力も使っていなかったように思うが……」
「おう。俺のスキルは感覚を鋭くするだけだからな。後はてめえの技量次第だ。きちんと腕があるなら、アイアンゴーレムはダガー一本で倒せるんだぜ?」
「何という……!」
「ウォッチャー様! ご裁断を!」
リュミナリアが、なおも呆然とする立会人に激を飛ばした。
慌て、ウォッチャーと言う名らしき立会人は、俺の勝利を告げた。
なんとか、第一の試練をクリアである。
「第二の試練は明日! 二人ずつに分かれ、チームでの戦闘を行う。ダミアン王子とリュース王子の側、モルド・アダムチーム。ゼノビア王女とリュミナリア王女、カオルラーナ王女の側、ノリン・リードチーム」
「お前と一緒かあ」
「ハハハ、よろしく頼むよ、リード君」
イケメンなノリンが、俺の肩を笑いながら叩いた。
「よろしくお願いしますわね、お姉さま?」
「お願いしますね」
「むむむむ……」
ゼノビア王女が難しい顔をした。
「それじゃあ、これに勝ち抜けば、リードさんとノリンさんの決闘になるわけですけれど……。まずは親睦を深めるために」
リュミナリア王女が、くるりと俺たちを見回した。
「一緒にダンジョンに潜ってみるのはどうかしら?」
「ええ!? わ、わたくしも!?」
ゼノビア王女は目を白黒させるのだが、
「いいじゃないか、姫。貴女は優れた魔法の使い手だと聞いている。頼りにしているよ」
「もう……。ノリンが言うのなら……」
おや? おやおや?
「あっ、リードさんが嫌らしい目で見ています!!」
「うるさいぞカオルラーナ姫。こういうのを詮索するのは俺の趣味なのだ」
「全然褒められた趣味じゃありませんわね」
「ねえ、リュミナリア。カオルラーナ。幾ら腕が立つからって、代理決闘士の人格はきちんと見ておきなさいな? 貴女方二人の品性を問われるのよ?」
おっ、俺をネタにして、三姉妹がきゃいきゃい話し合っているぞ。
こりゃあ、なんとも姦しいじゃないか。
俺は彼女たちの様子を、目を細めて眺めるのであった。
ノリンがこれを見て、「おっさんくさいよ君」と爽やかに言った。
△▲△
と、言うわけで。
今はダンジョンにいる。
前衛は俺、カオルラーナ、ノリン。
後衛は、リュミナリアとゼノビア。
カオルラーナはいつもの褐色の少女剣士になっているし、リュミナリアもウサミミの僧侶だ。
意外だったのはゼノビアで、化粧を落とすとかなり可愛らしい顔立ちになる。
赤毛をポニーテールにした、ちょっと露出度の高い魔法使いだ。
「ああ、もう……。ダンジョンってかび臭くて嫌なのよね」
ゼノビアが顔をしかめた。
そんな表情も可愛い。
結構俺の好み。
「リード君、手出しをしたらここで決闘だぞ? いいかい?」
「へいへい」
ノリンが微笑みながら、洒落にならない殺気をぶつけてくる。
「分かったなら、役割を果たしてほしいな。君のスキルは、どう考えても盗賊向きだろう」
そう。
俺は前衛ではあったが、戦士ではない。
盗賊という役割を期待されることになっていたのだ。
おかしいなあ……。
絶対このスキル、戦士だと思うんだけどなあ。
「へいへい」
ぶらぶらと壇上に立つ俺。
対するのはアイアンゴーレム。
でかさは、背丈なら俺の倍近く。腕ばかりが肥大化した歪なシルエットで、顔面は表情が刻まれていないので、無機質で気味が悪い。
「んじゃ、行こうか」
後ろで、リュミナリアとカオルラーナが固唾をのんで見守っている。
まあまあ。
心配するほどでもない。
俺のスキルが発動する。
これは、起こりか。
ゴーレムのキョドウが読める。
振り下ろされてきた鋼の拳を、余裕で見切って髪一本程度の距離で回避する。
その腕に、俺はひょいっと足をかけた。
うん、肘のあたりに上がるとちょうどいい距離にあるな。
ゴーレムの胸部と、よくよく見ればカバー的なものでカモフラージュされている赤い石。
コアだ。
オオン……!
ゴーレムが唸りながら、俺を振り落とそうとする。
その動きは既に読んでいる。
目端のスキルで、視界に入らないゴーレムの全挙動は手に取るように分かるのだ。
俺はホルダーからダガーを抜き出すと、コアをカバーするパーツに差し込んだ。
それから、ゴーレムの懐に入り込むような按配で、飛び降りる。
「今回は、目くらまししてサボってる訳にはいかねえからなあ。サクサク片すかぁ。せえのっ!」
剣を鞘ごと抜くと、それをダガーの柄に叩きつけた。
ダガーがより深く、ゴーレムのコアに食い込む。
グゴゴゴゴ!?
ゴーレムが唸った。
だが、まだまだコアは健在だ。
そりゃそうだ。
この程度で軽く取れてしまうようなら、ゴーレムなんざEランクパーティにすら狩れるだろう。
弱点に至るまで、バカみたいに頑丈に出来ているからゴーレムなのだ。
「おりゃっ、おりゃっ、おりゃっ!」
俺はペチペチと、鞘でダガーの柄を殴る。
ゴオオアアッ!
おー、ゴーレムも怒ったような反応をするんだな。
奴は俺を捉えようと、腕を歪に曲げながら懐を殴ろうとする。
ギリギリまで引き付けて……。
「あ、ひょいっと」
俺はしゃがみこんだ。
俺の頭を掠めて、鋼の拳が飛ぶ。
そいつは狙い通り、てめえの胸を殴り飛ばしていた。
スコーンと、小気味いい音がする。
ゴーレムなんざ、所詮意思がない操り人形だな。
リスクってものを考えない。
だから、こうして突き刺さったダガーを、自らぶっ叩いてテコの原理を作用させてしまう。
コアが、すっぽ抜けた。
俺は悠々とコアの後をついていき、落下してくるところをキャッチする。
背後で、ゴーレムが崩れ落ちた。
「ほい、終わり。あー、しんど」
「お……おお」
決闘立会人は、呆然としているようだ。
モルドにアダム、果てはノリンと、とんでもない連中の戦いを見ていただろうに。
何を呆けてるんだ?
「き、君、今、何の魔力も使っていなかったように思うが……」
「おう。俺のスキルは感覚を鋭くするだけだからな。後はてめえの技量次第だ。きちんと腕があるなら、アイアンゴーレムはダガー一本で倒せるんだぜ?」
「何という……!」
「ウォッチャー様! ご裁断を!」
リュミナリアが、なおも呆然とする立会人に激を飛ばした。
慌て、ウォッチャーと言う名らしき立会人は、俺の勝利を告げた。
なんとか、第一の試練をクリアである。
「第二の試練は明日! 二人ずつに分かれ、チームでの戦闘を行う。ダミアン王子とリュース王子の側、モルド・アダムチーム。ゼノビア王女とリュミナリア王女、カオルラーナ王女の側、ノリン・リードチーム」
「お前と一緒かあ」
「ハハハ、よろしく頼むよ、リード君」
イケメンなノリンが、俺の肩を笑いながら叩いた。
「よろしくお願いしますわね、お姉さま?」
「お願いしますね」
「むむむむ……」
ゼノビア王女が難しい顔をした。
「それじゃあ、これに勝ち抜けば、リードさんとノリンさんの決闘になるわけですけれど……。まずは親睦を深めるために」
リュミナリア王女が、くるりと俺たちを見回した。
「一緒にダンジョンに潜ってみるのはどうかしら?」
「ええ!? わ、わたくしも!?」
ゼノビア王女は目を白黒させるのだが、
「いいじゃないか、姫。貴女は優れた魔法の使い手だと聞いている。頼りにしているよ」
「もう……。ノリンが言うのなら……」
おや? おやおや?
「あっ、リードさんが嫌らしい目で見ています!!」
「うるさいぞカオルラーナ姫。こういうのを詮索するのは俺の趣味なのだ」
「全然褒められた趣味じゃありませんわね」
「ねえ、リュミナリア。カオルラーナ。幾ら腕が立つからって、代理決闘士の人格はきちんと見ておきなさいな? 貴女方二人の品性を問われるのよ?」
おっ、俺をネタにして、三姉妹がきゃいきゃい話し合っているぞ。
こりゃあ、なんとも姦しいじゃないか。
俺は彼女たちの様子を、目を細めて眺めるのであった。
ノリンがこれを見て、「おっさんくさいよ君」と爽やかに言った。
△▲△
と、言うわけで。
今はダンジョンにいる。
前衛は俺、カオルラーナ、ノリン。
後衛は、リュミナリアとゼノビア。
カオルラーナはいつもの褐色の少女剣士になっているし、リュミナリアもウサミミの僧侶だ。
意外だったのはゼノビアで、化粧を落とすとかなり可愛らしい顔立ちになる。
赤毛をポニーテールにした、ちょっと露出度の高い魔法使いだ。
「ああ、もう……。ダンジョンってかび臭くて嫌なのよね」
ゼノビアが顔をしかめた。
そんな表情も可愛い。
結構俺の好み。
「リード君、手出しをしたらここで決闘だぞ? いいかい?」
「へいへい」
ノリンが微笑みながら、洒落にならない殺気をぶつけてくる。
「分かったなら、役割を果たしてほしいな。君のスキルは、どう考えても盗賊向きだろう」
そう。
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