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マシロ、配信を目論む編
第67話 気にしなきゃいけないことが多すぎる!
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「この状況で精神の魔女とか勘弁してよー」
『本人は来てないですねー。あのアバズレが実験をしてて、遠く離れた日本に効果を及ぼせるか試してるんじゃないですかね? この間の異世界を通じて来る気なんじゃないかと思いますよ』
こんな話をしているのは、二階に向かう途中の階段。
シロコはきょとんとしながらこれを聞いているのだ。
スパイスの配信聞いてるのに、細かい状況は理解してない系のリスナーだな!
まあ、こういうのは設定好きのファンじゃないと覚えてないと思うし。
普通はこれがリアルな話だって思わないよなー。
※『スパイスちゃんの新たな宿敵が関わってんの!?』『精神の魔女ってことは精神支配してくる系!?』『強そう』『近接戦でワンパンじゃね?』『精神操れるのになんで飛行機でこっち来たりしないの』
「ほんとだ。交通機関をハックして来ればいいじゃん」
『閉鎖環境で発生するモンスターをどうこうする手段が乏しかったんじゃないですか? 周りの人間を操って手駒にするタイプですから。前も言った通り、直接戦闘力がないんですよあいつ。でも昔はこの支配する力が強くてですねー。一つの王国を裏から操ったりして戦争を引き起こしてましたねー』
「ひえーとんでもねー」
「スパイスちゃんの設定は込み入ってるッスねえ……。あたしそういうの全然ないや」
二階が近づいてくる緊張を紛らわすためか、シロコが話に加わってきた。
「シロコちゃん全然設定ないの!? それは良くないよー! フレーバーでもいいからなんか無いと! リスナーさんは配信者の設定にストーリーを感じて感情移入するんだからー」
※『俺たちの前でメタな会話が行われてるw』『スパイスちゃんの、魔女の後継者になったおじさんってストーリーも大概だけどなw』『それで幼女の姿になっちゃってるの唯一無二なのよw』
スパイスの場合は一つも嘘が混じってないけどな!!
しかしもう、マシロことシロコの配信スタイル指導、ラーフの案件、さらにシロコに正体をばらすタイミング、そこに加えての精神の魔女の介入でしょ。
うおおおおおお!!
気にしなきゃいけないことが!! 多すぎるぅー!!
「ええい、考えるのは後だあ! 突っ込むぞー!! いけいけいけいけいけー!」
スパイスは二階に突入!
入口でモンスター、レッドキャップの集団が待ち受けていて、いきなり総攻撃を仕掛けてきた!
「あぎゃー!?」
「シロコ外で引っ込んでて! おりゃー! 超低空レビテーション!!」
スパイスは魔法解禁!
スライディングするくらいの高さに寝転びながら、モンスターたちの足の間を抜けていく!
で、そこから連続射撃ですよ!
「ヘイヘイヘイ股間ががら空きだぜー!! 連射連射連射ー!! あっ、ちなみにこの動きはスケボーを背負ってスライディングすると再現できるからね!!」
『ウグワーッ!!』『ウグワーッ!!』『ウグワーッ!!』
赤い帽子を被った達人ゴブリンみたいな見た目のレッドキャップ。
そいつらのクロスボウを回避しながらの攻撃が、見事股下から股間にヒット!
レッドキャップたちが泣きそうな顔をしながら消滅していく!
すまんな、気持ちはわかるが手加減する余裕はないのだ!
「うおー! あたしもやるッスー! ええと、こ、股間狙い!」
『ウグワーッ!!』
※『痛い痛い痛いw!』『見てるこっちも痛くなってくる』『このタイミングか……』『女子リスナーが攻撃方法を覚えちゃってる!』
「シロコちゃん、別に股間は狙わなくてよろしい」
「あっ、そうなんスか!? うひー、みんなの前でなんてことを口走ったッスかあたしはー」
レッドキャップが大混乱になる中、呑気な会話をするスパイスたちなのだ。
どうやら精神の魔法で統制されていたみたいだけど、股間アタックでレッドキャップの支配が解けたっぽい。
これは遠隔操作だと、強い衝撃で支配を打ち破れるな。
スパイスはラーフを連射してレッドキャップを一掃したぞ!
「今60連射機能を使ったんだけど、すごいねー! これならサバゲーで隠れている敵も一掃だー! 顔を出した瞬間を狙い打てるかも!?」
「サバゲーってBB弾使うんじゃないんスか?」
「いい質問だねーシロコくん! ラーフはラーフで大会が開かれてるんだよねー。エアガンを使ってる方はもっと本格的な感じで、スパイスがやってたのはそっちかな! ラーフのは割とスポーツシューティング! みたいな」
「陰と陽……?」
「おいやめるんだ」
※『シロコちゃんそれいじょういけないw』『どっちもいいところがあるんですよ!』『実際のミリタリ風のエアガンのサバゲーが専門的なのは認める』『ラーフは小さい子供まで遊べるからなあ』
配信者には実際、エアガンを武器にしているミリタリー風サバゲスタイルの人もいるもんね。
どんなやり方でダンジョンを攻略してもいい!
冒険配信は自由だ!
自分の命をBETさえしてれば、誰も文句は言わないし実際に効果があるのだ。
というわけで二階フロアは集団戦のフロアでした。
入口で総攻撃を狙ったみたいだけど、入ってきたスパイスがちっちゃすぎて第一撃を外したのと、股間狙い撃ちで態勢が崩れたのが敗因だったねー。
精神の魔女はもっと学んでいただきたい!
……というか、もしかして精神の魔女は指揮とか統率とかエアプか……?
さっきから作戦レベルが稚拙な気がする。
『支配して身内同士争わせればいいだけですし、生き残った方を支配するだけなんで軍略とか必要なかったですからねー。あいつは頭良くないと思いますよ!』
フロータがサラッと精神の魔女をディスった!
※『フロータちゃん過激w!!』『相手の本体がいないのをいいことに、口撃で下げていくスタイル!』『ほえー、魔女戦はラップバトルなんだなあ』
そうかなあ。
そうかも。
この話を聞いていたらしい精神の魔女が、モンスターの大群を上のフロアから送り込んできた!
うわーっ、怒ってる怒ってる!!
「ひえーっ!! どうしたらいいッスか!?」
「今度はシロコちゃんが60連射行ってみよう! その間にスパイスも準備しとくからさー。大丈夫、向こうは作戦も何も無いバンザイ突撃だから楽勝だよー」
その通りになった。
シロコが悲鳴をあげながら連射している弾に、モンスターが勝手に突っ込んでくる。
どうやらレッドキャップが最大のモンスター部隊だったらしく、今回のはそこまで数がいなかったというのもあるね。
その後、弾丸を回収したスパイスが掃討戦に参加し、モンスターたちのプチスタンピードは全滅したのだった。
「お、お、終わったッスー! 疲れたッスー!」
「ラーフの威力は凄いね! それに連射してても反動がこんなに少ない! えー、このラーフが今、この配信を見た方限定でこちらで先行販売中! 数量限定でスパイスのステッカーがついてくるそうだよー!」
「スパイスちゃんたくましい……!!」
※『うおおおおお』『俺達も買うぞ買うぞ』『力が無くても使えるもんね』『本当にモンスターに通じるんだよなこれ』『スパイスちゃんのステッカーはお肉どもの紋章だな!』
たくさんの配信者が使ってるからね。
その混乱の中、いいチャンスだとスパイスは考えるわけですよ。
「ところでシロコちゃん……」
「な、なんスか?」
まだ肩で息をしている彼女に、スパイスは囁きかけるわけです。
「足を使ったやり方が一番合ってるっぽいねえ。やっぱ元陸上部なだけのことはあるねー。大学時代も鍛えてた成果が出てるよ!」
「えっ? えっえっえっ!?」
物凄い勢いで振り返るシロコ。
さあ、ネタバラシタイムの開始だ。
素性がリスナーにバレそうなところは、フロッピーがモニョモニョ音に変えてるから安心だよ!
『本人は来てないですねー。あのアバズレが実験をしてて、遠く離れた日本に効果を及ぼせるか試してるんじゃないですかね? この間の異世界を通じて来る気なんじゃないかと思いますよ』
こんな話をしているのは、二階に向かう途中の階段。
シロコはきょとんとしながらこれを聞いているのだ。
スパイスの配信聞いてるのに、細かい状況は理解してない系のリスナーだな!
まあ、こういうのは設定好きのファンじゃないと覚えてないと思うし。
普通はこれがリアルな話だって思わないよなー。
※『スパイスちゃんの新たな宿敵が関わってんの!?』『精神の魔女ってことは精神支配してくる系!?』『強そう』『近接戦でワンパンじゃね?』『精神操れるのになんで飛行機でこっち来たりしないの』
「ほんとだ。交通機関をハックして来ればいいじゃん」
『閉鎖環境で発生するモンスターをどうこうする手段が乏しかったんじゃないですか? 周りの人間を操って手駒にするタイプですから。前も言った通り、直接戦闘力がないんですよあいつ。でも昔はこの支配する力が強くてですねー。一つの王国を裏から操ったりして戦争を引き起こしてましたねー』
「ひえーとんでもねー」
「スパイスちゃんの設定は込み入ってるッスねえ……。あたしそういうの全然ないや」
二階が近づいてくる緊張を紛らわすためか、シロコが話に加わってきた。
「シロコちゃん全然設定ないの!? それは良くないよー! フレーバーでもいいからなんか無いと! リスナーさんは配信者の設定にストーリーを感じて感情移入するんだからー」
※『俺たちの前でメタな会話が行われてるw』『スパイスちゃんの、魔女の後継者になったおじさんってストーリーも大概だけどなw』『それで幼女の姿になっちゃってるの唯一無二なのよw』
スパイスの場合は一つも嘘が混じってないけどな!!
しかしもう、マシロことシロコの配信スタイル指導、ラーフの案件、さらにシロコに正体をばらすタイミング、そこに加えての精神の魔女の介入でしょ。
うおおおおおお!!
気にしなきゃいけないことが!! 多すぎるぅー!!
「ええい、考えるのは後だあ! 突っ込むぞー!! いけいけいけいけいけー!」
スパイスは二階に突入!
入口でモンスター、レッドキャップの集団が待ち受けていて、いきなり総攻撃を仕掛けてきた!
「あぎゃー!?」
「シロコ外で引っ込んでて! おりゃー! 超低空レビテーション!!」
スパイスは魔法解禁!
スライディングするくらいの高さに寝転びながら、モンスターたちの足の間を抜けていく!
で、そこから連続射撃ですよ!
「ヘイヘイヘイ股間ががら空きだぜー!! 連射連射連射ー!! あっ、ちなみにこの動きはスケボーを背負ってスライディングすると再現できるからね!!」
『ウグワーッ!!』『ウグワーッ!!』『ウグワーッ!!』
赤い帽子を被った達人ゴブリンみたいな見た目のレッドキャップ。
そいつらのクロスボウを回避しながらの攻撃が、見事股下から股間にヒット!
レッドキャップたちが泣きそうな顔をしながら消滅していく!
すまんな、気持ちはわかるが手加減する余裕はないのだ!
「うおー! あたしもやるッスー! ええと、こ、股間狙い!」
『ウグワーッ!!』
※『痛い痛い痛いw!』『見てるこっちも痛くなってくる』『このタイミングか……』『女子リスナーが攻撃方法を覚えちゃってる!』
「シロコちゃん、別に股間は狙わなくてよろしい」
「あっ、そうなんスか!? うひー、みんなの前でなんてことを口走ったッスかあたしはー」
レッドキャップが大混乱になる中、呑気な会話をするスパイスたちなのだ。
どうやら精神の魔法で統制されていたみたいだけど、股間アタックでレッドキャップの支配が解けたっぽい。
これは遠隔操作だと、強い衝撃で支配を打ち破れるな。
スパイスはラーフを連射してレッドキャップを一掃したぞ!
「今60連射機能を使ったんだけど、すごいねー! これならサバゲーで隠れている敵も一掃だー! 顔を出した瞬間を狙い打てるかも!?」
「サバゲーってBB弾使うんじゃないんスか?」
「いい質問だねーシロコくん! ラーフはラーフで大会が開かれてるんだよねー。エアガンを使ってる方はもっと本格的な感じで、スパイスがやってたのはそっちかな! ラーフのは割とスポーツシューティング! みたいな」
「陰と陽……?」
「おいやめるんだ」
※『シロコちゃんそれいじょういけないw』『どっちもいいところがあるんですよ!』『実際のミリタリ風のエアガンのサバゲーが専門的なのは認める』『ラーフは小さい子供まで遊べるからなあ』
配信者には実際、エアガンを武器にしているミリタリー風サバゲスタイルの人もいるもんね。
どんなやり方でダンジョンを攻略してもいい!
冒険配信は自由だ!
自分の命をBETさえしてれば、誰も文句は言わないし実際に効果があるのだ。
というわけで二階フロアは集団戦のフロアでした。
入口で総攻撃を狙ったみたいだけど、入ってきたスパイスがちっちゃすぎて第一撃を外したのと、股間狙い撃ちで態勢が崩れたのが敗因だったねー。
精神の魔女はもっと学んでいただきたい!
……というか、もしかして精神の魔女は指揮とか統率とかエアプか……?
さっきから作戦レベルが稚拙な気がする。
『支配して身内同士争わせればいいだけですし、生き残った方を支配するだけなんで軍略とか必要なかったですからねー。あいつは頭良くないと思いますよ!』
フロータがサラッと精神の魔女をディスった!
※『フロータちゃん過激w!!』『相手の本体がいないのをいいことに、口撃で下げていくスタイル!』『ほえー、魔女戦はラップバトルなんだなあ』
そうかなあ。
そうかも。
この話を聞いていたらしい精神の魔女が、モンスターの大群を上のフロアから送り込んできた!
うわーっ、怒ってる怒ってる!!
「ひえーっ!! どうしたらいいッスか!?」
「今度はシロコちゃんが60連射行ってみよう! その間にスパイスも準備しとくからさー。大丈夫、向こうは作戦も何も無いバンザイ突撃だから楽勝だよー」
その通りになった。
シロコが悲鳴をあげながら連射している弾に、モンスターが勝手に突っ込んでくる。
どうやらレッドキャップが最大のモンスター部隊だったらしく、今回のはそこまで数がいなかったというのもあるね。
その後、弾丸を回収したスパイスが掃討戦に参加し、モンスターたちのプチスタンピードは全滅したのだった。
「お、お、終わったッスー! 疲れたッスー!」
「ラーフの威力は凄いね! それに連射してても反動がこんなに少ない! えー、このラーフが今、この配信を見た方限定でこちらで先行販売中! 数量限定でスパイスのステッカーがついてくるそうだよー!」
「スパイスちゃんたくましい……!!」
※『うおおおおお』『俺達も買うぞ買うぞ』『力が無くても使えるもんね』『本当にモンスターに通じるんだよなこれ』『スパイスちゃんのステッカーはお肉どもの紋章だな!』
たくさんの配信者が使ってるからね。
その混乱の中、いいチャンスだとスパイスは考えるわけですよ。
「ところでシロコちゃん……」
「な、なんスか?」
まだ肩で息をしている彼女に、スパイスは囁きかけるわけです。
「足を使ったやり方が一番合ってるっぽいねえ。やっぱ元陸上部なだけのことはあるねー。大学時代も鍛えてた成果が出てるよ!」
「えっ? えっえっえっ!?」
物凄い勢いで振り返るシロコ。
さあ、ネタバラシタイムの開始だ。
素性がリスナーにバレそうなところは、フロッピーがモニョモニョ音に変えてるから安心だよ!
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