58 / 146
異世界探索編
第58話 危険な異世界ツーリング
しおりを挟む
異世界ツーリング、順調です。
今回の配信はちょっと長くなる感じかなーとリスナーのみんなには話してある。
昼過ぎからスタートなので同接少なめだけど、だんだん増えるでしょう……。
「いやー、いい風だねー。スパイス、ニケツするのは初めてだけどこれはテンション上がるねー。みんなは絶対真似しないでねー」
※『はーい』『頭の上にシノちゃんがくっついててかわいい』『狐を頭に乗せた幼女』『モヒカンの上はさっき却下されてたもんな』『幼女を肩に捕まらせているヒャッハー』『そのヒャッハーを載せて異世界を疾走する改造バイク……』
総合的に凄く治安が悪い絵だね?
街を抜けて森の間を抜けていく。
あー、植生が独特ですねえ。
こうやって走ってると道を塞ぐように樹が動いてくるし……。
「ヒャッハー!! 消毒だぁーっ!!」
チャラウェイバイクから炎が噴き出した!!
火炎放射器を装備してるのか。
※『キター! チャラウェイの炎で消毒!』『これを見ないと始まらないよなあ!』『普段はダンジョンだけど、今回は森の中だ!』『うおおおおお……やばくね?』
「現実だと違法だから使えねえんだ……」
「だよねー」
そんなお喋りをする我々の前で、炎に包まれた動く樹木が『ウグワーッ!!』と苦しみながら倒れていく。
そして止めた車から降りてきた迷宮省チームが、消化器を使って消火作業をする。
※『やはり……』『森林火災は防がないとな』『動く樹木はもう手遅れのようです』
迷宮省スタッフ優秀!
というか森の中で炎を使うんじゃないチャラウェイ!
「ついついノリでな……。やっぱこれしかねえな! クロスボウ! トマホーク!」
「うんうん……スパイスもよく考えたら、炎の魔法を封じられてるねこれ? そして森の中だから瓦礫も落ちてない。うひょー。スパイスは戦う手段を封じられたよ」
「こんこん!」
※『大ピンチじゃんw』『早く森を抜けろー!』『我らの魔法少女、攻撃手段が少なすぎる問題』
ほんとにね!
大急ぎで森を抜ける。
そんな一行を、森の中に住むモンスターが追いかけてきているのだが……。
うわー、でっかい熊!!
全身から結晶を生やしたでっかい狼!
木々の上を疾走するでっかい猿!!
森は地獄か!
「まさに異世界って感じだったねー。堪能したー。もう二度と入らない」
※『スパイスちゃんのセリフの最後に本音がw』『異世界の森ヤバいな!』『どのモンスターも地球の動物の二倍くらいあったな』
幸い、バイクと車の方が全然速かったので逃げ切れた。
向こうは大きくなった分、速度がそこまで高くないっぽい。
現実の動物と一緒かな?
「あっ、八咫烏からザッコが来てるぜ。面白そうだから僕も誘ってくれればよかったのに、だってよ! あいつなうファンタジーの仕事の収録があるから来れない日だろうが」
「企業勢は大変だよねえ。その点、スパイスたちは個人勢だからね!」
「おう! フットワークが軽いぜーっ!」
森から飛び出して、次に走るのは荒野。
全ての草が枯れ果てていて、地面のあちこちに紫色の泡立つ沼が発生してるね。
「絶対毒沼! またまたヤバそうな感じがしてきたよー!!」
『うおわーっ! 主様、危険な反応がビンビンです!』
『ん注意せよ主ぃ! これは……ここはいかんぞぉ! あいつがいるぅ!』
「あいつとは?」
※『知っているのか魔導書!』『魔力とか感じ取れるみたいだもんなあ』『さっきの森では警戒の声あげてなかったのに』『もっとやばいの!?』
『モギャーッ!! 我が領域に踏み込むとは、どこの支配地の魔人か!!』
『で、で、で、でたーっ!!』
『んグリーンドラゴンだぁーっ!! 今の主にぃ! 対抗手段はぁ、ゼロぉ!』
「ひょえーっ!!」
頭上が暗くなったと思ったら、凄い声を張り上げて緑の巨大な生き物が降下してきた!
緑の巨体、大きな翼、長い尻尾に黄金の角!
毒沼を蹴散らしながら着地するのは、全長15mくらいある怪物!
まさにドラゴンだ!
『我が積み上げた瘴気は渡さぬぞ! 侵入者は滅ぼす!!』
「すみませーん! 知らずに入ったんですぐに出ていきまーす!!」
『ならぬ! ほろぼーす!!』
「話が通じなーい!!」
※『うおおおお大ピンチ!』『ど、どうするんだー!!』『スパイスちゃんの配信が物理的に終わってしまう!』
「こうなれば、いきなり最後の手段だぞ!! うおおおリバース使用! あえて、うかつに……虚空に向ってなんか空間をリバース!」
『あーっ!! 主様いけませんそれは! それはなんか本当にやばいやつです!』
分かってるよ!
『我が毒のブレスで骨も残さず溶けるが良い!! 貴様らも我の集める瘴気と一つになるがいい!! かーっ!!』
大きく息を吸い込み、吐き出すグリーンドラゴン。
ちょうどその眼の前の空間に、スパイスのリバースが決まった。
何が起こるかといいますと……。
一瞬、周囲の光景が白黒になった。
『!?』
グリーンドラゴンが目を見開く。
チャラウェイも「えっ!?」 とかびっくりするので、スパイスは慌ててチャラウェイのモヒカンを引っ張って「はしれー!! はしらないと死ぬぞーっ!!」と叫んだ。
迷宮省の車も何かを察して、猛スピードになる。
グリーンドラゴンのブレスが、リバースを使った空間にキュイーンと吸い込まれて……。
『なんだ、これは……!?』
次の瞬間、白黒になった空間に色が戻ってきた。
爆発!
とんでもない爆風が吹き荒れて、チャラウェイバイクと迷宮省カーが宙を舞う。
「うーわー!!」
「ぎえーっ!!」
「こんこーん!!」
『主様やっちまいましたねーっ!!』
『んだがこれしかぁ、なぁーいっ!!』
車もバイクも荒野をゴロンゴロン横転だ!
いやあ、死ぬかと思った。
で、爆風が収まった後。
奇跡的に、迷宮省カーはタイヤを下にして着地していた。
チャラウェイがパッと飛び起きて、バイクを起こす。
スパイスも手伝うぞ。
そして地面で腹を上にして伸びているシノを回収。
※『な、な、何があったの!?』『説明をもとーむ!?』
「えー、つまりねー」
また走り出したバイクの上で、解説するよ!
「リバースの魔法はこう、世界を構成する力を逆回転させるので……地球で同じことをすると核爆発が起こるんだけどー」
※『ギャピー』『ぐえー』『マジ!?』
マジマジのマジ。
「だけど異世界は色々世界の構成が変わってるでしょ。なら全然違う効果かなーと思ったんで、死ぬよりはいいぞってギャンブルしたんだ。勝ったね!」
遠くでは、ドラゴンがひっくり返ってひくひくやってる。
死んではないけど、しばらく目を回してるみたいだ。
この隙に離れる!
いやー、異世界ってほんととんでもないな!
今回の配信はちょっと長くなる感じかなーとリスナーのみんなには話してある。
昼過ぎからスタートなので同接少なめだけど、だんだん増えるでしょう……。
「いやー、いい風だねー。スパイス、ニケツするのは初めてだけどこれはテンション上がるねー。みんなは絶対真似しないでねー」
※『はーい』『頭の上にシノちゃんがくっついててかわいい』『狐を頭に乗せた幼女』『モヒカンの上はさっき却下されてたもんな』『幼女を肩に捕まらせているヒャッハー』『そのヒャッハーを載せて異世界を疾走する改造バイク……』
総合的に凄く治安が悪い絵だね?
街を抜けて森の間を抜けていく。
あー、植生が独特ですねえ。
こうやって走ってると道を塞ぐように樹が動いてくるし……。
「ヒャッハー!! 消毒だぁーっ!!」
チャラウェイバイクから炎が噴き出した!!
火炎放射器を装備してるのか。
※『キター! チャラウェイの炎で消毒!』『これを見ないと始まらないよなあ!』『普段はダンジョンだけど、今回は森の中だ!』『うおおおおお……やばくね?』
「現実だと違法だから使えねえんだ……」
「だよねー」
そんなお喋りをする我々の前で、炎に包まれた動く樹木が『ウグワーッ!!』と苦しみながら倒れていく。
そして止めた車から降りてきた迷宮省チームが、消化器を使って消火作業をする。
※『やはり……』『森林火災は防がないとな』『動く樹木はもう手遅れのようです』
迷宮省スタッフ優秀!
というか森の中で炎を使うんじゃないチャラウェイ!
「ついついノリでな……。やっぱこれしかねえな! クロスボウ! トマホーク!」
「うんうん……スパイスもよく考えたら、炎の魔法を封じられてるねこれ? そして森の中だから瓦礫も落ちてない。うひょー。スパイスは戦う手段を封じられたよ」
「こんこん!」
※『大ピンチじゃんw』『早く森を抜けろー!』『我らの魔法少女、攻撃手段が少なすぎる問題』
ほんとにね!
大急ぎで森を抜ける。
そんな一行を、森の中に住むモンスターが追いかけてきているのだが……。
うわー、でっかい熊!!
全身から結晶を生やしたでっかい狼!
木々の上を疾走するでっかい猿!!
森は地獄か!
「まさに異世界って感じだったねー。堪能したー。もう二度と入らない」
※『スパイスちゃんのセリフの最後に本音がw』『異世界の森ヤバいな!』『どのモンスターも地球の動物の二倍くらいあったな』
幸い、バイクと車の方が全然速かったので逃げ切れた。
向こうは大きくなった分、速度がそこまで高くないっぽい。
現実の動物と一緒かな?
「あっ、八咫烏からザッコが来てるぜ。面白そうだから僕も誘ってくれればよかったのに、だってよ! あいつなうファンタジーの仕事の収録があるから来れない日だろうが」
「企業勢は大変だよねえ。その点、スパイスたちは個人勢だからね!」
「おう! フットワークが軽いぜーっ!」
森から飛び出して、次に走るのは荒野。
全ての草が枯れ果てていて、地面のあちこちに紫色の泡立つ沼が発生してるね。
「絶対毒沼! またまたヤバそうな感じがしてきたよー!!」
『うおわーっ! 主様、危険な反応がビンビンです!』
『ん注意せよ主ぃ! これは……ここはいかんぞぉ! あいつがいるぅ!』
「あいつとは?」
※『知っているのか魔導書!』『魔力とか感じ取れるみたいだもんなあ』『さっきの森では警戒の声あげてなかったのに』『もっとやばいの!?』
『モギャーッ!! 我が領域に踏み込むとは、どこの支配地の魔人か!!』
『で、で、で、でたーっ!!』
『んグリーンドラゴンだぁーっ!! 今の主にぃ! 対抗手段はぁ、ゼロぉ!』
「ひょえーっ!!」
頭上が暗くなったと思ったら、凄い声を張り上げて緑の巨大な生き物が降下してきた!
緑の巨体、大きな翼、長い尻尾に黄金の角!
毒沼を蹴散らしながら着地するのは、全長15mくらいある怪物!
まさにドラゴンだ!
『我が積み上げた瘴気は渡さぬぞ! 侵入者は滅ぼす!!』
「すみませーん! 知らずに入ったんですぐに出ていきまーす!!」
『ならぬ! ほろぼーす!!』
「話が通じなーい!!」
※『うおおおお大ピンチ!』『ど、どうするんだー!!』『スパイスちゃんの配信が物理的に終わってしまう!』
「こうなれば、いきなり最後の手段だぞ!! うおおおリバース使用! あえて、うかつに……虚空に向ってなんか空間をリバース!」
『あーっ!! 主様いけませんそれは! それはなんか本当にやばいやつです!』
分かってるよ!
『我が毒のブレスで骨も残さず溶けるが良い!! 貴様らも我の集める瘴気と一つになるがいい!! かーっ!!』
大きく息を吸い込み、吐き出すグリーンドラゴン。
ちょうどその眼の前の空間に、スパイスのリバースが決まった。
何が起こるかといいますと……。
一瞬、周囲の光景が白黒になった。
『!?』
グリーンドラゴンが目を見開く。
チャラウェイも「えっ!?」 とかびっくりするので、スパイスは慌ててチャラウェイのモヒカンを引っ張って「はしれー!! はしらないと死ぬぞーっ!!」と叫んだ。
迷宮省の車も何かを察して、猛スピードになる。
グリーンドラゴンのブレスが、リバースを使った空間にキュイーンと吸い込まれて……。
『なんだ、これは……!?』
次の瞬間、白黒になった空間に色が戻ってきた。
爆発!
とんでもない爆風が吹き荒れて、チャラウェイバイクと迷宮省カーが宙を舞う。
「うーわー!!」
「ぎえーっ!!」
「こんこーん!!」
『主様やっちまいましたねーっ!!』
『んだがこれしかぁ、なぁーいっ!!』
車もバイクも荒野をゴロンゴロン横転だ!
いやあ、死ぬかと思った。
で、爆風が収まった後。
奇跡的に、迷宮省カーはタイヤを下にして着地していた。
チャラウェイがパッと飛び起きて、バイクを起こす。
スパイスも手伝うぞ。
そして地面で腹を上にして伸びているシノを回収。
※『な、な、何があったの!?』『説明をもとーむ!?』
「えー、つまりねー」
また走り出したバイクの上で、解説するよ!
「リバースの魔法はこう、世界を構成する力を逆回転させるので……地球で同じことをすると核爆発が起こるんだけどー」
※『ギャピー』『ぐえー』『マジ!?』
マジマジのマジ。
「だけど異世界は色々世界の構成が変わってるでしょ。なら全然違う効果かなーと思ったんで、死ぬよりはいいぞってギャンブルしたんだ。勝ったね!」
遠くでは、ドラゴンがひっくり返ってひくひくやってる。
死んではないけど、しばらく目を回してるみたいだ。
この隙に離れる!
いやー、異世界ってほんととんでもないな!
42
お気に入りに追加
66
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

召喚されたら無能力だと追放されたが、俺の力はヘルプ機能とチュートリアルモードだった。世界の全てを事前に予習してイージーモードで活躍します
あけちともあき
ファンタジー
異世界召喚されたコトマエ・マナビ。
異世界パルメディアは、大魔法文明時代。
だが、その時代は崩壊寸前だった。
なのに人類同志は争いをやめず、異世界召喚した特殊能力を持つ人間同士を戦わせて覇を競っている。
マナビは魔力も闘気もゼロということで無能と断じられ、彼を召喚したハーフエルフ巫女のルミイとともに追放される。
追放先は、魔法文明人の娯楽にして公開処刑装置、滅びの塔。
ここで命運尽きるかと思われたが、マナビの能力、ヘルプ機能とチュートリアルシステムが発動する。
世界のすべてを事前に調べ、起こる出来事を予習する。
無理ゲーだって軽々くぐり抜け、デスゲームもヌルゲーに変わる。
化け物だって天変地異だって、事前の予習でサクサククリア。
そして自分を舐めてきた相手を、さんざん煽り倒す。
当座の目的は、ハーフエルフ巫女のルミイを実家に帰すこと。
ディストピアから、ポストアポカリプスへと崩壊していくこの世界で、マナビとルミイのどこか呑気な旅が続く。

外れスキル「両替」が使えないとスラムに追い出された俺が、異世界召喚少女とボーイミーツガールして世界を広げながら強くなる話
あけちともあき
ファンタジー
「あたしの能力は運命の女。関わった者に世界を変えられる運命と宿命を授けるの」
能力者養成孤児院から、両替スキルはダメだと追い出され、スラム暮らしをする少年ウーサー。
冴えない彼の元に、異世界召喚された少女ミスティが現れる。
彼女は追っ手に追われており、彼女を助けたウーサーはミスティと行動をともにすることになる。
ミスティを巡って巻き起こる騒動、事件、戦争。
彼女は深く関わった人間に、世界の運命を変えるほどの力を与えると言われている能力者だったのだ。
それはそれとして、ウーサーとミスティの楽しい日常。
近づく心の距離と、スラムでは知れなかった世の中の姿と仕組み。
楽しい毎日の中、ミスティの助けを受けて成長を始めるウーサーの両替スキル。
やがて超絶強くなるが、今はミスティを守りながら、日々を楽しく過ごすことが最も大事なのだ。
いつか、運命も宿命もぶっ飛ばせるようになる。
そういう前向きな物語。

病弱少年が怪我した小鳥を偶然テイムして、冒険者ギルドの採取系クエストをやらせていたら、知らないうちにLV99になってました。
もう書かないって言ったよね?
ファンタジー
ベッドで寝たきりだった少年が、ある日、家の外で怪我している青い小鳥『ピーちゃん』を助けたことから二人の大冒険の日々が始まった。

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』

社畜の俺の部屋にダンジョンの入り口が現れた!? ダンジョン配信で稼ぐのでブラック企業は辞めさせていただきます
さかいおさむ
ファンタジー
ダンジョンが出現し【冒険者】という職業が出来た日本。
冒険者は探索だけではなく、【配信者】としてダンジョンでの冒険を配信するようになる。
底辺サラリーマンのアキラもダンジョン配信者の大ファンだ。
そんなある日、彼の部屋にダンジョンの入り口が現れた。
部屋にダンジョンの入り口が出来るという奇跡のおかげで、アキラも配信者になる。
ダンジョン配信オタクの美人がプロデューサーになり、アキラのダンジョン配信は人気が出てくる。
『アキラちゃんねる』は配信収益で一攫千金を狙う!

異世界帰りの元勇者、日本に突然ダンジョンが出現したので「俺、バイト辞めますっ!」
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
俺、結城ミサオは異世界帰りの元勇者。
異世界では強大な力を持った魔王を倒しもてはやされていたのに、こっちの世界に戻ったら平凡なコンビニバイト。
せっかく強くなったっていうのにこれじゃ宝の持ち腐れだ。
そう思っていたら突然目の前にダンジョンが現れた。
これは天啓か。
俺は一も二もなくダンジョンへと向かっていくのだった。

ゴボウでモンスターを倒したら、トップ配信者になりました。
あけちともあき
ファンタジー
冴えない高校生女子、きら星はづき(配信ネーム)。
彼女は陰キャな自分を変えるため、今巷で話題のダンジョン配信をしようと思い立つ。
初配信の同接はわずか3人。
しかしその配信でゴボウを使ってゴブリンを撃退した切り抜き動画が作られ、はづきはSNSのトレンドに。
はづきのチャンネルの登録者数は増え、有名冒険配信会社の所属配信者と偶然コラボしたことで、さらにはづきの名前は知れ渡る。
ついには超有名配信者に言及されるほどにまで名前が広がるが、そこから逆恨みした超有名配信者のガチ恋勢により、あわやダンジョン内でアカウントBANに。
だが、そこから華麗に復活した姿が、今までで最高のバズりを引き起こす。
増え続ける登録者数と、留まる事を知らない同接の増加。
ついには、親しくなった有名会社の配信者の本格デビュー配信に呼ばれ、正式にコラボ。
トップ配信者への道をひた走ることになってしまったはづき。
そこへ、おバカな迷惑系アワチューバーが引き起こしたモンスタースタンピード、『ダンジョンハザード』がおそいかかり……。
これまで培ったコネと、大量の同接の力ではづきはこれを鎮圧することになる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる