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新たな出会い編
第20話 若者のSNSでアピールするの!?
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マシロが就職活動上手く行かないとくよくよしているので、景気づけに一緒に飲みに行ったのだった。
酒に弱いのに、サワーを二杯も飲んでべろんべろんになったマシロが、
「だいたい~、うちの会社がダンジョンになるろがらめなんれすよー! なんれ、あらひがとばっちり食らってー! 新卒一年目らったのにー! うっうっうっ……」
ぐすぐす泣き出した!
「まあまあ、人生長いからそういうこともある。まだ第二新卒扱いだろ。希望の仕事がなかったりしたのか?」
「ダンジョン発生させて潰れててー」
「お前、そういう会社を見つけ出す才能があるよな……」
ちょっと同情してしまった。
飲みを始めて一時間くらいで、マシロが酔いで船を漕ぎ始めた。
こりゃあいかん。
お勘定を払い、タクシーで家まで送り届けてあげることにした。
失業保険の金は余裕があるわけではないが、ここは使うべきところだろう。
家に送り届けたら、マシロのご両親がペコペコしていた。
「ダンジョン化が活発になってるこのご時世ですし、あんまり頑張りすぎなくてもいいって伝えてあげてください。それじゃあ」
そう伝えて俺は自宅に徒歩で帰るのだった。
帰りの分のタクシー代がもったいない。
マシロがいないなら、俺一人は足を使うんだ。
一時間弱掛けて帰宅する途中、うちのAフォンからチャットアプリ、ザットコード……ザッコで連絡が来た。
俺に連絡する相手など一人……いや一冊しかいない。
『主様ー!! 私、すごいやり方を見つけちゃいました!』
「なんだなんだいきなり。俺はマシロの相手であんま酒も飯も食えてないからちょっと腹が減ってるんだ」
『そうでしたか! じゃあコンビニで何か買ってきてください! 食べながら私の計画を聞いてもらいますから!』
ということで通信終わり。
何を思いついたと言うのだ……?
カツ丼弁当とお茶を買って帰宅。
ついでに明日の朝飯の惣菜パン。
家ではPCの前で、フロータがテンション高く飛び回っていた。
「うわーっ、どうしたどうした」
『主様! 先日のツイッピー、リスナーの皆さんはちょっと年齢若めでしたよね! では、その若い方々が主に使っているSNSを調べていたんです! そうしたらこれ! PickPock!』
「ピックポックかあ……。あれだろ? 女子高生とかが集団でダンスする動画を上げるところだろ?」
『おじさんらしい偏見ですねえ~』
俺より年上の魔導書におじさん呼ばわりされた。
まあいいけど。
あー、カツ丼弁当うまい。
お茶がしみる~。
『でも正解です! 主様が音楽に合わせてカワイくダンスを踊る動画をアップしましょう! これでフォロワー爆上がりですよ!』
危うく口に含んだカツ丼を吹き出すところだったじゃないか!!
なんということだ。
『フロッピーちゃん、これから忙しくなりますよー! お手伝いよろしくお願いしますね!』
『はいお姉様』
フロータと、フロッピーと名付けられた民生Aフォンがふわふわ浮かびながら何やら企んでいるな……。
全ては俺をバズらせるためだっていうのは分かってるけど……。
無茶はしないで欲しいもんだ。
翌日。
『では主様! 変身して出かけましょう! 朝の空気が澄んでいるうちが一番映像映えしますから! あの公園行きましょう!』
「元気だなあ……。はいはい」
朝食の惣菜パンを牛乳で流し込んで、電気シェーバーでひげそりをして……。
『変身するのにヒゲをそるんですか?』
「気分だよ気分。外出のために女性はお化粧したりするだろ? 男はヒゲをそるの」
『伸ばせばよろしいのにー』
「ヒゲが長いの好きじゃないの!」
そんなやり取りをしつつ、「メタモルフォーゼ・スパイス!」と変身してお出かけだ。
民生Aフォンは昨夜、たっぷり充電をしたので元気いっぱい。
『フロッピーちゃん、PickPockのアカウント作成は終わりましたか?』
『終わりました。ご主人様らしいカワイイ文体で書きました』
『えらーい!』
民生Aフォン、どんどん人格ができてきてるんだけど!?
二人?を連れて、扉を開けるのだ。
そうしたら、お隣さんも出勤するところだった。
「あっ」
「あっ、おはようございまーす」
「お、おはようございます」
「えっと、いつも兄がお世話になってまーす」
「あ、ああー! そうなんだ。そうか、そうだよねえ」
うんうん頷きながら出勤していくお隣さん。
『主様、機転が利きますねえ……』
「変な噂とかされたら困るだろ! 俺が若い女の子を連れ込んでるとかで通報されたら、色々問題になるだろ!」
『それもそうですねえ。失念してました』
「いちばん大事なところだからね!」
通勤途中の会社員たちが行き交っている。
ちょっと前まで、俺は彼らの一員だったのだ。
今は収益化を目指すプーである。
無理しなければ、あと半年近く食いつなげるけど……。
できればもうすぐやってくる年末までには収益化したいな……。
『とうちゃーく! ではでは主様! 音楽に合わせてダンスの練習をしましょう!』
「するのー!?」
『するんです! はい、フロッピーちゃん!』
『了解ですお姉様。ミュージックスタート』
あー、これ、配信者が歌枠で歌ってるのをよく聞く。
元はボカロ曲だろ?
「えーと、ダンス動画はっと……。ふんふん、そんな難しくないな」
『あっ! 主様、動きがいいですね! ダンスの才能あるのでは!?』
「スパイスの体が恐ろしくキレがいいんだよ。思い通りに動くわ。すげー」
物を覚えるのは得意な方だ。
で、頭で覚えたとおりに肉体が動いてくれる。
あっという間にダンスをものにしてしまった。
その辺りで、この間ハイタッチした小さい女の子がお母さんに連れられてやってきた。
「あーっ! おねえちゃん!」
「どーもー! おはようー!」
小さい女の子とまたハイタッチする。
「なにしてるの?」
「ダンス。踊ったのを動画にして流すの」
「おー! すごーい!」
年長さんくらいの年齢でも、今や動画にするっていうことを知ってるのか!
それではご覧いただきたい。。
流れる音楽に合わせて、俺は踊りだした。
さっきコピーしたばかりだから、細部はちょっといい加減だけど。
いけてるんじゃない?
ほんの数十秒の動画で、最後はくるっと振り返って笑顔。
手を振る。
これでよし!
「うわーっ! おねえちゃんかわいー!!」
女の子スタンディングオベーション。
おかあさんもニコニコしながら拍手している。
「どーもどーも! じゃあ、私はこれでー! またねー、ばいばーい!」
「またねーおねえちゃーん!」
別れた!
最初のダンスを人前でやってしまったな……。
まあ、見知った人たちで良かった。
どうせ素人のダンスがピックポックで受けるとも思えないし、今日はまったりして明日に備えるとしようじゃないか。
俺はスパイスの姿をしてるのを忘れて、そのまま近場のコンビニに入り、店員さんにガン見されながら昼飯の助六寿司セットを買ったのだった。
で、イートインで食べるのだが……。
『主様! すっごい! すっごい再生されてます! 来た、来ましたよバズーっ!!』
「!?」
危うく寿司を吹き出すところだった!
酒に弱いのに、サワーを二杯も飲んでべろんべろんになったマシロが、
「だいたい~、うちの会社がダンジョンになるろがらめなんれすよー! なんれ、あらひがとばっちり食らってー! 新卒一年目らったのにー! うっうっうっ……」
ぐすぐす泣き出した!
「まあまあ、人生長いからそういうこともある。まだ第二新卒扱いだろ。希望の仕事がなかったりしたのか?」
「ダンジョン発生させて潰れててー」
「お前、そういう会社を見つけ出す才能があるよな……」
ちょっと同情してしまった。
飲みを始めて一時間くらいで、マシロが酔いで船を漕ぎ始めた。
こりゃあいかん。
お勘定を払い、タクシーで家まで送り届けてあげることにした。
失業保険の金は余裕があるわけではないが、ここは使うべきところだろう。
家に送り届けたら、マシロのご両親がペコペコしていた。
「ダンジョン化が活発になってるこのご時世ですし、あんまり頑張りすぎなくてもいいって伝えてあげてください。それじゃあ」
そう伝えて俺は自宅に徒歩で帰るのだった。
帰りの分のタクシー代がもったいない。
マシロがいないなら、俺一人は足を使うんだ。
一時間弱掛けて帰宅する途中、うちのAフォンからチャットアプリ、ザットコード……ザッコで連絡が来た。
俺に連絡する相手など一人……いや一冊しかいない。
『主様ー!! 私、すごいやり方を見つけちゃいました!』
「なんだなんだいきなり。俺はマシロの相手であんま酒も飯も食えてないからちょっと腹が減ってるんだ」
『そうでしたか! じゃあコンビニで何か買ってきてください! 食べながら私の計画を聞いてもらいますから!』
ということで通信終わり。
何を思いついたと言うのだ……?
カツ丼弁当とお茶を買って帰宅。
ついでに明日の朝飯の惣菜パン。
家ではPCの前で、フロータがテンション高く飛び回っていた。
「うわーっ、どうしたどうした」
『主様! 先日のツイッピー、リスナーの皆さんはちょっと年齢若めでしたよね! では、その若い方々が主に使っているSNSを調べていたんです! そうしたらこれ! PickPock!』
「ピックポックかあ……。あれだろ? 女子高生とかが集団でダンスする動画を上げるところだろ?」
『おじさんらしい偏見ですねえ~』
俺より年上の魔導書におじさん呼ばわりされた。
まあいいけど。
あー、カツ丼弁当うまい。
お茶がしみる~。
『でも正解です! 主様が音楽に合わせてカワイくダンスを踊る動画をアップしましょう! これでフォロワー爆上がりですよ!』
危うく口に含んだカツ丼を吹き出すところだったじゃないか!!
なんということだ。
『フロッピーちゃん、これから忙しくなりますよー! お手伝いよろしくお願いしますね!』
『はいお姉様』
フロータと、フロッピーと名付けられた民生Aフォンがふわふわ浮かびながら何やら企んでいるな……。
全ては俺をバズらせるためだっていうのは分かってるけど……。
無茶はしないで欲しいもんだ。
翌日。
『では主様! 変身して出かけましょう! 朝の空気が澄んでいるうちが一番映像映えしますから! あの公園行きましょう!』
「元気だなあ……。はいはい」
朝食の惣菜パンを牛乳で流し込んで、電気シェーバーでひげそりをして……。
『変身するのにヒゲをそるんですか?』
「気分だよ気分。外出のために女性はお化粧したりするだろ? 男はヒゲをそるの」
『伸ばせばよろしいのにー』
「ヒゲが長いの好きじゃないの!」
そんなやり取りをしつつ、「メタモルフォーゼ・スパイス!」と変身してお出かけだ。
民生Aフォンは昨夜、たっぷり充電をしたので元気いっぱい。
『フロッピーちゃん、PickPockのアカウント作成は終わりましたか?』
『終わりました。ご主人様らしいカワイイ文体で書きました』
『えらーい!』
民生Aフォン、どんどん人格ができてきてるんだけど!?
二人?を連れて、扉を開けるのだ。
そうしたら、お隣さんも出勤するところだった。
「あっ」
「あっ、おはようございまーす」
「お、おはようございます」
「えっと、いつも兄がお世話になってまーす」
「あ、ああー! そうなんだ。そうか、そうだよねえ」
うんうん頷きながら出勤していくお隣さん。
『主様、機転が利きますねえ……』
「変な噂とかされたら困るだろ! 俺が若い女の子を連れ込んでるとかで通報されたら、色々問題になるだろ!」
『それもそうですねえ。失念してました』
「いちばん大事なところだからね!」
通勤途中の会社員たちが行き交っている。
ちょっと前まで、俺は彼らの一員だったのだ。
今は収益化を目指すプーである。
無理しなければ、あと半年近く食いつなげるけど……。
できればもうすぐやってくる年末までには収益化したいな……。
『とうちゃーく! ではでは主様! 音楽に合わせてダンスの練習をしましょう!』
「するのー!?」
『するんです! はい、フロッピーちゃん!』
『了解ですお姉様。ミュージックスタート』
あー、これ、配信者が歌枠で歌ってるのをよく聞く。
元はボカロ曲だろ?
「えーと、ダンス動画はっと……。ふんふん、そんな難しくないな」
『あっ! 主様、動きがいいですね! ダンスの才能あるのでは!?』
「スパイスの体が恐ろしくキレがいいんだよ。思い通りに動くわ。すげー」
物を覚えるのは得意な方だ。
で、頭で覚えたとおりに肉体が動いてくれる。
あっという間にダンスをものにしてしまった。
その辺りで、この間ハイタッチした小さい女の子がお母さんに連れられてやってきた。
「あーっ! おねえちゃん!」
「どーもー! おはようー!」
小さい女の子とまたハイタッチする。
「なにしてるの?」
「ダンス。踊ったのを動画にして流すの」
「おー! すごーい!」
年長さんくらいの年齢でも、今や動画にするっていうことを知ってるのか!
それではご覧いただきたい。。
流れる音楽に合わせて、俺は踊りだした。
さっきコピーしたばかりだから、細部はちょっといい加減だけど。
いけてるんじゃない?
ほんの数十秒の動画で、最後はくるっと振り返って笑顔。
手を振る。
これでよし!
「うわーっ! おねえちゃんかわいー!!」
女の子スタンディングオベーション。
おかあさんもニコニコしながら拍手している。
「どーもどーも! じゃあ、私はこれでー! またねー、ばいばーい!」
「またねーおねえちゃーん!」
別れた!
最初のダンスを人前でやってしまったな……。
まあ、見知った人たちで良かった。
どうせ素人のダンスがピックポックで受けるとも思えないし、今日はまったりして明日に備えるとしようじゃないか。
俺はスパイスの姿をしてるのを忘れて、そのまま近場のコンビニに入り、店員さんにガン見されながら昼飯の助六寿司セットを買ったのだった。
で、イートインで食べるのだが……。
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