39 / 173
第一部:都市国家アドポリスの冒険 7
第33話 デュラハンとその事情 その3
しおりを挟む
どうやら、アドパークに出没するデュラハンは強力な個体である事がわかった。
そして、解散してしまったらしいドラゴンアックスだが、その前衛を努めていた槍使いの戦士がまだここに滞在している話も聞けた。
「聞き込みに行ってみよう」
「はいです!」
「わたくしはここで、ブランちゃんをモフモフしていますのでご安心ください……」
何が安心なんだろう?
アリサがブランにくっついて離れないので、彼女はここに置いておくことにした。
Sランク司祭とSSランクモンスターだもんな。
間違っても何か起こる、なんてことはありえないし。
「じゃあ行ってきます」
「ごゆっくりー」
『わふーん』
おっ、ブランからご意見が飛んできた。
早く僕以外のモフモフをテイムしろ、このままでは毛を全部モフられてしまう、だって。
さすがのマーナガルムも、モフモフ大好きな女性は苦手なのかも知れない。
「なんなのです?」
「ブランがね、仲間を増やしてくれって」
「新しい動物が増えるですか! それはクルミも嬉しいですねえ」
素直にニコニコするクルミ。
とてもかわいい。
さあ、それでは槍使いが泊まっているという宿を直撃だ。
宿の主人に尋ねて、モフライダーズのパーティ証を見せた。
すると、簡単に部屋まで案内をしてくれた。
槍使いの戦士は、昼だと言うのに宿に閉じこもっているらしい。
扉をノックすると、何が唸り声のようなものが聞こえた。
ここは安めの宿なので、部屋には鍵が存在しない。
ということで、扉を開けてみる。
「な……なんらおめえらはあ」
赤ら顔をした長身の男が、舌っ足らずな口調で言った。
酔っ払っている。
「俺はオース。この顔に見覚えはないかな? デュラハンについての情報を聞きにきたのだが」
「オースゥ……? そんなの、知らね……オース……オース……。あっ、ショーナウン・ウインドのオース……?」
「正確には違う。すでにあのパーティはやめたからね。俺はモフライダーズのオースだ」
槍使いの顔からスーッと酔いが引いていき、真顔になった。
「な、なんでSランク冒険者がここに?」
「君達ドラゴンアックスが、デュラハンにやられたと聞いてね。俺が代わりに退治するためやって来たんだ」
「Sランクが出てくるような案件かよ……。ギルドめ、なんて依頼をやらせるんだ。……でもあんた、確かもとはパーティの雑用係だったんじゃ?」
これにはクルミが怒る。
「センセエはすごいですよ! 本当につよいのはセンセエです! Sランクもセンセエだけです!」
「お、おう」
彼女の気迫に押しまくられる槍使い。
「ということで、話を聞かせてほしいんだ。食事を奢るからさ」
俺は彼を部屋から連れ出し、一階の食堂までやって来た。
簡単な料理を頼むと、作りおきのシチューが出てきた。
ちょっと奮発して、骨付き肉を焼いてくれるように頼む。
宿の子供らしいのが、外に走っていった。
肉を買いに行ったな。
「じゃあ、デュラハンについて何でも話してくれ。戦ってみた印象。動き、特徴、口走ってたこととか」
「ああ。俺なんぞの話でよければな。ええと、あれは……」
槍使いの戦士は、カイルと言った。
彼は素直に、デュラハンの話をしてくれる。
まず、デュラハンは強かったこと。剣の腕もさることながら、戦いながら死の呪いを後衛に叩き込んだり、同時に動き回る首なし馬も脅威だったと。
次に、デュラハンは魔術師なる者への恨み言を吐き続けていたこと。それが恐らく、デュラハンや呪いのモンスターを呼び出した黒幕だろう。
そしてここが重要だ。
デュラハンの死の呪いを受けても、後衛三名は即死しなかったこと。
「ふむふむなるほど。俺が戦う時は対策をして行ったから、死の呪いは受けたことがないものな……」
「対策!?」
カイルが目を剥いた。
「あんなもんに対策があるのかよ!」
「あるよ」
俺が断言すると、彼は絶句した。
「デュラハンの死の呪いは、カトブレパスのものとはだいぶ違う。カトブレパスは、死を直接叩きつけてくるもの。それに対してデュラハンは、相手の心臓を凍りつかせるという呪いだ。呪いというよりはそう言う効果の魔法に近い。つまり、凍らせないようにだけすれば防げるのさ」
「凍りつかせる……!?」
「デュラハンは、氷の精霊王ストリボーグの使いだからね。一見して氷に関係してないように見えるから、勘違いしやすいんだ。あれは精霊だよ。実体を持つ強力な精霊だ。だからこそ、氷という属性に強く縛られている。つまり、炎で対策すれば勝てる」
「そ、そんな……。そんな簡単なものだったのか……?」
「もちろん簡単じゃない。だが、強力なモンスターには必ず弱点が備わっているものなんだ。強さを支える特殊な力があるほど、それが即ち弱点へと直結する。恐らくデュラハンは、多数に同時に呪いをかけるとその効果を減衰するのだろうね。なら、備えも万全でなくて大丈夫そうだ。そして強さだけど、これは俺が相手をする」
「あんたが……?」
「ああ。一応、君が戦ったものほどじゃないけど、デュラハンは今まで二回倒してる。それに今回は助けてくれる仲間もいるからね」
「クルミがいるですよ!!」
クルミが自信ありげに、胸をどーんと叩いた。
そしてむせる。
「うん、頼りにしてるよクルミ」
カイルの目が、真剣なものになる。
じーっと俺を見ている。
なんだろう。
「た、頼む! いや、頼みます!!」
いきなり彼が、テーブルに手をついて頭を下げた。
「何事?」
「お、俺を一緒に連れてってくれ!! いや、俺をパーティに入れてくれ! ガンスの仇を討ちてえんだ!!」
ガンスというのが、ドラゴンアックスを率いていた盾使いの戦士だ。
どうやら彼とガンスは、固い友情で結ばれていたらしいな。
だが、一人ではデュラハンに対抗できず、宿で酒浸りになって悶々としていたのだろう。
「ふむ」
カイルを見る。
目つきは真剣そのもの。
全身が力みで、ぶるぶる震えている。
「よし、分かった。首なし馬を君に任せる。あれはデュラハンとセットだから恐ろしいモンスターのように思われるかもしれないが、実は下位の精霊に過ぎない。あれを足止めし、なんなら仕留めてしまってくれ。デュラハンの移動力を削ぐことになるからね」
「わ、分かった! 任せてくれ!!」
カイルの顔がパッと輝いたようだった。
彼は二階の部屋まで駆け上がっていくと、布で巻かれた槍と旅道具を抱えて戻ってきた。
ほう、長い槍じゃなく、刺突と斬撃メインのコルセスカ使いか。
コルセスカは、刃のようになった穂先に、翼のようなパーツがついた槍だ。
刺す力は通常の槍より弱いが、切る、払う、引っ掛けるという動作を広くとることができる。
他に、サブ武器でショートスピアを持っているようだ。
「さあ準備はできた! すぐに行こうぜ、オースさん!」
鼻息も荒いカイル。
だが、ちょっと待って欲しい。
今、骨付き肉を抱えた子供が戻ってきたばかりではないか。
「腹ごしらえをしよう。デュラハン退治はそれからでも遅くはないよ」
俺はカイルを席につかせた。
「何せ、相手は夜に出てくる」
夜まではまだ長いのだ。
そして、解散してしまったらしいドラゴンアックスだが、その前衛を努めていた槍使いの戦士がまだここに滞在している話も聞けた。
「聞き込みに行ってみよう」
「はいです!」
「わたくしはここで、ブランちゃんをモフモフしていますのでご安心ください……」
何が安心なんだろう?
アリサがブランにくっついて離れないので、彼女はここに置いておくことにした。
Sランク司祭とSSランクモンスターだもんな。
間違っても何か起こる、なんてことはありえないし。
「じゃあ行ってきます」
「ごゆっくりー」
『わふーん』
おっ、ブランからご意見が飛んできた。
早く僕以外のモフモフをテイムしろ、このままでは毛を全部モフられてしまう、だって。
さすがのマーナガルムも、モフモフ大好きな女性は苦手なのかも知れない。
「なんなのです?」
「ブランがね、仲間を増やしてくれって」
「新しい動物が増えるですか! それはクルミも嬉しいですねえ」
素直にニコニコするクルミ。
とてもかわいい。
さあ、それでは槍使いが泊まっているという宿を直撃だ。
宿の主人に尋ねて、モフライダーズのパーティ証を見せた。
すると、簡単に部屋まで案内をしてくれた。
槍使いの戦士は、昼だと言うのに宿に閉じこもっているらしい。
扉をノックすると、何が唸り声のようなものが聞こえた。
ここは安めの宿なので、部屋には鍵が存在しない。
ということで、扉を開けてみる。
「な……なんらおめえらはあ」
赤ら顔をした長身の男が、舌っ足らずな口調で言った。
酔っ払っている。
「俺はオース。この顔に見覚えはないかな? デュラハンについての情報を聞きにきたのだが」
「オースゥ……? そんなの、知らね……オース……オース……。あっ、ショーナウン・ウインドのオース……?」
「正確には違う。すでにあのパーティはやめたからね。俺はモフライダーズのオースだ」
槍使いの顔からスーッと酔いが引いていき、真顔になった。
「な、なんでSランク冒険者がここに?」
「君達ドラゴンアックスが、デュラハンにやられたと聞いてね。俺が代わりに退治するためやって来たんだ」
「Sランクが出てくるような案件かよ……。ギルドめ、なんて依頼をやらせるんだ。……でもあんた、確かもとはパーティの雑用係だったんじゃ?」
これにはクルミが怒る。
「センセエはすごいですよ! 本当につよいのはセンセエです! Sランクもセンセエだけです!」
「お、おう」
彼女の気迫に押しまくられる槍使い。
「ということで、話を聞かせてほしいんだ。食事を奢るからさ」
俺は彼を部屋から連れ出し、一階の食堂までやって来た。
簡単な料理を頼むと、作りおきのシチューが出てきた。
ちょっと奮発して、骨付き肉を焼いてくれるように頼む。
宿の子供らしいのが、外に走っていった。
肉を買いに行ったな。
「じゃあ、デュラハンについて何でも話してくれ。戦ってみた印象。動き、特徴、口走ってたこととか」
「ああ。俺なんぞの話でよければな。ええと、あれは……」
槍使いの戦士は、カイルと言った。
彼は素直に、デュラハンの話をしてくれる。
まず、デュラハンは強かったこと。剣の腕もさることながら、戦いながら死の呪いを後衛に叩き込んだり、同時に動き回る首なし馬も脅威だったと。
次に、デュラハンは魔術師なる者への恨み言を吐き続けていたこと。それが恐らく、デュラハンや呪いのモンスターを呼び出した黒幕だろう。
そしてここが重要だ。
デュラハンの死の呪いを受けても、後衛三名は即死しなかったこと。
「ふむふむなるほど。俺が戦う時は対策をして行ったから、死の呪いは受けたことがないものな……」
「対策!?」
カイルが目を剥いた。
「あんなもんに対策があるのかよ!」
「あるよ」
俺が断言すると、彼は絶句した。
「デュラハンの死の呪いは、カトブレパスのものとはだいぶ違う。カトブレパスは、死を直接叩きつけてくるもの。それに対してデュラハンは、相手の心臓を凍りつかせるという呪いだ。呪いというよりはそう言う効果の魔法に近い。つまり、凍らせないようにだけすれば防げるのさ」
「凍りつかせる……!?」
「デュラハンは、氷の精霊王ストリボーグの使いだからね。一見して氷に関係してないように見えるから、勘違いしやすいんだ。あれは精霊だよ。実体を持つ強力な精霊だ。だからこそ、氷という属性に強く縛られている。つまり、炎で対策すれば勝てる」
「そ、そんな……。そんな簡単なものだったのか……?」
「もちろん簡単じゃない。だが、強力なモンスターには必ず弱点が備わっているものなんだ。強さを支える特殊な力があるほど、それが即ち弱点へと直結する。恐らくデュラハンは、多数に同時に呪いをかけるとその効果を減衰するのだろうね。なら、備えも万全でなくて大丈夫そうだ。そして強さだけど、これは俺が相手をする」
「あんたが……?」
「ああ。一応、君が戦ったものほどじゃないけど、デュラハンは今まで二回倒してる。それに今回は助けてくれる仲間もいるからね」
「クルミがいるですよ!!」
クルミが自信ありげに、胸をどーんと叩いた。
そしてむせる。
「うん、頼りにしてるよクルミ」
カイルの目が、真剣なものになる。
じーっと俺を見ている。
なんだろう。
「た、頼む! いや、頼みます!!」
いきなり彼が、テーブルに手をついて頭を下げた。
「何事?」
「お、俺を一緒に連れてってくれ!! いや、俺をパーティに入れてくれ! ガンスの仇を討ちてえんだ!!」
ガンスというのが、ドラゴンアックスを率いていた盾使いの戦士だ。
どうやら彼とガンスは、固い友情で結ばれていたらしいな。
だが、一人ではデュラハンに対抗できず、宿で酒浸りになって悶々としていたのだろう。
「ふむ」
カイルを見る。
目つきは真剣そのもの。
全身が力みで、ぶるぶる震えている。
「よし、分かった。首なし馬を君に任せる。あれはデュラハンとセットだから恐ろしいモンスターのように思われるかもしれないが、実は下位の精霊に過ぎない。あれを足止めし、なんなら仕留めてしまってくれ。デュラハンの移動力を削ぐことになるからね」
「わ、分かった! 任せてくれ!!」
カイルの顔がパッと輝いたようだった。
彼は二階の部屋まで駆け上がっていくと、布で巻かれた槍と旅道具を抱えて戻ってきた。
ほう、長い槍じゃなく、刺突と斬撃メインのコルセスカ使いか。
コルセスカは、刃のようになった穂先に、翼のようなパーツがついた槍だ。
刺す力は通常の槍より弱いが、切る、払う、引っ掛けるという動作を広くとることができる。
他に、サブ武器でショートスピアを持っているようだ。
「さあ準備はできた! すぐに行こうぜ、オースさん!」
鼻息も荒いカイル。
だが、ちょっと待って欲しい。
今、骨付き肉を抱えた子供が戻ってきたばかりではないか。
「腹ごしらえをしよう。デュラハン退治はそれからでも遅くはないよ」
俺はカイルを席につかせた。
「何せ、相手は夜に出てくる」
夜まではまだ長いのだ。
11
お気に入りに追加
3,100
あなたにおすすめの小説
スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~
きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。
洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。
レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。
しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。
スキルを手にしてから早5年――。
「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」
突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。
森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。
それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。
「どうせならこの森で1番派手にしようか――」
そこから更に8年――。
18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。
「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」
最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。
そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。
見習い動物看護師最強ビーストテイマーになる
盛平
ファンタジー
新米動物看護師の飯野あかりは、車にひかれそうになった猫を助けて死んでしまう。異世界に転生したあかりは、動物とお話ができる力を授かった。動物とお話ができる力で霊獣やドラゴンを助けてお友達になり、冒険の旅に出た。ハンサムだけど弱虫な勇者アスランと、カッコいいけどうさん臭い魔法使いグリフも仲間に加わり旅を続ける。小説家になろうさまにもあげています。
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
【書籍化決定】俗世から離れてのんびり暮らしていたおっさんなのに、俺が書の守護者って何かの間違いじゃないですか?
歩く魚
ファンタジー
幼い頃に迫害され、一人孤独に山で暮らすようになったジオ・プライム。
それから数十年が経ち、気づけば38歳。
のんびりとした生活はこの上ない幸せで満たされていた。
しかしーー
「も、もう一度聞いて良いですか? ジオ・プライムさん、あなたはこの死の山に二十五年間も住んでいるんですか?」
突然の来訪者によると、この山は人間が住める山ではなく、彼は世間では「書の守護者」と呼ばれ都市伝説のような存在になっていた。
これは、自分のことを弱いと勘違いしているダジャレ好きのおっさんが、人々を導き、温かさを思い出す物語。
※書籍化のため更新をストップします。
ユニークスキルの名前が禍々しいという理由で国外追放になった侯爵家の嫡男は世界を破壊して創り直します
かにくくり
ファンタジー
エバートン侯爵家の嫡男として生まれたルシフェルトは王国の守護神から【破壊の後の創造】という禍々しい名前のスキルを授かったという理由で王国から危険視され国外追放を言い渡されてしまう。
追放された先は王国と魔界との境にある魔獣の谷。
恐ろしい魔獣が闊歩するこの地に足を踏み入れて無事に帰った者はおらず、事実上の危険分子の排除であった。
それでもルシフェルトはスキル【破壊の後の創造】を駆使して生き延び、その過程で救った魔族の親子に誘われて小さな集落で暮らす事になる。
やがて彼の持つ力に気付いた魔王やエルフ、そして王国の思惑が複雑に絡み大戦乱へと発展していく。
鬱陶しいのでみんなぶっ壊して創り直してやります。
※小説家になろうにも投稿しています。
俺だけに効くエリクサー。飲んで戦って気が付けば異世界最強に⁉
まるせい
ファンタジー
異世界に召喚された熱海 湊(あたみ みなと)が得たのは(自分だけにしか効果のない)エリクサーを作り出す能力だった。『外れ異世界人』認定された湊は神殿から追放されてしまう。
貰った手切れ金を元手に装備を整え、湊はこの世界で生きることを決意する。
戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに
千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」
「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」
許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。
許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。
上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。
言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。
絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、
「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」
何故か求婚されることに。
困りながらも巻き込まれる騒動を通じて
ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。
こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。
聖女やめます……タダ働きは嫌!友達作ります!冒険者なります!お金稼ぎます!ちゃっかり世界も救います!
さくしゃ
ファンタジー
職業「聖女」としてお勤めに忙殺されるクミ
祈りに始まり、一日中治療、時にはドラゴン討伐……しかし、全てタダ働き!
も……もう嫌だぁ!
半狂乱の最強聖女は冒険者となり、軟禁生活では味わえなかった生活を知りはっちゃける!
時には、不労所得、冒険者業、アルバイトで稼ぐ!
大金持ちにもなっていき、世界も救いまーす。
色んなキャラ出しまくりぃ!
カクヨムでも掲載チュッ
⚠︎この物語は全てフィクションです。
⚠︎現実では絶対にマネはしないでください!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる