17 / 107
第17話 デビルプラント
しおりを挟む
村人たちからの情報は、実に有用だった。
「一ヶ月前? 見慣れない旅の商人がね? そう、たった一人で旅をしてたの。一人旅なんて危険でしょ? それも商人の人が」
「植物の種を売ってたんだよ。だけどうちはご覧の通りの農村だろ? そこに植物の種を売るって、ねえ。試しで一つあげるから、と言われたけど断ったよ」
一ヶ月前に怪しい来訪者がいたというのだ。
これは当たりで間違いない。
その怪しい商人とやらは、村人たちに植物の種を売りつけようとしていたようだ。
しかし、誰もそれを買っていないという。
何なら、ただで一粒あげるという話も断ったと。
作物を作るためには、雑草は敵だ。
わけのわからない植物など、雑草そのものでしかないだろう。
「その商人の外見は覚えているかい?」
村人たちに尋ねると、同じような返答が返ってきた。
「青や紫色に染めた布を纏っていたね」
「顔はフードを被っててよく分からなかったけれど、珍しい色の布を身に着けていたからよく覚えてるよ」
これを聞いて、イングリドが首を傾げた。
「随分目立つ格好の商人だな……。何をしに来たんだろう……。農村に種なんか、売れないに決まっているじゃないか」
「そうだね。それはその商人も分かっていたんじゃないかな」
「どういうことだ? あ、もしや君、また推理をするのか?」
「ああ、推理を始めるとしよう。……とは言っても簡単なものだ。それにこれは……村人たちの前でやるのは、少々問題がある」
「そうなのか?」
イングリドがきょとんとした。
だが、彼女は素直である。
俺とともに、あぜ道を歩きながら推理を聞くことにしたようだ。
「派手な格好で、無料で種をくれるという。これは、誰に向けられた言葉だと思う?」
「誰にって……。農夫はそんなもので、怪しい種は受け取らないだろう。だが、派手な格好はみんな覚えていたな」
「ああ、そうだ。そして、派手な姿はある年齢層の村人にアピールする効果もあったんじゃないかな? なあ、君、そうだろう?」
俺が畑の方に声を掛けると、枯れた麦畑がガサガサっと鳴った。
「誰だ!」
イングリドが誰何の声をあげる。
「ご、ごめんなさーい!!」
すると、村の子どもたちが飛び出してきた。
「おれたち、悪いことする気なんかなかったんです!」
「き、気がついたら大変なことになってて……」
彼らは皆、一様に青ざめていた。
泣いている子までいる。
「どういうことだ、オーギュスト? 君の推理はまだ聞かされていないんだが」
「これがその答えだよ、イングリド。派手な姿の商人は、当然、子どもたちの目にも留まる。むしろ、子どもだからこそ、目立つ姿の来訪者は気になるだろう? そして彼は、無料で種を配ると言った。子どもはお金を持っていないだろ?」
「あ、ああ!」
イングリドが手を打つ。
「その商人は、子どもに種をあげたのか!!」
「そういうこと。そして、その種が、畑を枯らす原因となったと俺は推測している。むしろそれしか無いんじゃないかな? だが、こんな推理を村の中でしてみたまえ。いらぬ悲劇が生まれる」
「なるほど……」
イングリドは、子どもたちの顔を見渡して納得した。
「そこまで考え、読んでいたということか! 恐ろしい頭の回転だな、君は……」
「俺もこんなに上手くいくと思わなかったけどね。俺の策が当たるのは、イングリドの幸運スキルの助けもあると思うよ」
「そ、そうか?」
「イングリドはもっと自信を持っていいと思うがね」
「そうかなあ……?」
いや、本当に自信持って。
こうして、事件の真相を知る子どもたちを村から離すことに成功した。
彼らの話を詳しく聞いてみることにする。
「もらった種は、畑に植えなかったよ! 鉢に植えて、倉庫にかくしてた」
「おれも!」
「わたしも!」
「なるほど、誰も植えていないということだね」
子どもたちが頷く。
未だに、植物は畑に植えられてはいない。
ならばどうしてこのような事態になっているのか?
「ちなみに、植物は鉢ごと地べたに置いたまま動かしていない?」
「うん!」
「じゃあ、今から動かしに行こう」
子どもたちを伴い、イングリドとともに倉庫の一つへ向かう。
倉庫とは言っても、床は板が一枚。
その下は地面だ。
家畜のための干し草の間に、その植物は置かれていた。
鉢の中で、小さな芽が吹いている……ように見える。
「イングリド、武器を構えてくれ」
「武器を?」
「みんなはいつでも逃げられるようにしていて」
子どもたちがきょとんとする。
鉢を持ち上げようとするだけなのに、どうしてそんなに警戒するのかと言いたいのだろう。
それはこういう理由だ。
俺が鉢に手を掛けると、そこから甲高い声が聞こえた。
『幻よ! 幻よ! 我が望む幻をこの者に見せ……!』
「幻をこの者に見せること叶わず!」
俺は即座に甲高い声の真似をして、詠唱の先に割り込んだ。
かくして、使われようとしていた幻術の魔法は失敗。
鉢植えの下に潜んでいた本体があらわとなる。
引き抜かれたのは、鉢を貫いて地面まで伸びた長い長い根。
根が集まる部分に、顔があった。
『ア……アアアアアアアア―――――!!』
叫びだした顔の口に、ハンカチを詰め込む俺。
これは、死の叫びと言って、聞いたものの生命力を蝕む魔法的効果がある。
だが、叫んでいる時間は限られているので、その間口を塞げば叫びが漏れることはない。
「イングリド!」
「ああ!! せいっ!!」
植物の顔面目掛けて、イングリドが魔槍を繰り出した。
槍は突き刺さり、植物の背後まで抜ける。
穂先に、蠢く昆虫のようなものがついていた。
ここで子どもたちが我に返り、一斉に悲鳴をあげる。
「な、なんだこれは! オーギュスト、これは一体なんなんだ!」
「デビルプラントと呼ばれる植物のモンスターさ。マンドラゴラの近縁種だが、もっとたちが悪い。何せこいつらは、腐敗神プレーガイオスの眷属だからね」
貫かれていた昆虫のような物を、指で摘み取る。
それを、ぶちっと千切ると、小さな断末魔を上げて動かなくなった。
「つまりこの辺りの倉庫一帯に、邪神の神官がばらまいた悪魔のような植物が大勢いるってわけさ! こいつらが畑の養分を吸い尽くしていたんだ! さあ、奴らは一斉に牙を剥くぞ! 仕事開始だ!」
「一ヶ月前? 見慣れない旅の商人がね? そう、たった一人で旅をしてたの。一人旅なんて危険でしょ? それも商人の人が」
「植物の種を売ってたんだよ。だけどうちはご覧の通りの農村だろ? そこに植物の種を売るって、ねえ。試しで一つあげるから、と言われたけど断ったよ」
一ヶ月前に怪しい来訪者がいたというのだ。
これは当たりで間違いない。
その怪しい商人とやらは、村人たちに植物の種を売りつけようとしていたようだ。
しかし、誰もそれを買っていないという。
何なら、ただで一粒あげるという話も断ったと。
作物を作るためには、雑草は敵だ。
わけのわからない植物など、雑草そのものでしかないだろう。
「その商人の外見は覚えているかい?」
村人たちに尋ねると、同じような返答が返ってきた。
「青や紫色に染めた布を纏っていたね」
「顔はフードを被っててよく分からなかったけれど、珍しい色の布を身に着けていたからよく覚えてるよ」
これを聞いて、イングリドが首を傾げた。
「随分目立つ格好の商人だな……。何をしに来たんだろう……。農村に種なんか、売れないに決まっているじゃないか」
「そうだね。それはその商人も分かっていたんじゃないかな」
「どういうことだ? あ、もしや君、また推理をするのか?」
「ああ、推理を始めるとしよう。……とは言っても簡単なものだ。それにこれは……村人たちの前でやるのは、少々問題がある」
「そうなのか?」
イングリドがきょとんとした。
だが、彼女は素直である。
俺とともに、あぜ道を歩きながら推理を聞くことにしたようだ。
「派手な格好で、無料で種をくれるという。これは、誰に向けられた言葉だと思う?」
「誰にって……。農夫はそんなもので、怪しい種は受け取らないだろう。だが、派手な格好はみんな覚えていたな」
「ああ、そうだ。そして、派手な姿はある年齢層の村人にアピールする効果もあったんじゃないかな? なあ、君、そうだろう?」
俺が畑の方に声を掛けると、枯れた麦畑がガサガサっと鳴った。
「誰だ!」
イングリドが誰何の声をあげる。
「ご、ごめんなさーい!!」
すると、村の子どもたちが飛び出してきた。
「おれたち、悪いことする気なんかなかったんです!」
「き、気がついたら大変なことになってて……」
彼らは皆、一様に青ざめていた。
泣いている子までいる。
「どういうことだ、オーギュスト? 君の推理はまだ聞かされていないんだが」
「これがその答えだよ、イングリド。派手な姿の商人は、当然、子どもたちの目にも留まる。むしろ、子どもだからこそ、目立つ姿の来訪者は気になるだろう? そして彼は、無料で種を配ると言った。子どもはお金を持っていないだろ?」
「あ、ああ!」
イングリドが手を打つ。
「その商人は、子どもに種をあげたのか!!」
「そういうこと。そして、その種が、畑を枯らす原因となったと俺は推測している。むしろそれしか無いんじゃないかな? だが、こんな推理を村の中でしてみたまえ。いらぬ悲劇が生まれる」
「なるほど……」
イングリドは、子どもたちの顔を見渡して納得した。
「そこまで考え、読んでいたということか! 恐ろしい頭の回転だな、君は……」
「俺もこんなに上手くいくと思わなかったけどね。俺の策が当たるのは、イングリドの幸運スキルの助けもあると思うよ」
「そ、そうか?」
「イングリドはもっと自信を持っていいと思うがね」
「そうかなあ……?」
いや、本当に自信持って。
こうして、事件の真相を知る子どもたちを村から離すことに成功した。
彼らの話を詳しく聞いてみることにする。
「もらった種は、畑に植えなかったよ! 鉢に植えて、倉庫にかくしてた」
「おれも!」
「わたしも!」
「なるほど、誰も植えていないということだね」
子どもたちが頷く。
未だに、植物は畑に植えられてはいない。
ならばどうしてこのような事態になっているのか?
「ちなみに、植物は鉢ごと地べたに置いたまま動かしていない?」
「うん!」
「じゃあ、今から動かしに行こう」
子どもたちを伴い、イングリドとともに倉庫の一つへ向かう。
倉庫とは言っても、床は板が一枚。
その下は地面だ。
家畜のための干し草の間に、その植物は置かれていた。
鉢の中で、小さな芽が吹いている……ように見える。
「イングリド、武器を構えてくれ」
「武器を?」
「みんなはいつでも逃げられるようにしていて」
子どもたちがきょとんとする。
鉢を持ち上げようとするだけなのに、どうしてそんなに警戒するのかと言いたいのだろう。
それはこういう理由だ。
俺が鉢に手を掛けると、そこから甲高い声が聞こえた。
『幻よ! 幻よ! 我が望む幻をこの者に見せ……!』
「幻をこの者に見せること叶わず!」
俺は即座に甲高い声の真似をして、詠唱の先に割り込んだ。
かくして、使われようとしていた幻術の魔法は失敗。
鉢植えの下に潜んでいた本体があらわとなる。
引き抜かれたのは、鉢を貫いて地面まで伸びた長い長い根。
根が集まる部分に、顔があった。
『ア……アアアアアアアア―――――!!』
叫びだした顔の口に、ハンカチを詰め込む俺。
これは、死の叫びと言って、聞いたものの生命力を蝕む魔法的効果がある。
だが、叫んでいる時間は限られているので、その間口を塞げば叫びが漏れることはない。
「イングリド!」
「ああ!! せいっ!!」
植物の顔面目掛けて、イングリドが魔槍を繰り出した。
槍は突き刺さり、植物の背後まで抜ける。
穂先に、蠢く昆虫のようなものがついていた。
ここで子どもたちが我に返り、一斉に悲鳴をあげる。
「な、なんだこれは! オーギュスト、これは一体なんなんだ!」
「デビルプラントと呼ばれる植物のモンスターさ。マンドラゴラの近縁種だが、もっとたちが悪い。何せこいつらは、腐敗神プレーガイオスの眷属だからね」
貫かれていた昆虫のような物を、指で摘み取る。
それを、ぶちっと千切ると、小さな断末魔を上げて動かなくなった。
「つまりこの辺りの倉庫一帯に、邪神の神官がばらまいた悪魔のような植物が大勢いるってわけさ! こいつらが畑の養分を吸い尽くしていたんだ! さあ、奴らは一斉に牙を剥くぞ! 仕事開始だ!」
0
お気に入りに追加
1,897
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
無能扱いされた実は万能な武器職人、Sランクパーティーに招かれる~理不尽な理由でパーティーから追い出されましたが、恵まれた新天地で頑張ります~
詩葉 豊庸(旧名:堅茹でパスタ)
ファンタジー
鍛冶職人が武器を作り、提供する……なんてことはもう古い時代。
現代のパーティーには武具生成を役目とするクリエイターという存在があった。
アレンはそんなクリエイターの一人であり、彼もまたとある零細パーティーに属していた。
しかしアレンはパーティーリーダーのテリーに理不尽なまでの要望を突きつけられる日常を送っていた。
本当は彼の適性に合った武器を提供していたというのに……
そんな中、アレンの元に二人の少女が歩み寄ってくる。アレンは少女たちにパーティーへのスカウトを受けることになるが、後にその二人がとんでもない存在だったということを知る。
後日、アレンはテリーの裁量でパーティーから追い出されてしまう。
だが彼はクビを宣告されても何とも思わなかった。
むしろ、彼にとってはこの上なく嬉しいことだった。
これは万能クリエイター(本人は自覚無し)が最高の仲間たちと紡ぐ冒険の物語である。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
外れスキル?だが最強だ ~不人気な土属性でも地球の知識で無双する~
海道一人
ファンタジー
俺は地球という異世界に転移し、六年後に元の世界へと戻ってきた。
地球は魔法が使えないかわりに科学という知識が発展していた。
俺が元の世界に戻ってきた時に身につけた特殊スキルはよりにもよって一番不人気の土属性だった。
だけど悔しくはない。
何故なら地球にいた六年間の間に身につけた知識がある。
そしてあらゆる物質を操れる土属性こそが最強だと知っているからだ。
ひょんなことから小さな村を襲ってきた山賊を土属性の力と地球の知識で討伐した俺はフィルド王国の調査隊長をしているアマーリアという女騎士と知り合うことになった。
アマーリアの協力もあってフィルド王国の首都ゴルドで暮らせるようになった俺は王国の陰で蠢く陰謀に巻き込まれていく。
フィルド王国を守るための俺の戦いが始まろうとしていた。
※この小説は小説家になろうとカクヨムにも投稿しています
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
パーティーの役立たずとして追放された魔力タンク、世界でただ一人の自動人形『ドール』使いになる
日之影ソラ
ファンタジー
「ラスト、今日でお前はクビだ」
冒険者パーティで魔力タンク兼雑用係をしていたラストは、ある日突然リーダーから追放を宣告されてしまった。追放の理由は戦闘で役に立たないから。戦闘中に『コネクト』スキルで仲間と繋がり、仲間たちに自信の魔力を分け与えていたのだが……。それしかやっていないことを責められ、戦える人間のほうがマシだと仲間たちから言い放たれてしまう。
一人になり途方にくれるラストだったが、そこへ行方不明だった冒険者の祖父から送り物が届いた。贈り物と一緒に入れられた手紙には一言。
「ラストよ。彼女たちはお前の力になってくれる。ドール使いとなり、使い熟してみせよ」
そう記され、大きな木箱の中に入っていたのは綺麗な少女だった。
これは無能と言われた一人の冒険者が、自動人形(ドール)と共に成り上がる物語。
7/25男性向けHOTランキング1位
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
聖女の孫だけど冒険者になるよ!
春野こもも
ファンタジー
森の奥で元聖女の祖母と暮らすセシルは幼い頃から剣と魔法を教え込まれる。それに加えて彼女は精霊の力を使いこなすことができた。
12才にった彼女は生き別れた祖父を探すために旅立つ。そして冒険者となりその能力を生かしてギルドの依頼を難なくこなしていく。
ある依頼でセシルの前に現れた黒髪の青年は非常に高い戦闘力を持っていた。なんと彼は勇者とともに召喚された異世界人だった。そして2人はチームを組むことになる。
基本冒険ファンタジーですが終盤恋愛要素が入ってきます。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
召喚されたら無能力だと追放されたが、俺の力はヘルプ機能とチュートリアルモードだった。世界の全てを事前に予習してイージーモードで活躍します
あけちともあき
ファンタジー
異世界召喚されたコトマエ・マナビ。
異世界パルメディアは、大魔法文明時代。
だが、その時代は崩壊寸前だった。
なのに人類同志は争いをやめず、異世界召喚した特殊能力を持つ人間同士を戦わせて覇を競っている。
マナビは魔力も闘気もゼロということで無能と断じられ、彼を召喚したハーフエルフ巫女のルミイとともに追放される。
追放先は、魔法文明人の娯楽にして公開処刑装置、滅びの塔。
ここで命運尽きるかと思われたが、マナビの能力、ヘルプ機能とチュートリアルシステムが発動する。
世界のすべてを事前に調べ、起こる出来事を予習する。
無理ゲーだって軽々くぐり抜け、デスゲームもヌルゲーに変わる。
化け物だって天変地異だって、事前の予習でサクサククリア。
そして自分を舐めてきた相手を、さんざん煽り倒す。
当座の目的は、ハーフエルフ巫女のルミイを実家に帰すこと。
ディストピアから、ポストアポカリプスへと崩壊していくこの世界で、マナビとルミイのどこか呑気な旅が続く。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
~最弱のスキルコレクター~ スキルを無限に獲得できるようになった元落ちこぼれは、レベル1のまま世界最強まで成り上がる
僧侶A
ファンタジー
沢山のスキルさえあれば、レベルが無くても最強になれる。
スキルは5つしか獲得できないのに、どのスキルも補正値は5%以下。
だからレベルを上げる以外に強くなる方法はない。
それなのにレベルが1から上がらない如月飛鳥は当然のように落ちこぼれた。
色々と試行錯誤をしたものの、強くなれる見込みがないため、探索者になるという目標を諦め一般人として生きる道を歩んでいた。
しかしある日、5つしか獲得できないはずのスキルをいくらでも獲得できることに気づく。
ここで如月飛鳥は考えた。いくらスキルの一つ一つが大したことが無くても、100個、200個と大量に集めたのならレベルを上げるのと同様に強くなれるのではないかと。
一つの光明を見出した主人公は、最強への道を一直線に突き進む。
土曜日以外は毎日投稿してます。
完結【進】ご都合主義で生きてます。-通販サイトで異世界スローライフのはずが?!-
ジェルミ
ファンタジー
32歳でこの世を去った相川涼香は、異世界の女神ゼクシーにより転移を誘われる。
断ると今度生まれ変わる時は、虫やダニかもしれないと脅され転移を選んだ。
彼女は女神に不便を感じない様に通販サイトの能力と、しばらく暮らせるだけのお金が欲しい、と願った。
通販サイトなんて知らない女神は、知っている振りをして安易に了承する。そして授かったのは、町のスーパーレベルの能力だった。
お惣菜お安いですよ?いかがです?
物語はまったり、のんびりと進みます。
※本作はカクヨム様にも掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる