94 / 108
帰ってきた勇者パーティー編
第94話 天蓋の魔将とか言うのをとりあえず撃破する
しおりを挟む
荷馬車を借りて、パカパカと走らせる。
快速である。
屋根は無いので、雨が降ったら上から布を被ることになっている。
幸い、快晴だった。
「快晴なのは良いが、向こうを見よ。空に妙なものが張り付いている」
ジュウザが指差したのは、張り付いているとしか言いようがないものだった。
国一つを覆うくらいの範囲に、白黒まだらの巨大な布みたいなものが……。
「ありゃ魔将じゃな! ああやって国を覆い尽くして支配してしまう分かりやすいやつじゃ! たまげたのう。あんなでかいのおるんじゃー」
ディアボラは感心した後、早速魔法陣を書き始めた。
「ライジングメテオのちっちゃいのを作るのじゃ。お前らを打ち上げるからあれをやっつけるのじゃ」
「よし、そうするか」
「ちょい待って! 一瞬で納得してるけど、空を覆う敵ってそんなのある? 目の前にいるけどあたいはとても信じられない……」
「カッサンドラは地上に残って、ディアボラとともに魔将の支配下にある人や建造物を解放して回るのがいいのではないだろうか」
ウインドからナイスな提案だ。
疑義を呈していたカッサンドラも、これには納得した。
「そうだね。そっちは理解できる……! あたいは自分が理解できる範囲で頑張るよ。あんたのためにもね!」
「別に俺のために頑張らなくてもいい」
ぐいぐい押されてたじたじなウインドなのだった。
「ほい、完成なのじゃ! ほれマイティ! エクセレン! ジュウザ! ウインド! 集まれー! あ、カッサンドラは手綱握ってるのじゃ」
「うわ! 手綱を投げつけるんじゃないよ! もう……って、まさか荷台で魔法を使うつもりかい!?」
「その通りじゃ! 行くぞー! ライジングコメットーッ!!」
荷台の中空に魔法陣が浮かび上がる。
そこからゆっくりと、ばかでかい岩石が浮かび上がってくる。
俺はこの上に、エクセレンとウインドを放り投げた。
ジュウザは自ら飛び上がり着地する。
俺は岩石を掴むと、体を引き上げる。
「いいぞ! やってくれ!」
「よっしゃー! 発射なのじゃーっ!!」
爆音が上がる。
ライジングメテオと比べると、恐らく百分の一くらいのサイズじゃないか?
だが俺たち全員をギリギリ乗せられる程度の岩石が生み出されていく。
そして、射出。
さらに轟音。
馬車が一瞬、衝撃で跳ね上がった。
馬がびっくりするが、カッサンドラが鞭を振るったら落ち着いたようだ。
ははあ、浄化にはそんな力があるんだなあ。
ということでだ。
地上を二人に任せて、俺たちは国を覆う天井に突撃する。
ついでにウインガーで加速させるぞ。
「これ、止まらない感じです? どんどん加速してますけど」
「俺の防御力頼りだろう。加速し続けて魔将にぶつかるんだろうな」
「俺は何も考えないぞ。頼むぞマイティ」
「ははは、ディアボラらしいな!」
「ですねー! あっはっは」
わいわいと騒ぐ俺たち。
それに対して、近づいてくる真っ白な天蓋がカッと巨大な目を開いた。
『しょ、正気か貴様らーっ!! 魔法ごと突撃してくるなど!! ……いや! 迎撃してしまえばいい! 行けい、我がしもべたちよ!!』
魔将から放たれる、無数のなんか白い布みたいなもの。
これは、ひらひらした体の中心に円形の口が付いたモンスターなんだな。
「さっさと処分するがよかろうな。キエエエエエイッ!!」
気合一閃、モンスターの群れがその数を一瞬で減じさせる。
同時に、謎の粉を撒いているウインド。
粉を吸い込んだ白いモンスターたちがむせた。
むせて動きが止まったモンスターに他のモンスターが絡まり、じたばたしながら浮力を失って落ちていく。
それでも止めきれない分は、俺が止めるだけだ。
モンスターの群れを引き寄せて、防いで弾き飛ばす。
気がつけば、魔将が間近だ。
『と、止まらない止まらないーっ!! やめろーっ!?』
衝突するライジングコメット。
『ウグワーッ!!』
天蓋が揺らいだ。
その衝撃は余さず俺が受け止めている。
そして、とどめはエクセレンだ。
「シャイニングーっ! 斬……&カノンナックール!!」
投擲された輝くトマホーク。
そしてカノンナックル。
ぶっ飛んだ二発の攻撃が、魔将を切断し、粉砕した。
トマホークを握りしめて戻ってくるナックル。
回転しながら、エクセレンの左腕に収まった。
『完全に我を使いこなしているな。良き良き。だが、我が力は勇者の創意工夫によってさらに広がる……。精進せよ』
何やら含蓄のありそうなことを言っている。
「ところであの魔将は何だったんだろうなあ」
「名前も知らないうちにやっつけてしまいましたね!」
「ああやってどっしり構えているなど、的にしてくれと言っているようなものだ」
「いやあ愉快愉快。これで空に輝く魔将星は、ひの、ふの、みの……六体を片付けたか。あと二体であるな」
コメットはすっかり粉々になり、俺たちは自由落下中だ。
仲間たちがみんな俺に掴まっているから問題はない。
落下の衝撃を俺がガードすればいい。
かくして、国の広場を目掛けて俺は落下と言うか、着弾した。
衝撃を盾で防ぎきる。
「空だ! 空が見えた!」
「やった! 空を塞いでいたやつが消えた!」
「あんたたちがやってくれたのか!?」
国の人々が喜んでいるではないか。
「いかにも。俺たちがやった。そしてこれが勇者だ」
「勇者エクセレンです! 魔王を退治しますよー!!」
解放された国が、歓声で包まれるのだった。
快速である。
屋根は無いので、雨が降ったら上から布を被ることになっている。
幸い、快晴だった。
「快晴なのは良いが、向こうを見よ。空に妙なものが張り付いている」
ジュウザが指差したのは、張り付いているとしか言いようがないものだった。
国一つを覆うくらいの範囲に、白黒まだらの巨大な布みたいなものが……。
「ありゃ魔将じゃな! ああやって国を覆い尽くして支配してしまう分かりやすいやつじゃ! たまげたのう。あんなでかいのおるんじゃー」
ディアボラは感心した後、早速魔法陣を書き始めた。
「ライジングメテオのちっちゃいのを作るのじゃ。お前らを打ち上げるからあれをやっつけるのじゃ」
「よし、そうするか」
「ちょい待って! 一瞬で納得してるけど、空を覆う敵ってそんなのある? 目の前にいるけどあたいはとても信じられない……」
「カッサンドラは地上に残って、ディアボラとともに魔将の支配下にある人や建造物を解放して回るのがいいのではないだろうか」
ウインドからナイスな提案だ。
疑義を呈していたカッサンドラも、これには納得した。
「そうだね。そっちは理解できる……! あたいは自分が理解できる範囲で頑張るよ。あんたのためにもね!」
「別に俺のために頑張らなくてもいい」
ぐいぐい押されてたじたじなウインドなのだった。
「ほい、完成なのじゃ! ほれマイティ! エクセレン! ジュウザ! ウインド! 集まれー! あ、カッサンドラは手綱握ってるのじゃ」
「うわ! 手綱を投げつけるんじゃないよ! もう……って、まさか荷台で魔法を使うつもりかい!?」
「その通りじゃ! 行くぞー! ライジングコメットーッ!!」
荷台の中空に魔法陣が浮かび上がる。
そこからゆっくりと、ばかでかい岩石が浮かび上がってくる。
俺はこの上に、エクセレンとウインドを放り投げた。
ジュウザは自ら飛び上がり着地する。
俺は岩石を掴むと、体を引き上げる。
「いいぞ! やってくれ!」
「よっしゃー! 発射なのじゃーっ!!」
爆音が上がる。
ライジングメテオと比べると、恐らく百分の一くらいのサイズじゃないか?
だが俺たち全員をギリギリ乗せられる程度の岩石が生み出されていく。
そして、射出。
さらに轟音。
馬車が一瞬、衝撃で跳ね上がった。
馬がびっくりするが、カッサンドラが鞭を振るったら落ち着いたようだ。
ははあ、浄化にはそんな力があるんだなあ。
ということでだ。
地上を二人に任せて、俺たちは国を覆う天井に突撃する。
ついでにウインガーで加速させるぞ。
「これ、止まらない感じです? どんどん加速してますけど」
「俺の防御力頼りだろう。加速し続けて魔将にぶつかるんだろうな」
「俺は何も考えないぞ。頼むぞマイティ」
「ははは、ディアボラらしいな!」
「ですねー! あっはっは」
わいわいと騒ぐ俺たち。
それに対して、近づいてくる真っ白な天蓋がカッと巨大な目を開いた。
『しょ、正気か貴様らーっ!! 魔法ごと突撃してくるなど!! ……いや! 迎撃してしまえばいい! 行けい、我がしもべたちよ!!』
魔将から放たれる、無数のなんか白い布みたいなもの。
これは、ひらひらした体の中心に円形の口が付いたモンスターなんだな。
「さっさと処分するがよかろうな。キエエエエエイッ!!」
気合一閃、モンスターの群れがその数を一瞬で減じさせる。
同時に、謎の粉を撒いているウインド。
粉を吸い込んだ白いモンスターたちがむせた。
むせて動きが止まったモンスターに他のモンスターが絡まり、じたばたしながら浮力を失って落ちていく。
それでも止めきれない分は、俺が止めるだけだ。
モンスターの群れを引き寄せて、防いで弾き飛ばす。
気がつけば、魔将が間近だ。
『と、止まらない止まらないーっ!! やめろーっ!?』
衝突するライジングコメット。
『ウグワーッ!!』
天蓋が揺らいだ。
その衝撃は余さず俺が受け止めている。
そして、とどめはエクセレンだ。
「シャイニングーっ! 斬……&カノンナックール!!」
投擲された輝くトマホーク。
そしてカノンナックル。
ぶっ飛んだ二発の攻撃が、魔将を切断し、粉砕した。
トマホークを握りしめて戻ってくるナックル。
回転しながら、エクセレンの左腕に収まった。
『完全に我を使いこなしているな。良き良き。だが、我が力は勇者の創意工夫によってさらに広がる……。精進せよ』
何やら含蓄のありそうなことを言っている。
「ところであの魔将は何だったんだろうなあ」
「名前も知らないうちにやっつけてしまいましたね!」
「ああやってどっしり構えているなど、的にしてくれと言っているようなものだ」
「いやあ愉快愉快。これで空に輝く魔将星は、ひの、ふの、みの……六体を片付けたか。あと二体であるな」
コメットはすっかり粉々になり、俺たちは自由落下中だ。
仲間たちがみんな俺に掴まっているから問題はない。
落下の衝撃を俺がガードすればいい。
かくして、国の広場を目掛けて俺は落下と言うか、着弾した。
衝撃を盾で防ぎきる。
「空だ! 空が見えた!」
「やった! 空を塞いでいたやつが消えた!」
「あんたたちがやってくれたのか!?」
国の人々が喜んでいるではないか。
「いかにも。俺たちがやった。そしてこれが勇者だ」
「勇者エクセレンです! 魔王を退治しますよー!!」
解放された国が、歓声で包まれるのだった。
0
お気に入りに追加
88
あなたにおすすめの小説
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
レベルアップに魅せられすぎた男の異世界探求記(旧題カンスト厨の異世界探検記)
荻野
ファンタジー
ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」
俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」
ハーデス 「では……」
俺 「だが断る!」
ハーデス 「むっ、今何と?」
俺 「断ると言ったんだ」
ハーデス 「なぜだ?」
俺 「……俺のレベルだ」
ハーデス 「……は?」
俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」
ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」
俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」
ハーデス 「……正気……なのか?」
俺 「もちろん」
異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。
たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。
文官たちの試練の日
田尾風香
ファンタジー
今日は、国王の決めた"貴族の子息令嬢が何でも言いたいことを本音で言っていい日"である。そして、文官たちにとっては、体力勝負を強いられる試練の日でもある。文官たちが貴族の子息令嬢の話の場に立ち会って、思うこととは。
**基本的に、一話につき一つのエピソードです。最初から最後まで出るのは宰相のみ。全七話です。
エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~
シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。
主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。
追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。
さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。
疫病? これ飲めば治りますよ?
これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる