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ノウザーム大陸戦乱編
第87話 戦乱を抜け、東へ東へ
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タクサス共和国は大混乱だった。
議事堂が破壊されて、指導者連中を操っていたらしい魔将も倒され、軍隊はあてをなくして右往左往しているのだから当たり前かも知れん。
俺たちを拘束しようとわいわい集まってきたのだが、エクセレンが秩序のトゲを振り回したら一瞬で無力化された。
「お、お前たちは何を望んでいるのですか……!」
タクサス共和国の首相がなんか聞いてきた。
「お前さんたちを操っていた魔将が死んだから、悪かったのはそいつってことにして戦争はやめろと言いたいわけだ」
「そ、そんなこと……そんなに簡単に」
「俺たちと魔将の戦いで、みんなひどい目に遭っただろ。言い訳になる言い訳になる」
俺が言うと、他の議員たちも、そうかも……という顔になった。
自分たちで責任を取らなくていいからな。
それに、明らかに悪いのは魔将なのだ。
俺の背後で、エクセレンやジュウザやディアボラが剣呑な笑みを浮かべていたのは後で気付いた。
力をバックにした交渉だったかー。
そして堂々と俺たちは帰って行った。
もちろん、中央の平原を通過してである。
ナラティブの馬はよく働いてくれた。
速度はそこまでないが、とにかくタフだな!
いい馬だ。
「勇者たちだ! 勇者たちが戻ってきた!」
俺たちは大歓待だ。
襲ってくるはずだったタクサス共和国軍はやって来ず、ナラティブ自治連合は危機を脱したのだから当然だろうか。
宴会が行われて、各国の長だという連中が俺たちに挨拶に来たりした。
「これからどうするんだ?」
「そうですな。ナラティブ自治連合は一時解散となるでしょう」
「解散するのか」
「解散するでしょうな」
説明してくれるのは、俺たちが滞在していたフェネックスと呼ばれる小国、そこの長だ。
人の良さそうなおっさんである。
「元々、タクサスに対抗するために小国が寄り集まっておったのです。しばらく脅威が無いとなれば、各々が自分の地域に戻り、国力を蓄えるだけです」
「ほうほう」
「勇者様ご一行はこれからどうされるのですか?」
質問されて、俺は考えた。
あと一つのトゲを探し出し、棍棒を完全体にする。
そして魔王に挑む。
それが今のエクセレントマイティにおける目標だろう。
つまり、それさえできれば他に何をやってもいい。
「どうだ、みんな。何かしたいことがあるか」
「拙者はノウザーム大陸の東方に行ってみたいな。ここいらは西部と呼ばれる地区で、乾いているそうだ。だが東部には湖が多く、肥沃な大地が広がっていると言う」
「ナゾマーの森に近いのかも知れないな。俺もそちらに興味がある」
「人里から離れると美味しいものがなくなるのじゃ。わしは美味しいものが食べられるところがいいのじゃー!!」
おっ、ディアボラから反対意見が出た。
カッサンドラは、フェネックスの長に国を出る旨を伝えている。
本来なら、力あるエクソシストである彼女が旅立つことは許されないのだろうが……。
「勇者パーティーに入ったのか! それは誇らしいことだ。存分に活躍し、フェネックスのカッサンドラここにありと宣伝してきてくれ」
「生まれのことまで広めないといけないのかい!?」
ともかく、無事に旅立ちの許可をもらったようだ。
さて、こちらはどうするか。
「東の湖では魚がたくさんとれて美味しいらしいですよ」
「行くのじゃ!!」
エクセレンの一言で、ディアボラが賛成派に回った。
話が早い!
ということで、俺とジュウザが教えていたこの土地の若者たちにも別れを告げ、エクセレントマイティは旅立つのだった。
「最後のトゲはどこにあるんでしょうねー」
「それはな、わしが今そいつを探す魔法陣を作っておるのじゃ! しばらくかかるのじゃー。一週間くらいかかる」
「そりゃあ大変だな」
ナラティブ自治連合を離れ、俺たちはひたすら東へ。
途中、岩石砂漠に行き当たった。
砂漠を抜けるのも大変そうだったので、緑があるところを北に大回りしていった。
すると、ちょっと涼しくなってくる。
遠くにてっぺんが真っ白な山脈が見えた。
「マイティ、あれあれ! 山の頂上が白いですよ! なんですかねあれ!」
「ありゃあ、雪とかいうやつだろう。王国は温暖だから、雪を見ることなんかないからなあ……」
「サウザーム大陸の西部にも山脈があり、その頂上も白かった。高いところは寒くなるのだ」
旅慣れたジュウザの説明に、ほうほうと頷く。
しばらくは白い山脈を横目に移動すると、やがて湖が見えてきた。
ここで釣りをする。
まだディアボラの魔法陣は完成しない。
うんうん唸って、何枚も魔法陣を書いているのだが、どうやらこれをたくさん組み合わせねば、最後のトゲまでたどり着けないようなのだ。
俺たちは別に焦らないぞ。
魔王が世界を脅かしてはいるが、勝てない状態で慌てて駆けつけても無駄というものだろう。
きちんと準備して、こっちの機が熟してから勝負を挑むものだ。
……ということで。
ナラティブを旅立って一ヶ月位、ノウザームの東部をぶらぶらすることになったのだった。
連なる湖はどれもが大きく、パッと見はまるで海のようだ。
釣れる魚も違う。
この周辺で食べられる野草もよく分かってきたし、何気に果実や自生している芋もあって食べるものには困らなかった。
時折現地の人と遭遇し、彼らの村で過ごさせてもらったりもする。
この地方に大きな国などはない。
村人曰く、「鉱山とかが全くないんだ。欲をかかねえで、自分たちが食っていけるだけの食料を作っていこうと思えば暮らしていける。冬は寒くなるし、そのための備えだって必要だが、冬は冬で新しい魚が獲れる。ここはいいとこだよ」だそうだ。
やがて湖を囲む木々が葉を赤く染め、秋という季節がやって来た。
俺たちはのんびりと、ディアボラの魔法陣の完成を待ち、湖周辺で過ごすのだった……。
そしてその間の俺たちは、巷では「勇者パーティーがいなくなった。世界はおしまいだ」なんて囁かれるようになってたことなんか、全く気付いてなかったのである。
パーティー名『エクセレントマイティ』
ランク:A
構成員:六名
名前:エクセレン
職業:エクセレントファイター
Lv:41→45
HP:430→468
MP:321→349
技 :魔技ミサイルスピン クイックドロー バックスタブ パイルバンカーブロウ
エンタングルブロウ
魔法:マジックミサイル(上級):派生ドリルマジックミサイル(中級) ヒール(中級) ライト(中級)
覚醒:シャイニング棍棒5 グランド棍棒インパクト5 グレート棍棒スーンッ5 シャイニング斬 シャイニングアロー シャイニングボム シャイニングカノンナックル
武器:聖なる棍棒(第五段階) 星のショートソード 鋼のトマホーク
ガイストサーベル 帝国の弓矢 魔王星の欠片 カノンナックル
スタッフスリング+炸裂弾
防具:チェインメイルアーマー(上質) ドラゴニアンのウェポンラック
名前:マイティ
職業:タンク
Lv:87
HP:1250
MP:0
技 :ガード強化(特級) カバーガード(特級) エリアガード(特級)
マジックガード(特級) マインドガード(特級) パリィ(特級)
ガードムーブ(特級) ヘイトコントロール(特級) マッチング(中級)
ベクトルガード(初級)
魔法:なし
覚醒:フェイタルガード ディザスターガード2
武器:なし
防具:熟練のプレートアーマー、??のビッグシールド、星のマント
名前:ジュウザ・オーンガワラ
職業:ニンジャ(オーンガワラ流アークニンジャ)
Lv:84→85
HP:680→695
MP:535→550
技 :クリティカルヒット(特級) デックスアーマークラス(特級) ラビットムーブ(特級) フェイタルヒット(上級)
シュリケンスロー(特級) ハイド&シーク(特級)
魔法:カトン(特級) スイトン(特級) ドトン(特級)
覚醒:クリティカルヒット(極)
武器:投擲用ダガー、星のダガー
防具:なし
名前:ディアボラ
職業:アークメイジ
Lv:154
HP:490
MP:2600
技 :テレポート
魔法:(一部のみ記載)ヒーリングサークル ウォーブレス ステイシスサークル
メテオフォール ライジングメテオ ボルカニックゲイザー
ツイスター メイルシュトローム ランドスライダー
サンドプリズン コールクア
覚醒:魔法儀式行使
武器:儀式用ダガー
防具:魔将のローブ(サイズSS)、星の帽子
名前:ウインド
職業:アルケミスト・レンジャー
Lv:45→46
HP:278→288
MP:0
技 :調合
魔法:なし
覚醒:なし
武器:弓矢 ダガー 小型ハンマー くさび
防具:レザーアーマー
道具:採集道具 調合道具 ウインドの記録帳
加工道具
名前:カッサンドラ
職業:エクソシスト
Lv:35→40
HP:195→235
MP:130→160
技 :ウィップスキル ホーリーアロー
魔法:ヒーリング ポイズンイレイザー リムーブカース
ブレス ホーリーシャイン フォースナックル
覚醒:浄化
武器:聖なるウィップ 聖なるクロスボウ
防具:聖なる帽子 聖なるポンチョ
道具:聖印 聖書 女の七つ道具
議事堂が破壊されて、指導者連中を操っていたらしい魔将も倒され、軍隊はあてをなくして右往左往しているのだから当たり前かも知れん。
俺たちを拘束しようとわいわい集まってきたのだが、エクセレンが秩序のトゲを振り回したら一瞬で無力化された。
「お、お前たちは何を望んでいるのですか……!」
タクサス共和国の首相がなんか聞いてきた。
「お前さんたちを操っていた魔将が死んだから、悪かったのはそいつってことにして戦争はやめろと言いたいわけだ」
「そ、そんなこと……そんなに簡単に」
「俺たちと魔将の戦いで、みんなひどい目に遭っただろ。言い訳になる言い訳になる」
俺が言うと、他の議員たちも、そうかも……という顔になった。
自分たちで責任を取らなくていいからな。
それに、明らかに悪いのは魔将なのだ。
俺の背後で、エクセレンやジュウザやディアボラが剣呑な笑みを浮かべていたのは後で気付いた。
力をバックにした交渉だったかー。
そして堂々と俺たちは帰って行った。
もちろん、中央の平原を通過してである。
ナラティブの馬はよく働いてくれた。
速度はそこまでないが、とにかくタフだな!
いい馬だ。
「勇者たちだ! 勇者たちが戻ってきた!」
俺たちは大歓待だ。
襲ってくるはずだったタクサス共和国軍はやって来ず、ナラティブ自治連合は危機を脱したのだから当然だろうか。
宴会が行われて、各国の長だという連中が俺たちに挨拶に来たりした。
「これからどうするんだ?」
「そうですな。ナラティブ自治連合は一時解散となるでしょう」
「解散するのか」
「解散するでしょうな」
説明してくれるのは、俺たちが滞在していたフェネックスと呼ばれる小国、そこの長だ。
人の良さそうなおっさんである。
「元々、タクサスに対抗するために小国が寄り集まっておったのです。しばらく脅威が無いとなれば、各々が自分の地域に戻り、国力を蓄えるだけです」
「ほうほう」
「勇者様ご一行はこれからどうされるのですか?」
質問されて、俺は考えた。
あと一つのトゲを探し出し、棍棒を完全体にする。
そして魔王に挑む。
それが今のエクセレントマイティにおける目標だろう。
つまり、それさえできれば他に何をやってもいい。
「どうだ、みんな。何かしたいことがあるか」
「拙者はノウザーム大陸の東方に行ってみたいな。ここいらは西部と呼ばれる地区で、乾いているそうだ。だが東部には湖が多く、肥沃な大地が広がっていると言う」
「ナゾマーの森に近いのかも知れないな。俺もそちらに興味がある」
「人里から離れると美味しいものがなくなるのじゃ。わしは美味しいものが食べられるところがいいのじゃー!!」
おっ、ディアボラから反対意見が出た。
カッサンドラは、フェネックスの長に国を出る旨を伝えている。
本来なら、力あるエクソシストである彼女が旅立つことは許されないのだろうが……。
「勇者パーティーに入ったのか! それは誇らしいことだ。存分に活躍し、フェネックスのカッサンドラここにありと宣伝してきてくれ」
「生まれのことまで広めないといけないのかい!?」
ともかく、無事に旅立ちの許可をもらったようだ。
さて、こちらはどうするか。
「東の湖では魚がたくさんとれて美味しいらしいですよ」
「行くのじゃ!!」
エクセレンの一言で、ディアボラが賛成派に回った。
話が早い!
ということで、俺とジュウザが教えていたこの土地の若者たちにも別れを告げ、エクセレントマイティは旅立つのだった。
「最後のトゲはどこにあるんでしょうねー」
「それはな、わしが今そいつを探す魔法陣を作っておるのじゃ! しばらくかかるのじゃー。一週間くらいかかる」
「そりゃあ大変だな」
ナラティブ自治連合を離れ、俺たちはひたすら東へ。
途中、岩石砂漠に行き当たった。
砂漠を抜けるのも大変そうだったので、緑があるところを北に大回りしていった。
すると、ちょっと涼しくなってくる。
遠くにてっぺんが真っ白な山脈が見えた。
「マイティ、あれあれ! 山の頂上が白いですよ! なんですかねあれ!」
「ありゃあ、雪とかいうやつだろう。王国は温暖だから、雪を見ることなんかないからなあ……」
「サウザーム大陸の西部にも山脈があり、その頂上も白かった。高いところは寒くなるのだ」
旅慣れたジュウザの説明に、ほうほうと頷く。
しばらくは白い山脈を横目に移動すると、やがて湖が見えてきた。
ここで釣りをする。
まだディアボラの魔法陣は完成しない。
うんうん唸って、何枚も魔法陣を書いているのだが、どうやらこれをたくさん組み合わせねば、最後のトゲまでたどり着けないようなのだ。
俺たちは別に焦らないぞ。
魔王が世界を脅かしてはいるが、勝てない状態で慌てて駆けつけても無駄というものだろう。
きちんと準備して、こっちの機が熟してから勝負を挑むものだ。
……ということで。
ナラティブを旅立って一ヶ月位、ノウザームの東部をぶらぶらすることになったのだった。
連なる湖はどれもが大きく、パッと見はまるで海のようだ。
釣れる魚も違う。
この周辺で食べられる野草もよく分かってきたし、何気に果実や自生している芋もあって食べるものには困らなかった。
時折現地の人と遭遇し、彼らの村で過ごさせてもらったりもする。
この地方に大きな国などはない。
村人曰く、「鉱山とかが全くないんだ。欲をかかねえで、自分たちが食っていけるだけの食料を作っていこうと思えば暮らしていける。冬は寒くなるし、そのための備えだって必要だが、冬は冬で新しい魚が獲れる。ここはいいとこだよ」だそうだ。
やがて湖を囲む木々が葉を赤く染め、秋という季節がやって来た。
俺たちはのんびりと、ディアボラの魔法陣の完成を待ち、湖周辺で過ごすのだった……。
そしてその間の俺たちは、巷では「勇者パーティーがいなくなった。世界はおしまいだ」なんて囁かれるようになってたことなんか、全く気付いてなかったのである。
パーティー名『エクセレントマイティ』
ランク:A
構成員:六名
名前:エクセレン
職業:エクセレントファイター
Lv:41→45
HP:430→468
MP:321→349
技 :魔技ミサイルスピン クイックドロー バックスタブ パイルバンカーブロウ
エンタングルブロウ
魔法:マジックミサイル(上級):派生ドリルマジックミサイル(中級) ヒール(中級) ライト(中級)
覚醒:シャイニング棍棒5 グランド棍棒インパクト5 グレート棍棒スーンッ5 シャイニング斬 シャイニングアロー シャイニングボム シャイニングカノンナックル
武器:聖なる棍棒(第五段階) 星のショートソード 鋼のトマホーク
ガイストサーベル 帝国の弓矢 魔王星の欠片 カノンナックル
スタッフスリング+炸裂弾
防具:チェインメイルアーマー(上質) ドラゴニアンのウェポンラック
名前:マイティ
職業:タンク
Lv:87
HP:1250
MP:0
技 :ガード強化(特級) カバーガード(特級) エリアガード(特級)
マジックガード(特級) マインドガード(特級) パリィ(特級)
ガードムーブ(特級) ヘイトコントロール(特級) マッチング(中級)
ベクトルガード(初級)
魔法:なし
覚醒:フェイタルガード ディザスターガード2
武器:なし
防具:熟練のプレートアーマー、??のビッグシールド、星のマント
名前:ジュウザ・オーンガワラ
職業:ニンジャ(オーンガワラ流アークニンジャ)
Lv:84→85
HP:680→695
MP:535→550
技 :クリティカルヒット(特級) デックスアーマークラス(特級) ラビットムーブ(特級) フェイタルヒット(上級)
シュリケンスロー(特級) ハイド&シーク(特級)
魔法:カトン(特級) スイトン(特級) ドトン(特級)
覚醒:クリティカルヒット(極)
武器:投擲用ダガー、星のダガー
防具:なし
名前:ディアボラ
職業:アークメイジ
Lv:154
HP:490
MP:2600
技 :テレポート
魔法:(一部のみ記載)ヒーリングサークル ウォーブレス ステイシスサークル
メテオフォール ライジングメテオ ボルカニックゲイザー
ツイスター メイルシュトローム ランドスライダー
サンドプリズン コールクア
覚醒:魔法儀式行使
武器:儀式用ダガー
防具:魔将のローブ(サイズSS)、星の帽子
名前:ウインド
職業:アルケミスト・レンジャー
Lv:45→46
HP:278→288
MP:0
技 :調合
魔法:なし
覚醒:なし
武器:弓矢 ダガー 小型ハンマー くさび
防具:レザーアーマー
道具:採集道具 調合道具 ウインドの記録帳
加工道具
名前:カッサンドラ
職業:エクソシスト
Lv:35→40
HP:195→235
MP:130→160
技 :ウィップスキル ホーリーアロー
魔法:ヒーリング ポイズンイレイザー リムーブカース
ブレス ホーリーシャイン フォースナックル
覚醒:浄化
武器:聖なるウィップ 聖なるクロスボウ
防具:聖なる帽子 聖なるポンチョ
道具:聖印 聖書 女の七つ道具
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