44 / 108
ライトダーク王国編
第44話 地すべり粉砕!
しおりを挟む
『ウグワーッ!』
遠くで悲鳴が聞こえた。
どうやら地すべりを起こしていたモンスターがおり、ジュウザがそれを倒したようだ。
左右からの地すべりは完全に止まり、これをディアボラの儀式魔法が固定していっている。
「ボクは正面ですね! いっくぞー!!」
俺にぶつかり続ける地すべりに、エクセレンが立ち向かう。
俺の背中から肩を駆け上がり、振り上げる棍棒。
光のトゲが眩く輝いた。
「とりゃーっ!!」
勢いよくトゲが振り下ろされる!
すると……。
トゲに当たった地すべりが、左右へ真っ二つに避けていくではないか。
棍棒が、天変地異を叩き割ったのだ!
これが神が祝福した棍棒の威力か。
後ろで守られている村人たちから、うおおおーっというどよめきが上がった。
「大地が割れた!」
「見ろ、地すべりが飲み込まれていく!」
「まるで神様みたいな事をしているわ!」
彼らの言う通り、エクセレンの一撃は大地をも割り、そこに地すべりがどんどん飲み込まれていくところだった。
災害はいつまでも続きはしない。
地すべりはついに止み、村の家屋への被害は最小限で食い止められた。
ぶっちゃけ、壊れている家が一軒もない辺りは、俺も予想外だった。
柵や塀が壊れてしまったくらいだな。
「やるものなのじゃ! これが神の力か? 棍棒の一振りで、わしの儀式魔法に似た力を発揮するとは!」
「はい! でも、トゲがちっちゃくなっちゃいました」
「ほんとだな。棍棒のトゲが親指サイズまで小さくなってる。使いすぎるとよくない技なんだな。そのうち回復するんじゃないか?」
あまり多用はできまいが、エクセレンにとんでもない切り札ができたことになる。
「では村のみんな。誰一人欠けてないか? 確認してくれ」
俺が号令を出すと、村人たちはお互いの数を数え始めた。
そのうちに、ジュウザが帰還してくる。
「おお、止めたか! 大したものだ。山の上からでも、大地が裂けたのが見えたぞ。光り輝くトゲが大地に突き刺さっていた。あれはエクセレンだな?」
「ボクです!」
「ぬう、さすがは勇者だ。やはりお主は拙者にできぬことができるのだな!」
ジュウザが嬉しそうに、エクセレンの肩をポンポン叩いた。
彼は自分が最強ではないということが、楽しくて堪らないらしい。
根っからの求道者みたいなところもあるのだろうし、クリティカルヒットが絶対ではなかったことに安心感を覚えるんだろう。
「一つのトゲでこの威力じゃ! つまり六つ集まれば、確かに魔王でも倒せてしまうかもしれんのじゃ。ライトダーク王国にも確か、古い教会があったはずと思い出したのじゃ」
「ほう、ここにも教会が?」
「うむ! だが詳しいことは覚えていないのじゃー」
「問題ないだろ。この土地の人たちに聞けばいいだけだ」
少しして、村人たちに欠員なしと判明した。
やったー!と歓声を上げる村人たちとエクセレン。
畑の一部は犠牲になっていたが、村人が誰一人欠けていないなら、再び地面を掘り起こして畑にしていくことができるだろう。
「地すべりでやってくる土は、栄養がたっぷりなんです。良い野菜が育ちますよ」
村人からのたくましい一言なのだった。
その後、村で大いに歓待された。
出された食べ物はそこまで豪勢じゃなかったが、それは災害に遭った後だし当たり前だろう。
彼らの気持ちをありがたくいただくとするのだ。
しかも、彼らはしばらく税を免除される。
なるほど、それでつまり村の復興に専念できるというわけだ。
仕事を依頼してきた人間の意図とは大きく違うかも知れないけどな。
エクセレントマイティは、村で一晩ゆっくりし、朝に旅立った。
昼過ぎにはライトダークの王都へ到着する。
星見の塔には例の占星術師がいて、筒のようなものを目に当てて俺たちを見ていた。
「あの動きは驚いているな」
ジュウザが笑った。
「拙者の目は遠く離れたものもよく見える。やはり、此度の災いはあの占星術師が絡んでいると見て間違いあるまい」
「おう。あいつ、キャプテンガイストとかモンスターになったご令嬢みたいな雰囲気がするんだよな。ただ、ちょっと違うと言うか何と言うか」
うまく言葉にできないな。
だが、それは実際に会ってみれば確かめられるだろう。
俺たちは、国の政治を執り行う執務室に呼ばれた。
そこで、王と大臣、占星術師に会う。
「地すべりがあって、村が飲み込まれるところだった。俺たちが防いだので人的被害は全く無いが」
「なんと!?」
ベテルギウ王は目を丸くした。
これは本気で驚いている。
「モンスターが関わってたようだ。ジュウザがそいつを仕留めた。しばらく税を取らないというお達しは、確かに彼らの復興のために役立つだろうな」
「ふむ……やはり、占星術師の言った通りだったな」
王があごひげを撫でる。
「お前たちをかの村に向かわせよと。村には税はしばらくいらぬと伝えさせよと、占星術師が言ったのだ。星の導きだと言ってな」
「はい。その通りです」
占星術師が頷く。
うーむ、張り付いたような笑顔だ。
表情が読めん。
読めても俺には詳しいことは分からないがな。
「ともあれ! 災いは退けられた! どうやって地すべりを止めたのか見当もつかんが、勇者だからそういうこともあるだろう! 褒美を遣わす。何なりと言うがよい」
「じゃあ」
エクセレンが口を開いた。
「古い教会みたいなのないですか? 千年くらい経っていそうな教会を探しているんですけど」
占星術師の眉がピクリと動いたぞ。
あれは知っているのではないか。
ジュウザと目配せし合う俺なのだった。
あいつを泳がせて、教会の場所を教えてもらうとしよう。
パーティー名『エクセレントマイティ』
ランク:A
構成員:四名
名前:エクセレン
職業:エクセレントファイター
Lv:30
HP:300
MP:222
技 :魔技ミサイルスピン クイックドロー バックスタブ パイルバンカーブロウ
エンタングルブロウ
魔法:マジックミサイル(中級):派生ドリルマジックミサイル(中級) ヒール(中級) ライト(中級)
覚醒:シャイニング棍棒 グランド棍棒インパクト1 シャイニング斬 シャイニングアロー
武器:聖なる棍棒(第一段階) 鋼のショートソード 鋼のトマホーク ハルバード
ガイストサーベル 帝国の弓矢 魔王星の欠片
防具:チェインメイルアーマー(上質)
名前:マイティ
職業:タンク
Lv:86(レベルアップ間近)
HP:1200
MP:0
技 :ガード強化(特級) カバーガード(特級) エリアガード(特級)
マジックガード(特級) マインドガード(特級) パリィ(特級)
ガードムーブ(特級) ヘイトコントロール(特級) マッチング(中級)
魔法:なし
覚醒:フェイタルガード ディザスターガード2
武器:なし
防具:熟練のプレートアーマー、??のビッグシールド
名前:ジュウザ・オーンガワラ
職業:ニンジャ(オーンガワラ流アークニンジャ)
Lv:83(レベルアップ間近)
HP:655
MP:520
技 :クリティカルヒット(特級) デックスアーマークラス(特級) ラビットムーブ(特級)
シュリケンスロー(特級) ハイド&シーク(特級)
魔法:カトン(特級) スイトン(特級) ドトン(特級)
覚醒:クリティカルヒット(極)
武器:投擲用ダガー
防具:なし
名前:ディアボラ
職業:アークメイジ
Lv:154
HP:490
MP:2600
技 :テレポート
魔法:(一部のみ記載)ヒーリングサークル ウォーブレス ステイシスサークル
メテオフォール ライジングメテオ ボルカニックゲイザー
ツイスター メイルシュトローム
覚醒:魔法儀式行使
武器:儀式用ダガー
防具:魔将のローブ(サイズSS)
遠くで悲鳴が聞こえた。
どうやら地すべりを起こしていたモンスターがおり、ジュウザがそれを倒したようだ。
左右からの地すべりは完全に止まり、これをディアボラの儀式魔法が固定していっている。
「ボクは正面ですね! いっくぞー!!」
俺にぶつかり続ける地すべりに、エクセレンが立ち向かう。
俺の背中から肩を駆け上がり、振り上げる棍棒。
光のトゲが眩く輝いた。
「とりゃーっ!!」
勢いよくトゲが振り下ろされる!
すると……。
トゲに当たった地すべりが、左右へ真っ二つに避けていくではないか。
棍棒が、天変地異を叩き割ったのだ!
これが神が祝福した棍棒の威力か。
後ろで守られている村人たちから、うおおおーっというどよめきが上がった。
「大地が割れた!」
「見ろ、地すべりが飲み込まれていく!」
「まるで神様みたいな事をしているわ!」
彼らの言う通り、エクセレンの一撃は大地をも割り、そこに地すべりがどんどん飲み込まれていくところだった。
災害はいつまでも続きはしない。
地すべりはついに止み、村の家屋への被害は最小限で食い止められた。
ぶっちゃけ、壊れている家が一軒もない辺りは、俺も予想外だった。
柵や塀が壊れてしまったくらいだな。
「やるものなのじゃ! これが神の力か? 棍棒の一振りで、わしの儀式魔法に似た力を発揮するとは!」
「はい! でも、トゲがちっちゃくなっちゃいました」
「ほんとだな。棍棒のトゲが親指サイズまで小さくなってる。使いすぎるとよくない技なんだな。そのうち回復するんじゃないか?」
あまり多用はできまいが、エクセレンにとんでもない切り札ができたことになる。
「では村のみんな。誰一人欠けてないか? 確認してくれ」
俺が号令を出すと、村人たちはお互いの数を数え始めた。
そのうちに、ジュウザが帰還してくる。
「おお、止めたか! 大したものだ。山の上からでも、大地が裂けたのが見えたぞ。光り輝くトゲが大地に突き刺さっていた。あれはエクセレンだな?」
「ボクです!」
「ぬう、さすがは勇者だ。やはりお主は拙者にできぬことができるのだな!」
ジュウザが嬉しそうに、エクセレンの肩をポンポン叩いた。
彼は自分が最強ではないということが、楽しくて堪らないらしい。
根っからの求道者みたいなところもあるのだろうし、クリティカルヒットが絶対ではなかったことに安心感を覚えるんだろう。
「一つのトゲでこの威力じゃ! つまり六つ集まれば、確かに魔王でも倒せてしまうかもしれんのじゃ。ライトダーク王国にも確か、古い教会があったはずと思い出したのじゃ」
「ほう、ここにも教会が?」
「うむ! だが詳しいことは覚えていないのじゃー」
「問題ないだろ。この土地の人たちに聞けばいいだけだ」
少しして、村人たちに欠員なしと判明した。
やったー!と歓声を上げる村人たちとエクセレン。
畑の一部は犠牲になっていたが、村人が誰一人欠けていないなら、再び地面を掘り起こして畑にしていくことができるだろう。
「地すべりでやってくる土は、栄養がたっぷりなんです。良い野菜が育ちますよ」
村人からのたくましい一言なのだった。
その後、村で大いに歓待された。
出された食べ物はそこまで豪勢じゃなかったが、それは災害に遭った後だし当たり前だろう。
彼らの気持ちをありがたくいただくとするのだ。
しかも、彼らはしばらく税を免除される。
なるほど、それでつまり村の復興に専念できるというわけだ。
仕事を依頼してきた人間の意図とは大きく違うかも知れないけどな。
エクセレントマイティは、村で一晩ゆっくりし、朝に旅立った。
昼過ぎにはライトダークの王都へ到着する。
星見の塔には例の占星術師がいて、筒のようなものを目に当てて俺たちを見ていた。
「あの動きは驚いているな」
ジュウザが笑った。
「拙者の目は遠く離れたものもよく見える。やはり、此度の災いはあの占星術師が絡んでいると見て間違いあるまい」
「おう。あいつ、キャプテンガイストとかモンスターになったご令嬢みたいな雰囲気がするんだよな。ただ、ちょっと違うと言うか何と言うか」
うまく言葉にできないな。
だが、それは実際に会ってみれば確かめられるだろう。
俺たちは、国の政治を執り行う執務室に呼ばれた。
そこで、王と大臣、占星術師に会う。
「地すべりがあって、村が飲み込まれるところだった。俺たちが防いだので人的被害は全く無いが」
「なんと!?」
ベテルギウ王は目を丸くした。
これは本気で驚いている。
「モンスターが関わってたようだ。ジュウザがそいつを仕留めた。しばらく税を取らないというお達しは、確かに彼らの復興のために役立つだろうな」
「ふむ……やはり、占星術師の言った通りだったな」
王があごひげを撫でる。
「お前たちをかの村に向かわせよと。村には税はしばらくいらぬと伝えさせよと、占星術師が言ったのだ。星の導きだと言ってな」
「はい。その通りです」
占星術師が頷く。
うーむ、張り付いたような笑顔だ。
表情が読めん。
読めても俺には詳しいことは分からないがな。
「ともあれ! 災いは退けられた! どうやって地すべりを止めたのか見当もつかんが、勇者だからそういうこともあるだろう! 褒美を遣わす。何なりと言うがよい」
「じゃあ」
エクセレンが口を開いた。
「古い教会みたいなのないですか? 千年くらい経っていそうな教会を探しているんですけど」
占星術師の眉がピクリと動いたぞ。
あれは知っているのではないか。
ジュウザと目配せし合う俺なのだった。
あいつを泳がせて、教会の場所を教えてもらうとしよう。
パーティー名『エクセレントマイティ』
ランク:A
構成員:四名
名前:エクセレン
職業:エクセレントファイター
Lv:30
HP:300
MP:222
技 :魔技ミサイルスピン クイックドロー バックスタブ パイルバンカーブロウ
エンタングルブロウ
魔法:マジックミサイル(中級):派生ドリルマジックミサイル(中級) ヒール(中級) ライト(中級)
覚醒:シャイニング棍棒 グランド棍棒インパクト1 シャイニング斬 シャイニングアロー
武器:聖なる棍棒(第一段階) 鋼のショートソード 鋼のトマホーク ハルバード
ガイストサーベル 帝国の弓矢 魔王星の欠片
防具:チェインメイルアーマー(上質)
名前:マイティ
職業:タンク
Lv:86(レベルアップ間近)
HP:1200
MP:0
技 :ガード強化(特級) カバーガード(特級) エリアガード(特級)
マジックガード(特級) マインドガード(特級) パリィ(特級)
ガードムーブ(特級) ヘイトコントロール(特級) マッチング(中級)
魔法:なし
覚醒:フェイタルガード ディザスターガード2
武器:なし
防具:熟練のプレートアーマー、??のビッグシールド
名前:ジュウザ・オーンガワラ
職業:ニンジャ(オーンガワラ流アークニンジャ)
Lv:83(レベルアップ間近)
HP:655
MP:520
技 :クリティカルヒット(特級) デックスアーマークラス(特級) ラビットムーブ(特級)
シュリケンスロー(特級) ハイド&シーク(特級)
魔法:カトン(特級) スイトン(特級) ドトン(特級)
覚醒:クリティカルヒット(極)
武器:投擲用ダガー
防具:なし
名前:ディアボラ
職業:アークメイジ
Lv:154
HP:490
MP:2600
技 :テレポート
魔法:(一部のみ記載)ヒーリングサークル ウォーブレス ステイシスサークル
メテオフォール ライジングメテオ ボルカニックゲイザー
ツイスター メイルシュトローム
覚醒:魔法儀式行使
武器:儀式用ダガー
防具:魔将のローブ(サイズSS)
0
お気に入りに追加
88
あなたにおすすめの小説

異世界転生ファミリー
くろねこ教授
ファンタジー
辺境のとある家族。その一家には秘密があった?!
辺境の村に住む何の変哲もないマーティン一家。
アリス・マーティンは美人で料理が旨い主婦。
アーサーは元腕利きの冒険者、村の自警団のリーダー格で頼れる男。
長男のナイトはクールで賢い美少年。
ソフィアは産まれて一年の赤ん坊。
何の不思議もない家族と思われたが……
彼等には実は他人に知られる訳にはいかない秘密があったのだ。

最低最悪の悪役令息に転生しましたが、神スキル構成を引き当てたので思うままに突き進みます! 〜何やら転生者の勇者から強いヘイトを買っている模様
コレゼン
ファンタジー
「おいおい、嘘だろ」
ある日、目が覚めて鏡を見ると俺はゲーム「ブレイス・オブ・ワールド」の公爵家三男の悪役令息グレイスに転生していた。
幸いにも「ブレイス・オブ・ワールド」は転生前にやりこんだゲームだった。
早速、どんなスキルを授かったのかとステータスを確認してみると――
「超低確率の神スキル構成、コピースキルとスキル融合の組み合わせを神引きしてるじゃん!!」
やったね! この神スキル構成なら処刑エンドを回避して、かなり有利にゲーム世界を進めることができるはず。
一方で、別の転生者の勇者であり、元エリートで地方自治体の首長でもあったアルフレッドは、
「なんでモブキャラの悪役令息があんなに強力なスキルを複数持ってるんだ! しかも俺が目指してる国王エンドを邪魔するような行動ばかり取りやがって!!」
悪役令息のグレイスに対して日々不満を高まらせていた。
なんか俺、勇者のアルフレッドからものすごいヘイト買ってる?
でもまあ、勇者が最強なのは検証が進む前の攻略情報だから大丈夫っしょ。
というわけで、ゲーム知識と神スキル構成で思うままにこのゲーム世界を突き進んでいきます!
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
婚約破棄されて辺境へ追放されました。でもステータスがほぼMAXだったので平気です!スローライフを楽しむぞっ♪
naturalsoft
恋愛
シオン・スカーレット公爵令嬢は転生者であった。夢だった剣と魔法の世界に転生し、剣の鍛錬と魔法の鍛錬と勉強をずっとしており、攻略者の好感度を上げなかったため、婚約破棄されました。
「あれ?ここって乙女ゲーの世界だったの?」
まっ、いいかっ!
持ち前の能天気さとポジティブ思考で、辺境へ追放されても元気に頑張って生きてます!

はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~
緋色優希
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
2回目の人生は異世界で
黒ハット
ファンタジー
増田信也は初めてのデートの待ち合わせ場所に行く途中ペットの子犬を抱いて横断歩道を信号が青で渡っていた時に大型トラックが暴走して来てトラックに跳ね飛ばされて内臓が破裂して即死したはずだが、気が付くとそこは見知らぬ異世界の遺跡の中で、何故かペットの柴犬と異世界に生き返った。2日目の人生は異世界で生きる事になった
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる