36 / 52
3章 脳無舞踊~デュラハンダンス~
第36話
しおりを挟む
南米支援に出発してからしばらくが経ち、俺達は一通りの依頼を終わらせ本部へと帰還した。
この間に世界情勢はだいぶ変わってきていた。大陸各地に現れた魔獣の影響で多くの人々が亡くなり、魔獣領域と呼ばれる人が住めない魔獣に支配されたエリアが現在進行形で拡大している。
国々はこれまでの国家運営ができなくなり次々と統合、数々の問題を抱えながらも巨大な組織としての運営をせざるおえなくなっていった。まだ国として戦っている場所も勿論あるが戦況は厳しく核の消滅によるエネルギー不足も相まって苦戦を強いられている。むしろ崩壊は時間の問題という状況だった。
現在の地球は大きく分けて北米連携国、南米合同国、ユーラシア連合、アフリカ共和国、中央アジア連合、ヨーロッパ連邦、オーストラリア海洋連、そして独立ロシアの八つに分類される。ちなみに日本は中立国として現存している、これは日本が島国で凶暴で危険な魔獣があまり発生しなかったのが大きかった。
魔獣という共通の敵が現れたことで国々は統合されつつあったが今だ世界が一つになることはかなわず、内戦の危険をも抱えている状況に加え、高度な技術を有するヨハネというテロ組織まで暗躍している。世界は一歩また一歩と混沌と化していくのであった。
俺達の所属している中立軍事傭兵施設ウィンディタスク(最近肩書が変わったらしい)も新型機の開発など日々研究が進んでいた。つい最近だとガルーディアをベースに空戦機の簡易量産モデルとしてバーディアンと量産型水中戦用機オルフィクスがロールアウトし戦力増強のため国家提供が始まったところだった。
そして今俺は島の密林演習所に来ている。
「システムオールグリーン、いつでも行けます」
「おっけ~、じゃあドラクスの稼働テスト始めるわよ~」
俺はエキドナ戦以来調整、整備を続けているドラクスの稼働実験を行っていた。今日は運動性と機動性のテストだ。
「ここからはワタシがオペレーターを引き継ぎます。カウント開始、三、二、一」
クーナの声にいつでもスタートできるよう集中する。
「スタート」
掛け声と同時にドラクスを起動させた。今回は指定されたルートをスラスター無しで駆け抜けるというテストである。
足場が悪く障害物も多い密林地帯をドラクスは高速で駆け抜けていく。こいつはレクティスと比べて関節の可動域が高められ、人間のように柔軟な運動性を発揮しており器用に障害物を回避しながら進んで行く。
「順調です、想定よりも早いペースで進んでおります」
クーナのオペレートを聞きながら俺はドラクスを乗りこなし、ゴール地点に到達した。
「どうだった?」
「想定以上の性能を発揮しています」
ドラクスには試作品ではあるがキャストシリンダーという魔導技術が組み込まれていてそのおかげかゲーム内で使っていた時以上の性能を発揮していた。
「続きましてエーテルバーストの試験を行いますので海岸エリアへ移動お願いします」
「了解」
エキドナを真っ二つに両断した力、あれは大気中のマナを吸収増幅し、高密度のエネルギーを機体に溜め込み一気に放出した攻撃らしいのだが、あれを使うと機体がオーバーヒートして機能停止してしまうためそれを回避して運用できる数値を計測し、リミッターを設定したいらしい。
「海岸演習場に到着しました」
「了解しました、それではバーストモードの起動お願いします」
「了解」
俺はシステムを起動、シリンダーを最高出力で起動させてエーテルを機体に溜め込むバーストモードへと移行させる。
「機体の限界値を測定します、しばらくそのまま維持お願いします」
機体を冷却しているため背部のテールバインダーから煙が噴き出し周囲を霧のように包んでいく。
「バーストモードって機体の反応速度とか性能自体が底上げされてるんだ」
ゲームには無かった俺も初めて見るシステムのため気になっていろいろ試してみたくなる。
「標的を出現させます」
クーナが察してくれたらしくドロイド用のサンドバックが演習所に設置された。
「クーナわかってる!!」
俺は早速サンドバックに飛び込んだ。
「はやっ!?」
想像以上に踏み込みが早く正面から激突しそうになり慌てて回避させる。片足を軸に急停止からのサイドステップ、想像以上の反応速度で正直驚いた。そのまましばらく簡単な運動をさせて距離感など感覚を把握する。
「なんとなく分かってきた。行くぞ!」
ドラクスは一瞬でサンドバックの正面に踏み込み、勢いそのままに右ストレートをねじ込む。サンドバックは一撃で引き千切れ吹き飛んで行った。
「標的を複数配置します」
クーナがそう言うとターゲットドールが床から飛び出してくる。俺はそれを裏拳、回し蹴り、正拳突きと標的が配置される瞬間に破壊していった。
「可動臨界点確認、最後に全放出の実験お願いします。」
「了解」
「ターゲットは海洋に設置済みです」
「確認した。エーテリオンブラスト発動」
ドラクス両腕部に装備されている三俣の爪ドラゴンズクローが展開し、機体中央で高密度のエネルギーを貯め込み制御しつつ拡大させていく。機体の何倍もの大きさまで拡大するころには両手を頭の上で大きく広げギリギリまで広げ巨大化させる。
「これ以上のチャージは機体が崩壊します」
「了解、エーテリオンブラスト発射ぁ!!」
ドラクスは巨大なエネルギーの塊を目標目掛けて全力で投げ飛ばす。高エネルギー弾は砂場をえぐり、海を二つに割りながら標的に迫り直撃した瞬間とてつもない爆発を起こした。
「なんか、少年漫画の超必殺技みたい……」
それは想像以上の破壊力を見せて驚いた。明らかに普通の想像してたロボットで出せる火力ではなかったのだ。
「機体温度上昇、至急強制排熱を」
ハッと我に返り慌てて機体を操作する。機体各所の装甲が開き全身から機体に籠った熱を放出されて周囲が煙に包まれた。
「クールダウンは五分か、結構かかるね」
「機体自体にも障害がいくつか発生しています。性能ダウンは致しますが一応継戦可能です」
「どのくらいダウンしてるかわかる?」
「おおよそですが、レクティスの半分程度と予想されます」
想像以上に低下していた、正直最低限動けますよって感じだ。
「それは戦えるとは言えないよ」
「承知しました、バラット様の継戦可能ラインはどの位でしょうか?」
「せめてレクティスの標準仕様と同じくらいは欲しいかな」
「ではそのラインでリミッター及びOSの設定を作成いたします」
しばらくして機体の冷却が終わり動けるようになった。
「めちゃくちゃ鈍い」
操作して感じる。明らかに反応が鈍い、とてもじゃないけど予想通りこれでは戦えない。
「本日のメニューは終了です迎えのウォンバットを手配しますか?」
「一応動くしこのまま歩いて戻るよ」
「了解しました。報告データはこちらでまとめて提出しておきます」
「ありがと、クーナは優秀で助かるよ」
「……それほどでもございません」
ちょっと照れた? クーナはAIだがこういうとこを見ると本当に人間らしいなと感じる。
「それじゃ、撤収する」
「お願いします」
俺は鈍いドラクスを操縦しドックに向かい歩き出したのだった。
この間に世界情勢はだいぶ変わってきていた。大陸各地に現れた魔獣の影響で多くの人々が亡くなり、魔獣領域と呼ばれる人が住めない魔獣に支配されたエリアが現在進行形で拡大している。
国々はこれまでの国家運営ができなくなり次々と統合、数々の問題を抱えながらも巨大な組織としての運営をせざるおえなくなっていった。まだ国として戦っている場所も勿論あるが戦況は厳しく核の消滅によるエネルギー不足も相まって苦戦を強いられている。むしろ崩壊は時間の問題という状況だった。
現在の地球は大きく分けて北米連携国、南米合同国、ユーラシア連合、アフリカ共和国、中央アジア連合、ヨーロッパ連邦、オーストラリア海洋連、そして独立ロシアの八つに分類される。ちなみに日本は中立国として現存している、これは日本が島国で凶暴で危険な魔獣があまり発生しなかったのが大きかった。
魔獣という共通の敵が現れたことで国々は統合されつつあったが今だ世界が一つになることはかなわず、内戦の危険をも抱えている状況に加え、高度な技術を有するヨハネというテロ組織まで暗躍している。世界は一歩また一歩と混沌と化していくのであった。
俺達の所属している中立軍事傭兵施設ウィンディタスク(最近肩書が変わったらしい)も新型機の開発など日々研究が進んでいた。つい最近だとガルーディアをベースに空戦機の簡易量産モデルとしてバーディアンと量産型水中戦用機オルフィクスがロールアウトし戦力増強のため国家提供が始まったところだった。
そして今俺は島の密林演習所に来ている。
「システムオールグリーン、いつでも行けます」
「おっけ~、じゃあドラクスの稼働テスト始めるわよ~」
俺はエキドナ戦以来調整、整備を続けているドラクスの稼働実験を行っていた。今日は運動性と機動性のテストだ。
「ここからはワタシがオペレーターを引き継ぎます。カウント開始、三、二、一」
クーナの声にいつでもスタートできるよう集中する。
「スタート」
掛け声と同時にドラクスを起動させた。今回は指定されたルートをスラスター無しで駆け抜けるというテストである。
足場が悪く障害物も多い密林地帯をドラクスは高速で駆け抜けていく。こいつはレクティスと比べて関節の可動域が高められ、人間のように柔軟な運動性を発揮しており器用に障害物を回避しながら進んで行く。
「順調です、想定よりも早いペースで進んでおります」
クーナのオペレートを聞きながら俺はドラクスを乗りこなし、ゴール地点に到達した。
「どうだった?」
「想定以上の性能を発揮しています」
ドラクスには試作品ではあるがキャストシリンダーという魔導技術が組み込まれていてそのおかげかゲーム内で使っていた時以上の性能を発揮していた。
「続きましてエーテルバーストの試験を行いますので海岸エリアへ移動お願いします」
「了解」
エキドナを真っ二つに両断した力、あれは大気中のマナを吸収増幅し、高密度のエネルギーを機体に溜め込み一気に放出した攻撃らしいのだが、あれを使うと機体がオーバーヒートして機能停止してしまうためそれを回避して運用できる数値を計測し、リミッターを設定したいらしい。
「海岸演習場に到着しました」
「了解しました、それではバーストモードの起動お願いします」
「了解」
俺はシステムを起動、シリンダーを最高出力で起動させてエーテルを機体に溜め込むバーストモードへと移行させる。
「機体の限界値を測定します、しばらくそのまま維持お願いします」
機体を冷却しているため背部のテールバインダーから煙が噴き出し周囲を霧のように包んでいく。
「バーストモードって機体の反応速度とか性能自体が底上げされてるんだ」
ゲームには無かった俺も初めて見るシステムのため気になっていろいろ試してみたくなる。
「標的を出現させます」
クーナが察してくれたらしくドロイド用のサンドバックが演習所に設置された。
「クーナわかってる!!」
俺は早速サンドバックに飛び込んだ。
「はやっ!?」
想像以上に踏み込みが早く正面から激突しそうになり慌てて回避させる。片足を軸に急停止からのサイドステップ、想像以上の反応速度で正直驚いた。そのまましばらく簡単な運動をさせて距離感など感覚を把握する。
「なんとなく分かってきた。行くぞ!」
ドラクスは一瞬でサンドバックの正面に踏み込み、勢いそのままに右ストレートをねじ込む。サンドバックは一撃で引き千切れ吹き飛んで行った。
「標的を複数配置します」
クーナがそう言うとターゲットドールが床から飛び出してくる。俺はそれを裏拳、回し蹴り、正拳突きと標的が配置される瞬間に破壊していった。
「可動臨界点確認、最後に全放出の実験お願いします。」
「了解」
「ターゲットは海洋に設置済みです」
「確認した。エーテリオンブラスト発動」
ドラクス両腕部に装備されている三俣の爪ドラゴンズクローが展開し、機体中央で高密度のエネルギーを貯め込み制御しつつ拡大させていく。機体の何倍もの大きさまで拡大するころには両手を頭の上で大きく広げギリギリまで広げ巨大化させる。
「これ以上のチャージは機体が崩壊します」
「了解、エーテリオンブラスト発射ぁ!!」
ドラクスは巨大なエネルギーの塊を目標目掛けて全力で投げ飛ばす。高エネルギー弾は砂場をえぐり、海を二つに割りながら標的に迫り直撃した瞬間とてつもない爆発を起こした。
「なんか、少年漫画の超必殺技みたい……」
それは想像以上の破壊力を見せて驚いた。明らかに普通の想像してたロボットで出せる火力ではなかったのだ。
「機体温度上昇、至急強制排熱を」
ハッと我に返り慌てて機体を操作する。機体各所の装甲が開き全身から機体に籠った熱を放出されて周囲が煙に包まれた。
「クールダウンは五分か、結構かかるね」
「機体自体にも障害がいくつか発生しています。性能ダウンは致しますが一応継戦可能です」
「どのくらいダウンしてるかわかる?」
「おおよそですが、レクティスの半分程度と予想されます」
想像以上に低下していた、正直最低限動けますよって感じだ。
「それは戦えるとは言えないよ」
「承知しました、バラット様の継戦可能ラインはどの位でしょうか?」
「せめてレクティスの標準仕様と同じくらいは欲しいかな」
「ではそのラインでリミッター及びOSの設定を作成いたします」
しばらくして機体の冷却が終わり動けるようになった。
「めちゃくちゃ鈍い」
操作して感じる。明らかに反応が鈍い、とてもじゃないけど予想通りこれでは戦えない。
「本日のメニューは終了です迎えのウォンバットを手配しますか?」
「一応動くしこのまま歩いて戻るよ」
「了解しました。報告データはこちらでまとめて提出しておきます」
「ありがと、クーナは優秀で助かるよ」
「……それほどでもございません」
ちょっと照れた? クーナはAIだがこういうとこを見ると本当に人間らしいなと感じる。
「それじゃ、撤収する」
「お願いします」
俺は鈍いドラクスを操縦しドックに向かい歩き出したのだった。
0
お気に入りに追加
19
あなたにおすすめの小説
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
MMS ~メタル・モンキー・サーガ~
千両文士
SF
エネルギー問題、環境問題、経済格差、疫病、収まらぬ紛争に戦争、少子高齢化・・・人類が直面するありとあらゆる問題を科学の力で解決すべく世界政府が協力して始まった『プロジェクト・エデン』
洋上に建造された大型研究施設人工島『エデン』に招致された若き大天才学者ミクラ・フトウは自身のサポートメカとしてその人格と知能を完全電子化複製した人工知能『ミクラ・ブレイン』を建造。
その迅速で的確な技術開発力と問題解決能力で矢継ぎ早に改善されていく世界で人類はバラ色の未来が確約されていた・・・はずだった。
突如人類に牙を剥き、暴走したミクラ・ブレインによる『人類救済計画』。
その指揮下で人類を滅ぼさんとする軍事戦闘用アンドロイドと直属配下の上位管理者アンドロイド6体を倒すべく人工島エデンに乗り込むのは・・・宿命に導かれた天才学者ミクラ・フトウの愛娘にしてレジスタンス軍特殊エージェント科学者、サン・フトウ博士とその相棒の戦闘用人型アンドロイドのモンキーマンであった!!
機械と人間のSF西遊記、ここに開幕!!
転生悪役令息、雌落ち回避で溺愛地獄!?義兄がラスボスです!
めがねあざらし
BL
人気BLゲーム『ノエル』の悪役令息リアムに転生した俺。
ゲームの中では「雌落ちエンド」しか用意されていない絶望的な未来が待っている。
兄の過剰な溺愛をかわしながらフラグを回避しようと奮闘する俺だが、いつしか兄の目に奇妙な影が──。
義兄の溺愛が執着へと変わり、ついには「ラスボス化」!?
このままじゃゲームオーバー確定!?俺は義兄を救い、ハッピーエンドを迎えられるのか……。
※タイトル変更(2024/11/27)
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物・魔法・獣人等ファンタジーな世界観の異世界に転移させられる。
平凡な能力値、野望など抱いていない彼は、冒険者としてスローライフを目標に日々を過ごしていく。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練は如何なるものか……
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※毎週、月、水、金曜日更新
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
※追放要素、ざまあ要素は第二章からです。
宇宙のどこかでカラスがカア ~ゆるゆる運送屋の日常~
春池 カイト
SF
一部SF、一部ファンタジー、一部おとぎ話
ともかく太陽系が舞台の、宇宙ドワーフと宇宙ヤタガラスの相棒の、
個人運送業の日常をゆるーく描きます。
基本は一話ごとで区切りがつく短編の集まりをイメージしているので、
途中からでも呼んでください。(ただし時系列は順番に流れています)
カクヨムからの転載です。
向こうでは1話を短編コンテスト応募用に分けているので、タイトルは『月の向こうでカラスがカア』と
『ゆきてかえりしカラスがカア』となっています。参考までに。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる