143 / 147
第143話
しおりを挟む
昨日の戦闘で得た戦利品、ほとんどの魔獣は俺が溶かしてしまったせいでまともな状態で残っている物は少なかった。そして魔人化したユウキから黄色の魔石が一つそして人間の時に使用していた砕けた槍が残っていた。
「アヤッサ、お願い聞いてもらってすまない」
「いえ、ヴリトラ様のお陰で私達は平和に暮らさせていただいているのです。この位のお願い朝飯前ですよ」
トールのお願い、それはユウキの遺品を使った防具の作成だった。完成はしばらく先になるだろうがここはドワーフの村、最高の作品が約束されているのだから期待して待ってもらおう。
「トール、君はどうするつもりだ?」
「俺はしばらくここに滞在するつもりです、避難民の人達が今後どうするかもありますからね」
「了解、ただ問題を起こす場合始末するからそのつもりでいてくれ」
「貴方のやり方はわかってますけど、だいぶ野蛮ですね」
「シンプルと言ってくれ」
確かにこの世界に来てなのかドラゴンになったせいなのかやはり変化が起きてるのだろう、間違いなく地球で持っていた倫理観よりも自身の気持ち、意志など感情が優先されるようになっている気がする。地球に居た時もこのゴミ政治家殺せればとかふと思ったことはあったが実行はできない、力も無かったしね。しかし、今なら間違いなく殺すだろうと思う。その力もあるし邪魔されても跳ね除けることができてしまうからタガが外れてしまっているのかもしれない。せめて向こうで得た知識をメインに考えることを放棄するのは辞めよう、それを辞めたらそれこそ魔物に成り下がるだろうから。
「じゃあ俺達はそろそろ帰るとするかね、アヤッサ、すまないがしばらく頼む、何かあったら連絡してくれ。支援するから」
「はい! 後のことはお任せしてください、ヴリトラ様に栄光あれ!」
「「「栄光あれ!!」」」
周囲のドワーフ達も声を合わせてそう答えてくれた。ここまで信頼されるのは悪い気分じゃないね。
「それじゃ、いったん家に帰ろうか」
「はい!」
「はい、マスター」
俺はドラゴンモード(普段の大きさ)ヘと変身して三人を乗せて飛び立つのだった。
「やれやれ、結構派手な弾丸旅行になったもんだなぁ」
「主様大活躍でしたからね、お疲れさまです」
「マスターの戦闘能力は規格外、その気になれば歴史に名を遺すであろう大魔竜となれるでしょう」
「そんなの興味ないよ、ただのんびり楽しく家族で過ごしたいだけ。それ以上の幸せなんてないでしょ」
異世界で知識の高さを使って王様になる話とかもよく読むけど正直ありえないと思う、優秀だとしても上に立つ者にはそれ相応の立ち回りが必要になるし人を引き付けるカリスマ性が必要になる。帝王学だっけか? 社長とか人の上に立つ者の教育とかもあった気がする、早い話がただの凡人が大勢の人間の命を抱え利用し利用される、ああいうしがらみは大嫌いだし何よりめんどくさいのはごめんだね。
「で、ホノカ君、社会科見学はいかがだったでしょうか?」
俺は手に乗っているホノカに声をかける、想像以上の経験になってしまった気がするがまぁこういう世界なのだからしょうがないかな。
「ニュースで世界情勢がわからないって苦労しますね、こんなにも情報が手に入らないなんて……」
「あっちの世界、情報化社会とは言ったもんだもんなぁ」
実際俺達の場合、家の周辺に石像を立てて管理している。正直、ここも勿論守るが家を守るための防衛ライン、壁としての役割を兼ねてしまっている。我ながらあまりいい考えではないと思うけどね、せめて精一杯守るから許してもらおう。
「貴方はどうやって情報を得ているのですか?」
「そりゃ文字通り飛び回ってだね」
「なるほど……」
実際イリオ&グリフォン、ルーフェやレフィ達飛行可能なメンバーで飛び回って周辺諸国の情報を集めている。それか他国に忍び込むくらいしか情報収集なんてできない、パソコンでハッキングやドローンで探索なんてハイテクこの世界には存在していないのだから、まぁこの世界には魔法があるからまた別のやり方があるだろうしそういうベクトルで考えた方がいいかもしれない。郷に入っては郷に従えっていうし向こうの知識を利用しつつこちらの世界に合わせて応用更新していく必要がある、そして何より核のような最悪の兵器に縋りつくくだらないハリボテの世界平和を掲げたあの世界みたいにはしたくない。できるかどうかはわからないがこちらには魔力という核以上の無限の可能性とエネルギーが満ちているならば可能性を探るのはありだと思う。
「とりあえずこの周辺は見せた、問題はこれから君がどう判断するかだよ」
「え?」
「この世界を見て考えてどうするか決めるといい、申し訳ないけど時間はそんなにないと思うよ」
「……うん」
ちょっと寄り道はしたけど願いは叶えた、後はこの子がどう判断するか次第だな。
「君の判断は尊重する、しかし仮に敵に戻るというなら容赦はしない。俺にも守るものが沢山あるのはわかってくれただろ?」
「はい……」
今後彼女がクラスメイトの元に帰って帝国のために戦うとしてもそれはそれで受け入れる、戦争に復帰するならそれもいいだろうけど、もし俺達に支障を加えるのであれば容赦はしない……さすがに知り合いを殺すことに考えるとこはあるしできれば避けたいと思うけど。
「俺にはまだ懸案事項が残ってるし、急に暴れたりしないでくれよ?」
「恩人にそんなことしません!! それに、あんなに仲良くしてくれたのに……今更剣なんて向けれないよ……」
この子はいい子だ、全員が全員こういう子ならまだ救いようがあるんだけどね、まぁ正直大勢のクソガキの面倒なんて見たくもないけど……
「そろそろ着くよ」
「はい」
俺達は家への帰ってきた。今回、予定よりも時間がかかったこともあり南のリザードマン達の集落には行かなかった。今度お土産持って挨拶にでも行かないとなぁ……うちに住んでるリザードマン達は部族として既にあそこの集落とは分かれているし家族に合わせるような理由もなかったから余計にね。
「お疲れさま、思ったよりも派手な旅になったね」
「でも、この世界がどういうとこなのか少しわかった気がします」
「それは連れて行ったかいがあったな」
「しばらく考えてみるといい、自分がこれからどうしたいかをさ」
「ありがとう」
そう言ってホノカは歩いて行った。あとはお義父さんの問題が解決すれば一段落かなぁ……まったく、どうしてこうも人は問題を起こすのか。差別は必要だよ思うけど方向性が違う、個々の特性を活かすため、能力を伸ばすために差別化をするだけであってけっして優劣をつけて支配したり見下す差別は違うのだ、そんなことしてもロクなことにならないとそろそろ学んでほしいなぁ、どの世界もね。
「カエデ、悪いんだけどエイトと今後の支援やら必要そうなこと調べてもらってもいい?」
「わかりました、とりあえずできることはこちらで進めておきますね」
「ありがと、任せるよ」
「はい!」
そして俺は部屋へと戻ることにした、疲れが溜まっているししばらくはのんびりさせてもらうことにしよう。と、思っていたのだが……
「お義父さんが決めたのならって思ってたんだけどね……」
ホノカ達を連れてちょっとした旅をし、帰ってきた翌日。俺はアズハと部屋で話していた。どうやらイリオ達との会話を聞いていたらしくだいたいの状況はバレてしまっていた……やっぱり隠し事はできないらしい。
「やっぱりあの人は帝国系の人だったんだ」
「うん、帝国貴族の令嬢なんだって。それで友好を結ぶという意味でもお父さんに嫁いできたんだけど……」
そうしてしばらくしたのちあの占領騒動が起きたらしい。
「何と言うか、お父さんの意思が汲まれてない感じだね」
「貴族なんてそんなもんだと思うよ?」
お義父さんはおそらく突然居なくなってしまったアズハの母をずっと愛している、しかし貴族という環境は個々の意思を許してくれない。領地や国の利益や民を考えて動くしがらみにガチガチに拘束されている正直難しいことはわからないけど物凄くめんどくさい立場なのはわかる、興味ないけどね。
「アズハは俺がこれからやろうとしてること、嫌?」
「お父さんは大好きだし大切だよ? でもね、私は貴方の妻なの。それに家族を守る、そのためには手段を択ばないってタカトのやり方もわかってるつもり」
アズハは俺が何をしようとしているのかわかっている。そのうえで納得し受け入れてくれているのだろう。
「それにあの人は私の事嫌いだったみたいだしね、いつも疎ましそうに睨んでたの覚えてる。もしかしたらさっさと嫁がせて交渉の道具にしようとか考えてたのかもね」
「……」
「私はタカトを信じる、だから自分の意志を貫いて……私は貴方の隣でずっと支えるから」
「ありがとう……」
俺はアズハを優しく抱きしめる。アズハは絶対に幸せにしたい、そのために必要なことは全部するし邪魔するのなら誰であろうと許さない……絶対にだ。
「お父さんのことは心配だから終わったらちゃんと教えてね?」
「もちろん、それに子供が産まれたらここに連れてくるからゆっくりしよう」
「うん!」
そして俺達は二人っきりの時間を大切に楽しむのだった。
「アヤッサ、お願い聞いてもらってすまない」
「いえ、ヴリトラ様のお陰で私達は平和に暮らさせていただいているのです。この位のお願い朝飯前ですよ」
トールのお願い、それはユウキの遺品を使った防具の作成だった。完成はしばらく先になるだろうがここはドワーフの村、最高の作品が約束されているのだから期待して待ってもらおう。
「トール、君はどうするつもりだ?」
「俺はしばらくここに滞在するつもりです、避難民の人達が今後どうするかもありますからね」
「了解、ただ問題を起こす場合始末するからそのつもりでいてくれ」
「貴方のやり方はわかってますけど、だいぶ野蛮ですね」
「シンプルと言ってくれ」
確かにこの世界に来てなのかドラゴンになったせいなのかやはり変化が起きてるのだろう、間違いなく地球で持っていた倫理観よりも自身の気持ち、意志など感情が優先されるようになっている気がする。地球に居た時もこのゴミ政治家殺せればとかふと思ったことはあったが実行はできない、力も無かったしね。しかし、今なら間違いなく殺すだろうと思う。その力もあるし邪魔されても跳ね除けることができてしまうからタガが外れてしまっているのかもしれない。せめて向こうで得た知識をメインに考えることを放棄するのは辞めよう、それを辞めたらそれこそ魔物に成り下がるだろうから。
「じゃあ俺達はそろそろ帰るとするかね、アヤッサ、すまないがしばらく頼む、何かあったら連絡してくれ。支援するから」
「はい! 後のことはお任せしてください、ヴリトラ様に栄光あれ!」
「「「栄光あれ!!」」」
周囲のドワーフ達も声を合わせてそう答えてくれた。ここまで信頼されるのは悪い気分じゃないね。
「それじゃ、いったん家に帰ろうか」
「はい!」
「はい、マスター」
俺はドラゴンモード(普段の大きさ)ヘと変身して三人を乗せて飛び立つのだった。
「やれやれ、結構派手な弾丸旅行になったもんだなぁ」
「主様大活躍でしたからね、お疲れさまです」
「マスターの戦闘能力は規格外、その気になれば歴史に名を遺すであろう大魔竜となれるでしょう」
「そんなの興味ないよ、ただのんびり楽しく家族で過ごしたいだけ。それ以上の幸せなんてないでしょ」
異世界で知識の高さを使って王様になる話とかもよく読むけど正直ありえないと思う、優秀だとしても上に立つ者にはそれ相応の立ち回りが必要になるし人を引き付けるカリスマ性が必要になる。帝王学だっけか? 社長とか人の上に立つ者の教育とかもあった気がする、早い話がただの凡人が大勢の人間の命を抱え利用し利用される、ああいうしがらみは大嫌いだし何よりめんどくさいのはごめんだね。
「で、ホノカ君、社会科見学はいかがだったでしょうか?」
俺は手に乗っているホノカに声をかける、想像以上の経験になってしまった気がするがまぁこういう世界なのだからしょうがないかな。
「ニュースで世界情勢がわからないって苦労しますね、こんなにも情報が手に入らないなんて……」
「あっちの世界、情報化社会とは言ったもんだもんなぁ」
実際俺達の場合、家の周辺に石像を立てて管理している。正直、ここも勿論守るが家を守るための防衛ライン、壁としての役割を兼ねてしまっている。我ながらあまりいい考えではないと思うけどね、せめて精一杯守るから許してもらおう。
「貴方はどうやって情報を得ているのですか?」
「そりゃ文字通り飛び回ってだね」
「なるほど……」
実際イリオ&グリフォン、ルーフェやレフィ達飛行可能なメンバーで飛び回って周辺諸国の情報を集めている。それか他国に忍び込むくらいしか情報収集なんてできない、パソコンでハッキングやドローンで探索なんてハイテクこの世界には存在していないのだから、まぁこの世界には魔法があるからまた別のやり方があるだろうしそういうベクトルで考えた方がいいかもしれない。郷に入っては郷に従えっていうし向こうの知識を利用しつつこちらの世界に合わせて応用更新していく必要がある、そして何より核のような最悪の兵器に縋りつくくだらないハリボテの世界平和を掲げたあの世界みたいにはしたくない。できるかどうかはわからないがこちらには魔力という核以上の無限の可能性とエネルギーが満ちているならば可能性を探るのはありだと思う。
「とりあえずこの周辺は見せた、問題はこれから君がどう判断するかだよ」
「え?」
「この世界を見て考えてどうするか決めるといい、申し訳ないけど時間はそんなにないと思うよ」
「……うん」
ちょっと寄り道はしたけど願いは叶えた、後はこの子がどう判断するか次第だな。
「君の判断は尊重する、しかし仮に敵に戻るというなら容赦はしない。俺にも守るものが沢山あるのはわかってくれただろ?」
「はい……」
今後彼女がクラスメイトの元に帰って帝国のために戦うとしてもそれはそれで受け入れる、戦争に復帰するならそれもいいだろうけど、もし俺達に支障を加えるのであれば容赦はしない……さすがに知り合いを殺すことに考えるとこはあるしできれば避けたいと思うけど。
「俺にはまだ懸案事項が残ってるし、急に暴れたりしないでくれよ?」
「恩人にそんなことしません!! それに、あんなに仲良くしてくれたのに……今更剣なんて向けれないよ……」
この子はいい子だ、全員が全員こういう子ならまだ救いようがあるんだけどね、まぁ正直大勢のクソガキの面倒なんて見たくもないけど……
「そろそろ着くよ」
「はい」
俺達は家への帰ってきた。今回、予定よりも時間がかかったこともあり南のリザードマン達の集落には行かなかった。今度お土産持って挨拶にでも行かないとなぁ……うちに住んでるリザードマン達は部族として既にあそこの集落とは分かれているし家族に合わせるような理由もなかったから余計にね。
「お疲れさま、思ったよりも派手な旅になったね」
「でも、この世界がどういうとこなのか少しわかった気がします」
「それは連れて行ったかいがあったな」
「しばらく考えてみるといい、自分がこれからどうしたいかをさ」
「ありがとう」
そう言ってホノカは歩いて行った。あとはお義父さんの問題が解決すれば一段落かなぁ……まったく、どうしてこうも人は問題を起こすのか。差別は必要だよ思うけど方向性が違う、個々の特性を活かすため、能力を伸ばすために差別化をするだけであってけっして優劣をつけて支配したり見下す差別は違うのだ、そんなことしてもロクなことにならないとそろそろ学んでほしいなぁ、どの世界もね。
「カエデ、悪いんだけどエイトと今後の支援やら必要そうなこと調べてもらってもいい?」
「わかりました、とりあえずできることはこちらで進めておきますね」
「ありがと、任せるよ」
「はい!」
そして俺は部屋へと戻ることにした、疲れが溜まっているししばらくはのんびりさせてもらうことにしよう。と、思っていたのだが……
「お義父さんが決めたのならって思ってたんだけどね……」
ホノカ達を連れてちょっとした旅をし、帰ってきた翌日。俺はアズハと部屋で話していた。どうやらイリオ達との会話を聞いていたらしくだいたいの状況はバレてしまっていた……やっぱり隠し事はできないらしい。
「やっぱりあの人は帝国系の人だったんだ」
「うん、帝国貴族の令嬢なんだって。それで友好を結ぶという意味でもお父さんに嫁いできたんだけど……」
そうしてしばらくしたのちあの占領騒動が起きたらしい。
「何と言うか、お父さんの意思が汲まれてない感じだね」
「貴族なんてそんなもんだと思うよ?」
お義父さんはおそらく突然居なくなってしまったアズハの母をずっと愛している、しかし貴族という環境は個々の意思を許してくれない。領地や国の利益や民を考えて動くしがらみにガチガチに拘束されている正直難しいことはわからないけど物凄くめんどくさい立場なのはわかる、興味ないけどね。
「アズハは俺がこれからやろうとしてること、嫌?」
「お父さんは大好きだし大切だよ? でもね、私は貴方の妻なの。それに家族を守る、そのためには手段を択ばないってタカトのやり方もわかってるつもり」
アズハは俺が何をしようとしているのかわかっている。そのうえで納得し受け入れてくれているのだろう。
「それにあの人は私の事嫌いだったみたいだしね、いつも疎ましそうに睨んでたの覚えてる。もしかしたらさっさと嫁がせて交渉の道具にしようとか考えてたのかもね」
「……」
「私はタカトを信じる、だから自分の意志を貫いて……私は貴方の隣でずっと支えるから」
「ありがとう……」
俺はアズハを優しく抱きしめる。アズハは絶対に幸せにしたい、そのために必要なことは全部するし邪魔するのなら誰であろうと許さない……絶対にだ。
「お父さんのことは心配だから終わったらちゃんと教えてね?」
「もちろん、それに子供が産まれたらここに連れてくるからゆっくりしよう」
「うん!」
そして俺達は二人っきりの時間を大切に楽しむのだった。
12
お気に入りに追加
924
あなたにおすすめの小説
異世界に転生したのでとりあえず好き勝手生きる事にしました
おすし
ファンタジー
買い物の帰り道、神の争いに巻き込まれ命を落とした高校生・桐生 蓮。お詫びとして、神の加護を受け異世界の貴族の次男として転生するが、転生した身はとんでもない加護を受けていて?!転生前のアニメの知識を使い、2度目の人生を好きに生きる少年の王道物語。
※バトル・ほのぼの・街づくり・アホ・ハッピー・シリアス等色々ありです。頭空っぽにして読めるかもです。
※作者は初心者で初投稿なので、優しい目で見てやってください(´・ω・)
更新はめっちゃ不定期です。
※他の作品出すのいや!というかたは、回れ右の方がいいかもです。
異世界でゆるゆるスローライフ!~小さな波乱とチートを添えて~
イノナかノかワズ
ファンタジー
助けて、刺されて、死亡した主人公。神様に会ったりなんやかんやあったけど、社畜だった前世から一転、ゆるいスローライフを送る……筈であるが、そこは知識チートと能力チートを持った主人公。波乱に巻き込まれたりしそうになるが、そこはのんびり暮らしたいと持っている主人公。波乱に逆らい、世界に名が知れ渡ることはなくなり、知る人ぞ知る感じに収まる。まぁ、それは置いといて、主人公の新たな人生は、温かな家族とのんびりした自然、そしてちょっとした研究生活が彩りを与え、幸せに溢れています。
*話はとてもゆっくりに進みます。また、序盤はややこしい設定が多々あるので、流しても構いません。
*他の小説や漫画、ゲームの影響が見え隠れします。作者の願望も見え隠れします。ご了承下さい。
*頑張って週一で投稿しますが、基本不定期です。
*無断転載、無断翻訳を禁止します。
小説家になろうにて先行公開中です。主にそっちを優先して投稿します。
カクヨムにても公開しています。
更新は不定期です。
クラス転移で裏切られた「無」職の俺は世界を変える
ジャック
ファンタジー
私立三界高校2年3組において司馬は孤立する。このクラスにおいて王角龍騎というリーダーシップのあるイケメンと学園2大美女と呼ばれる住野桜と清水桃花が居るクラスであった。司馬に唯一話しかけるのが桜であり、クラスはそれを疎ましく思っていた。そんなある日クラスが異世界のラクル帝国へ転生してしまう。勇者、賢者、聖女、剣聖、など強い職業がクラスで選ばれる中司馬は無であり、属性も無であった。1人弱い中帝国で過ごす。そんなある日、八大ダンジョンと呼ばれるラギルダンジョンに挑む。そこで、帝国となかまに裏切りを受け─
これは、全てに絶望したこの世界で唯一の「無」職の少年がどん底からはい上がり、世界を変えるまでの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
カクヨム様、小説家になろう様にも連載させてもらっています。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
3521回目の異世界転生 〜無双人生にも飽き飽きしてきたので目立たぬように生きていきます〜
I.G
ファンタジー
神様と名乗るおじいさんに転生させられること3521回。
レベル、ステータス、その他もろもろ
最強の力を身につけてきた服部隼人いう名の転生者がいた。
彼の役目は異世界の危機を救うこと。
異世界の危機を救っては、また別の異世界へと転生を繰り返す日々を送っていた。
彼はそんな人生で何よりも
人との別れの連続が辛かった。
だから彼は誰とも仲良くならないように、目立たない回復職で、ほそぼそと異世界を救おうと決意する。
しかし、彼は自分の強さを強すぎる
が故に、隠しきることができない。
そしてまた、この異世界でも、
服部隼人の強さが人々にばれていく
のだった。
異世界転生した俺は平和に暮らしたいと願ったのだが
倉田 フラト
ファンタジー
「異世界に転生か再び地球に転生、
どちらが良い?……ですか。」
「異世界転生で。」
即答。
転生の際に何か能力を上げると提案された彼。強大な力を手に入れ英雄になるのも可能、勇者や英雄、ハーレムなんだって可能だったが、彼は「平和に暮らしたい」と言った。何の力も欲しない彼に神様は『コール』と言った念話の様な能力を授け、彼の願いの通り平和に生活が出来る様に転生をしたのだが……そんな彼の願いとは裏腹に家庭の事情で知らぬ間に最強になり……そんなファンタジー大好きな少年が異世界で平和に暮らして――行けたらいいな。ブラコンの姉をもったり、神様に気に入られたりして今日も一日頑張って生きていく物語です。基本的に主人公は強いです、それよりも姉の方が強いです。難しい話は書けないので書きません。軽い気持ちで呼んでくれたら幸いです。
なろうにも数話遅れてますが投稿しております。
誤字脱字など多いと思うので指摘してくれれば即直します。
自分でも見直しますが、ご協力お願いします。
感想の返信はあまりできませんが、しっかりと目を通してます。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる